NFT、取引所を使った投資方法を分かりやすく説明!おすすめ銘柄(暗号資産)も紹介

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NFT コイン

複製が困難なNFT(Non-Fungible Token = 非代替性トークン)のアート作品や音楽作品などが、投資対象として注目を集めている。一方でNFT関連の仮想通貨への関心も高まり、将来の値上がりを見据えて資金を投じる人も増えてきた。

一般的に、NFTや関連の仮想通貨に投資する際は、仮想通貨取引所の利用が必要だ。本記事ではNFT投資における仮想通貨取引所の役割、そしてNFT関連の仮想通貨の種類・時価総額、メジャーなNFTマーケットプレイスを紹介する。

NFT関連の仮想通貨とは?購入方法は?

本記事で「NFT関連の仮想通貨」とは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)など一般的な仮想通貨ではない。NFTを作成可能なブロックチェーンのプラットフォーム上で発行される仮想通貨を指す。後述するエンジンコイン(ENJ)、テゾス(XTZ)、チリーズ(CHZ)等が挙げられる。

NFT関連の仮想通貨はすでに100種類以上が仮想通貨取引所に上場しており、対象の仮想通貨を取り扱う取引所に口座開設すれば、購入可能だ。そして購入後に値上がりしたら、その仮想通貨を売却することで利益を得ることができる。

NFT仮想通貨を購入可能な取引所

続いて、NFT関連の仮想通貨を購入可能な取引所を「国内」と「海外」でそれぞれ紹介していこう。

国内の仮想通貨取引所:CoinCheck(コインチェック)

出典:Coincheck公式サイト

Coincheckの取り扱い銘柄は2021年11月時点で17種類となっており、そのうちの1つが「エンジンコイン(ENJ)」だ。

国内の仮想通貨取引所:GMOコイン

出典:GMOコイン公式サイト

GMOコインの取り扱い銘柄は2021年11月時点で14種類となっており、このうちNFT関連の仮想通貨は「テゾス(XTZ)」と「エンジンコイン(ENJ)」の2種類だ。

国内の仮想通貨取引所:bitFlyer(ビットフライヤー)

出典:bitFlyer公式サイト

bitFlyerでは2021年11月時点で13種類の仮想通貨の取り扱いがあり、NFT関連の仮想通貨では唯一「テゾス(XTZ)」の取引が可能となっている。

国内の仮想通貨取引所:OKCoinJapan

出典:OKCoinJapan公式サイト

OKCoinJapanでは2021年11月時点で10種類の仮想通貨を取り扱っている。11月から「エンジンコイン(ENJ)」の取り扱いをスタートしたばかりで、エンジンコインの「板取引」が可能であることが特徴だ。板取引とは、価格ごとの売買注文量が示されたボードを使って取引する方式を指す。

海外の仮想通貨取引所:Binance(バイナンス)

出典:Binance公式サイト

世界最大規模の仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」は、日本国内の仮想通貨取引所に比べて取り扱っている仮想通貨の種類が非常に多い。「エンジンコイン」(ENJ)のほか、NFT関連の仮想通貨で時価総額トップの「アクシー・インフィニティ」(AXS)なども取り扱っている。

しかし、日本で仮想通貨取引所を運営するのに必要な仮想通貨交換業登録を完了しておらず、日本居住者は利用を認められていない。

NFT関連の仮想通貨にはどんな種類が?

では具体的に、仮想通貨取引所に上場している代表的なNFT関連の仮想通貨を紹介していこう。

エンジンコイン/Enjin Coin(ENJ)

NFT エンジンコイン/Enjin Coin(ENJ)

日本で最も有名な NFT関連の仮想通貨は「エンジンコイン(Enjin Coin)」だろう。日本の仮想通貨取引所である「Coincheck」(コインチェック)」と「GMOコイン」で取引が可能だからだ。エンジンコインのティッカーシンボルは「ENJ」。

