MATSUI FX(松井証券)の評判:短所、キャンペーンやアプリ

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MATSUI FX」は松井証券提供のFXサービスだ。2021年2月にリニューアルし、通貨ペアを追加や主要ネット証券初の1通貨単位取引導入など、サービス内容が刷新された。

結論からいえば、MATSUI FXは少額取引を行いたい方に推奨されるFX口座だ。同じく少額取引できる以下3社と比較し、口座開設を検討したい。

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか
SBI FXトレード全34通貨ペアで1通貨単位取引OK唯一マイナー通貨の少額取引可能「ブラジルレアル」などのマイナー通貨も取り扱う
さまざまな通貨で少額FXを行いたい方に推奨される
ネオモバFX最低取引単位1通貨スプレッド0はネオモバだけ(ドル円、1,000通貨以下)1,000通貨以下のドル円スプレッド0
少額かつドル円トレーダーに推奨
LINE FX1,000通貨単位取引。いつもの「LINE」で取引可能3社で唯一米国株取引可能「国内株」「米国株」「投資信託」を取り扱い、いずれも少額取引可能。3社で最も選択肢が多い
FX以外の少額取引を行いたいならLINE FX

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

MATSUI FX(松井証券)を簡潔にまとめると?:少額トレーダーに向く

MATSUI FXは1通貨単位で取引できる。従来は1万通貨単位が主流で、ある程度まとまった金額でないと取引できなかった。現在では1,000通貨単位取引が多くなってきたが、MATSUI FXはさらに小さい金額で取引が可能だ。

少ない金額で取引を始めたい初心者はもちろん、取引を1通貨単位で調整したい方に向くだろう。

MATSUI FX(松井証券)のメリット

初心者に向いている点がMATSUI FXのメリットだ。すべての通貨ペアで1通貨単位ができるため少額の取引が可能で、レバレッジ率の小さいコースの選択もできる。取引に慣れていない初心者でも比較的簡単に資金管理できるだろう。夜間対応のコールセンターも初心者に向いているポイントだ。

MATSUI FXのリニューアルコンセプトは「初めての方でも少額から簡単に始められる“あんしんFX”」だ。初心者はMATSUI FXにメリットを感じやすいと思われる。

MATSUI FX(松井証券)のデメリット

直接入出金できない

MATSUI FXのデメリットは入出金にある。FX口座へ直接入金はできず、また直接FX口座から出金もできない。必ず証券口座を介して入出金を行う必要があり、毎回証券口座とFX口座間で振替作業が必要になる。振替はリアルタイムで可能だが、振替できない時間帯に注意が必要だ。

なお、証券口座へのリアルタイム入金は「ネットリンク入金」か「らくらく振替入金」で可能だが、それぞれ指定の銀行口座の用意が必要だ。

電話サポートが24時間ではない

MATSUI FXは電話で問い合わせを受け付けているが、受付時間は平日7:00~23:00。深夜の電話問い合わせは受け付けていない。

FXは24時間相場が動くため、深夜に取引を行う方も少なくないだろう。23時までの対応は比較的長いが、24時間受け付けていない点はデメリットといえるだろう。

MATSUI FX(松井証券)のデメリットを補完できるFX会社

上述の通り、MATSUI FXには深夜の電話サポートを受けられないデメリットがある。「外為どっとコム」で口座開設を行うとデメリットを補完できるだろう。

外為どっとコムは電話を24時間受け付けている。深夜取引がメインの方でも十分なサポートをうけられるだろう。日中の取引はMATSUI FX、深夜取引は外為どっとコムといったように、両方の口座を使い分けるといいだろう。

MATSUI FX(松井証券)の評判

松井証券は以前から店頭FXを提供していたが、2021年2月20日に「MATSUI FX」としてリニューアルを行った。通貨ペアを拡充し、全通貨ペアで1通貨単位の取引を可能にした。またスプレッドも業界最狭水準まで引き下げている。

ほかに、夜間まで受け付け可能なコールセンターの開設など、これまでのFXと比較しサービス内容が刷新されている。今注目のFX会社といえるだろう。

MATSUI FX(松井証券)の概要:主要ネット証券初、1通貨単位取引

MATSUI FXについて、通貨ペアや取引ルールなどの概要をまとめる。

全20通貨ペアで1通貨単位取引が可能

MATSUI FXは全20通貨ペアを取り扱い、うち対円通貨ペアは10種ある。MATSUI FXの取り扱い通貨ペアは以下の通り。

米ドル/円ポンド/円ユーロ/米ドルポンド/豪ドル
ユーロ/円NZドル/円豪ドル/米ドル米ドル/スイス
豪ドル/円ランド/円ポンド/米ドルポンド/スイス
カナダ/円トルコリラ/円NZドル/米ドルユーロ/ポンド
スイス/円メキシコペソ/円ユーロ/豪ドル豪ドル/NZドル

