サクソバンク証券(FX)評判:キャンペーン、デメリット、口コミ

(公開日:

サクソバンク証券はデンマークの「サクソバンクグループ」のFX会社だ。国内最多となる約160の通貨ペアを用意し、マイナー通貨の取引も可能である。

スプレッド(取引コスト)は変動性のため、事前に明らかにできないが、通貨の流動性に応じて魅力的な水準を提供するとしている。

結論からいうと、サクソバンク証券は取引ツール重視トレーダーに向く。世界的ツール「MT4」に対応しているため高度な取引を行うことができる。

同じく取引ツールに強みのある以下4社と比較し、口座開設を検討したい。

 ポイント最小取引単位通貨ペア数ドル円 スプレッドシストレ対応
FXTFFXTF情報局ではFXに関する情報を提供、コストが低い10,000通貨300.1銭×
JFXスキャルピング可能で短期売買がしやすい10,000通貨260.2銭×
アヴァトレードシストレ可能であり、MT4の次世代ツールMT5にも対応1,000通貨501.1銭
OANDA 対応通貨ペアの種類が多い1通貨690.3銭~0.8銭×

サクソバンク証券はMT4を通じた自動売買も可能だ。したがって自動売買トレーダーにも推奨されるだろう。同じく自動売買ができるFX会社を以下にまとめる。

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか種類
アイネットFXリピート系「ループイフダン」平均利益率127%(2020年度)デモ口座あり。ループイフダンのオンラインセミナーもループイフダンはデモ口座対応。自動運用を仮想の資金で試せる
使用感を事前に試したい方に推奨
リピート系
FXブロードネット自動売買ツール「トラッキングトレード」。利益実績84.8%(2014年10月15日~2021年3月31日)9つの取引コースを用意。複数コースの保有OKルールが異なる取引コース9種。複数のコースを持てるため取引の目的ごとに使い分けられる
取引管理を重視したい方に向く
リピート系
インヴァスト証券プログラムをリストから選ぶ選択型システムトレード「トライオートFX」ETF(上場投信)の自動売買も可能売買プログラムを選ぶほか、自分で設定もできる。またETF(上場投信)も同じツールで自動売買できる
より発展的な自動売買を行いたい方にはインヴァスト証券が推奨される
選択型
アヴァトレード「MT4(世界的な取引ツール)」対応の本格システムトレード4社で唯一MT4対応。独自売買プログラムも提供4社でMT4に対応しているのは同社だけ。「AMMA」または「DUPLI TRADE」に申し込むと独自の売買プログラムを利用できる。
MT4で本格的な自動売買を行いたい方に向く
選択型

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

サクソバンク証券を簡潔にまとめると?:取引ツール重視&自動売買トレーダー向け

サクソバンク証券は「MT4」に対応している。「メタクオーツ社」の世界的取引ツールで、さまざまなインディケーター(分析ツール)を利用し高度な取引ができる。サクソバンク証券は取引ツール重視トレーダーに向くFX会社といえるだろう。

また、MT4を通じた自動売買にも対応していることから自動売買を行う方にも推奨される。

サクソバンク証券のメリット

MT4に対応

上述の通り、サクソバンク証券はMT4に対応している点がメリットだ。多くのFX会社は自社ツールを提供しているが、MT4は任意にインディケーター(分析ツール)をインストールできるなど、カスタマイズ性が高い。高機能ツールで取引を行いたい方にはメリットが大きいだろう。