エンジンコインがCoincheckで取り扱われるようになったのは2021年1月。その後、2021年3月からGMOコインでも取り扱いがスタートした。ちなみにエンジンコインは、オンラインゲームプラットフォーム「Enjin Platform」でアイテムの売買などに使用されている仮想通貨だ。

テゾス/Tezos(XTZ)

NFT NFT テゾス/Tezos(XTZ)

テゾス(Tezos)」もNFT関連の仮想通貨だ。日本の仮想通貨取引所では、2020年12月からbitFlyer(ビットフライヤー)とGMOコインで相次いで取り扱いがスタートした。ティッカーシンボルは「XTZ」。テゾスは特にヨーロッパの仮想通貨投資家から人気が高いことで知られる。

テゾスは、ブロックチェーン上で契約を自動で実行する「スマートコントラクト」などの利用に適したブロックチェーンプラットフォームで使われている仮想通貨で、フランスの中央銀行がデジタル通貨の実証実験でテゾスの技術を採用していることでも知られている。

チリーズ/Chiliz(CHZ)

NFT チリーズ/Chiliz(CHZ)

もしあなたがスポーツ好きで、さらにNFT関連の仮想通貨にも投資したいのであれば、「チリーズ(Chiliz)」が選択肢に挙がる。チリーズはNFT関連の仮想通貨として、FCバルセロナやユベントスFCなどのサッカーのクラブチームのファントークンと交換でき、そのファントークンを使えばクラブ主催のイベントなどに参加することが可能だ。

今のところは日本の仮想通貨取引所では取り扱われていないが、クレジットカードで購入できることなど、ほかのNFT関連の仮想通貨とは異なる特徴を持っていくことで知られている。ティッカーシンボルは「CHZ」。

シータ/THETA(THETA)

NFT シータ/THETA

「シータ(THETA)」が公開されたのは2018年。非中央集権型の動画プラットフォームで使用される仮想通貨として誕生し、現在ではYouTubeを傘下に収めるGoogleがシータとパートナーシップを結んでいることで知られている。ティッカーシンボルは「THETA」。

サンドボックス/Sandbox(SAND)

NFT サンドボックス/Sandbox(SAND)

「The Sandbox」というブロックチェーンゲームの中で使用されている仮想通貨が、「サンドボックス(Sandbox)」だ。ティッカーシンボルは「SAND」。サンドボックスは仮想通貨取引所で取り扱いがあるが、ゲーム内で稼ぐことも可能となっている。日本の仮想通貨取引所では取り扱いがない。

ディセントラランド/Decentraland(MANA)

NFT Decentraland(MANA)

ブロックチェーン技術を活用したVRプラットフォームで使用されている仮想通貨が「ディセントラランド(Decentraland)」だ。ティッカーシンボルは「MANA」。VRプラットフォームは土地などのNFTが売買されており、その取引の際にMANAが使用される。

NFT仮想通貨の時価総額ランキング

以下はNFT仮想通貨の時価総額ランキングだ。ここまで紹介した6種類のNFT関連の仮想通貨も含んでいるので、確認してみてほしい。

ちなみに表の一番右には、ビットコインなどを含めた全ての仮想通貨を含めた際の時価総額の順位を記載した。この記事で紹介した6種類のNFT関連の仮想通貨はいずれも上位100位内に入っており、いかにNFT関連の仮想通貨が投資対象として注目を集め始めているかがよく分かる。

<主要なNFT関連の仮想通貨の時価総額ランキング>

名称ティッカー価格時価総額仮想通貨全体における順位
Axie InfinityAXS16674.06円1兆152億円25位
THETATHETA820.81円8,205億円31位
DecentralandMANA328.99円5,977億円39位
TezosXTZ669.83円5,804億円41位
FlowFLOW1,483.42円4,607億円48位
ChilizCHZ57.48円3,414億円61位
Enjin CoinENJ342.03円2,853億円67位
SandboxSAND291.36円2,599億円71位
※2021年11月12日17:00時点

