SBI FXトレードの概要や評判、特徴を解説

SBI FXトレードは2011年設立のFX専業会社だ。取り扱い通貨ペアは34種あり、うち33種の通貨ペアで1通貨単位の取引が可能だ。最大1,000万通貨の取引ができ、少額から大口まで幅広い取引に対応している。

取引コストは業界内で最低水準だ。「米ドル/円」の取引コストは0.09銭(1,000通貨以下の取引)で、比較的低いコストで取引ができる。

定期的に外国通貨を積み立てる「積立FX」にも対応している。

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この記事の目次

SBI FXトレード株式会社の概要と実績――口座数、預かり残高で首位

SBI FXトレード株式会社は、SBI証券で有名なSBIグループのFX専業会社で業界の大手だ。

SBI FXトレード株式会社の概要

SBI FXトレードの会社概要とサービス概要は以下の通りである。

会社名SBI FXトレード株式会社
設立年月2011年11月
資本金9億6,000万円(2020年9月末)
株主SBIリクイディティ・マーケット株式会社 
自己資本規制比率1,655.2%(2020年9月末)
通貨ペア数34種類
最小取引単位1通貨
取引手数料無料
口座維持費無料
入出金手数料クイック入金は無料、出金無料
レバレッジ25倍
取引時間米国標準時間:月曜7:00~土曜6:30
米国夏時間:月曜7:00~土曜5:30
日時メンテナンス米国標準時間:月曜6:30~土曜7:00
米国夏時間:5:30~6:00(月6:30~7:00)

入出金手数料はクイック入金の場合は無料、出金手数料は完全無料となっている。クイック入金が利用できる金融機関には同じSBIグループである住信SBIネット銀行があるが、それ以外の金融機関でもクイック入金は可能だ。

具体的には、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行などの都市銀行、ネット銀行では楽天銀行、ジャパンネット銀行があげられる。地方銀行にも対象銀行が多くあるようだ。

SBI FXトレード株式会社の実績

次にSBI FXトレードの実績を紹介する。矢野経済研究所が2020年1月に公表した「有力FX企業17社の月間データランキング」よると、2019年11月時点でSBI FXトレードは「口座数」「預かり残高」で首位となった。

 取引高(月間)口座数預かり残高
全体159兆円550万口座1.12兆円
SBI FXトレード圏外127.6万口座2,488憶円
シェア圏外23.2%(1位)22.2%(1位)

取引高は圏外であるものの、多くのFX投資家から支持を集めていることが分かる。

通貨ペアは34――最小1通貨から取引可能

SBI FXトレードでは34の通貨ペアで取引が可能だ。うち、日本円から直接買える通貨は19種ある。

最小取引単位は1通貨で、韓国ウォン以外の全通貨で1通貨からの取引が可能だ。通常、FXの少額取引は1,000通貨単位(ミニFX)を指すが、さらに小さい額で取引できる。最大で1,000万通貨までの取引が可能なので、大口の取引も可能だ。

SBIグループは計4社でFXサービスを提供しているが、SBI FXトレードが最も通貨ペアの数が多い。SBIグループの旗艦FXブランドといえるだろう。

 SBI FXトレードSBI証券SBI ネオモバイル証券住信SBI ネット銀行(Oh! FX)
取り扱い 通貨ペアの数34282617
最小取引単位1通貨1,000通貨1通貨1,000通貨

矢野経済研究所の調査で上位となった他のFX会社3社と比較しても、SBI FXトレードの通貨ペアはトップクラスだ。

積立FXに対応

WEB版限定のサービスで、外国通貨を定期購入する「積立FX」にも対応している。金利差に相当する「スワップポイント」も得られるので、積立外貨預金と実質的に同じ投資効果が獲得できる。

積立FXに対応しているのは以下9通貨だ。いずれも日本円からの積立が可能となっている。

米ドルNZドル人民元
豪ドルカナダドル南アフリカ ランド
英ポンド香港ドルトルコリラ

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SBI FXトレードのメリット――約定力の高さが魅力

SBI FXトレードのメリットは2つある。

  • SBI FXトレードは約定力が高い
  • FX会社としては珍しい暗号資産CFDの取引ができる

SBI FXトレードは約定力が高い

SBI FXトレードの自己資本規制比率は2020年9月末の時点で1,655.2%だ。

自己資本規制比率は会社の財務の健全性を測る指標であり、高ければ高いほど取引の安定性(約定力)が高く、倒産のリスクも少ないといえる。

1,655.2%という数字は非常に高く、自己資本規制比率は120%以上が最低条件となっているため最低水準の10倍以上の高水準であるといえる。

万が一、FXの会社が倒産した場合でも信託保全がされていれば預けていた証拠金は返還される。SBI FXトレードは万が一の事態に備えて預け入れ資産と企業の資本は区分管理されているので倒産した場合も資産が返還される仕組みだ。

