仮想通貨の時価総額ランキング【2021年】

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仮想通貨を比較するにあたって参考にされる数値には時価総額がある。時価総額は仮想通貨の価格に流通通貨数を掛けることで求められ、特定の通貨の市場価値を判断する指標として用いられる。

ビットコインは仮想通貨の時価総額の中でもトップであり、時価総額の高い通貨ほど市場に大きな影響を及ぼしやすい。本記事では仮想通貨の時価総額をランキング形式で発表し、時価総額の高い仮想通貨を取引できる取引所を紹介する。

仮想通貨の時価総額ランキング

仮想通貨を時価総額の高い順に10位までをランキングにした。また国内の代表的な取引所であるCoincheckGMOコインbitFlyerDMM BitcoinBITPointで取り扱われているどうかもまとめている。

順位名前シンボル時価総額取扱のある取引所
1位ビットコインBTC¥92,918,005,248,248Coincheck
GMOコイン
bitFlyer
DMM Bitcoin
BITPoint
2位イーサリアムETH¥40,165,982,655,233Coincheck
GMOコイン
bitFlyer
DMM Bitcoin
BITPoint
3位カルダノADA¥8,099,162,779,002BITPoint
4位テザーUSDT¥7,578,302,958,964×
5位バイナンスコインBNB¥6,967,833,026,458×
6位リップルXRP¥5,057,962,311,942Coincheck
GMOコイン
bitFlyer
DMM Bitcoin
BITPoint
7位ソラナSOL¥4,744,127,299,335×
8位ポルカドットDOT¥3,546,762,709,435GMOコイン
bitFlyer
9位USDコインUSDC¥3,348,587,892,944×
10位ドージコインDOGE¥3,205,032,472,474×
※2021年9月24日時点の時価総額

ビットコインの時価総額がトップであり、2位のイーサリアムも他の通貨と比較すると高い時価総額を持つがビットコインに2倍以上の差を付けられている。また、時価総額10位以内の銘柄であっても国内の取引所では扱われていない銘柄が5つ存在するので、国内では時価総額の高い銘柄を取引しやすいとは限らない。

時価総額の高い通貨の中で国内の取引所で一般的に取り扱われている銘柄はビットコイン、イーサリアム、リップルだ。カルダノ、ポルカドットに関しては口座を開設する取引所を選ばなければ取引できないので注意が必要だ。

仮想通貨の時価総額の計算式・計算方法

冒頭でも触れたが、仮想通貨の時価総額の計算式をもう少し詳細に説明する。仮想通貨の時価総額の計算式は「通貨の市場価格×発行数量」だ。例えばビットコイン(BTC)のケースで考えてみよう。

2021年11月18日の午前10時45分時点のデータを使うと、1ビットコインの価格は6万727.29ドルで、ビットコインの発行枚数(供給量)は1,887万6,268ビットコインとなっている。この2つの数字をかけると、時価総額は1兆1,463億460万953.72ドルとなる。

日本円で時価総額を知りたい場合は、まず日本円と米ドルの為替レートを確認する必要がある。米ドル/円の為替レート114円とすると、1兆1,463億460万953.72ドルに114円を掛け、130兆6,787億2,450万8,724.08円となる。

ちなみにビットコインの供給量の上限は2,100万枚となっており、ビットコインの時価総額を計算する際の発行枚数(供給量)が2,100万ビットコインを超えることはない。

仮想通貨の時価総額と発行枚数の関係

前述の通り、仮想通貨には時価総額の他に発行枚数という指標がある。発行量の多い通貨は市場に対して影響力のある通貨だと考える人もいるかもしれないが、仮想通貨の発行枚数は発行主体が自由に決められる。

ビットコインの発行枚数は2,100万枚に設定されている。ビットコインよりも発行枚数の多い通貨は存在するが、どの通貨もビットコイン以上の影響力を持っているわけではない。発行枚数に上限があるかどうかは仮想通貨によって異なる。そのため、時価総額とは異なり必ずしも仮想通貨の影響力を表すとは限らない。

時価総額の高い仮想通貨を取引できる取引所を比較

時価総額の高い仮想通貨を取引できる国内の取引所の取扱通貨数とランキングで発表した通貨の取扱状況を含めて下記の表で比較した。

取引所/販売所取扱通貨数時価総額の高い通貨手数料
Coincheck17種類ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
取引所:無料
販売所:0.1〜5.0%
GMOコイン14種類ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
ポルカドット(DOT)
取引所:
Maker:-0.01%
Taker:0.05%
販売所:無料
BITPoint7種類ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
カルダノ(ADA)
リップル(XRP)
無料
bitFlyer13種類ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
ポルカドット(DOT)
取引所:0.01~0.15%
販売所:無料
DMM Bitcoin12種類ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
無料
※Makerは受取の手数料、Takerは支払の手数料

CoinCheck(コインチェック)

取扱通貨数17種類
取扱通貨ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)