なおサクソバンク証券も自社ツールを提供している。詳細は後で述べる。

自動売買に対応

サクソバンク証券はMT4を通じた自動売買に対応している。任意のEA(自動売買プログラム)を用いることで、より自由度の高い自動売買が可能だ。

自動売買はマーケット監視の時間を取れない方に推奨される。サクソバンク証券のメリットといえるだろう。

取扱通貨ペアが豊富

取扱通貨ぺアが豊富な点もサクソバンク証券のメリットだ。

取扱通貨ペアはFX会社によって異なるが、サクソバンク証券は国内最多の158もの通貨ペアを取り扱う。サクソバンク証券の通貨ペアについては後で詳しく述べる。

サクソバンク証券のデメリット

スプレッド(取引コスト)が変動制

サクソバンク証券のスプレッドは変動制だ。マーケットの状況によって変わるためコストを事前に把握しにくい。サクソバンク証券のデメリットといえるだろう。

スワップポイントが低い

スワップポイントが低い点もサクソバンク証券のデメリットだ。

スワップポイントは金利収入に相当し、一般的に高金利通貨を買うとスワップポイントを受け取れる。反対に低金利通貨を買うとスワップポイントを支払う必要がある。

サクソバンク証券はスワップポイントが低い。例えば「米ドル/円」を1万通貨買ったとき、13円のマイナスになる(2021年6月16日分)。米ドルは日本円より金利が高いため、一般的にはスワップポイントを受け取れるが、サクソバンク証券ではマイナスになっている。

スワップポイントを目時とした取引は別のFX会社で行った方がいいだろう。

サクソバンク証券のデメリットを補完できるFX会社

ゴールデンウェイ・ジャパン(FXトレードフィナンシャル)

サクソバンク証券は変動制スプレッドのため、事前にスプレッドを把握しにくいデメリットがある。「ゴールデンウェイ・ジャパン(FXトレードフィナンシャル)」で口座を設けるとデメリットを補完できるだろう。スプレッドが原則固定で、かつ比較的低い水準で提供されているためだ。

ゴールデンウェイ・ジャパン(FXトレードフィナンシャル) スプレッドの例

米ドル/円0.1銭
ユーロ/円0.3銭
英ポンド/円0.6銭
豪ドル/円0.4銭
NZドル/円1.0銭

スプレッドを事前に把握したい場合はゴールデンウェイ・ジャパン(FXトレードフィナンシャル)の口座で取引を行うといいだろう。

LIGHT FX

サクソバンク証券の低いスワップポイントは「LIGHT FX」で口座を設けると補完できる。LIGHT FXは比較的高いスワップポイントを提供しているためだ。

スワップポイントの例(2021年6月16日分)

サクソバンク証券LIGHT FX
米ドル/円-13円12円
英ポンド/円-31円27円
メキシコペソ/円4.19円7.1円
トルコリラ/円57円40円
※いずれも1万通貨の買い、1日分

ただし、「トルコリラ/円」がサクソバンク証券の方が大きくなった。主要通貨ペアのスワップトレードはLIGHT FXで、新興国通貨ペアのスワップトレードはサクソバンク証券で行うといいだろう。

サクソバンク証券(FX)概要──外資系FX会社 取り扱い通貨ペア国内最多

サクソバンク証券は1992年に創業したデンマークのオンライン銀行「サクソバンクA/S」の子会社だ。2006年に三井物産の完全子会社として設立されたが、2009年にサクソバンクの傘下で完全子会社となった。

外資系の企業だが、「日本投資者保護基金」「日本証券業協会」に加盟し、「商品先物取引業者」及び「第二種金融商品取引業者」として行政の監督下にある。自己資本比率は488.9%(2020年8月時点)で、顧客からの預かり資産は全額「日証金信託銀行」で保全している。

取り扱い通貨ペアは日本一の158種 1,000通貨以上の取引

サクソバンク証券の取り扱い通貨ペアは158銘柄(2020年2月時点)あり、国内では最多を誇る(HPより。2020年6月11日時点)。うち対円通貨ペアは18種ある。すべての対円通貨ペアと、一部の外貨同士の通貨ペアを以下にまとめる。

サクソバンク証券は「イスラエル・シェケル」や「サウジアラビア・リヤル」など、マイナーな通貨まで幅広く扱っているのが特徴だ。取り扱い通貨ペアは同社HPで確認可能となっている。

サクソバンク証券で取引できるマイナー通貨一覧

  • AED(アラブ首長国連邦・ディルハム)
  • CNH(人民元)
  • CZK(チェコ・コルナ)
  • DKK(デンマーク・クローネ)
  • HKD(香港ドル)
  • HUF(ハンガリー・フォリント)
  • ILS(イスラエル・シェケル)
  • NOK(ノルウェー・クローネ)
  • PLN(ポーランド・ズロチ)
  • RON(ルーマニア・レウ)
  • RUB(ロシア・ルーブル)
  • SAR(サウジアラビア・リヤル)
  • SEK(スウェーデン・クローナ)
  • SGD(シンガポール・ドル)
  • THB(タイ・バーツ)

