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Opensea(オープンシー)とは、世界最大級のNFTマーケットプレイスであり、NFTの作成・購入・出品ができるプラットフォームだ。海外のマーケットプレイスであるが、日本語対応しているため日本人も利用しやすい。ただし、利用には外部ウォレットの作成と接続、NFTの購入には仮想通貨の調達が必要であるため、初めて利用する人には利用方法が分かりにくい部分がある。
本記事では、NFTマーケットプレイスのOpenseaについて始め方・使い方、NFTの買い方・売り方、コストとなるガス代について解説する。
<記事のポイント>
- Openseaは世界でもトップクラスの海外のNFTマーケットプレイス
- 利用には仮想通貨取引所の口座開設、ウォレットの作成が必要
- 購入方法には定額購入・オファー・オークションがある
- コストはガス代、販売手数料、クリエイター手数料がかかる
Opensea(オープンシー)とは?
名称 | Opensea(オープンシー) |
サービス開始 | 2017年12月 |
取り扱いNFT数 | 8,000万以上 |
取り扱われているNFT | デジタルアート ゲームアセット トレーディングカード デジタルミュージック メンバーシップNFT 他 |
決済に使用できる仮想通貨 | イーサリアム(ETH) ソラナ(SOL) アバランチ(AVAX) ポリゴン(POL) ベーシックアテンショントークン(BAT) 他 |
対応する外部ウォレット | Metamask Coinbase Wallet Phantom 他 |
基本販売手数料 | 2.5% |
公式サイトURL | https://opensea.io/ja |
Opensea(オープンシー)は、2017年12月に設立された「Ozone Networks, Inc」によって運営される世界最大級のNFTマーケットプレイス。トップクラスの取り扱いNFT数、ユーザー数、月間取引高を誇り、日本を含めた世界中の人々がNFTを取引している。
複数のブロックチェーンに対応しており、イーサリアム(ETH)をはじめとする様々な仮想通貨をNFTの取引に使用できる。外部ウォレットはMetamaskをはじめ、複数のウォレットに対応している。
また、Openseaは海外のサービスであることから、日本の法律によって運営されていないため、トラブルがあった際には日本の司法を頼れない。海外の暗号資産に関連するサービスを利用する場合に共通したリスクではあるが、実際に利用する前にこの点は留意しておきたい。
Opensea(オープンシー)の始め方
Opensea(オープンシー)は以下の手順で使用できるようになる。
- 仮想通貨取引所で口座を開設する
- NFTの購入に必要な仮想通貨を購入する
- 仮想通貨ウォレットを用意する
- 個人ウォレットに仮想通貨を送金する
- Openseaにウォレットを接続する
仮想通貨取引所で口座を開設する
Openseaを始めるには仮想通貨の購入が必要であることから、仮想通貨を購入できる仮想通貨取引所の口座を開設しよう。NFTの購入においてメジャーな通貨はイーサリアム(ETH)であるため、イーサリアム(ETH)が購入できる仮想通貨取引所であれば問題ない。
ただし、Openseaでは複数の仮想通貨に対応しているため、ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、ポリゴン(POL)も購入可能であり、初心者も利用しやすいSBI VC トレードがおすすめだ。口座開設は仮想通貨取引所のメッセージを受信できるメールアドレス、運転免許証、マイナンバーカードなどの本人確認書類を用意すれば、公式サイトにアクセスして画面の指示に従うだけで口座開設できる。
NFTの購入に必要な仮想通貨を購入する
仮想通貨取引所の口座を持っており、仮想通貨を取引する準備が完了している場合は、NFTの購入に必要な仮想通貨を購入しよう。特に購入するNFTが決まっていない場合は、NFTの購入において代表的な仮想通貨であるイーサリアム(ETH)を購入すれば良いだろう。
購入するNFTが決まっており、対応する仮想通貨を口座を開設している仮想通貨取引所では取り扱っていない場合は、改めて別の仮想通貨取引所で口座を開設して取引する必要がある。イーサリアム以外にソラナ、アバランチ、ポリゴンなどNFTの購入にも人気の仮想通貨がどの取引所で取り扱われているかは以下のページにまとめてあるため参考にして欲しい。
仮想通貨ウォレットを用意する
Openseaの利用は、個人で所有する仮想通貨ウォレットが必要だ。ウォレットには種類があるが、Openseaに対応しているウォレットでなくてはならない。その中でも代表的なウォレットにはMetaMaskがあり、イーサリアム(ETH)をはじめとするイーサリアムチェーンの仮想通貨と複数のブロックチェーンに対応している。
MetaMaskは、Google Chrome・BraveなどのWebブラウザに拡張機能としてインストールする形で導入できる。スマホにインストールしたい場合は、Google Play・App Storeからアプリとしてインストールしよう。MetaMaskのウォレットを作成することで、Openseaに外部ウォレットを接続できるようになる。MetaMaskの導入方法は以下の記事で詳しく紹介している。
