仮想通貨IOST(アイオーエスティー)とは?今後の価格チャートと将来性を検証【1000円になる?】

(公開日:
iost

国内を代表する仮想通貨取引所「コインチェック」に上場したことで、その存在を徐々に知られつつある仮想通貨IOST(アイ・オー・エス・ティー)。本記事では、仮想通貨IOSTの特徴や将来性を踏まえた上で、今後の価格や購入する上でおすすめの取引所について整理する。

仮想通貨IOST(アイオーエスティー)とは

仮想通貨IOSTは、Internet of service token(インターネット・オブ・サービス・トークン)の略で、特定の条件下で決められた処理が自動的に実行されるスマートコントラクトを実装した分散型アプリケーション構築するためのプラットフォームのことを指す。2018年1月にシンガポールに本拠を置く非営利団体「IOST財団」によって開発された。

市場規模は?上昇している?下落している?

IOSTの市場規模・時価総額は2021年11月21日時点の最新データだと、米ドル(USD)ベースだと7億9,411万ドル、円(JPY)ベースだと約905億4,745万円となっている。

ちなみにIOSTの取引価格の推移だ。取引価格が増えれば市場規模・時価総額も増える。

出典:TradingView(IOST / US DOLLAR)

CoinMarketCapによれば、IOSTの時価総額は、主要な仮想通貨の中では125位となっている。ビットコインの時価総額は1兆1,100億ドル規模であり、IOSTの時価総額はビットコインの時価総額の約150分の1程度となっている。

投資家からの注目度は?人気は?

IOSTは時価総額においてはビットコインにはまだまだかなわないものの、特に日本国内では投資家からの注目度が高まっている。冒頭でも触れた通り、国内最大級の仮想通貨取引所「Coincheck」に上場し、日本人の仮想通貨投資家も売買しやすくなったからだ。

ビットコイン(BTC)との価格の相関性は?

すでにさまざまな仮想通貨が仮想通貨取引所に上場しているが、新たに投資を行うかを検討している仮想通貨がある場合、ビットコインとの値動きの相関性を知っておくのがポイントだ。

ビットコインとの値動きの相関性が強い場合、ビットコインのチャートのテクニカル分析の結果を活用しやすいからだ。IOSTの場合はどうだろうか。結論から言えば、ビットコインとの相関性は一定程度高い。

ビットコインの値動きが上昇した日はIOSTも上昇しやすく、逆にビットコインが下落した際にはIOSTも下落しやすい。ただし、時期によっては必ずしも相関性が強いわけではない。例えば2021年9月上旬から中旬においては、ビットコインが下落したのに対し、IOSTは大きく上昇した。

出典:TradingView(青線がIOST、黄線がビットコイン)

そのため、ビットコインの値動きだけでIOSTの今後の値動きを予想するのは、ややリスクも含む。IOSTの値動きに加え、1日当たりの取引量が増えているのかなども参考に、購入タイミングや売却タイミングを検討したいところだ。

仮想通貨IOST(アイオーエスティー)の特徴

仮想通貨IOSTの特徴は以下の通り。

JavaScript

仮想通貨IOSTはJavaScriptで開発可能であり、イーサリアムと比較すると比較的容易にDappsを開発することができる。

PoB(Proof of Believability)

IOSTはPoB(Proof of Believability)というコンセンサスアルゴリズムを採用している。PoW(Proof of Work)やPoS(Proof of Stake)では計算機資源やトークン保有量が多いことがマイニングを行う上で有利に働くことがあったが、PoB(Proof of Believability)ではノードとしての評判などが重視されることが特徴として挙げられる。

シャーディング技術

従来の仮想通貨では、ブロック内のデータ容量が大きくなると送金スピードが遅くなるという課題があった。この課題を解決するために生まれたのがシャーディング技術である。シャーディング技術を活用すれば、送金スピードが早くなるのみならず、送金の際の手数料を節約することができるとされている。