イーサリアムクラシック(ETC)
リスク(LSK)
ファクトム(FCT)
ネム(XEM)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
モナコイン(MONA)
ステラルーメン(XLM)
クアンタム(QTUM)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
アイオーエスティー(IOST)
エンジンコイン(ENJ)
オーエムジー(OMG)
パレットトークン(PLT)
取引所手数料無料
販売所手数料0.1〜5.0%

Coincheckは国内の取引所では最高水準である17種類の通貨を取り扱うマネックスグループの傘下の取引所である。時価総額の高い国内における主要な3つの通貨は抑えているが、Coincheckで取り扱われていない時価総額の高い通貨が2つあるので、取引できる通貨の種類を増やす意味でも複数口座を開設するとよいだろう。

GMOコイン

取扱通貨数14種類
取扱通貨ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
ポルカドット(DOT)

ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
ネム(XEM)
ステラルーメン(XLM)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
オーエムジー(OMG)
テゾス(XTZ)
クアンタム(QTUM)
エンジンコイン(ENJ)
コスモス(ATOM)
取引所手数料Maker:-0.01%
Taker:0.05%
販売所手数料無料

GMOコインはGMOグループの取引所であり、取扱通貨はCoincheckに次ぐ14種類だがポルカドット(DOT)を取り扱っていることが特徴だ。ポルカドットは2020年8月に上場した新しい通貨でありながら高い時価総額を持ち注目を集めている通貨であるため、ポルカドットへの投資に興味があるならGMOコインは口座開設先の候補の一つになる。

BITPoint(ビットポイント)

取扱通貨数7種類
取扱通貨ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
カルダノ(ADA)
リップル(XRP)  

ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
トロン(TRX)
取引所手数料無料
販売所手数料無料

BITPointの取扱通貨は7種類とけっして多くはないが、カルダノ(ADA)を取引できる唯一の国内取引所である。また、トロン(TRX)も他の国内の取引所では取引できないので、通貨の種類に独自性があるといえるだろう。しかし、メインの口座としては取扱通貨数が少ないのがネックであるためCoincheckや、GMOコインの次に開設するサブ口座に向いている。

【関連記事:BITPointの評判・口コミまとめ

bitFlyer(ビットフライヤー)

取扱通貨数13種類
取扱通貨ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)

イーサリアムクラシック(ETC)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
モナコイン(MONA)
リスク(LSK)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
ステラルーメン(XLM)
ネム(XEM)
テゾス(XTZ)
ポルカドット(DOT)
取引所手数料0.01~0.15%
販売所手数料無料

bitFlyerGMOコインと同様にポルカドット(DOT)の取り扱いがある取引所だ。取り扱い通貨の種類ではGMOコインに劣るが、国内最大級の取引量を誇ることから取引が成立しやすく、スプレッドと呼ばれる実質的な手数料が安くなりやすい点に強みを持っている。

DMM Bitcoin

取扱通貨数12種類
取扱通貨ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
                
オーエムジー(OMG)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
クアンタム(QTUM)      
ステラルーメン(XLM)
モナコイン(MONA)
ネム(XEM)
ライトコイン(LTC)
イーサクラシック(ETC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
取引所手数料無料(※BitMatch取引手数料を除く)
販売所手数料無料(※BitMatch取引手数料を除く)

DMM BitcoinはDMMグループの傘下である国内の代表的な取引所であり、ビットコインの通貨ペアを取り扱っている強みがある。イーサリアム/ビットコイン(ETH/BTC)や、リップル/ビットコイン(XRP/BTC)といった時価総額の高い仮想通貨同士の通貨ペアを取引できる。レバレッジ取引にも特化しているので、興味のある人は口座を開設しておきたい。

【関連記事:DMM Bitcoinの評判・口コミまとめ

仮想通貨の時価総額は常に変動している

仮想通貨の時価総額は常に変動しているため、今後ランキングが大きく変わる可能性がある。時価総額が暴落する銘柄や、時価総額が大きく上昇する将来性のある銘柄も出てくる可能性があるので、時価総額は定期的なチェックが必要といえるだろう。

仮想通貨の概要・仕組みを簡単に解説

この記事では仮想通貨の時価総額について解説してきたが、仮想通貨の歴史や仕組み、仮想通貨の基幹技術であるブロックチェーンについても説明しておこう。

仮想通貨の誕生の歴史

仮想通貨の代表格とも言えるビットコインの歴史は、2008年10月まで遡る。インターネット上において「Satoshi Nakamoto」と名乗る人物がビットコインに関する論文を発表し、その後の2009年1年、ビットコインに関するソフトウェアが公開された。

ビットコインを取引できる仮想通貨取引所も2010年に入ってから開設された。それからすでに10年以上が経ち、ビットコインは投資対象として世界中で広く認知されるようになった。

ちなみにビットコインが誕生した当時、ビットコインには投機的な価値が認められておらず、価値は0円だった。しかしその後、価格がつき始め、2011年には日本円で約70円、2012年には約1,000円と、急速に価格が上がっていった。それでも今よりははるかに低い価格だ。