サクソバンク証券の最小取引単位は1,000通貨だ。必要証拠金の額や最小取引単位は通貨ペアによって異なるものの、1,000通貨からならば比較的少額から取引ができるだろう。

なお、必要証拠金とは、取引に必要な自己資金の額を表している。メジャー通貨ペアの必要証拠金は概ね4%だ。100万円の取引をしたいなら必要証拠金を4万円用意すればよく、自己資金の最大25倍の取引ができる。

マイナー通貨ペアでは必要証拠金が大きい傾向がある。例えばサクソバンク証券の場合、「米ドル/イスラエル・シェケル」では10.5%、「米ドル/サウジアラビア・リヤル」では20%に設定されている。必要証拠金は小さいほど自己資金よりも大きな金額で取引ができ、10.5%なら自己資金の約9.5倍、20%なら自己資金の約5倍の取引が可能だ。

サクソバンク証券の対円通貨ペアで、必要証拠金が4%を超えて設定されている通貨ペアは以下の通りだ。

必要証拠金が4%超の対円通貨ペア

  • 人民元/日本円 4.5%
  • 香港ドル/日本円 20%
  • メキシコペソ/日本円 6%
  • シンガポール・ドル/日本円 5%
  • トルコリラ/日本円 11%
  • 南アフリカランド/日本円 10.5%

また、対円通貨ペアの最小取引単位が1,000通貨を超える対円通貨ペアも以下にまとめておく。

最小取引単位が1,000通貨超の対円通貨ペア

  • 人民元/日本円 6,000人民元から
  • 香港ドル/日本円 5万香港ドルから
  • ハンガリー・フォリント/日本円 100万ハンガリー・フォリントから
  • メキシコペソ/日本円 1万メキシコペソから
  • ノルウェー・クローネ/日本円 1万ノルウェー・クローネから
  • ポーランド・ズロチ/日本円 5万ポーランド・ズロチから
  • スウェーデン・クローナ/日本円 5万スウェーデン・クローナから
  • トルコリラ/日本円 5,000トルコリラから
  • 南アフリカランド/日本円 1.5万南アフリカランドから

ロスカットは維持率100% 追証(おいしょう)は理論上なし

FX会社では一般的に「ロスカット」制度が採用されている。保有ポジションに一定以上の評価損失が生じた際に、すべてのポジションを強制決済してしまう処置だ。ロスカットは一般的に「証拠金維持率」で判断され、その基準はFX会社により異なる。サクソバンク証券の場合は100%だ。

証拠金維持率は、「必要証拠金に対して自己資金をどの程度用意しているか」を表した数値だ。「自己資金÷必要証拠金」で計算される。

例えば必要証拠金の額が4%の通貨ペアの場合、100万円の取引の必要証拠金は4万円だ。自己資金を同額の4万円のみ用意している場合は証拠金維持率100%、自己資金を8万円用意していれば200%、10万円用意していれば250%となる。

証拠金維持率の計算で用いられる自己資金は、ポジションの評価損益が反映される。例えば自己資金を10万円用意した場合、ポジションに2万円の評価損失が発生すると、証拠金維持率の計算上は8万円で計算される。必要証拠金が4万円であった場合、証拠金維持率は250%から200%に低下する。

サクソバンク証券は証拠金維持率100%でロスカットとなるが、これは比較的早い水準だ。中には証拠金維持率50%や25%といった水準までロスカットされないFX会社もある。

証拠金維持率100%でロスカットされると、「追証(おいしょう)」が理論上なくなる点はメリットだ。追証とは、証拠金維持率が100%を下回った際に以下の処置が求められる状態だ。

  1. 当日中に維持率100%以上になるまで入金する
  2. 当日中に維持率100%以上になるまでポジションを解消する

証拠金維持率100%の維持は法令上の規制で、追証のルールがないFX会社はない。だが、サクソバンク証券のように証拠金維持率100%でロスカットされるならば追証は発生しない。

