FXやり方の基本4点に確定申告の書き方、税金計算も

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FXでは、FX会社で開設した口座に資金を入金して、「米ドル/円」といった通貨ペアを選んで取引をする。予想通りに為替レートが動けば利益を出せ、レバレッジをかけることで大きな金額の取引をすることも可能だ。

しかしFX初心者の場合、最初の口座開設の段階でとまどうことも少なくない。さまざまなFX会社が存在しているからだ。また、実際に取引を開始する際にもさまざまな注文方法があって混乱を招きやすい。

この記事では、口座開設の手順や資金の入金方法、通貨ペアの分析、注文方法などのほか、FXのメリットや注意点、FXで得た利益の確定申告についての知識についても解説する。

FXの特徴・メリットとは

FX(Foreign Exchange、外国為替証拠金取引)では、日本円を含むさまざまな国の通貨を売買して利益を出すことを目指す。たとえば日本円を米ドル(アメリカ合衆国ドル)に換えて、米ドルを日本円に戻したとき、日本円が元の金額より増えていれば、FXで利益を残せたことになる。

またFXの特徴の一つとして、レバレッジを効かせて少額の資本で大きな取引ができるということがある。最大で25倍のお金を動かせるので、たとえば10万円の元手で250万円分の取引ができるということになる。そのため少額で大きな利益が狙えるが、逆に損失が大きくなる危険性もある。

このほかにも、平日24時間取引できること、「買い」ではなく「売り」から取引を始められること、なども特徴といえるだろう。

【FX取引を始める前に】どこの会社で口座を開設すべきか?

取引を開始するためにはFX会社で口座を開設しなければいけない。詳しくは口座開設の方法で解説しているが、この記事でもFX会社の選び方について簡単におさらいしておこう。

選び方1 「最低取引単位」で選ぶ

FXの「最低取引単位」はFX会社ごとに違う。以前は1万通貨単位(米ドルなら1万米ドル)が主流だったが、近年では1,000通貨単位(米ドルなら1,000米ドル)で取引できるFX会社も多い。ちなみに、1通貨単位で取引できるSBI FXトレードのようなFX会社も存在する。

最低取引単位が小さいFX会社であるほど、取引に必要な金額を少なく抑えることも可能になってくる。少額取引であれば利益は小さくなるが、損失のリスクも抑えられるというメリットがあるため、FXに慣れないうちは安心感が大きい。

選び方2 「スプレッド」が小さいFX会社を選ぶ

FXの「スプレッド」とは買いレート(買値)と売りレート(売値)の差で、FXにおける実質的な取引コストと言える。スプレッドはFX会社ごとに異なり、多くのFX会社ではスプレッドを原則固定している。

FXのスプレッドが1銭(0.01円)で買いレートが100円の場合、売りレートは99.99円となる。1万通貨(1万円)の売買で100円のコストが掛かる計算だ。

1回の取引コストが100円というのはそれほど大きくない金額に感じるかもしれないが、「塵も積もれば山となる」という言葉があるように、何度も取引を重ねるうちにスプレッドによる取引コストが利益を圧迫してしまうため、できるだけスプレッドが小さいFX会社を選択したほうがよい。

変動性スプレッドを採用しているFX会社もあるが、取引ごとにスプレッドがどの程度になるか事前に把握しにくいため、FXに慣れないうちは原則固定の会社を選ぶことが推奨される。

選び方3 「通貨ペア」の数が多いFX会社を選ぶ

取引できる通貨ペアの種類はFX会社によって異なり、できるだけ取り扱い通貨ペアの多いFX会社を選びたいところだ。最初からさまざまな通貨ペアでの取引に挑戦する必要がないが、慣れてくるとさまざまな通貨ペアで多くの収益機会を狙うことができるからだ。

また、たとえ「米ドル/円」に限定して取引を行うとしても、多くの通貨ペアを扱っているFX会社であれば、さまざまな通貨ペアのチャートを見ることができ、より広い視点で外国為替相場の動きを俯瞰することができる。こうした視点は「米ドル/円」の取引にも必ずいきてくる。

選び方4 スマホアプリ・ツールが便利なFX会社を選ぶ

FX会社によってはスマートフォン(スマホ)に対応した取引ツールを提供しているケースもある。パソコンとスマホの取引ツールではスマホの方が取引ツールの使用感がシンプルで扱いやすいことが多い。また、パソコンよりも気軽にFXができるので、スマホ向けの取引ツールが用意されているかでFX会社を選ぶのもいいだろう。

取引ツールの使いやすさで選ぶならLINE FX のLINE FX アプリは直感的に操作しやすく、FX初心者に向いている。画面はすっきりしていて見やすく情報過多になりにくい。また、メッセージアプリのLINEとも連携して、FXに関する通知を受け取ることも可能だ

選び方5 「自動売買」が可能なFX会社を選ぶ

FXの自動売買(システムトレード)とは、あらかじめ設定した売買タイミングに沿って自動で売買を繰り返してくれる仕組みのことだ。平日は忙しくてFXをする時間があまりない会社員でも、自動売買システムを使えばFXに挑戦しやすい。

FXの自動売買取引をする際は、自動売買ツールを提供しているFX会社での口座開設が必要だ。ちなみに自動売買ではなく、自分で売買を行うことを「裁量取引」と呼ぶ。FXの知識として覚えておこう。

選び方6 「スキャルピング」が可能なFX会社を選ぶ

「スキャルピング」とは、短期的なFX取引を1日に何度も繰り返し、小さな利益を積み重ねる取引手法のことだ。短期的な売買であることから値動きの幅が小さくなり、1回の取引における損失額も少なく抑えやすい。短期間で多くの取引を経験できることもあり、初心者向きであると言える。また相場状況のリアルタイムな変化に合わせて柔軟に取引ができるという利点もある。

スキャルピングは短期間に何度も取引を繰り返すことから、システムに過度な負荷をかける恐れがあり、公平なサービスの提供に支障をきたすなどの理由で禁止しているFX会社がある。たとえば、GMOクリック証券は利用規約内で、短期的なFX取引により同社のサービス提供に影響を及ぼすと判断した場合、FX取引の制限や利益の没収など厳しいペナルティを受ける可能性があるとしており、DMM FXは短時間での注文を繰り返し行う行為を禁止事項として明文化している。

選び方7 未成年の学生も始められるFX会社を選ぶ

多くのFX会社は20歳以上でないと口座を開設できない。しかし、SBI FXトレード外為どっとコムなど、一部のFX会社は未成年(18歳以上)の口座開設を受け付けている。