MATSUI FXはすべての通貨ペアで1通貨単位の取引が可能だ。1通貨単位取引は、FX専業会社ではすでにあるが、主要ネット証券では初めてだ。取引金額を調整しやすいFX会社といえるだろう。

注文方法は9種

MATSUI FXでは以下9つの注文方法が可能だ。シンプルな「指値注文」や「成行注文」のほか、複雑な条件を指定し取引できる。

指値注文取引を成立させるレートを指定する注文
成行注文取引を成立させるレートを指定せず、発注時にMATSUI FXが提示したレートで取引を成立させる注文
成行(ストリーミング)注文取引を成立させるレートを指定せず、発注時にMATSUI FXが提示したレートで取引を成立させる注文 あらかじめ取引を成立させる範囲を指定でき、その範囲から外れるレートでは取引成立しない
逆指値注文注文発注のレート(トリガー価格)を指定し、トリガー価格に到達した時点で「成行注文」を出す注文
追跡指値注文(OCO)2つの異なる注文を同時に出し、いずれかが成立した場合に、もう1つの注文を取り消す注文
決済予約注文(IFD)新規注文時が成立した場合(1次注文)に、有効な決済レート(2次注文)をあらかじめ指定できる注文
IFO注文「追跡指値注文(OCO)」と「決済予約注文(IFD)」を組み合わせた方法 新規注文が成立した場合(1次注文)、有効な決済レート(2次注文)を「追跡指値注文(OCO)」であらかじめ指定できる注文
一括決済注文すべての保有ポジションを「成行注文」で決済できる注文
FIFO(先入先出)注文保有ポジションの反対の新規注文(両建て)を出す際に、古いポジションから自動的に決済される注文

MATSUI FX(松井証券)4つのレバレッジコース

MATSUI FXはレバレッジ率を以下4コースから選択できる。

  • スタンダード25倍コース
  • 低レバレッジ10倍コース
  • 低レバレッジ5倍コース
  • レバレッジなしコース

「スタンダード25倍コース」なら差し入れる証拠金の25倍の取引が可能だ。仮に証拠金を100万円差し入れる場合、2,500万円まで取引できる。「レバレッジなしコース」の場合、100万円までの取引だ。

「スタンダード25倍コース」でも、取引数量は1通貨単位で任意に選択できる。常に証拠金の25倍の取引を行う必要はなく、実質的にはレバレッジをコントロールできる。

レバレッジのコントロールに不安がある初心者の場合、レバレッジ率の低いコースを選択してもよいだろう。レバレッジコースは変更できるため、取引に慣れた後にレバレッジ率の高いコースへ移ることも可能だ。

ロスカットについて

MATSUI FXは、ロスカット率を50%・60%・70%・80%・90%の5つから選択できる。ロスカット率が低いほどロスカットが遅くなるため、長くポジションを維持できる。

ただし、いずれのロスカット率でも、100%を下回ると「追証」が必要だ。追証は翌取引日の15時までに、100%を回復できるまで入金を行うか、または保有ポジションの決済が求められる。15時までに解消できない場合、強制的にロスカットが行われる。

月曜朝7:00から取引可能

MATSUI FXは月曜朝7時から取引できる。ただし、火曜~土曜の6:55~7:10(米国夏時間は5:55~6:10)に行われる「データ一括処理時間」は注文訂正のみの受付となる。

平日23時までコールセンター対応

MATSUI FXは「MATSUI FXあんしんサポート」として、月~金の7~23時までコールセンターで問い合わせを受け付けている。米国時間が活況になる時間帯まで受け付けているので、万が一のトラブルにも安心できるだろう。

MATSUI FX(松井証券)のスプレッド

MATSUI FXのスプレッド(取引コスト)は「業界最狭水準(HPより)」だ。全通貨ペアのスプレッドは以下の通り。

米ドル/円0.2銭ユーロ/米ドル0.4pips
ユーロ/円0.5銭豪ドル/米ドル0.9 pips
豪ドル/円0.7銭ポンド/米ドル1.0 pips
カナダ/円1.7銭NZドル/米ドル1.7 pips
スイス/円1.8銭ユーロ/豪ドル1.6 pips
ポンド/円1.1銭ポンド/豪ドル3.3 pips
NZドル/円1.2銭米ドル/スイス1.7 pips
ランド/円1.0銭ポンド/スイス2.9 pips
トルコリラ/円2.9銭ユーロ/ポンド1.1 pips
メキシコペソ/円0.3銭豪ドル/NZドル2.5 pips