SBI FXトレードは約定力が高く、倒産のリスクを気にせず安心して取引できるFX会社である。

FX会社としては珍しい暗号資産CFDの取引ができる

SBI FXトレードはFX会社としては珍しい暗号資産CFDの取引が可能だ。暗号資産CFDとは仮想通貨を対象にした差金決済取引サービスのことである。

CFDは個別株、株価指数、債券、コモディティまで投資対象が多くあるが、SBI FXトレードでは暗号資産を対象にしたCFDのみを取り扱っている。

SBI FXトレードで扱っている暗号資産CFDは以下の3つの仮想通貨と6つの銘柄だ。

取扱暗号資産ビットコイン (BTC)、エックスアールピー(XRP)、イーサリアム (ETH)
取扱銘柄BTC/JPY、XRP/JPY、ETH/JPY、BTC/USD、XRP/USD、ETH/USD

証拠金率は2倍、必要な証拠金は建玉金額の50%に相当する日本円となっている。取引手数料と口座管理手数料に関しては無料だ。

口座開設はFX取引口座、積立FX取引口座と同時に開設可能なので、暗号資産CFDの取引にも興味があるなら同時に口座を開設しよう。

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SBI FXトレードのデメリット――システムトレードはできない

一方でSBI FXトレードには次のようなデメリットもある。

  • SBI FXトレードにはシストレがない
  • 取引ツール・アプリが使いにくい

SBI FXトレードにはシストレがない

SBI FXトレードには自動購入による積立機能はあるが、システムトレード機能がない。システムトレードはシストレとも呼ばれ、決めたルールに従って継続して機械的にトレードする投資方法だ。

構築したシステムに従って機械的に自動売買をおこなうので、投資における感情を排除する手段として有効である。投資において感情で取引することを余計なリスクを生みかねないので、FXでシストレを利用している投資家も多い。

SBI FXトレードにはシストレ機能がないので、シストレで取引をしたい人はシステムトレードのあるFX口座を開設するほうがいいだろう。

取引ツール・アプリの使い勝手

SBI FXトレードは価格.comでも他のFX口座と比較して取引ツールが使いにくいという評価を受けている。

SBI FXトレードのスマートフォン版アプリには旧アプリと新アプリの2種類があり、旧アプリと新アプリで特徴やメリットも異なる。
旧アプリから新アプリに変えた際に不便になったという意見を含んでいる可能性もあるだろう。2種類のアプリに関しては後ほど解説する。

使いにくいという意見がある以上、高性能な取引ツールで取引することを一番に考えるなら取引ツールが優秀である他のFX口座を開設するほうが間違いはない。

しかし、他のメリットを魅力的に感じるのであれば、取引ツールの不便さだけで口座開設を諦める必要はないだろう。

SBI FXトレードの評判――取引コスト、1通貨単位の取引で好評

SBI FXトレードの評判を外部の比較サイトから確認する。参照する比較サイトは以下4社だ。

  • オリコン顧客満足度調査
  • みんかぶFX 口座比較ランキング
  • 価格.com FX口座人気ランキング
  • ZAI FX!ザイ読者が選んだFX会社総合ランキング

SBI FXトレードはいずれの比較サイトでも上位にランクインしている。「取引コストの安さ」や「1通貨単位取引」でポジティブな評価が目立った。

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SBI FXトレードのスプレッド――業界最低水準の取引コスト

SBI FXトレードの提供するスプレッドは、取引コストとして業界最低水準だ。上記でランクインした他社と比較しても、同社の取引コストは最低水準であることがわかる。

SBI FXトレードの取引コストは、以下のように取引単位ごとに変動する。

取引単位取引コスト (米ドル/円)
1,000通貨以下0.09銭
1,000通貨超~100万通貨以下0.17~7.80銭
100万通貨超~300万通貨以下0.19~9.50銭
300万通貨超~1,000万通貨以下0.80~9.50銭

