アイネット証券(FX)評判・ループイフダン口座の特徴は?|スワップポイント・スプレッドを紹介

(公開日:

アイネット証券(アイネットFX)はISグループ傘下でFXサービスを提供している。任意のタイミングで行う取引のほか、「ループイフダン」を利用した自動売買取引も可能だ。

スプレッド(取引コスト)は「米ドル/円」の取引コストで「0.7~1.8銭」と、高シェアのFX会社に比べると比較的広めの設定をしている。

アイネット証券を簡潔にまとめると?:FXの自動売買初心者に向いている

アイネット証券は自動売買を行いたい方に推奨される。

自動売買に関するプログラミングなどの専門的な知識がない人やFX初心者の人でも、自動売買を気軽に体験できるのがアイネット証券のループイフダンだ。

将来的には自動売買をメインで取引したい場合や、サブ口座で気楽に自動売買がしたい場合にも有力な候補になるだろう。

自動売買に興味がない人にはメリットを感じにくくなるかもしれないが、自動売買の入門用口座としては最適なFX会社の一つといえるだろう。

アイネット証券のクチコミ(口コミ)・評判は?

思っていた以上に利益を生んでくれているツール

ここの「ループイフダン」は、思っていた以上に利益を生んでくれているので重宝しています。こうした自動で売買を繰り返してくれるシステムを使えるというのは利用者側からすればかなりお得感があります。24時間自動で売買ができるため、とても有益なツールだと思っています。それと、このシステムは10000通貨からではなく1000通貨から利用できるというのが有り難いです。少額での取引が可能なので、資金管理さえ気を付ければロスカットせずに済みます。
ただしトレンド相場には弱いので、その時はシステムを止めています。理由は、このシステムはレンジ相場に強くトレンド相場には弱いからです。また、サーバーに関しては安定感もあって安心して取引ができますので満足しています。さらにサポート体制もしっかりしていて返信も早いので、好感度はかなり高いです。

★★★★★4点
(40代・男性)

ループイフダンは非常に使いやすいツール

こちらの取引ツールであるループイフダンをかれこれ数年間利用していますが、わたしには非常に使いやすいツールのように感じます。取引単位が1000通貨から設定できるというのはアイネット証券の魅力だと思います。今回のコロナの影響などを考えると強制ロスカットなどのリスクが怖いと感じてしまう方もいらっしゃると思いますが、ロスカットの設定も自由に変更することができるようになっているので、相場の変動が激しくなった時の対応が取りやすいです。

★★★★★5点
(40代・男性)

通貨ペアの種類が多く1000通貨単位からトレードできるのがメリット

通貨ペアの種類が多いのが良いところです。メインは米ドルと円を使っていますが現在では少額でユーロと円も取引しています。私は、まだ初心者なので小額から始めており最低取引金額が1万通貨が多い中、1000通貨でも取引できるのが最大のメリットです。
取引コストは他の口座と比べて少し高いです。私がメインで取引している米ドルと円は一番安いですがそれでも約1.5銭ほどかかります。南アフリカやスイスなども取引したかったのですが10銭以上かかる場合があるので諦めました。

★★★★★4点
(30代・男性)

アイネット証券のメリット──初心者でも簡単に自動売買ができる

アイネット証券の最大の特徴はループイフダンによる自動売買だ。自動売買ができるFX会社は他にもあるが、プログラミングの知識が必要になる場合もあり、多くは上級者向けである。

しかし、アイネット証券の自動売買は値幅を指定するだけだ。特別な知識がなくてもFXの自動売買を簡単におこなえるので初心者向きである。

自作のプログラミングを利用できるなどカスタマイズ性を求めるのであれば最適とはいえないが、初心者が自動売買を始めるのには十分におすすめできるFX会社といえるだろう。