外国為替市場で直接売買する「アクティブトレーダーコース」

サクソバンク証券は、通常のスタンダードコースに対して、外国為替市場(インターバンク市場)で直接取引できる「アクティブトレーダーコース」を用意している。通常の口座ではサクソバンク証券が提示するレートで売買するが、アクティブトレーダーコースならば実際の外国為替市場を構成する銀行の提供レートで取引が可能だ。スタンダードコースより狭いスプレッドで取引できる。

アクティブトレーダーコースには3つのステージがあり、任意で選択できる。それぞれ以下の通り手数料が掛かり、取引の手数料が「月額標準金額」に届かない場合、差額が徴収される。

ステージ手数料率月額標準金額
ステージ10.003%なし
ステージ20.002%6万円
ステージ30.001%20万円

上記手数料は新規注文と決済注文の両方で掛かる。例えば10億円の売買を行う場合、ステージ1なら新規注文と決済注文の合計で6万円、ステージ3なら2万円だ。ステージ3は月額標準金額が20万円と設定されているため、10億円の新規注文と決済注文を10回以上繰り返すと、差額は徴収されない。

スタンダードコースとアクティブトレーダーコースの比較

通常のスタンダードコースとアクティブトレーダーコースのコストを、以下の条件で比較する。

  • 取引通貨ペア:米ドル/日本円
  • 取引通貨ペアレート:1米ドル=100円
  • スタンダードコースのスプレッド:0.4銭
  • アクティブとレーダーコースのスプレッド:0.1銭
  • 1回の取引数量:1,000万米ドル(10億円)

上記の例だと、スタンダードコースでは新規注文から決済注文で4万円のコストが掛かる。アクティブトレーダーコースの場合、ステージ1だとスプレッドが1万円、手数料が往復で6万円掛かるので、合計のコストは7万円だ。ステージ2だと5万円、ステージ3だと3万円となる。ステージ3のアクティブコースのみスタンダードコースを下回った。

アクティブトレーダーコースとスタンダードコースのコスト差は、両コースのスプレッド差が重要なファクターだ。両コースのスプレッド差がアクティブトレーダーコースの上乗せ手数料より大きければアクティブトレーダーの方が有利になるが、両コースのスプレッド差が小さい場合、スタンダードコースの方が有利になりやすい。

FX取引は大口注文になるほどスプレッドが拡大する傾向にある。1回の注文が大きい、また月額標準金額を上回るほど頻繁に取引を行う者はアクティブトレーダーコースの方が有利になりやすいだろう。

アクティブトレーダーコースはメジャー通貨の取り扱いのみ

アクティブトレーダーコースはメジャー通貨の取り扱いしかない。それでも53種の通貨ペアがあり、「ポーランド・ズロチ」のようなマイナー通貨も一部取り扱っている。以下にアクティブトレーダーコースで取引できる対円通貨ペアをまとめる。

アクティブトレーダーコースの取り扱い対円通貨ペア

  • 米ドル/円
  • ユーロ/円
  • 豪ドル/円
  • 英ポンド/円
  • NZドル/円
  • カナダドル/円
  • スイスフラン/円
  • 南アフリカランド/円
  • トルコリラ/円
  • ポーランド・ズロチ/円

サクソバンク証券(FX)評判──通貨ペアの多さや早朝からの注文受付が評価

「みんかぶFX 口座比較ランキング」「価格.com FX口座人気ランキング」「ZAI FX!ザイ読者が選んだFX会社総合ランキング」といった各種外部調査において、サクソバンク証券は通貨ペアの多さで評価を受けている。

また、サクソバンク証券が早朝から注文を受け付けている点も好感されているようだ。オーストラリア夏時間では月曜午前3時から、標準時間では月曜午前4時から注文を受け付けている。海外で重要なイベントが起こった際もいち早く対応することができるだろう。

口コミでは約定力の高さや取引ツールにも定評があり、概ね評判は良好だ。

サクソバンク証券(FX)クチコミ(口コミ)・評判は?