店頭FXの取引コストは相場状況などで変動する場合がある。SBI FXトレードにおいても同様だが、2020年8月の「米ドル/円」の実績を確認すると、1,000通貨以下の取引では100%0.09銭で固定できているようだ。100万通貨以下でも、取引の95%までは0.27銭で取引できている。

一時的に高コストになってしまう可能性がないわけではないが、概ね低コストで取引が可能だといえるだろう。

SBI FXトレードのスワップポイント

SBI FXトレードはスワップポイントにも力を入れているFX会社だ。スワップポイントとは2つの通過を交換する際に生じる金利のことで、高金利の通貨を買って低金利の通貨を売った場合に発生する。

この金利の差分をスワップポイントとして受け取れるので、株の配当収入や投資信託の分配金のようにFXで定期収入を得ることができる仕組みだ。

SBI FXトレードでは2020年8月時点で1万通貨あたりのスワップポイント金額(円)は2020年8月24日~28日の間で以下の通りとなった。

順位通貨ペア買or売スワップポイント金額
1米ドル/スイスフラン161円
2英ポンド/スイスフラン154円
3ユーロ/米ドル140円
4ユーロ/NZドル133円
5ユーロ/豪ドル126円
6ユーロ/英ポンド105円
7スイスフラン/円98円
8トルコリラ/円81円
9豪ドル/スイスフラン77円
10米ドル/人民元70円

付与日数はすべての通貨において7日で共通している。円を利用したスワップポイントの上位にはスイスフランとトルコリラがランクインしている。

スワップポイントを重視して投資をする人は上記の額を参考にして、SBI FXトレードでの投資を検討しよう。

現在のスワップポイントについて知りたい人はSBI FXトレードではスワップ履歴を公開している。
すべての通貨のスワップポイントに対して1通過単位表示と1万通貨単位表示の両方が利用できるので利用しよう。

また、スワップポイントで利益を得るには、それぞれの通貨の政策金利のリサーチも必要なので確認することをおすすめする。

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SBI FXトレード取引ツール――多機能チャートを備える「Rich Client NEXT」

SBI FXトレードが提供するPC版(要インストール)取引ツールが「Rich Client NEXT」だ。多機能な為替チャートに特徴があり、以下のような機能がある。

表示本数30~2,000本
最大チャート表示数30チャート
足種13種 ※TICK~8時間足:10種 日足~月足:3種
テクニカルチャート29種 ※移動平均、ボリンジャー・バンドなど
描画ツール21種 ※トレンドライン、フィボナッチなど
その他の機能・CSV出力(4本値) ・チャート上からの注文

SBI FXトレードは、他にインストール不要のWEBブラウザ版ツール「WEB NEXT」、スマホアプリ版の「SBI FX TRADE(iPhone、Android)」を提供している。「Rich Client NEXT」より機能は限定されてしまうが、外出先でも多機能ツールを利用した取引が可能となっている。

SBI FXトレードのスマートフォンアプリは2種類ある

SBI FXトレードの「SBI FX TRADE」には新アプリと旧アプリの2種類がある。新アプリは2019年10月15日にリリースされた。それぞれのスペックについて比較をすると下記の通りとなった。

 新アプリ旧アプリ
画面分割1画面、2画面、4画面1画面、2画面、4画面
足型式1種類(ローソク)2種類(ローソク、平均足)
足種12種類12種類
テクニカル9種類(SMA、MACD等)22種類(WMA、エンベローブ等)
対応OSAndroid OS7.0、iOS11.0以上Android OS5.0、iOS11.0以上

足種(時間足)は共通して1分足~8時間足の9種類、日足、週足、月足の3種類である。

新アプリは使いやすさを重視して作られているので、必ずしも旧アプリよりも優れているわけではない。特にトレンドライン分析を重視する人や、平均足で見たい人は新アプリではなく旧アプリの方がおすすめだ。

また、Google play とApple Store上では、2020と記載されている方が新アプリであり、SBI FXトレードの提供ツールのダウンロードページでは新・取引アプリという名称の方が新アプリで、取引アプリ(黒)が旧アプリである。

特にGoogle play やApple Storeで直接ダウンロードする人は新アプリ・旧アプリという表記がないので、間違えてダウンロードをすることがないように確認しよう。

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SBI FXトレードの口座開設の方法――必要書類にはマイナンバーも