アイネット証券のデメリット──スプレッドが全体的に広くコストがかかる

アイネット証券のスプレッドは比較的広めだ。特にループイフダン口座に関しては広めに設定されており、自動売買の手数料を含めたスプレッドであることが推測できる。

しかし、自動売買を絡めない通常の取引をする場合も、通貨ペアが多いメリットは享受できる一方で、取引の際はコスト面に注意したい。

アイネット証券のデメリットを補えるFX会社

FX会社にはそれぞれ強みがあるので、複数の口座を開設するのが最適だ。アイネット証券のデメリットを補完するFX会社は業界最良水準のスプレッドを持つSBI FX トレードである。

アイネット証券で自動売買をおこない、スプレッドの狭いSBI FX トレードで通常の取引を行う使い分けが可能となる。

アイネット証券はスプレッドが広めなのがデメリットなので、自動売買以外の取引をするならスプレッドの狭いSBI FX トレードに口座を開設するのがよいだろう。

アイネット証券の概要──2種の口座

アイネット証券は「ISグループ」傘下でFXサービスを提供している。2003年に「IPO証券」として設立したが、2008年に同グループに買収され、翌年アイネット証券へ商号を変えた。

顧客口座数は90,000口座以上、1人あたりの預かり証拠金の平均は200万円以下、自己資本比率は578.5%(2021年 6月末日時点)だ。

アイネット証券は以下2種類の口座を用意している。レバレッジはいずれも最大25倍だ。

アイネット証券の口座の種類
  • アイネットFX口座=裁量取引(任意のタイミングで取引)
  • ループイフダン口座=自動売買取引(設定した条件で売買を繰り返す)

それぞれの口座で取引ルールが異なるので注意しよう。

「アイネットFX口座」の概要

出典:アイネットFX口座

「アイネットFX口座」は、裁量取引(任意のタイミングで行う取引)を行う口座だ。一般的なFXトレードができる口座といえるだろう。

3つの取引コース 初心者は「アイネット25G」が向いている

アイネットFX口座は、さらに「アイネット25」「アイネット25S」「アイネット25G」の3つのコースに分けられる。

それぞれのコースの大きな違いは「ロスカット水準」で「アイネット25」と「アイネット25S」は、証拠金維持率が15%を下回るまでロスカットされないが、「アイネット25G」は100%を下回った時点でロスカットされる。

口座の種類 ロスカット基準 追証制度
アイネット25 証拠金維持率:15% なし
アイネット25S 証拠金維持率:15% あり
アイネット25G 証拠金維持率:100% なし

ロスカットは損失を限定するために行われる。執行される基準(証拠金維持率)は低い方が遅いロスカットとなり、いざロスカットされた際の損失が大きくなってしまう。

取引に慣れていない人はロスカットが早い「アイネット25G」をおすすめする。

24種の取引通貨ペア 1万通貨単位の取引

アイネットFX口座では、以下24種の通貨ペアで取引が可能だ。

米ドル/円 スイスフラン/円 ユーロ/豪ドル 米ドル/カナダドル
ユーロ/円 南アフリカランド/円 英ポンド/豪ドル ユーロ/カナダドル
豪ドル/円 ユーロ/米ドル ユーロ/英ポンド 米ドル/スイスフラン
英ポンド/円 豪ドル/米ドル ユーロ/NZドル ユーロ/スイスフラン
NZドル/円 英ポンド/米ドル 豪ドル/NZドル 豪ドル/スイスフラン
カナダドル/円 NZドル/米ドル 英ポンド/NZドル 英ポンド/スイスフラン
 