20歳未満の人が口座を開設したい場合、そのようなFX会社を選ぶとよいだろう。なお、親権者の同意を条件としているケースが多いので注意したい。

口座開設には「本人確認書類」と「マイナンバー確認書類」が必要

どのFX会社で口座開設するかを決めたら、次は口座開設のための手続きだ。口座開設には、運転免許証などの「本人確認書類」と、マイナンバーカードなどの「マイナンバー確認書類」の提出が求められる。会社によってはマイナンバーカード1点で両方を兼ねることができるケースもある。

<本人確認書類の一例>

  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • 住民基本台帳カード
  • 住民票の写し
  • 印鑑登録証明書
  • 在留カード(※外国籍の人の場合)
  • 特別永住者証明書(※外国籍の人の場合)

通常のFX口座開設では申し込みから開設完了まで数日掛かるのが一般的だが、オンラインで口座開設を完結させる「eKYC」で開設を申し込むと、最短で当日に口座開設が完了する。eKYCでは提出する書類の書類が限定される傾向にあるが、書類を郵送でやり取りする必要がなく利便性が高い。なお、FX会社によってはeKYCに対応していないので、事前に確認するようにしよう。

FX口座を開設したら取引ツールを用意する

FX通貨ペア数豊富

FX取引では、ウェブ上の専用ページで取引をする方法と、専用の取引ツールを利用する方法がある。専用の取引ツールとは、パソコンやスマートフォンにインストールして使用するソフトウェアやアプリのことだ。

一般的には、取引ツールを利用した方がチャート分析といった高機能なサービスを利用できるため、便利だ。また、スマートフォンで取引をしたい場合はウェブ上の専用ページでの操作に手間がかかるため、取引ツールとなる専用アプリをインストールして利用するようにしよう。

一方、ウェブ上の専用ページで取引をする方法にもメリットはある。取引ツールのダウンロードが不要であるため、ネット環境さえあればデバイスを選ばずどこでも自分の取引画面でFX取引できる。ログインし、初期設定を済ませておこう。

【FXのやり方1】口座に入金する──入金には2つの方法がある

そろばんとコイン

FX口座が開設されたら、事前に付与されたIDとパスワードでウェブ上の取引画面や取引ツールにログインできるようになる。ただし、開設したFX口座に取引のための資金を入金しておかなければ、当然ではあるが取引はできない。

FX口座への入金方法は、多くのFX会社で「振込入金」と「クイック入金(即時入金)」の主に2通り用意されている。

振込入金

銀行から指定の口座へ振り込む方法。銀行の営業時間などによって、振り込んだ金額がFX口座に反映されるまでに時間が掛かる場合がある。

クイック入金

FX会社のHPや取引ツールから直接入金手続きをする方法。入金が即座に反映されるメリットがあるほか、入金手数料がかからないケースが多い。

ただし、クイック入金を利用する場合、そのFX会社のクイック入金に対応している銀行のインターネットバンキングを利用する必要がある。クイック入金に対応している銀行で口座を持っておらず、その銀行のインターネットバンキングを利用していない場合は、入金手数料の節約などのために、新たに銀行口座の開設を検討してもよいだろう。

いくら入金すればよいか

どの程度入金すればよいかは取引したい金額によって変わるが、初めての入金であればまず少額を入金して入金方法に慣れよう。その後、取引したい金額に合わせて資金を入金すればいい。

また、FXの初心者の場合は、最初から大きな金額で取引をするのは避けた方が良い。まずは少額でFXを試し、色々と取引ノウハウを得てから、金額を大きくするようにしよう。例えば、投資に使える資金が100万円あるからといって、最初からその全てを投じて取引をするのは危険だ。

【FXのやり方2】通貨ペアを分析して選ぶ

米ドルと豪ドルの両替

FXでは通貨ペアごとにスプレッドや値動きに違いがある。事前に通貨ペアごとの特徴を知っていればFX取引に役立つだろう。通貨ペアの基本的な知識についてまとめる。

代表的な通貨ペア

FXの代表的な通貨ペアといえば、なんといっても「米ドル/円」だろう。テレビの経済ニュースなどでは、日経平均とともに米ドル/円の相場状況が紹介されるケースが多い。このほか「ユーロ/円」や「ポンド/円」、「豪ドル/円」なども代表的な通貨ペアとして挙げられる。

  • 米ドル/円(USD/JPY)
  • ユーロ/円(EUR/JPY)
  • 英ポンド/円(GBP/JPY)
  • 豪ドル/円(AUD/JPY)
  • NZドル/円(NZD/JPY)

これらはすべて円建ての取引だが、外国為替同士の通貨ペアも選べる。たとえば「ユーロ/米ドル」、「豪ドル/ユーロ」といった具合だ。ただ初心者は円建てのほうが取引しやすいだろう。

具体的にどの通貨ペアにするか、選ぶ際のポイントとしては、「値動きの大きさ」「スプレッドの低さ」「スワップポイント」などが考えられる。

通貨の選び方──「値動きの大きさ」で選ぶ

FXでは通貨ペアごとに値動きの大きさが異なる。ちなみにこの値動きの大きさを「ボラティリティ」と呼ぶ。頻繁に登場するキーワードなので、覚えておこう。FXで大きなリターンを狙う場合は値動きの大きい通貨ペアを、逆にリスクを抑えた場合は値動きの小さい通貨ペアで選択するのが一般的だ。

通貨ペアごとの値動きの幅は一概にいえないが、「ドルストレート」通貨ペアは値動きが小さい傾向がある。ドルストレートとは、米ドルを含んだ通貨ペアの総称だ。世界の基軸通貨たる米ドルを含むため、比較的値動きが小さくなる。「ユーロ/米ドル」「米ドル/円」などの先進国通貨のドルストレートでは、より値動きが小さい傾向がある。

反対に、新興国同士のクロスレート(FXにおいては米ドルを含まない通貨ペアの総称)は値動きが荒い傾向にある。FX初心者はまずドルストレートで成果を挙げることを目指す方が無難であると言える。

値動きの大きさを測る「ボラティリティ」を調べたいときは

先ほど、「ボラティリティ」が値動きの大きさを示す指標であることを説明した。「ボラティリティが大きい」ということは「値動きが大きい」、「ボラティリティが小さい」ということは「値動きが小さい」ということと同義だ。

FXの通貨ペアごとの「ボラティリティ」を調べたいときには、ヒロセ通商のボラティリティ表が役に立つ。同社で取り扱っている全通貨ペアのボラティリティを営業日ごと、期間合計別にランキング形式で表示されるため、どの通貨ペアが最も値動きが大きいのかが一目で分かる。