SBI FXトレードではFX取引口座、積立FX取引口座、オプション取引口座、暗号資産CFD取引口座が開設可能だ。

口座開設の流れは下記の通りとなっている。

  1. 申込フォームへ入力
  2. 必要書類を用意
  3. 審査完了後、口座開設完了

申込みフォームへ必要事項を入力したら、必要書類のアップロードが求められる。
アップロードする書類はマイナンバー(個人番号)が確認できる書類と、本人確認書類が必要となる。

マイナンバーカードを持っている場合は、マイナンバーカードの表面と裏面をアップロードすれば用意する本人確認書類は1点で問題ない。
個人番号付住民票を用意している場合も本人確認書類は1点のみとなる。

通知カードしか持っていない場合は本人確認書類が2点必要だ。具体的に本人確認書類として認められるのは運転免許証、健康保険証、住民基本台帳カード、印鑑登録証明書の4種類だ。

パスポート・学生証はSBI FXトレードにおいて身分証明書とは認められないので注意が必要である。

本人確認書類の送付方法は直接画像を撮影してアップロードする方法と、メールで送付する方法と、郵送する方法がある。

審査完了後、口座開設が完了する。後日、簡易書留郵便にてログインID、パスワードが届くのでログインをすれば公式サイトや、アプリからログインをしよう。

SBI FXトレードキャンペーン――500円の進呈&最大3万円キャッシュバック

SBI FXトレードは新規口座開設者に「500円入金特典」を行っている。新たに口座開設し、口座開設月の翌月10日までにログインすると、もれなく全員に500円が入金される。1通貨単位取引が可能なので、すぐに取引ができる仕組みだ。

500円入金特典は常設のキャンペーンだが、SBI FXトレードの判断で終了する可能性はある。

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SBI FXトレードにログインできない場合の対処方法

SBI FXトレードにログインできない場合、ログインIDとパスワードに間違いがないか確認しよう。

ログインID・パスワードには大文字・小文字のO(オー)と0(ゼロ)、数字の1(イチ)と大文字のI(アイ)、小文字のl(エル)が混同している可能性がある。

また、ログインID・パスワードには半角英数字しか使われていないので大文字が出てきた時点で間違いだと分かる仕様となっている。

ログインIDとパスワードが書かれた書類を紛失した場合はコールセンターに電話をして再発行をしてもらおう。

SBI FXトレードのクチコミ(口コミ)・評判は?

パソコン用アプリが無料とは思えない拡張性の高さ

評判・クチコミ

★★★★★5点

50代・男性
パソコン用のアプリであるRich Client NEXTを愛用しています。こちらのツールは無料とは思えないくらい拡張性がありとても気に入っています。プライボードなどのレイアウトを自由に変更することができるので、売買のタイミングが最も重要とされるFXでは大きな武器になっています。これまでいろんなFX売買ツールを利用してきましたが、Rich Client NEXTは間違いなくトップクラスに入る機能性があります。

40代、画面が見づらい……という人でも見やすいアプリ

評判・クチコミ

★★★★4点

40代・男性
40代にもなるとスマートフォンの画面が見にくくなってくるのですが、SBI FXトレードのスマートフォン用アプリケーションの視認性は非常に高いと思います。すぐに認識できるような数字のデザインはとても好印象ですし、一画面に表示される情報量もちょうど良いので、数年使っていますが特に不満に感じるようなところはありません。定期的にアップデートがあり、最近もまたさらにブラッシュアップされた印象を受けています。

リスクをとりたくない人に1通貨からの取引はオススメ

評判・クチコミ

★★★3点

20代・男性
ここは一通貨から取引ができるので、とにかく短期間のスキャルピングでもうけようと思って頻繁に取引を行うような短期取引の人よりも、「日本円だけ保有しているのは不安だけど何をやっていいのかよくわからないけれど、それほど多くのお金を外貨にしておくのも嫌」という人が少しずつ外貨を積み立てる形で購入していくのには適した証券会社です。ですから、私は大きく通貨を購入するのではなく、ちょこちょこ通貨を購入する取引を行っています。

SBI FXトレードは安定性もあり、手数料も業界最低水準

SBI FXトレードはSBI証券などの最大手の証券会社を持つSBIグループのFX専業会社なので、自己資本規制比率も高く安定しており、手数料も業界最低水準を誇っている。

倒産のリスクが低いFX会社を選びたい人や、とにかく手数料の安いFX会社を選びたい人はSBI FXトレードで口座開設を検討しよう。

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