個人ウォレットに仮想通貨を送金する
ウォレット・仮想通貨を用意した後は、購入した仮想通貨を個人のウォレットに送金する作業が必要になる。仮想通貨取引所の送金画面を開き、自身のウォレットのアドレスを確認できる状態にしよう。仮想通貨取引所の送金では、送金先のウォレットの情報を入力する必要があり、その中でも重要であるのがウォレットのアドレスだ。
万が一にもアドレスを間違えて入力してしまうと、送金した仮想通貨が永遠に失われるセルフGOXという状態に陥ってしまうため、アドレスの入力は間違いのないようにしよう。反映に時間がかかる場合があるかもしれないが、送金に成功すればウォレットに送金した仮想通貨が反映されるはずだ。
Openseaにウォレットを接続する
ここまでの準備が完了した後は、Opensea公式サイトにアクセスして右端の人のピクトグラムをクリックする。Metamaskの接続は一番上にあるため迷うことはないはずだ。その他のウォレットを使用している場合は、その他のウォレットのオプションをクリックして別のウォレットを探す。
ウォレットを接続すればOpenseaでは自動的にアカウントが作成される。アカウントの作成についてユーザーが手続きを行う必要はないが、プロフィールの内容・アイコン画像を編集したい場合は設定しよう。
以上がOpenseaの始め方であり、ここまでの手順を完了すればいつでもOpenseaでNFTを購入できる。
Opensea(オープンシー)の使い方とNFTの買い方
OpenseaでのNFTの購入方法は大きく分けて3つある。
- 定額購入(Buy now)
- オファー(Make offer)
- オークション(Place bid)
定額購入は購入したいNFTのページに記載されている額面でNFTを購入する方法だ。オファーはNFTの出品者に対して購入を希望する額面を提示し、出品者が了承した場合にのみ取引が成立する。最後に、オークションが開催されているNFTに関してはオークション形式で購入が可能だ。
スタンダードな購入方法は定額購入であるため、その他の買い方はOpenseaの取引に慣れてから行うことを推奨する。
Opensea(オープンシー)のNFTの売り方・出品方法
OpenseaではNFTを購入するだけでなく、出品して売却することも可能だ。手順は以下の通り。
- ウォレットから出品したいNFTを選択
- NFTの出品・売却の条件を設定する
ウォレットから出品したいNFTを選択
Openseaでプロフィールアイコンをクリックすると、ウォレットで保有しているNFTが表示される。その中から売りたい・出品したいNFTを選択するとNFTの詳細画面に移動するため、売却のボタンを押すとNETの売却ができる。
NFTの出品・売却の条件を設定する
OpenseaではNFTの出品・売却の条件を設定できる。販売形式は定額販売、オークションの2種類で設定可能だ。定額販売の場合は自身で設定した価格を提示できる。出品期間も指定可能であり、最後にトランザクションに署名するとNFTを自身で販売できるようになる。
Opensea(オープンシー)のコストである手数料・ガス代について
Openseaの利用には以下のコストがかかる。
- ガス代
- 販売手数料
- クリエイター手数料
ガス代
ガス代はブロックチェーンでトランザクションが発生した際に発生する手数料のことだ。例えば、NFTの購入、オファーの受け入れなどのアクションで必要になる。使用したブロックチェーンに応じた仮想通貨を支払う必要があり、ブロックチェーン上の混雑状況に応じて変動する。ネットワークが混雑しているほどガス代は高くなる仕組みだ。
販売手数料
Openseaでは、NFTの出品者に対して基本的に販売価格の2.5%の販売手数料がかかる。ただし、条件によって変動する場合があり、販売手数料が無料になるケースもある。
クリエイター手数料
クリエイター手数料は、NFTがクリエイターの手を離れて二次販売が行われた場合も作成したクリエイターが0%~10%の範囲内でロイヤリティを受け取れる仕組みだ。NFTの販売では販売手数料と二次販売するNFTにクリエイター手数料が設定されている場合は2つのコストがかかる仕組みとなっている。
最後に
Openseaでは様々なNFTを取引することが可能であり、国内のNFTマーケットプレイスよりも豊富なNFTが取り扱われていることからNFTに興味を持った人は利用したいと思う人もいるだろう。海外のサービスであることから、日本の法律の保護下にない点など不安もあるため、リスクを理解した上で利用を検討しよう。仮想通貨・NFTの初心者は国内のNFTマーケットプレイスから利用するほうが安全性は高い。
Openseaに関するよくある質問
Openseaは日本語に対応しているが、日本円やクレジットカードに対応していない。Openseaの決済手段は仮想通貨または、オンライン決済サービスの「MoonPay」である。
OpenseaでNFTの販売を開始してもNFTが売れない可能性は十分に考えられる。販売するNFTに魅力がない、売り方に問題があるなど、様々な理由で販売したNFTを売ることができないかもしれない。NFTは仮想通貨とは異なり、買い手を見つけるのに時間がかかる場合もあるため、NFTを販売したいと考えている場合は理解しておきたい。