便利なツールが完全無料なのはありがたい

短期売買一本でやっておりますのでチャート分析用のツールが充実しており各種のモメンタム指標や売買ボリュームを一目で確認できる点も大変気に入っております。また、それらのツールは売買量に関係なく完全無料で使用可能です。システムの安定性につきましてもコロナ禍の新興国通貨暴落の際にも障害なく売買できておりましたし、メンテナンスの際は事前に連絡がくるので不満はありません。
特定通貨の需要が高まる際に手数料が上乗せされるケースはあるらしくその点は少し心配しております。スワップポイントに関してはかなり条件はそれほど良くなくコロナ禍で南アフリカアランドやメキシカンペソなどを大量購入した際にもキャピタルゲインに加えてスワップポイントも期待しましたがそれほどでもなかったとの記憶があります。

★★★★4点
(30代・男性)

売買アプリはスタイリッシュだがホームページは古い印象

短期売買の制限がないので比較的自由度高く取引が可能な点はたいへんうれしいです。スワップポイントも業界平均と比較して高い水準のため大変満足しております。売買アプリが大変スタイリッシュかつ直感的な操作が可能な点も大変魅力的であると感じます。定期的にチャート分析のニュースなどがアップされるため大変参考になります。
ただ、通貨ペアが若干少なく新興国通貨の売買に関していうと大変物足りなさを感じます。また、売買スプレッドも見かけ上は狭いですがボラティリティが高まる局面では上乗せされるなど本当の意味で安いのかはなかなか判断するのは難しいと感じます。
ホームページが一時代古い感じで対消費者の印象や使い方を加味して刷新すべきと感じました。

★★★★4点
(30代・男性)

新興国通過は少ないが、24時間日本語サポートは嬉しい

24時間日本語相談サポートが受けられるため、追証など発生の際にも慌てずに対応して頂けます。通貨の需要が高まるような場面でも手数料の上乗せが小さく通常時の売買スプレッドも狭い点が気に入っております。悪い点としましては短期FX取引を中心にトレードしておりますが、売買サポートのツールがかなり少ないと感じております。新興国通貨中心にスワップポイントも業界平均と比較して高い水準のため大変満足しております。通貨ペア数のラインアップが若干少なく、具体的には新興国通貨の品揃えが悪いと感じております。

★★★★4点
(40代・男性)

サクソバンク証券(FX)スプレッド──コストは変動性

サクソバンク証券のスプレッド(取引コスト)は固定されておらず、相場によって変動するため明らかにすることが難しい。参考までに、2020年11月13日14:40時点の主な通貨ペアの取引コストは以下の通りだった。

米ドル/円0.1銭英ポンド/円0.9銭
ユーロ/円0.5銭南アフリカランド/円0.6銭
豪ドル/円0.5銭トルコリラ/円6.8銭

上記のコストはあくまで一時点なもので、サクソバンク証券のコストは常に変動している。サクソバンク証券は通貨ペアの流動性に基づいてレートを提示しているので、流動性の低いマイナー通貨ペアではコストの変動が大きいだろう。取引の際には注意が必要だ。

また、上述したように、「アクティブトレーダーコース」の場合は上記のコストではなく、0.001%~0.003%の手数料が掛かる点に留意したい。

サクソバンク証券は重要イベントでもコストが安定

多くのFX会社はスプレッドを原則固定としているが、相場の急変や取引の閑散でスプレッドは拡大する可能性がある。特に重要指標の発表でレートが急変する状況ではスプレッドが大きくなりやすい。また、注文と乖離したレートで約定する「スリッページ」や取引が成立しない「約定拒否(リジェクト)」も起こりやすくなる。これらが起こりにくいFX会社を「約定力が高い」と評する。

サクソバンク証券は2018年3月に矢野経済研究所、2019年6月にバリューアップ社から「約定力」に関する調査を受けている。重要指標の1つ「米国雇用統計」発表時に実際に注文を出し、「約定率」や「スプレッドの乖離」など、約定力に関する項目のチェックする内容だ。

いずれの調査でも約定率は100%となり、サクソバンク証券は高い評価を受けた。矢野経済研究所の調査では調査対象(4社)中で最もスプレッドが小さくなり、バリューアップ社の調査ではベストレートの獲得回数が最も多くなった。

サクソバンク証券は変動スプレッドを採用しているため、事前にどれくらいのコストが掛かるか判断しづらいが、取引コストは比較的安定していると思われる。主要通貨レートはサクソバンク証券HPで公開しているので、そちらで確認してもよいだろう。