また期間合計で表示させる場合は、期間を任意に指定できるため、自分のFXトレードスタイルに応じて、長期・中期・短期のボラティリティを調べても良いだろう。

ちなみに、値動きが大きい通貨ペアとしてボラティリティランキング上位に入ることが多いのは、イギリスのポンドを含んだ「英ポンド/豪ドル」「英ポンド/円」「英ポンド/米ドル」などの通貨ペアだ。大きな値動きで利益になるチャンスがある反面、的確にFX取引できないと大きな損失につながる局面もある。

ボラティリティの高い通貨ペアを選ぶときは、値動きを注意深く観察した上で取引したい。

通貨ペアの選び方──「スプレッドが小さい」通貨ペアを選ぶ

前述の通り、スプレッドはFXの取引コストに相当する。通貨ペアによってはスプレッドが大きいものがある。マイナーな通貨ペアほどスプレッドが大きく、メジャーな通貨ペアほどスプレッドが小さい傾向がある。

基本的にはスプレッドは小さいほうがよい。特にスキャルピングと言われるような短期的な取引を繰り返す取引スタイルでは、スプレッドによる取引コストがかさみやすい。逆にスイングトレードと言われる長期的な取引を行うスタイルでは、取引回数が少ないため、スプレッドによる取引コストはさほど利益を圧迫しない。

通貨ペアの選び方──「スワップポイント」で選ぶ

FXでは、2つの通貨の金利差を元に算出される「スワップポイント」を金利収入として受け取ることができる。FXにおける収益機会の1つであるため、基本的にはスワップポイントが高い通貨ペアを選択したい。

たとえば金利5%の通貨と2%の通貨を組み合わせた通貨ペアの場合、3%分のスワップポイントを受け取れる。ただし、通貨ペアや買いポジションと売りポジションの違いにより、スワップポイントは損失にもなり得る。それぞれ以下の法則がある。

ポジション買いポジション売りポジション
収入となるケース高金利通貨/低金利通貨低金利通貨/高金利通貨
損失となるケース低金利通貨/高金利通貨高金利通貨/低金利通貨

たとえば「金利5%の通貨/金利2%の通貨」という通貨ペアがあるとする。この通貨ペアを買う場合は3%のスワップポイントを受け取れ、逆に売る場合は3%のスワップポイントを支払う必要がある。

資源国や新興国が高金利の傾向にある

高金利通貨としては、「南アフリカランド」「トルコリラ」「メキシコペソ」などがあり、低金利通貨としては、「スイスフラン」「日本円」などが挙げられる。たとえば、高金利通貨のトルコリラと低金利通貨の円の「トルコリラ/円」の通貨ペアの買いポジションを保有することで、スワップポイントによる利益が大きくなる。

たとえば、サクソバンク証券の「スイスフラン/トルコリラ」の売りを1万通貨保有する場合、2021年4月1日付のスワップポイントは約593円だ。仮にスワップポイントが維持された状態で365日保有したとすると、593円×365日=21万6,445円の利益となる。

ただし、スワップポイントはFX会社や日によっても異なり、金利が高い新興国通貨はそれだけリスクも大きいことは忘れてはいけない。

【FXのやり方3】注文──多様な注文方法

FX口座開設の申込み入力

取引通貨ペアを選んだら、実際に注文を出す。FXで通貨を買っている状態、あるいは売っている状態を「ポジション」と呼び、ポジションを新しく持つことを「建てる」という。反対に、ポジションの解消を「決済」という。

新規の注文を出す場合、注文方法の違いやレバレッジについて理解しておく必要がある。

主な注文方法の解説

FX取引の注文方法はさまざまなものがある。基本的なものを以下にまとめる。

成行(なりゆき)注文成行注文は、取引を成立させるレートを指定しない注文方法。
レートを指定しないので、取引をすぐに成立させられるが、意図しない価格での取引成立に注意が必要。
指値(さしね)注文指値注文は取引を成立させるレートを指定する注文方法。
指定のレートを指値と呼び、レートが指値に届かなければ取引が成立しない。
ストリーミング注文成行注文と指値注文を組み合わせた注文方法。
FX会社は現在のレートをリアルタイムで連続的に表示し続け、ユーザーは取引したいレートが表示されたタイミングで注文を出す。
注文を出したレートが指値として発注される。  

FX会社は取引がすぐに成立できるレートを表示し続けているので、成行注文のようにすぐに取引が成立される可能性が高いが、
あくまで指値注文なのでレートが急変すれば取引が成立しない、または一部だけ成立の可能性がある。
逆指値注文(ストップ注文)逆指値の買い注文:指値以上のレートで成立
逆指値の売り注文:指値以下のレートで成立  

逆指値注文は、一見「高く買い、安く売る」不合理な注文に見えるが、損切りのように、損益を確定させる注文に活用できる。  

たとえば100円で買い建てたポジションを持っている場合に「95円より下がったら損切りしたい」と考えたとする。
通常の指値注文では95円以上で決済してしまうが、逆指値の売りならレートが95円以下になったタイミングで決済できる。
OCO注文One Cancels the Otherの略で、2つの異なる注文を同時に出し、一方が成立すれば残りの注文をキャンセルする注文方法。  

たとえば100円で買い建てたポジションを持っている場合に「105円で売りたいが、95円より下がったら損切りしたい」と考えたとする。
その場合「(1)105円で指値の売り、(2)95円で逆指値の売り」をOCO注文で出せば考えを実現できる。
IFD(イフダン)注文IFD注文は、新たにポジションを建てる注文と同時に、決済条件をセットで出す注文方法。
たとえば「100円で買えたら105円で売りたい」という考えを持つ場合、
「(1)100円で指値の買い、(2)105円で指値の売り」をIFD注文で出せば実現できる。
IFO注文IFO注文は、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法で、新規注文でのみ利用可能。  

IFD注文なら、決済の指値、逆指値まで同時に発注できるため
「100円で買えたら105円で売りたい。もし価格が下がったら、95円で損切りしたい」場合、
「(1)100円で指値の買い、(2)105円で指値の売り、(3)95円で逆指値の売り」を実現できる。

最初は基本的な「成行注文」「指値注文」「ストリーミング注文」だけ覚えておけばよい。その他の注文方法ややや複雑だが、使いこなせば便利だ。取引に慣れてきたら取り組むとよいだろう。

レバレッジとは

FXのレバレッジのイメージ

レバレッジとは、自己資金の何倍の取引ができるかを示した数値で、「レバレッジ〇倍」と示される。特に断りがない場合、レバレッジ25倍が一般的だ。つまり取引金額の4%を用意すれば取引でき、この金額を「必要証拠金」という。