EDS

EDS(Efficient Distributed Sharding)はトランザクションの処理速度を大幅に高めることができる技術である。イーサリアムではスケーラビリティ問題で送金速度が遅くなるという問題があったが、仮想通貨IOSTを活用すれば、EDSによってその問題が解決されるとされている。

第3世代のブロックチェーン

IOSTは「第3世代のブロックチェーン」と称されることが多い。どういうことなのか説明していこう。

一般的に仮想通貨の第1世代はビットコイン、第2世代はイーサリアムなどとされる。第1世代と第2世代では、スマートコントラクト機能が搭載されているかどうか、といった違いがある。

そして第3世代の仮想通貨は、第1世代のビットコインや第2世代のイーサリアムが抱えている課題を解決した仮想通貨のことを指す。ここで言うところの課題とは、「スケーラビリティ」の問題などだ。

スケーラビリティの問題とは、取引量が増えたことで送金処理が遅くなる問題のことを指す。つまり決算が終わるまでに時間が長くかかるということだ。IOSTでは先ほど触れたEDSの技術を利用することによって、スケーラビリティの課題の解決を実現している。

仮想通貨IOSTの将来性|押さえるべき論点

仮想通貨IOSTの将来性を考える上で押さえるべき論点は以下の通り。

DeFiの動向

DeFiは「分散型金融」と呼ばれ、中央集権的な管理者が存在しない金融サービスのことを指す。仮想通貨IOSTはDeFi開発のためのプラットフォームであり、DeFiの動向に価格が左右されやすいという特徴がある。

エアドロップの実施

エアドロップとは、ユーザーに無料でトークンが配布されるイベントのこと。エアドロップが行われるタイミングでは、仮想通貨IOSTの価格は上昇する傾向が見られる。エアドロップは定期的に行われるので、定期的に情報を収集しておくと良いだろう

国内の仮想通貨取引所への上場

国内の仮想通貨取引所に上場したタイミングで価格が上昇する可能性がある。実際、仮想通貨IOSTがコインチェックに上場した際には、価格は急激に上昇したという事実がある。今後、国内の仮想通貨取引所に仮想通貨IOSTが上場すれば、仮想通貨IOSTの価格は上昇する可能性がある。

仮想通貨IOSTを取り扱う取引所

仮想通貨IOSTを取り扱う取引所は以下の通り。

Coincheck(コインチェック)

Coincheckを運営するコインチェック株式会社は2012年の創業。2018年1月に大規模なハッキング事件(参考:コインチェック事件)に見舞われたが、東証一部上場のマネックスグループの傘下で、経営再建を図り、平成31年1月11日に仮想通貨交換業登録を完了した。サービスの使いやすさに定評があり、スマホアプリの累計ダウンロード数は2021年7月時点で415万を記録。取引手数料は無料。国内では最多となる17通貨に対応しており、国内ではCoincheckでしか取り扱っていないアルトコインも多い。代表取締役を務める蓮尾 聡氏は、日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)の理事(非常勤)を務めている。

Coincheckでの口座開設の方法

IOSTを売買するためにCoincheckで口座を開設する際には、アカウント登録が第1歩だ。

パソコンのブラウザやスマートフォンのアプリを使ってアカウント登録画面から手続きを進め、運転免許証などの本人確認書類の提出や本人写真の撮影を経て、アカウント登録が完了する。

アカウント登録が完了したあとは、Coincheck上で指定された口座にIOSTを購入するための資金を入金し、その後、パソコンのブラウザもしくはスマートフォンのアプリを使ってIOSTを購入する。

ちなみにCoincheckでは最低500円程度で仮想通貨を取引することが可能になっている。

仮想通貨IOSTに投資する際のリスク

仮想通貨IOSTに投資する際のリスクは以下の通り。

相場変動が激しい

仮想通貨IOSTは仮想通貨の時価総額ランキングが低く、流動性が乏しいため、値動きが比較的激しい傾向がある。そのため、資金を大きく増やせる可能性がある一方で、大きな損失を出してしまう可能性もある。

情報量が比較的少ない

仮想通貨IOSTはビットコインやイーサリアムなどのメジャーな仮想通貨(暗号資産)と比較すると歴史が浅く、情報量が比較的少ない。そのため、ウェブ上に存在する仮想通貨IOSTに関する情報は比較的少ない。仮想通貨IOSTに関する情報を収集するには、公式ツイッターなどを活用する必要がある。

長期投資には向いている?