サクソバンク証券(FX)取引ツール──50以上のテクニカル指標表示「Saxo Trader PRO」

サクソバンク証券ではダウンロード型の取引ツールとして「Saxo Trader Pro」を提供している。一定以上の市場データを利用するには別途手数料が掛かるが、基本的な機能は無料で利用できる。

チャートは50以上のテクニカル指標を表示させることができる。描画ツールも備えているので、より深い分析が可能だ。チャート上から注文を出すこともできる。

注文方法は8通りある。

成行      取引を成立させるレートを指定しない注文方法
注文数量がすぐに成立する
指値取引を成立させるレート(=指値)を指定する注文方法
以下の条件で取引が成立する
・指値の買い注文:指値より安いレートで成立
・指値の売り注文:指値より高いレートで成立  
指値はレートを指定するほか、「パーセント」や「pips」、また「日本円」でも指定できる
逆指値指値で取引成立する条件を逆にした注文方法
指値より「高いレートで買い、安いレートで売る」
以下の条件で取引が成立する
・逆指値の買い注文:指値より高いレートで成立
・逆指値の売り注文:指値より安いレートで成立
逆指値
(トレール)
レートが指値より一定以上乖離した場合、指値を自動的に切り上げる(切り下げる)注文方法
「トレイリングの刻み」で設定した値幅以上にレートが変動した際に指値を変更する
逆指値(指値)逆指値で指定したレートに到達後、改めて「指値」として発注する注文方法
取引成立のレートを厳しく設定できるので、スリッページを防げる
・逆指値(指値)の買い注文:指定したレートで成立
・逆指値(指値)の売り注文:指定したレートで成立
IFD注文新規注文の発注の際に、決済レートも指定しておく注文
決済注文を改めて出す必要がないので相場を監視し続ける必要がない
OCO注文2つの異なる注文を同時に出し、片方の注文が成立した場合、残りを自動的に失効する注文方法。
レートが上下どちらに動くが予想しにくい場合、両方向に対応するため2つ注文を出すケースが
想定される。成立しなかった方の注文を消す必要がないので、管理しやすくなる
IFD-OCO注文新規注文の発注の際に、決済レートをOCO注文で発注しておく注文方法 。
「ポジションに一定上の利益が出れば利益を確定したいが、一定以上の損失が出れば
損切りしたい」ような場合、IFD-OCO注文で双方向のレートを指定できる

サクソバンク証券ではスマホアプリを提供していないが、ブラウザ版取引ツール「Saxo Trader GO」ならスマホからでもログインが可能だ。初回入金後、サクソバンクHPからログインすることができる。

【注目】有力FX会社の早見表(スタイル&ニーズ別)

短期で取引したい(デイトレ&スキャルピング)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか約定スピードドル円 スプレッド通貨ペア数最小取引単位シストレ対応
JFXスキャルピング公認。高速取引専用ツールが魅力数秒単位のスキャルピングに対応。
MT4に対応
4社で唯一数秒単位のスキャルピング「秒スキャ」に言及
超短期トレーダーはJFX推奨
最速:0.001秒 平均:0.005秒 (2020年7月実績)0.2銭2610,000通貨×
LION FX(ヒロセ通商)スキャルピング公認。取扱通貨ペアは業界最多水準大口ならキャッシュバックキャンペーン手厚い
通貨ペア数が多く、スキャルピングの選択肢が広い
数十万円キャッシュバックの取引キャンペーンが定番
大口トレーダーに推奨
最速:0.001秒 平均:0.003~0.005秒 (2020年7月実績)0.2銭501,000通貨×
セントラル短資FXスキャルピング向けに「1クリック注文」用意4社で最もドル円スプレッド安いドル円メインのトレーダーに向く0.1銭251,000通貨
OANDA スキャルピング公認。95%以上の注文が0.001秒で処理口座開設者に世界7拠点からマーケット情報提供口座開設者は「OANDAラボ」から情報提供受けられる
情報も重視したい方はOANDA
新規注文の99%が0.001秒で処理 (2021年5月3週実績)0.3~0.4銭4010,000通貨
※OANDAは「東京サーバー」コース(その他コースでは1通貨単位、69通貨ペアも)