レバレッジ25倍といっても、常に自己資金の25倍の取引を行う必要はない。ポジションの額は任意に決定できる。

たとえば自己資金が100万円の場合、全額を必要証拠金として差し入れれば2,500万円の取引が可能だが、4万円だけを必要証拠金として差し入れれば、100万円の取引にとどめておくこともできる。この場合、自己資金100万円で100万円の取引なので、実質的なレバレッジの倍率は1倍だ。

この実質的なレバレッジの倍率を「実効レバレッジ」という。「ポジションの評価額÷有効証拠金(自己資金)」で計算できる。FX取引においては実効レバレッジを把握しておくことが大切だ。

また、自己資金を必要証拠金で割った数値を「証拠金維持率」と呼ぶ。2,500万円の取引には100万円、100万円の取引には4万円の必要証拠金が必要だ。自己資金が100万円の場合、2,500万円を取引した場合の証拠金維持率は100%(自己資金100万円÷必証拠金100万円×100)で、100万円を取引した場合では2,500%(自己資金100万円÷必要証拠金4万円×100)だ。

証拠金維持率が小さくなるほどリスクを取っているといえる。過度なリスクとならないよう、実効レバレッジと併せてチェックしておきたい。

なお法人口座での取引の場合、必要証拠金は原則1週間毎に一般社団法人金融先物取引業協会(金先協会)が発表する「為替リスク想定比率」を取引金額に乗じて算出される。

「為替リスク想定比率」については、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される、定量的計算モデルにより算出された比率であり、通貨ペアごとに数値は異なる。

【FXのやり方4】通貨ペアの分析──テクニカル?ファンダメンタルズ?

FXの代表的な分析手法には「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」がある。これらを活用し、取引通貨ペアの選定を行うのが一般的だ。

分析1 テクニカル分析とは

テクニカル分析とは、為替相場をチャートにして、為替の値動きを分析し、今後の動きを予想するアプローチだ。いくつかの指標(テクニカル指標)を参考に分析を行う。

主なテクニカル指標の解説

テクニカル指標は大きく「トレンド系」と「オシレータ系」に分けられる。トレンド系はレートの方向を大きく捉える指標で、オシレータ系はレートの過熱感や閑散の度合いを測る指標だ。基本的なテクニカル指標を以下に紹介する。

【トレンド系のテクニカル指標】

移動平均線過去一定期間の平均レートをチャート上に表示し、レートの上昇や下落の傾向を捉える指標。
移動平均線には指数平滑移動平均線(EMA=Exponential Moving Average)と
単純移動平均線(SMA=Simple Moving Average)があり、
それぞれの指標を算出する計算式が異なるため、値動きに対する反応の仕方が異なる。
パラボリック        チャートの上下に「SAR(ストップ&リバースポイント)」という放物線を表示し、
レートとSARの交差をトレンドの転換とみなす指標。
値動きに方向性がある「トレンド相場」で効果的で、値動きが横ばいになる
「レンジ相場」ではうまく機能しないとされる。
一目均衡表チャート上に5つの時間軸のずれた線を表示し、レートの上昇や下落の傾向を捉える指標。
5本の線の中には、上記の移動平均線のような役割の線も含まれ、これらを複合的に観察する。
基準となる線を上に抜けると「買いサイン」下に抜けると「売りサイン」とされる。

【オシレータ系のテクニカル指標】

サイコロジカルライン値上がりを勝ち、値下がりを負けとし、過去一定期間の勝率を表示させるテクニカル指標 。
「勝ち続ける(負け続ける)ことはあまりない」という心理的な圧力を前提に、レートの反転を判断する。
なおサイコロジカルとは「心理的な」という意味の通り、市場で心理的に意識されているラインを単純にサイコロジカルラインと呼ぶこともある。
たとえば、ドル円の100円ラインなどキリの良いレートなど。
RSI過去一定期間の上げ幅の合計を、同じ期間の上げ幅と下げ幅の合計で割り、100を掛けたテクニカル指標。
100で「値動きの全てが値上がり」を意味し、レートの過熱感を示すRSIとは The Relative Strength Indexの略であり、相対力指数と訳される。
一般的には、RSIが80以上になると買われ過ぎた状態、つまり売られる前兆と考え、売りを仕掛けるサインとされる。
逆にRSIが20以下になると、売られ過ぎと考えられ、買いを仕掛けるサインとされる。
スロー
ストキャスティクス
現在のレートが過去の高値と安値に対してどの水準にあるかを示すテクニカル指標。
数値が大きいほど、現在のレートが過去の高値に近いという意味になり、過熱感があると判断する通常のストキャスティクスよりも感度を抑えた指標で、的確な売買タイミングを示すとされる。
なお値動きに方向性のある「トレンド相場」では機能しづらく、一定の値幅を推移する「レンジ相場」で機能しやすいとされる。

テクニカル指標は買いや売りのサインを出すが、その後の値動きがサイン通りにならないケースもある。これを一般的に「ダマし」といい、注意が必要だ。

1つだけでなく、いくつかのテクニカル指標を組み合わせて分析を行うことで、ダマしを減らす効果が期待できる。

分析2 ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析とは、FX市場に影響を与える政治や経済動向などの値動きを分析する方法だ。

FX市場に影響を与える要素は多い。主な要素としては、各国のGDPなどの経済指標や大統領選、内紛などが挙げられる。世界の国々の中でも特に大きな影響力を持つのは、アメリカだ。たとえば、毎月第一金曜日に発表される米国雇用統計は世界的に注目度が高く、発表のタイミングに各通貨ペアは大きな値動きを見せる。

同じように、各通貨発行国の動向は当該通貨の値動きに影響を与えるため、ファンダメンタル分析を行う際は、事前に経済や政治について勉強しておきたい。

特に金利やインフレ率は通貨の値動きに与える影響が比較的大きい。金利が高いほど選好されやすく、インフレ率が大きい国の通貨ほど避けられる傾向がある。最初のファンダメンタルズ分析は金利やインフレ率から始めるとよいだろう。

金利やインフレ率については、FX会社HPかIMF(国際通貨基金)などの公的なウェブサイトで確認できる。

テクニカルはタイミング、ファンダメンタルズは質の分析

大きくいえば、テクニカル分析は取引タイミングを計る分析で、ファンダメンタルズ分析は通貨の質の分析だ。

どんなに優れた通貨でも、永遠に値上がりし続けることはない。同じく、どれほど劣った通貨でも値下がりし続けることもない。大切なのは取引タイミングで、テクニカル分析がそのヒントになるだろう。ファンダメンタルズ分析は、その優れた通貨や劣った通貨を見つけ出す分析といえる。