独自のアルゴリズムを採用していることなどで注目を集めているIOST。ここまでさまざまな視点からIOSTについて解説してきたが、もし長期保有を検討しているのであれば、IOSTは長期投資に向いている仮想通貨と言えるだろうか。

結論から言えば、その点について断定的な結論は出せない。それはビットコインでも同じことで、価格の上下を繰り返しながら右肩上がりの状況が続くビットコインでされ、今後も価格の上昇が続くと安易に予想することはできない。これは株式投資でも同じで、常に下落のリスクを考慮する必要がある。

そのため、長期投資を決め込んでチャートのチェックをおろそかにしないよう、注意したい。ある程度含み益が膨らんだら売却して利確するなど、様子をみながらトレードを続けるのも賢明な判断と言える。

もちろん、価格の変動を気にせず長く持ち続ける方が利益が大きくなる可能性もある。その際には「機会損失」になるが、投資で成功するためには、損失を最小限にとどめるという視点も非常に重要だ。

仮想通貨IOSTに関するよくある質問

仮想通貨IOSTに関するよくある質問は以下の通り。

仮想通貨IOSTの購入する上でおすすめの取引所は?

2021年9月現在、国内の仮想通貨取引所でIOSTを売買できるのはコインチェックのみ。

仮想通貨IOSTの過去の値動きは?2020年末からの騰落率は?

IOSTは2021年1月ごろから4月にかけて価格が急上昇し、7月にかけて価格が下落した。その後、9月にかけて再び価格が上昇したが、2021年11月現在では下落基調が続いている状況だ。

しかし上昇と下落を繰り返しながらも、2020年末からの騰落率をみると、非常に好パフォーマンスの仮想通貨であることが分かる。2020年末は価格が0.0056ドルだったが、2021年11月25日時点では0.0403ドルとなっている。1年足らずで価格が約7.2倍になったわけだ。

出典:TradingView

仮想通貨IOSTの今後の価格はどうなる?

価格については具体的なコメントは差し控えるが、国内の仮想通貨取引所での取扱いが増えれば、今後も価格が上がっていく可能性は十分にあると言える。

今後の国内仮想通貨取引所に上場する予定は?

OKCoinJapanにて2021年9月15日から取り扱いが始まることが決まっている。今後、国内の仮想通貨取引所での取り扱いが増えていけば、取引量が増え、価格上昇も期待できる。

最後に

本記事では仮想通貨IOSTの特徴や将来性を踏まえた上で、今後の価格や購入する上でおすすめの取引所について整理した。仮想通貨IOSTはまだ国内で取引できる仮想通貨取引所が少なく、ビットコインやイーサリアムといったメジャーな仮想通貨と比較すると知名度はかなり劣る面がある。しかし、今後、世の中全体でDeFiに対する需要が高まれば、IOSTの価値も高まっていく可能性もある。将来性は十分に期待できる銘柄であると言えるだろう。

参考文献

仮想通貨価格、チャート、時価総額|CoinMarketCap
https://coinmarketcap.com/ja/

IOST(IOST)価格・チャート・時価総額|CoinMarketCap
https://coinmarketcap.com/ja/currencies/iostoken/

【2021年最新】IOSTを解説!過去のチャートから今後・将来性も考察|Coincheck(コインチェック)
https://coincheck.com/ja/article/441

エンタープライズブロックチェーンは「幻滅期の底」を打ったか?|Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
https://forbesjapan.com/articles/detail/42614/2/1/1

(画像:Shutterstock)

この記事をシェアする