NFT仮想通貨の将来性と注意点

NFT関連の仮想通貨は2021年にかけ、大きく値上がりしている。エンジンコイン(ENJ)の場合、対円レートで2021年の年初は約13円だったが、2021年11月12日時点では約388円まで値上がりしている。約29倍だ。

テゾス(XTZ)の場合はどうか。2021年の年初は207円だったが、2021年11月12日時点では601円まで上昇している。エンジンコインよりも伸び率は劣るものの、約2.9倍となっている。

このように現在はNFT関連の仮想通貨は値動きが好調で、NFTへの関心が高まり、引き続き仮想通貨が投資対象として注目され続ければ、今後も価格が上がっていくと考えられる。しかし、NFTや仮想通貨に対する風向きが変わった場合は要注意だ。

NFTや仮想通貨に対してネガティブなニュースが流れるようになると、売りが先行することで価格が下落する可能性が高くなってくる。そうした場合には早めに利確してNFT関連の仮想通貨をキャッシュに換えるなど、対応が必要となる。

円や米ドルなどのキャッシュにしておけば、NFT関連の仮想通貨の価格がいくら下落しても影響を受けない。

NFT購入でも取引所を利用する必要性

ここまでは「NFT関連の仮想通貨」を購入する際に仮想通貨取引所の利用が必要なことを説明してきたが、NFTの技術を活用したデジタルアート作品や音楽作品、動画、テキストなどを購入する際にも、仮想通貨取引所を利用する必要が出てくる。

こうした作品は、NFT作品を売買する「NFTマーケットプレイス」で売買されるが、最初に作品を購入する際には「イーサリアム(ETH)」などの仮想通貨が必要だ。もしイーサリアムを保有していない場合、仮想通貨取引所でイーサリアムなどを購入する必要がある。

NFTマーケットプレイスで必要な仮想通貨はイーサリアム

NFTマーケットプレイスで作品を購入する際、主な決済通貨として使われるのが「イーサリアム(ETH)」だ。

後ほど詳しく説明するが、たとえば世界的に大手のNFTマーケットプレイスであるOpenSea(オープンシー)でも、決済のためにイーサリアムなどが必要だ。OpenSeaの場合は「ポリゴン(Polygon)」という仮想通貨も決済で使用できる。

NFTを購入する際の決済通貨については、ほとんどのマーケットプレイスでイーサリアムとなっているので、「NFTマーケットプレイスの決済通貨=イーサリアム」と覚えていても、ほぼ差し支えない。

NFTマーケットプレイスおすすめ4選

では、実際にNFTを売買できる主要なNFTマーケットプレイスも紹介しよう。

日本国内のNFTマーケットプレイスとしては「Coincheck NFT(β版)」と「Adam by GMO(β版)」が代表的だ。一方で海外のNFTマーケットプレイスでは「OpenSea(オープンシー)」と「Rarible(ラリブル)」が比較的メジャーだ。

Coincheck NFT(β版)

出典:Coincheck NFT(β版)公式サイト

「Coincheck NFT(β版)」は、日本で初めて誕生したNFTマーケットプレイスだ。その名称の通り、仮想通貨取引所のCoincheckが運営している。

Coincheck NFT(β版)では、たとえばブロックチェーンを利用した「クリプトスペルズ」というゲームのデジタルカードなどの取引や、「The Sandbox」というゲーム内の土地を取引することも可能だ。

利用にはCoincheck(コインチェック)の口座開設が必要になるが、NFTを購入するには仮想通貨の取引所の口座は必須であるため、NFTのマーケットプレイスと取引所の両方を備えているCoincheck(コインチェック)は現状でNFT初心者に最適な取引所といえるだろう。

Adam byGMO(β版)

出典:Adam byGMO(β版)公式サイト

GMOフィナンシャルホールディングスの連結会社が展開しているのが「Adam byGMO(β版)」だ。NFT出品・購入のプラットフォームで、YouTuberや格闘家、漫画家、イラストレーターのデジタルコンテンツなどが出品されている。