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析は、どちらも大切な分析方法だ。どちらか1つに絞るのではなく、両者をうまく使い分けるとよいだろう。

FXのやり方:4つの注意点

「追証(おいしょう)」と「ロスカット」に注意

FX(外国為替)ロスカットのイメージ


証拠金維持率の計算上、評価損失は自己資金から差し引かれる。そのため、証拠金維持率が100%を下回る可能性が考えられる。自己資金が必要証拠金を下回ると、ポジションの決済を行うか、FX会社に証拠金を追加で入金しなければいけない。これが「追加証拠金(追証)」だ。

たとえば自己資金10万円で100万円のポジションを建てた場合、100万円の必要証拠金は4万円なので、自己資金には6万円の余裕がある。証拠金維持率は250%だ(自己資金10万円÷必要証拠金4万円)。

このとき、ポジションに6万円超の評価損失が出ると、証拠金維持率が100%を下回る((自己資金10万円-評価損失6万円)÷必要証拠金4万円)。ポジションは100万円なので、レートが6%マイナスに動くと発生する。

追証は入金期限が短く、追証発生の当日か翌営業日までに入金が必要になるケースが多い。期限までに入金しない(またはポジションを決済しない)場合、FX会社により強制的に決済が行われる。

FX会社によっては追証の入金期限を設けず、即座に強制決済がなされる場合もある。これを「ロスカット」と呼び、FX会社ごとに基準が異なる。証拠金維持率100%時点でロスカットが行われるFX会社の場合、理論上追証は発生しない。

時間帯に注意 早朝は取引が不安定に

日本円とFXの取引時間

FX取引は世界の為替市場で取引されるため、土日や年末年始などの特別な休暇を除き、24時間取引が可能だ。ただし、午前6時前後は取引が閑散になり、不安定な取引になりやすいので注意が必要だ。取引量が少ないとスプレッドの拡大やスリッページ(注文を発注した時のレートと、注文が約定するときのレートに差が生じること)が起こりやすくなる。

スプレッドの拡大に注意

FX各社はスプレッドを“原則”固定しているが、取引が閑散で、レートが安定しない場合や重要な経済指標の発表時には拡大する可能性がある。取引コストが増えるため利益を圧迫しやすく、注意が必要だ。

なお原則固定スプレッド制を採用しているFX会社であってもタイミングによってスプレッドは拡大する。またFX会社によっては原則固定スプレッドを提示する時間帯を限定している。

スリッページに注意

スリッページは、注文したレートと取引が成立するレートが異なってしまう現象だ。主にシステム上のタイムラグが原因で起こる。取引が閑散だとスリッページも起こりやすい。FX会社によってはスリッページの許容幅を設定できる場合がある。なお、スリッページは有利にも不利にもなり得るため、一概にマイナスとはいえない。

時間帯に注意 早朝は取引が不安定に

FX取引は世界の為替市場で取引されるため、土日や年末年始などの特別な休暇を除き、24時間取引が可能だ。ただし、午前6時前後は取引が閑散になり、不安定な取引になりやすいので注意が必要だ。取引量が少ないとスプレッドの拡大やスリッページ(注文を発注した時のレートと、注文が約定するときのレートに差が生じること)が起こりやすくなる。

スプレッドの拡大やスリッページを避けるためには、取引が活況な時間帯に取引を行うとよいだろう。取引が活況となる時間帯は主要な為替取引市場が開いている時間帯で、東京市場(8~16時)、ロンドン市場(15~翌2時)、ニューヨーク市場(21~翌6時)が開いている時間帯だ。

ニューヨーク市場が終わり東京市場が開く6~8時頃は取引が細るため注意したい。

FX初心者の“やってはいけない”

FXを始める初心者がやってはいけないことを確認しておこう。

いきなり大金で取引してはいけない(最初は少額取引・低レバレッジで)

最初は大きなお金で取引せず、少額で始めるとよいだろう。最低取引単位が1通貨ならより少ない金額で取引できる。大きなお金での取引は、FXに慣れてか取り組もう。

また、低レバレッジで始めるのもいいだろう。いきなり自己資金のすべてを使ってポジションを建てず、実効レバレッジ倍率を低い水準にしておくとよい。証拠金維持率が高く保たれるため、追証やロスカットの可能性が低くなる。実効レバレッジの調整に自信がない場合、低レバレッジコースのあるFX会社で口座を開設してもいいだろう。

デモトレードで取引の練習を行うのも手だ。仮想のお金を使ってFX取引を行うツールで、FX会社が提供している。

売買の基準を定めずに取引しない(「いくらになったら売る」か決めておく)

売買の基準を決めておくことも大事だ。「いくら上がったら(下がったら)売る(買う)」を決めておくということだ。売買の基準を決めておかなければ、さらに儲かると考えて利益確定ができない場合や、損失が拡大し続けて取り返しのつかない大損をしてしまう危険性が高まる。

指値注文と逆指値注文を事前に出しておけば、売買のタイミングを逃すこともないだろう。OCOやIFO注文なら指値注文と逆指値注文を同時に出せる。少し複雑な注文方法だが、24時間動く為替取引市場を監視し続けることなく、事前に決めた基準で取引できるだろう。

過去のトレードから学ばない

FX取引の手法は数多くあるが、自分にあった手法を見つけることが大切だ。そのためには、どのような意図でどんな取引を行ったか、しっかり反省をする必要がある。取引の記録をつけるとよいだろう。

避けたいのは、同じ失敗を繰り返すことだ。過去の反省をしていなければその可能性も高い。いつまでも同じ失敗を繰り返していれば、いずれFX取引から退場してしまうだろう。

FX取引の記録は、取引の損益と一緒に、取引を行った動機も必ずつけておこう。発表された経済指標やテクニカル指標など、その取引を行った理由について記録しておくと、見返した際に一目でわかる。勝率の高い手法がきっと見つかるだろう。

スワップポイントだけで通貨を選ぶ

FXで得られるスワップポイントは大切な収益源だ。ただし、スワップポイントだけで取引通貨を選んではいけない。レート変動により、スワップポイントを上回る損失の可能性があるためだ。

大きなスワップポイントを得られる通貨は高金利通貨だが、そもそも金利が高い国はインフレ率が高い傾向がある。インフレを抑える目的で金利を上げるためだ。インフレは一般的に下落要因であり、スワップポイントによる利益を超える下落の可能性がある。仮に年間100万円のスワップポイントを得ていても、100万円以上の損失が出ていてはトータルでマイナスだ。