今のところビットコインは、決済での使用のためというより、投機目的で保有している人が多い。

「ビットコイン」と「アルトコイン」

仮想通貨について語るとき、ビットコインに対して「アルトコイン」(Altcoin)という呼び方がある。

アルトは「代わりの」といった意味を持つ英単語である「Alternative」の略で、アルトコインは「ビットコインの代わりの仮想通貨」「ビットコイン以外の仮想通貨」という意味を有する。そのため、イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)もアルトコインの一種に数えられる。

ちなみにアルトコインの中でも時価総額が特に小さいものは、「Shitcoin」(シットコイン)などという呼ばれ方をする。日本語では「草コイン」だ。

アルトコインの中でも特別な「イーサリアム」の存在

アルトコインの中でもイーサリアム(ETH)はやや特殊な存在だ。イーサリアムは仮想通貨ではあり、現在はビットコインに次ぐ時価総額となっていることで知られているが、「プラットフォーム」としての側面も有している。

具体的には、「スマートコントラクト」という自動契約実行機能を備えた分散型アプリケーションプラットフォーム、という説明がされることが多い。

また、最近では「NFT」(非代替性トークン)技術を活用したアート作品やゲームアイテムが投資対象となっているが、こうしたアート作品やアイテムを購入する際の決済通貨としても、イーサリアムが使用されていることで知られている。

基幹技術に「ブロックチェーン」を利用

仮想通貨の基幹技術だ「ブロックチェーン」だ。取引をブロックごとに鎖のようにつなぎ、情報を更新していく仕組みの技術で、ブロックチェーンの参加者が相互にデータを検証することで、実質的にデータの改ざんができない仕組みとなっている。

この技術は仮想通貨だけではなく、現在は国際送金などの分野でも活用されている

仮想通貨の高いセキュリティ

仮想通貨は高いセキュリティが強みだ。先ほど説明したブロックチェーン技術のおかげだ。しかし、仮想通貨取引所から仮想通貨が盗まれる事件が起きている。これは仮想通貨そのものではなく、仮想通貨取引所のセキュリティが問題となっている。

地域振興プロジェクトで仮想通貨を発行するケースも

仮想通貨はかつてビットコイン(BTC)のみだった。しかし現在では、仮想通貨取引所に上場しているイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)を含め、数百万の仮想通貨があるとされている。 収益などを目的とせず、ブロックチェーン技術を活用して地方創生などのために「地域通貨」を発行したり、金融機関が主体となって暗号通貨を発行したりといったプロジェクトも今では珍しくなくなった。こうしたプロジェクトは今後も盛んになってくると考えられる。

参考文献

全ての仮想通貨(CoinMarketCap)
https://coinmarketcap.com/ja/all/views/all/

ビットコイン(BTC)とは(GMOコイン)
https://coin.z.com/jp/corp/information/btc/

Coincheck(コインチェック)で現在取引できる通貨は何種類?仮想通貨(暗号資産)の購入手順(Coin check)
https://coincheck.com/ja/article/336

手数料(Coin check)
https://coincheck.com/ja/info/fee

暗号資産(仮想通貨)チャート一覧・マーケット情報(GMOコイン)
https://coin.z.com/jp/corp/information/

手数料(入出金・取引)(GMOコイン)
https://coin.z.com/jp/corp/guide/fees/

取扱暗号資産(BITPoint)
https://www.bitpoint.co.jp/service/asset/?atnct=bt-p_0100o6uz00kbfv-2f13a345b2812c2efb58a2c1c391ede8

手数料
https://www.bitpoint.co.jp/service/cost/?atnct=bt-p_0100o6uz00kbfv-2f13a345b2812c2efb58a2c1c391ede8

DMM Bitcoinが選ばれる理由(DMM Bitcoin)
https://bitcoin.dmm.com/service

当社が取扱う仮想通貨について(bitFlyer)
https://bitflyer.com/ja-jp/virtual-currency-list

Polkadot(CoinMarketCap)
https://coinmarketcap.com/ja/currencies/polkadot-new/

仮想通貨における時価総額の説明|Binance Academy
https://academy.binance.com/ja/articles/crypto-market-capitalization-explained

ビットコイン(BTC)の価格推移の歴史!価格が上昇する理由についても解説 _ Coincheck(コインチェック)
https://coincheck.com/ja/article/323

ビットコイン(Bitcoin)の歴史と目指す社会 _ 仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の購入取引所【bitFlyer(ビットフライヤー)】
https://bitflyer.com/ja-jp/bitcoinhistoryaim

ビットコインの論文リンク「ビットコイン: P2P 電子通貨システム」
https://bitcoin.org/files/bitcoin-paper/bitcoin_jp.pdf

日本語で読むビットコイン原論文 [by Satoshi Nakamoto]
https://coincheck.blog/292

仮想通貨取引についての現状報告|一般社団法人日本仮想通貨交換業協会
https://www.fsa.go.jp/news/30/singi/20180410-3.pdf

第4回 ブロックチェーンが生み出す新たな価値を持つ地域通貨
https://www.fujitsu.com/jp/solutions/industry/contents/trends/07/04/

(画像:Shutterstock)

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