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

②スプレッド重視(とにかく取引コストを低く)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか米ドル円ユーロ円ポンド円豪ドル円NZドル円
ネオモバFXドル円スプレッドが最低0銭「Tポイント」で取引可能TポイントでFXと株式の取引可能
ポイントで疑似体験したい方に向く
0~0.3銭0.4~0.6銭0.9~1.1銭0.6~1.1銭1.2~2.5銭
ゴールデンウェイ・ジャパン大口取引も低スプレッド 1万通貨超なら3社で最も低い(ドル円)1万通貨超なら3社で最低
取引金額が大きい方に推奨される
0.1銭0.3銭0.6銭0.4銭1.0銭
SBI FXトレード1,000通貨以下なら低スプレッドで原則固定3社で最も通貨ペアが多い3社で最も通貨ペアが多いが、1,000通貨超のスプレッドは変動制
少額トレーダーに向く
0~0.1銭0.3銭0.69銭0.4銭0.9銭

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

③中長期で取引したい(スワップ=金利収入重視)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか米ドル円ポンド円ランド円メキシコ円トルコ円最小取引単位通貨ペア数スプレッド(米ドル/円)シストレ対応
みんなのFX高水準スワップが魅力「オプション」取引も可能(LIGHT FXはFXのみ)「オプション」のほか「自動売買」に対応(LIGHT FXはFXのみ)
FX以外の選択肢も持ちたい方に推奨
32円259円50.7円35.7円292円1,000通貨270.2銭
LIGHT FX新興国通貨スワップに強み新興国通貨スワップが「みんなのFX」より高い傾向新興国通貨スワップが「みんなのFX」より高い傾向
高金利通貨のスワップを獲得したい方に向く
31円259円63.7円49.7円292円1,000通貨270.2銭×
表中のスワップポイント(米ドル円~トルコリラ円)は「2021年5月24~28日の累計 1万通貨の買い」の数値

※トルコリラ/円に特化した図表は、下記の記事内を参照されたい。

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

④少額取引(数円~数千円で始めたい初心者&取引金額を細かく調整したい方)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか
SBI FXトレード全34通貨ペアで1通貨単位取引OK唯一マイナー通貨の少額取引可能「ブラジルレアル」などのマイナー通貨も取り扱う
さまざまな通貨で少額FXを行いたい方に推奨される
ネオモバFX最低取引単位1通貨スプレッド0はネオモバだけ(ドル円、1,000通貨以下)1,000通貨以下のドル円スプレッド0
少額かつドル円トレーダーに推奨
LINE FX1,000通貨単位取引。いつもの「LINE」で取引可能3社で唯一米国株取引可能「国内株」「米国株」「投資信託」を取り扱い、いずれも少額取引可能。3社で最も選択肢が多い
FX以外の少額取引を行いたいならLINE FX

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

⑤自動売買(時間が無い方向け。プログラムによる取引)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くか種類
アイネットFXリピート系「ループイフダン」平均利益率127%(2020年度)デモ口座あり。ループイフダンのオンラインセミナーもループイフダンはデモ口座対応。自動運用を仮想の資金で試せる
使用感を事前に試したい方に推奨
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取引管理を重視したい方に向く
リピート系
インヴァスト証券プログラムをリストから選ぶ選択型システムトレード「トライオートFX」ETF(上場投信)の自動売買も可能売買プログラムを選ぶほか、自分で設定もできる。またETF(上場投信)も同じツールで自動売買できる
より発展的な自動売買を行いたい方にはインヴァスト証券が推奨される
選択型
アヴァトレード「MT4(世界的な取引ツール)」対応の本格システムトレード4社で唯一MT4対応。独自売買プログラムも提供4社でMT4に対応しているのは同社だけ。「AMMA」または「DUPLI TRADE」に申し込むと独自の売買プログラムを利用できる。
MT4で本格的な自動売買を行いたい方に向く
選択型

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

⑥サポート重視(初心者&夜間取引が多い人向け)