スワップポイント狙いの取引を行うにしても、スワップポイントの高さだけで判断してはいけない。テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を行い、総合的な判断が大切だ。

ハイボラティリティ通貨の取引

FX取引に慣れるまでは、ボラティリティの大きな通貨は避けたほうがよいだろう。大きな利益のチャンスがあることは確かだが、大きな損失の可能性も当然ある。

FX初心者は、利益よりも取引に慣れることを優先したほうが望ましい。最初は米ドル/円のうように、値動きが比較的穏やかなメジャーな先進国同士の通貨ペアから取引を始めるといいだろう。

FX利益の確定申告

FX初心者の学習コンテンツ

FXで利益や損失が出ると確定申告が必要になることがある。FXに関係する税金や申告の内容をおさえておこう。

FXの利益にかかる税金は20.315%

FXの利益は「先物取引に係る雑所得等」として課税される。給与等の所得とは別に計算される「分離課税」で、税率は一律20.315%(内訳は、所得税が15%、住民税が5%、復興特別所得税が0.315%)。

サラリーマンなら利益が20万円を超えたら申告が必要 主夫や学生は?

FX取引の利益の申告は全員が必要というわけではない。一般的な給与所得者の場合、FX取引の利益が年間20万円を超えると確定申告が必要だ。FX取引が20万円未満なら申告の必要はない。

主婦、学生、フリーターの場合は、FXの所得が、基礎控除額である年間48万円を超えたら確定申告の必要がある。パートをしている主婦の場合、基礎控除に加え55万円の基礎控除があるため、パート所得とFX所得が合計103万円を超えなければ確定申告の必要はない。

FXの損失は3年間繰越できる

FXの損失は最大3年間繰り越し可能で、翌年以降の利益と損益通算できるため、継続してFXに取り組むのであれば、損失も確定申告することをおすすめする。

例えば1年目に100万円の損失を被り、2年目で50万円の利益が出た場合、2年目の利益は1年目の損失と通算できるので、0となる。さらに残り50万円の損失も翌年に繰り越せるため、同様に3年目の利益から50万円を差し引いて確定申告できる。

FXで経費になるものは?

確定申告をする際は収入から経費を差し引けるため、経費計上できる項目も覚えておきたい。経費の性質上、収入を得るための費用といえるため、以下のよう項目は経費として計上できると考えられるが、詳細については、管轄の税務署や国税庁、税理士などに確認するといいだろう。

FXセミナー代
セミナーに向かうための交通費
FX勉強用の書籍代
FX用デスク代
FX用PC代
FX用インターネット代 など

【注目】有力FX会社の早見表(スタイル&ニーズ別)

短期で取引したい(デイトレ&スキャルピング)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか約定スピードドル円 スプレッド通貨ペア数最小取引単位シストレ対応
JFXスキャルピング公認。高速取引専用ツールが魅力数秒単位のスキャルピングに対応。
MT4に対応
4社で唯一数秒単位のスキャルピング「秒スキャ」に言及
超短期トレーダーはJFX推奨
最速:0.001秒 平均:0.005秒 (2020年7月実績)0.2銭2610,000通貨×
LION FX(ヒロセ通商)スキャルピング公認。取扱通貨ペアは業界最多水準大口ならキャッシュバックキャンペーン手厚い
通貨ペア数が多く、スキャルピングの選択肢が広い
数十万円キャッシュバックの取引キャンペーンが定番
大口トレーダーに推奨
最速:0.001秒 平均:0.003~0.005秒 (2020年7月実績)0.2銭501,000通貨×
セントラル短資FXスキャルピング向けに「1クリック注文」用意4社で最もドル円スプレッド安いドル円メインのトレーダーに向く0.1銭251,000通貨
OANDA スキャルピング公認。95%以上の注文が0.001秒で処理口座開設者に世界7拠点からマーケット情報提供口座開設者は「OANDAラボ」から情報提供受けられる
情報も重視したい方はOANDA
新規注文の99%が0.001秒で処理 (2021年5月3週実績)0.3~0.4銭4010,000通貨
※OANDAは「東京サーバー」コース(その他コースでは1通貨単位、69通貨ペアも)

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

②スプレッド重視(とにかく取引コストを低く)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか米ドル円ユーロ円ポンド円豪ドル円NZドル円
ネオモバFXドル円スプレッドが最低0銭「Tポイント」で取引可能TポイントでFXと株式の取引可能
ポイントで疑似体験したい方に向く
0~0.3銭0.4~0.6銭0.9~1.1銭0.6~1.1銭1.2~2.5銭
ゴールデンウェイ・ジャパン大口取引も低スプレッド 1万通貨超なら3社で最も低い(ドル円)1万通貨超なら3社で最低
取引金額が大きい方に推奨される
0.1銭0.3銭0.6銭0.4銭1.0銭
SBI FXトレード1,000通貨以下なら低スプレッドで原則固定3社で最も通貨ペアが多い3社で最も通貨ペアが多いが、1,000通貨超のスプレッドは変動制
少額トレーダーに向く
0~0.1銭0.3銭0.69銭0.4銭0.9銭

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③中長期で取引したい(スワップ=金利収入重視)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか米ドル円ポンド円ランド円メキシコ円トルコ円最小取引単位通貨ペア数スプレッド(米ドル/円)シストレ対応
みんなのFX高水準スワップが魅力「オプション」取引も可能(LIGHT FXはFXのみ)「オプション」のほか「自動売買」に対応(LIGHT FXはFXのみ)
FX以外の選択肢も持ちたい方に推奨
32円259円50.7円35.7円292円1,000通貨270.2銭
LIGHT FX新興国通貨スワップに強み新興国通貨スワップが「みんなのFX」より高い傾向新興国通貨スワップが「みんなのFX」より高い傾向
高金利通貨のスワップを獲得したい方に向く
31円259円63.7円49.7円292円1,000通貨270.2銭×
表中のスワップポイント(米ドル円~トルコリラ円)は「2021年5月24~28日の累計 1万通貨の買い」の数値