アイネットFX口座でのみ取引できる通貨ペア
  • ユーロ/NZドル
  • 英ポンド/NZドル

アイネットFXの最低取引数量は1万通貨。ただし、「南アフリカランド/円」のみ最低取引数量10万通貨となっている。

「ループイフダン口座」の概要

出典:ループイフダン口座

ループイフダン口座とは、自動売買ツール「ループイフダン」を利用してFX取引を行う口座だ。

ループイフダンとは

ループイフダンは、新規注文と決済注文を事前に設定する条件で自動的に繰り返すシステムだ。

自動売買の条件は値幅などで簡単に設定できる。プログラミング等の知識は不要なので、自動売買の中でもシンプルなタイプといえよう。

24種の取引通貨ペア 1,000通貨単位の取引

取引できる通貨ペアはアイネットFX口座と一部異なっている。以下を参照してほしい。

米ドル/円 スイスフラン/円 英ポンド/米ドル 米ドル/カナダドル
ユーロ/円 南アフリカランド/円 NZドル/米ドル ユーロ/カナダドル
豪ドル/円 メキシコペソ/円 ユーロ/豪ドル 米ドル/スイスフラン
英ポンド/円 トルコリラ/円 英ポンド/豪ドル ユーロ/スイスフラン
NZドル/円 ユーロ/米ドル ユーロ/英ポンド 豪ドル/スイスフラン
カナダドル/円 豪ドル/米ドル 豪ドル/NZドル 英ポンド/スイスフラン
ループイフダン口座でのみ取引できる通貨ペア
  • メキシコペソ/円
  • トルコリラ/円

ループイフダン口座の最低取引数量、および取引単位は1,000通貨で、「南アフリカランド/円」「メキシコペソ/円」のみ1万通貨となる。アイネットFX口座より少額での取引が可能だ。

アイネット証券のスプレッド──比較的広めに設定

アイネット証券の対円通貨ペアのスプレッドを以下にまとめる。

通貨ペア アイネットFX口座 ループイフダン口座
米ドル/円 0.7~1.8銭 2.0銭
ユーロ/円 1.4~2.0銭 3.0銭
豪ドル/円 1.5~4.0銭 4.0銭
英ポンド/円 2.0~5.2銭 5.0銭
NZドル/円 2.0~6.5銭 6.0銭
カナダドル/円 2.5~5.5銭 5.0銭
スイスフラン/円 3.0~10.0銭 4.0銭
南アフリカランド/円 15銭 7.0銭
トルコリラ/円 ※取り扱いなし 9.0銭
メキシコペソ/円 ※取り扱いなし 1.0銭

シェアの高いFX会社と「米ドル/円」「ユーロ/円」「豪ドル/円」のスプレッドを比較すると、アイネット証券が比較的高めにコストを設定していることがわかる。

アイネット証券のスワップポイント──マイナスポジションを取ると損失が大きい

アイネット証券の対円通貨5種類のスワップポイントについて下記の表にまとめた。

2021年9月16日適用のスワップポイント

通貨ペア
米ドル/円 ▲12 9
ユーロ/円 15 ▲20
英ポンド/円 ▲23 18
スイスフラン/円 18 ▲23
トルコリラ/円 ▲59 45

※上記は1万通貨あたりのスワップポイント

トルコリラ/円で買いポジションを取るとき、政策金利が不変の場合は毎日1万通貨あたりで42円の収入が発生するため1年で15,330円の収益が得られる仕組みだ。

一方で、売りポジションを取る場合は毎日137円をスワップポイントという形で支払わなければならない。

発生するスワップポイントよりマイナスのスワップポイントが大きいので、長期的なポジションを取るなら注意が必要だ。

また、スワップポイントは政策金利などの市況に左右されるので詳しく知りたい人は最新のスワップポイントを確認しよう。

アイネット証券の口座開設の流れ

「アイネット証券」で取引するためには、専用の口座開設が必要だ。

口座の開設には本人確認書類とマイナンバー確認書類の提出が必要なため、準備しておこう。

口座開設の流れ

アイネット証券の口座を開設する流れは次の通り。

  1. Webの口座開設ページより申込み
  2. 本人確認書類の提出
  3. 審査後、口座開設完了の案内が届く
  4. 取引開始

口座開設ページより基本情報を入力し、本人確認書類を提出すると、審査後に「口座開設完了のご案内」が「転送不要の簡易書留郵便」で送られてくる。

この際、本人確認書類の提出方法は4つあり、最短で取引開始できる方法は「Webアップロード」で、平日なら翌々日に書留郵便が届く。届いた書類に記載されているログインIDを使ってログインすれば、取引開始だ。