主要FX会社との比較

ここでMATSUI FXの取引コストを客観的に見るため、ほかのFX会社との比較を行う。対象は、「オリコン顧客満足度調査 おすすめのFX取引ランキング2021年(取引手数料のランキング)」でTOP3にランクインした「ヒロセ通商(LION FX)」「SBI FXトレード」「GMOクリック証券(FXネオ)」だ。

主要3通貨ペア「米ドル/円」「ユーロ/円」「豪ドル/円」のスプレッドについて、MATSUI FXと3社を比較した結果は以下の通り。

MATSUI FXヒロセ通商SBI FXトレードGMOクリック
証券
米ドル/円0.2銭0.2銭0.1銭0.2銭
ユーロ/円0.5銭0.4銭0.49銭0.5銭
豪ドル/円0.7銭0.6銭0.69銭0.7銭
SBI FXトレードは1,001~100万通貨取引実績の最頻値(期間:2021年2月1日7:00~2月27日6:30)

3社との比較を見ると、ヒロセ通商SBI FXトレードにわずかに劣る通貨ペアはあるものの概ね同水準で、「GMOクリック証券」とは同額のスプレッドだ。MATSUI FXのスプレッドは、業界最狭水準だといえるだろう。

MATSUI FX(松井証券)の取引ツール:高機能ブラウザ型ツール「FXトレーダープラス」

MATSUI FXは取引ツール「FXトレーダープラス」を提供している。利用料は無料で、MATSUI FX口座を開設していれば誰でも利用できる。

FXトレーダープラスはブラウザ型の取引ツールで、ダウンロードや設定が不要だ。自宅PCに限らず、AndroidやiOSを搭載したタブレット端末でも利用できる。

FXトレーダープラスではテクニカル分析も可能だ。利用できる機能は以下の通り。

FXトレーダープラス 利用できるテクニカル指標等

チャート種類

ローソク足/ライン/バー/新値足(時系列・非時系)/平均足/カギ足/ポイント&フィギュア/騰落価格/騰落率

テクニカル分析

移動平均線/指数平滑移動平均線/一目均衡表/ボリンジャーバンド/エンベロープ/パラボリック/高値安値移動平均線/直近高値安値/ケルトナーチャネル/サポート&レジスタンス/ピボットポイント/ボラティリティシステム/RSI/ストキャスティックス/スローストキャスティックス/移動平均乖離率/RCI/サイコロジカルライン/ヒストリカルボラティリティ/DMI(DI・ADX)/EMA/MACD/強弱レシオ/モメンタム/ROC/オシレーター/CCI/ボリンジャーバンド %b/アルーン/相関関数

足の種類

Tick/1分足/3分足/5分足/10分足/15分足/20分足/30分足/1時間足/2時間足/3時間足/4時間足/6時間足/8時間足/12時間足/日足/週足/月足/年足

為替情報をメールとLINEで通知

FXトレーダープラスには「トリガーメール機能」が搭載されている。登録した通貨ペアのレートが条件に到達した際にメールで通知を受けられる。通知条件は最大10個まで登録可能だ。

またMATSUI FXのLINE公式アカウントと連携させることで、LINEによる通知も受けられる。経済指標の発表やマーケットの急変動、また売買シグナルなどの通知設定が可能だ。

スマホ向けには「松井証券FXアプリ」

スマートフォン向けには「松井証券FXアプリ」を無料で提供している。チャートの横画面表示に対応しており、FXトレーダープラス並みのテクニカル分析も可能だ。

MATSUI FX(松井証券)のキャンペーン:口座開設で最大2万円キャッシュバック

MATSUI FXは口座開設キャンペーンを実施している。期間中、条件を満たすと最大2万円のキャッシュバックを受けられる。

口座開設キャンペーンの概要は以下の通り。

キャンペーン概要

口座開設期間:2021年3月1日~5月31日
取引対象期間:2021年3月1日7:00~6月30日翌5:55
対象通貨ペア:全通貨ペア
対象者:「口座開設期間」中に口座開設し、「取引対象期間」中に100万通貨以上の新規取引を行った方
キャッシュバックの額:

取引数量(新規のみ)キャッシュバックの額
100万通貨以上1,000円
200万通貨以上2,000円
500万通貨以上5,000円
1,000万通貨以上1万円
2,000万通貨以上2万円
FX会社名 ポイント
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更新日:2021/01/25

動画でもFXを勉強(松井証券によるFX動画の例)

たとえば「MATSUI FX」(通貨ペアの追加や主要ネット証券初の1通貨単位取引導入など、2021年2月にサービス内容がリニューアルされた)を運営する松井証券は以下のように動画でFXについて解説するシリーズを用意している。

(画像:Shutterstock)

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