※トルコリラ/円に特化した図表は、下記の記事内を参照されたい。

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④少額取引(数円~数千円で始めたい初心者&取引金額を細かく調整したい方)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか
SBI FXトレード全34通貨ペアで1通貨単位取引OK唯一マイナー通貨の少額取引可能「ブラジルレアル」などのマイナー通貨も取り扱う
さまざまな通貨で少額FXを行いたい方に推奨される
ネオモバFX最低取引単位1通貨スプレッド0はネオモバだけ(ドル円、1,000通貨以下)1,000通貨以下のドル円スプレッド0
少額かつドル円トレーダーに推奨
LINE FX1,000通貨単位取引。いつもの「LINE」で取引可能3社で唯一米国株取引可能「国内株」「米国株」「投資信託」を取り扱い、いずれも少額取引可能。3社で最も選択肢が多い
FX以外の少額取引を行いたいならLINE FX

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⑤自動売買(時間が無い方向け。プログラムによる取引)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか種類
アイネットFXリピート系「ループイフダン」平均利益率127%(2020年度)デモ口座あり。ループイフダンのオンラインセミナーもループイフダンはデモ口座対応。自動運用を仮想の資金で試せる
使用感を事前に試したい方に推奨
リピート系
FXブロードネット自動売買ツール「トラッキングトレード」。利益実績84.8%(2014年10月15日~2021年3月31日)9つの取引コースを用意。複数コースの保有OKルールが異なる取引コース9種。複数のコースを持てるため取引の目的ごとに使い分けられる
取引管理を重視したい方に向く
リピート系
インヴァスト証券プログラムをリストから選ぶ選択型システムトレード「トライオートFX」ETF(上場投信)の自動売買も可能売買プログラムを選ぶほか、自分で設定もできる。またETF(上場投信)も同じツールで自動売買できる
より発展的な自動売買を行いたい方にはインヴァスト証券が推奨される
選択型
アヴァトレード「MT4(世界的な取引ツール)」対応の本格システムトレード4社で唯一MT4対応。独自売買プログラムも提供4社でMT4に対応しているのは同社だけ。「AMMA」または「DUPLI TRADE」に申し込むと独自の売買プログラムを利用できる。
MT4で本格的な自動売買を行いたい方に向く
選択型

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⑥サポート重視(初心者&夜間取引が多い人向け)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くかその他の問い合わせ窓口
外為どっとコム24時間電話受付。為替のプロが対応税金やマーケット情勢についても回答オペレーターは為替のプロ。オンラインFXセミナーも頻繁に行われる
初心者のエントリー口座として特に推奨
メール
外為ジャパン電話&LINEで24時間対応。LINEも24時間対応高機能FXツール「プレミアチャート」を無料提供。値動きを詳細に分析できる
本格的な取引も行いたい方に向く
メール、LINE
DMM FXコールセンターは24時間受付。メールやLINE、AIチャットも3社で唯一株式取引可能(株式も24時間サポート対応)「株式」「CFD」を取り扱い、いずれも24時間サポートの対象。独自の競走馬ファンドサービス「BANUSY」はユニーク。
サポートのほか選択肢も重視したいならDMM FXが推奨される
メール、LINE、AIチャット

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⑦取引ツール重視(MT4など)

 ポイント最小取引単位通貨ペア数ドル円 スプレッドシストレ対応
FXTFFXTF情報局ではFXに関する情報を提供、コストが低い10,000通貨300.1銭×
JFXスキャルピング可能で短期売買がしやすい10,000通貨260.2銭×
アヴァトレードシストレ可能であり、MT4の次世代ツールMT5にも対応1,000通貨501.1銭
OANDA 対応通貨ペアの種類が多い1通貨690.3銭~0.8銭×

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⑧デモ口座のあるFX会社

 最小取引単位通貨ペア数ドル円 スプレッドシストレ対応
DMM FX10,000通貨210.2銭×
アイネットFX10,000通貨240.7銭~1.8銭
FXTF10,000通貨300.1銭×
JFX1,000通貨260.2銭×
LION FX1,000通貨500.2銭×
FXブロードネット1,000通貨240.2銭
アヴァトレード1,000通貨551.1銭
セントラル短資FX1,000通貨250.1銭
OANDA1通貨690.3銭~0.8銭×
外為どっとコム10,000通貨300.2銭×
みんなのFX1,000通貨270.2銭
2021年6月1日現在

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⑨「提供情報の多さ」重視(知識をつけたい・戦略を練りたい)

FX会社概要
LIGHT FX金融情報サービス「FXi24」を通じて為替ニュースを閲覧できるほか、重要度がひと目で分かる経済指標カレンダーも公表
インヴァスト証券自動売買ができるトライオートFXでは、自動売買に関する知識が丁寧に紹介されており、初心者でも無理なく自動売買に挑戦できるようになっている
LINE FX何よりの強みと言えるのが、LINEで為替や相場に関するニュースを受け取ることができることだ。経済指標の発表に合わせて通知がすぐに送られてくるため、チャンスやピンチに素早く反応することができる

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FX会社名 ポイント
DMM FX 口座開設数は国内最大級
SBI FXトレード 最小1通貨から取引可能、積立FXも対応
LIGHT FX スワップポイントに定評、実践的な情報コンテンツ
外為ジャパン 1,000通貨単位、クイック入金や24時間サポート体制
楽天FX 楽天ポイント・グループのシナジーで若者が流入
マネックス証券 リスク管理しやすい仕様、外貨出金が可能
LINE FX シンプル設計や通知機能がライトユーザーに便利
ゴールデンウェイジャパン スプレッド業界最狭水準、MT4利用可
FXブロードネット 豊富な取引コースや自動売買が好評
LION FX(ヒロセ通商) 最高水準の取扱通貨ペア数、多様なキャンペーン
ネオモバFX Tポイント利用可、少額からの投資にも強み
トライオートFX 自分で自由度高く作成可能な「設定型」の自動売買
JFX 約定力に定評、スキャルピングも
セントラル短資FX 値動きを予測する「みらいチャート」が好評
OANDA Japan 豊富なテクニカル指標・描画オブジェクト標準装備
アヴァトレード・ジャパン 日本初MT5に対応
アイネットFX 裁量取引も、自動売買取引も可能
更新日:2021/01/25

人気のFX会社ピックアップ

FXの取引単位、スプレッド、通貨ペアの数、自動売買、スキャルピングなどに注目し、人気のFX会社を紹介する。

SBI FXトレード

「SBI FXトレード」は2011年設立、取り扱い通貨ペアは34種あり、うち33種の通貨ペアで1通貨単位の取引が可能だ。最大1,000万通貨の取引ができ、少額から大口まで幅広い取引に対応している。取引コストは業界内で最低水準だ。「米ドル/円」の取引コストは0.09銭(1,000通貨以下の取引)で、比較的低いコストで取引ができる。