ただし、Adam byGMOに登録しただけではイーサリアムをはじめとする仮想通貨の取引ができないので、他のマーケットプレイスでNFTを購入できない。同じGMOが提供するGMOコインに口座開設すれば仮想通貨が取引できるので、合わせて開設することを推奨する。

今後しばらくは、Coincheck NFT(β版)とAdam byGMO(β版)、どちらが日本国内で主導権を握っていくことになるのか、注目したい。

OpenSea(オープンシー)

出典:OpenSea公式サイト

OpenSeaでは「Art」「Music」「Domain Names」「Virtual Worlds」「Trading Cards」といったカテゴリーでNFTが販売されている。

世界最大規模のNFTのマーケットプレイスとされており、2021年11月12日時点では2,388万5,728点のNFTがヒットする。1カ月間の取引金額は250億円規模だと言われている。

NFTマーケットプレイスの大御所と言え、売買取引が活発ではあるが、アメリカのニューヨークを拠点としたサイトであることもあり、現在のところは一部しか日本語に対応していない。

Rarible(ラリブル)

出典:Rarible公式サイト

「Rarible」(ラリブル)もNFTを売買可能なNFTマーケットプレイスの1つだ。NFTの出品カテゴリーとしては、「Art」「Photography」「Games」「Metaverses」「Music」「Domains」「Defi」などがある。OpenSeaよりもカテゴリーが細分化されていることが特徴だ。

Raribleのトップページでは、この1日で取引額が大きかった「コレクション」(※編注:各出品ユーザーが作成する作品グループのようなもの)がランキング形式で表示されているほか、出品ユーザーの売上ランキングも確認することができる。

高値で取引されたNFTの具体的な事例

NFT市場は急速に発展しており、高値で取引されたNFTの事例は多く存在する。イメージを得やすいように40秒ほどのニュース動画で、実際にNFTを活用したデジタルアートが約33億円で落札された事例を紹介しよう。

NFTの将来性と注意点

NFTの市場規模はすでに140億ドル規模に上ると言われている。日本円にすると1兆5,000億円規模だ。NFTが1億円を超える金額で取引されることも珍しくなく、投資目的でNFTを購入する人は少なくともしばらくは増え続けそうだ。

ただし、NFTは株式投資や不動産投資、さらには仮想通貨投資に比べても、まだメジャーな投資方法とは言えない。値上がりの期待感は大きい一方で、各国の金融当局の対応などもウオッチしていきたい。

そのため特に黎明期の現在は、NFT関連の時事ニュースを日頃からよくチェックしよう。

NFT業界の動向にアンテナを立てておこう

この記事ではNFT投資における仮想通貨取引所の役割などを説明してきた。

NFT関連の仮想通貨としては6種類を紹介したが、各仮想通貨に対する注目度は変わっていくため、6種類以外でも今後メジャーな存在となるNFT関連の仮想通貨は生まれてくるはずだ。

またNFTマーケットプレイスについては、現在日本で代表的なのはCoincheck NFT(β版)だが、NFTマーケットプレイスは今後もっと増えてくると考えられる。

いきなりNFTの売買をする前に、初心者はまず資産運用を兼ねて仮想通貨取引所で口座開設し、最初に仮想通貨の取引に慣れるというのも堅実だろう。

参考文献

仮想通貨価格、チャート、時価総額|CoinMarketCap
https://coinmarketcap.com/ja/

Coincheck(コインチェック)で現在取引できる通貨は何種類?|Coincheck
https://coincheck.com/ja/article/336

販売所(ビットコイン・アルトコインの購入・売却)|ビットコイン・暗号資産(仮想通貨)ならGMOコイン
https://coin.z.com/jp/corp/product/info/spot/

当社が取扱う仮想通貨について _ 仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の購入|販売所|取引所【bitFlyer(ビットフライヤー)】
https://bitflyer.com/ja-jp/virtual-currency-list

GMOアダム:NFTマーケットプレイス「Adam byGMO」β版を本日より提供開始!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003303.000000136.html

(画像:Shutterstock)

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