本人確認書類の提出方法は4つ

本人確認書類の提出方法は、次の4つの中から選ぶことができる。

  • アップロード
  • メール
  • 郵送
  • FAX

「アップロード」の場合、口座開設申込時に届くメールにアップロードURLが記載されているので、本人確認書類とマイナンバー確認書類を撮影したものを、専用URLへアップロードする。最短で翌々日に「口座開設完了のご案内」が届くので、早く取引開始したい場合はおすすめの方法だ。

「メール」の場合は、撮影またはスキャンした画像データを、メールに添付して送信する。その際、件名には「確認書類の送付」、本文には「名前/フリガナ」「生年月日」「住所」「電話番号」を必ず記入しよう。

  • 送信先メールアドレス:fx-send-cert@inet-sec.co.jp

「郵送」の場合は、本人確認書類とマイナンバー確認書類のコピーを取り、余白部分に「名前/フリガナ」「生年月日」「住所」「電話番号」を記載して郵送する。郵送時は専用封筒をダウンロードし、プリントアウトして利用できる。この際、切手は必要ない。

郵送先住所
  • 〒100-6224
  • 東京都千代田区丸の内1-11-1
  • パシフィックセンチュリープレイス丸の内24階
  • 株式会社アイネット証券 業務部口座開設係り

「FAX」の場合は、郵送と同じく本人確認書類とマイナンバー確認書類のコピーを取り、余白部分に「名前/フリガナ」と「生年月日」「住所」「電話番号」を記載してFAX送信する。

  • FAX送信先:03-5293-6300

なお、土日の申込は翌営業日の受付となり、本人確認書類到着後の「口座開設完了のご案内」翌々日到着は、郵送の都合上、本州のみとなる。また、書類の不備や現住所が異なる場合は時間がかかる場合があるので注意しよう。

アイネット証券の取引ツール──「i-NET TRADER」PCやスマホで利用可能

出典:アイネット証券

アイネット証券は取引ツール「i-NET TRADER」を提供している。チャート分析や画面のカスタマイズができるため、より良い環境で取引できるだろう。

PC向けではダウンロード版とブラウザ版、スマホ向けではAndroid版とiPhone版を用意している。タブレットでも利用可能だ。

アイネット証券で利益を得た場合は確定申告が必要

アイネット証券の自動売買で利益を得たなら、源泉徴収制度がないので原則として確定申告が必要である。アイネット証券では確定申告に役立つ金融商品取引年間報告書を出力できる。

ログインしてレポートを開き、金融商品取引年間報告書をクリックして、期間を指定後にレポート呼出をおこなえば、1年間の取引の結果の表示が可能だ。1月1日~12月31日といったように期間を指定して確定申告書類の作成に役立てよう。

また、アイネットFX口座、ループイフダン口座は共通でないため、両方利用している場合はそれぞれ別に出力する必要がある。

自動売買を利用するときの注意点

自動売買はFX初心者向きということは、これまでの解説で理解できたのではないかと思うが、自動売買は便利な反面注意点も存在する。

自動売買を利用した場合に自動的に取引が完了し、また利益が出ている場合に利益が出ているからといってフィードバックを行わない投資家やユーザーが多い。

そのため利益が出なくなった場合でも「なぜ利益が出ないのか?」という重要なポイントが理解できないままとなってしまう。

取引は自動ではあるものの、なぜ利益が出ているのか、利益が出ないのかという点を週末でもいいのでフィードバックを行いながら振り返ることが大切だろう。

動画でもFXを勉強(松井証券によるFX動画の例)

アイネット証券はFXの自動売買初心者に向いている。特に知識がない人でも使いやすい。

ただし取引する中で聞きなれない言葉がでてくることもあるだろう。そのようなときは動画でもFXを学ぶことができる。

たとえば「MATSUI FX」(通貨ペアの追加や主要ネット証券初の1通貨単位取引導入など、2021年2月にサービス内容がリニューアルされた)を運営する松井証券は以下のように動画でFXについて解説するシリーズを用意している。

 
動画は全6話から成り立っており、「FXとはなにか」「リスクはないのか」などわかりやすく解説されているため、ぜひ活用したい。
(画像:Shutterstock)

この記事をシェアする