「取引高」「口座数」「預かり残高」の市場シェアはトップクラス。

通貨ペア数 34(対円は19)
スプレッド(1000通貨まで) 米ドル/円(0.28~0.30銭)/ユーロ/円(0.5銭)/豪ドル/円(0.4銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】Rich Client NEXT
  • 【スマホアプリ】SBI FX TRADE(新・旧あり)
SBIネオモバイル証券

SBIネオモバイル証券」は1通貨単位でFX取引でき、取引金額に融通が効く。FX初心者でも少額から始められるだろう。1,000通貨以下の「米ドル/円」取引ならスプレッドが掛からない点も特徴的だ。

「注意点はSBIネオモバイル証券の月額利用料だ。口座を持っていると月額の「サービス利用料」が必ず掛かる仕組みで、最低額は220円だ。株式の売買が増えるとサービス利用料は増えるが、FX取引のみでは220円のままだ。

通貨ペア数 26
LION FX(ヒロセ通商)

「LION FX」は2004年設立。50もの通貨ペアを取り扱い、1,000通貨単位の取引が可能だ。スプレッドも比較的低い水準で、無料の取引ツールも充実している。取引環境は国内トップクラスといえよう。

食材の進呈など、特色あるキャンペーンを定期的に行っている。

通貨ペア数 50(対円は16)
スプレッド(1000通貨まで) 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.3銭)/豪ドル/円(0.6銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】C2、.NET4
  • 【スマホアプリ】GMOクリックFX
  • 【ブラウザ版】Android LION FX、iPhone LION FX
サクソバンク証券

貨ペアの数を考えると、デンマーク系FX会社の「サクソバンク証券」が頭1つ抜けており、158種もの取り扱い通貨ペアを持つ。

外資系企業という点、また変動性スプレッドが採用されている点を考えると、FX初心者に対して手放しでおすすめするのは慎重になるが、圧倒的な通貨ペアの数は強みだ。

通貨ペア数 158
スプレッド(米ドル/円) 変動性
最低取引単位 1,000通貨
インヴァスト証券

インヴァスト証券のFXサービス「シストレ24」で提供されているプログラム数は2019年10月1日時点で6,000以上あり、世界一をうたっている。

豊富なプログラム群から簡単な検索機能で希望に沿ったプログラムを検索できるため、FX初心者でも比較的容易にFXの自動売買を始められる。また「トライオートFX」の「ビルダー機能」では、自分でプログラムを組み立てることもでき、中上級者のニーズに応えたFXサービスも提供している。

通貨ペア数 「トライオートFX」17種、「シストレ24」27種
スプレッド(米ドル/円) 「トライオートFX」0.3銭、「シストレ24」変動性
最低取引単位 「トライオートFX」1,000通貨、「シストレ24」5,000通貨
YJFX!

YJFX!の利用規約には、FXのスキャルピングや短期取引を禁じる文言はなく、公式サイトの取引ツール紹介ページに「スキャルピングを行う事も可能」と度々記載されていることから、スキャルピングは禁止されていないと考えられる。

YJFX!のFX取引ツールは注文機能に優れ、スムーズな発注が可能だ。またFXの取引コストとなるスプレッドも低水準であり、スキャルピングをする環境が整っているといえる。

通貨ペア数 24
スプレッド(米ドル/円) 0.2銭
最低取引単位 1,000通貨
みんなのFX(トレイダーズ証券)

みんなのFXは「トレイダーズ証券」が提供するFXサービスだ。27通貨ペアを小口の1,000通貨から取引でき、取引コストは高シェアを獲得しているFX会社と同水準に低い。また、自動売買ツール「みんなのシストレ」を提供している。

通貨ペア数 27(対円は16)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.6銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】FXトレーダー
  • 【スマホアプリ】FX トレーダー アプリ版
LIGHT FX(トレイダーズ証券)

「LIGHT FX」は、「みんなのFX」を手掛ける「トレイダーズ証券」が2018年から提供するFXサービスだ。スワップポイントに定評があり、業界最低水準の取引コストも評価が高い。2020年中に口座を開設すると最大5万円のキャッシュバックを受け取れるキャンペーンを行っている。

通貨ペア数 27(対円は16)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.6銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】アドバンスドトレーダー、シンプルトレーダー
  • 【スマホアプリ】LIGHT FXアプリ
マネックスFX

マネックスFXはネット証券「マネックス証券」が手がけるFX専用口座だ。レバレッジの上限を5つのコースから選択でき、リスク管理しやすい仕様になっている。取引通貨は少ないが、対円通貨ペアは比較的多い。1万通貨以下の取引コストは他社と比較しても低水準で、初心者が取引しやすい環境を提供している。

通貨ペア数 16(対円は13)
スプレッド(1万通貨以下) 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.5銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】MonexFX ブラウザツール、MonexFX SPEED Lite、MonexFX SPEED
  • 【スマホアプリ】Menex SPEED スマートフォン
GMOクリック証券(FXネオ)

GMOクリック証券は2005年に創業した、GMOインターネット株式会社のグループ企業だ。インターネット専業証券会社として、FX取引サービス「FXネオ」を提供している。「取引高」「口座数」「預かり残高」の市場シェアはトップクラス。

通貨ペア数 20(対円は10)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.5銭)/豪ドル/円(0.7銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】はっちゅう君FXプラス
  • 【スマホアプリ】GMOクリックFX
  • 【ブラウザ版】ブラウザ取引画面、FXツールバー(要インストール
セントラル短資FX

セントラル短資FXは創業100年超の「セントラル短資グループ」が展開するFX会社だ。25通貨ペアの裁量トレードができる「FXダイレクトプラス」のほか、22通貨ペアで自動売買ができる「セントラルミラートレード」口座が用意されている。

取引コストは市場シェアの高いFX各社と同水準であり、比較的低コストで取引できる。また新規口座開設で最大50万円キャッシュバックのキャンペーンを行っている。

通貨ペア数 25(対円は11)
スプレッド 米ドル/円(0.2銭)/ユーロ/円(0.4銭)/豪ドル/円(0.5銭)
ツール・アプリ
  • 【PC版】PC web取引システム、プログレッシブチャート、クイックチャート・トレードプラス
  • 【スマホアプリ】スマホアプリ(FXダイレクトプラス)、クイックトレードプラスfor iPad(タブレット)

動画でもFXを勉強(松井証券によるFX動画の例)

たとえば「MATSUI FX」(通貨ペアの追加や主要ネット証券初の1通貨単位取引導入など、2021年2月にサービス内容がリニューアルされた)を運営する松井証券は以下のように動画でFXについて解説するシリーズを用意している。

FX初心者が読んでおきたい記事一覧

(画像:Shutterstock)

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