 ポイント各社のメリット特に誰に向くかその他の問い合わせ窓口
外為どっとコム24時間電話受付。為替のプロが対応税金やマーケット情勢についても回答オペレーターは為替のプロ。オンラインFXセミナーも頻繁に行われる
初心者のエントリー口座として特に推奨
メール
外為ジャパン電話&LINEで24時間対応。LINEも24時間対応高機能FXツール「プレミアチャート」を無料提供。値動きを詳細に分析できる
本格的な取引も行いたい方に向く
メール、LINE
DMM FXコールセンターは24時間受付。メールやLINE、AIチャットも3社で唯一株式取引可能(株式も24時間サポート対応)「株式」「CFD」を取り扱い、いずれも24時間サポートの対象。独自の競走馬ファンドサービス「BANUSY」はユニーク。
サポートのほか選択肢も重視したいならDMM FXが推奨される
メール、LINE、AIチャット

更に詳しい比較・デメリットを補うFX会社の組み合わせはこちら(特化記事)

⑦取引ツール重視(MT4など)

 ポイント最小取引単位通貨ペア数ドル円 スプレッドシストレ対応
FXTFFXTF情報局ではFXに関する情報を提供、コストが低い10,000通貨300.1銭×
JFXスキャルピング可能で短期売買がしやすい10,000通貨260.2銭×
アヴァトレードシストレ可能であり、MT4の次世代ツールMT5にも対応1,000通貨501.1銭
OANDA 対応通貨ペアの種類が多い1通貨690.3銭~0.8銭×

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⑧デモ口座のあるFX会社

 最小取引単位通貨ペア数ドル円 スプレッドシストレ対応
DMM FX10,000通貨210.2銭×
アイネットFX10,000通貨240.7銭~1.8銭
FXTF10,000通貨300.1銭×
JFX1,000通貨260.2銭×
LION FX1,000通貨500.2銭×
FXブロードネット1,000通貨240.2銭
アヴァトレード1,000通貨551.1銭
セントラル短資FX1,000通貨250.1銭
OANDA1通貨690.3銭~0.8銭×
外為どっとコム10,000通貨300.2銭×
みんなのFX1,000通貨270.2銭
2021年6月1日現在

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⑨「提供情報の多さ」重視(知識をつけたい・戦略を練りたい)

FX会社概要
LIGHT FX金融情報サービス「FXi24」を通じて為替ニュースを閲覧できるほか、重要度がひと目で分かる経済指標カレンダーも公表
インヴァスト証券自動売買ができるトライオートFXでは、自動売買に関する知識が丁寧に紹介されており、初心者でも無理なく自動売買に挑戦できるようになっている
LINE FX何よりの強みと言えるのが、LINEで為替や相場に関するニュースを受け取ることができることだ。経済指標の発表に合わせて通知がすぐに送られてくるため、チャンスやピンチに素早く反応することができる

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FX会社名 ポイント
DMM FX 口座開設数は国内最大級
SBI FXトレード 最小1通貨から取引可能、積立FXも対応
LIGHT FX スワップポイントに定評、実践的な情報コンテンツ
外為ジャパン 1,000通貨単位、クイック入金や24時間サポート体制
楽天FX 楽天ポイント・グループのシナジーで若者が流入
マネックス証券 リスク管理しやすい仕様、外貨出金が可能
LINE FX シンプル設計や通知機能がライトユーザーに便利
ゴールデンウェイジャパン スプレッド業界最狭水準、MT4利用可
FXブロードネット 豊富な取引コースや自動売買が好評
LION FX(ヒロセ通商) 最高水準の取扱通貨ペア数、多様なキャンペーン
ネオモバFX Tポイント利用可、少額からの投資にも強み
トライオートFX 自分で自由度高く作成可能な「設定型」の自動売買
JFX 約定力に定評、スキャルピングも
セントラル短資FX 値動きを予測する「みらいチャート」が好評
OANDA Japan 豊富なテクニカル指標・描画オブジェクト標準装備
アヴァトレード・ジャパン 日本初MT5に対応
アイネットFX 裁量取引も、自動売買取引も可能
更新日:2021/01/25

動画でもFXを勉強(松井証券によるFX動画の例)

たとえば「MATSUI FX」(通貨ペアの追加や主要ネット証券初の1通貨単位取引導入など、2021年2月にサービス内容がリニューアルされた)を運営する松井証券は以下のように動画でFXについて解説するシリーズを用意している。

(画像:Shutterstock)

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