NFTの始め方・取引方法は?NFTで収益を得る3つのパターン別に解説

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本記事は、NFTの始め方や取引方法について初心者にもわかりやすく、簡潔に解説することを主眼としている。NFTでは、下記に記載しているように、収益を得るためのやり方はパターン化されて3つに分けられている。NFTを始める前に必要な準備やNFTで収益を得る方法をパターン別に解説していくので、この記事を参考に口座の開設等をご検討してみてはいかがだろうか。

NFTで収益を得る3つの方法

1.自分で作ったNFTを販売する

NFTで収益を得るためには、3つの方法がある。どのやり方も、決して難しくはない。事前準備や情報収集をきちんとすることで、収益を得ることができる。

1つ目の方法はNFTを作成・販売するというものだ。NFTで収益を得るには、自分で作ったNFTを販売するのがもっとも簡単で成功しやすいだろう。作成したコンテンツをNFTに紐づけることで、NFTマーケットプレイス以外の仲介業者に対して手数料を支払わずに販売することができる。

仲介手数料が安く済むため、通常の販売よりも多くの利益を手にすることができるだろう。ただし、その分制作から販売、販売先とのやり取りまですべてしなくてはならないことも覚えておく必要がある。

NFTで販売するためには作品を作る必要があるが、作品さえできるならマーケットプレイスで販売することはそう難しくはない。制作者を登録することもでき、ブロックチェーンを使うことで販売後も売買されるたびにロイヤリティを手に入れる仕組みにすることもできるため試してみてほしい。

NFTの作品にはアート、イラスト、動画、写真など様々なものがあるため、自分にできる制作方法を選ぶのが重要だ。ただし、NFTの販売方法にはいくつかの種類があるため、作品に合った販売方法を選択することがポイント。

また、NFTマーケットプレイスによっては、著名な作家の作品しか販売できないというところもあるため、事前に調べてから口座を開設するのがベストだろう。

2.安値で購入したNFTを高値で売却する

安値で購入したNFTを高値で売却するのも、収益を得るための手段の一つだ。安く仕入れて高く売るのは商売の基本であり、当然NFTにも当てはまる。とはいえ、NFTではどの作品が将来的に高くなるのかがわからない。

作品の将来性を見出すのは、容易なことではない。安値で購入するには作品にどの程度の価値があるのかを理解し、将来的に値上がりする作品を見極めることが重要。唯一性があるNFTの作品は価値が上がることは珍しくないため、利益を得られる可能性は高いだろう。

とはいえ、購入した作品の価値が下がってしまうリスクもあることは、覚えておく必要がある。たとえ価格が一時暴落しても、再び上がる可能性も否定はできないため、価格が暴落して即座に売りに出すのはあまりおすすめしない。作品を売りに出す時期とタイミングは、よく見極めることが大切だ。

3.NFTに関連する暗号資産(仮想通貨)に投資する

NFTに関連する暗号資産に投資することで、利益を得る方法もある。暗号資産は数千種類あるが、NFT関連となるとぐっと少なくなるため選びやすいのも魅力。

NFTに関連する暗号資産は、NFTの盛り上がりに乗じて価格が吊り上がることも珍しくない。暗号資産の特徴をよく理解して、価格がどの程度変動変動するか予測しよう。どの暗号資産であれば将来性が見込めるのかを見極めることが、収益へとつながる。

安いうちに購入しておくことで、将来的に高値で売却できる可能性があるからだ。もちろん、価格が暴落するリスクもある。そのため、事前に情報を調べて将来価格が吊り上がるであろう材料がある暗号資産に投資しよう。

NFTを始める前に必要な準備

NFTマーケットに登録する

NFTを始める前には、事前準備が大切だ。準備を怠ると、肝心な時に作品を購入できない。NFTマーケットで取引をしたいのであれば、マーケットに登録する必要がある。マーケットにはいくつかの種類があり、それぞれ特徴がある。

例えば作品出品の際に審査が必要かどうか、取り扱っている作品のジャンルなども違ってくるからだ。とくにアーティストの審査があるマーケットでは、出品されている作品の質が非常に高いなどの特徴がある。

自分がどのような作品を求めているかを理解して、求める作品があるマーケットを探そう。求めている作品がないマーケットに登録しても、何の意味もない。

したがって、自分に合ったマーケットでの登録をすることが重要である。登録自体は難しくないため、NFTマーケットを決めたらすぐに登録をしてみよう。

ウォレットアプリを準備する

NFTを利用するためには、ウォレットアプリを準備する必要があるだろう。そんなものがなぜ必要なのだ、と考える人もいるだろうがお金とウォレットは、暗号資産の販売や保管をすることができるため重要だ。

現実でいうと現金を入れるお財布のようなものであり、なければ取引自体出来ないからだ。ウォレットアプリにもいくつか種類があるため、活用しやすいウォレットアプリを選ぶことがポイントだ。NFTマーケットプレイスを利用する前に、ウォレットアプリを選んで準備をしておくことをおすすめする。

必要な暗号資産を入金

NFTマーケットプレイスに口座を開設し、ウォレットアプリが準備できたらさっそく入金してみよう。とはいえ暗号資産の種類は多く、どの暗号資産がいいのかもわからないという人も多いのではないだろうか。

ウォレットアプリへの入金方法はいくつかあるが、NFTマーケットプレイスで使用できる暗号資産は、マーケットによって違うので注意が必要だ。

中には日本円で直接NFTが購入できるマーケットもあるため、事前に確認しておくといいだろう。口座を開設するときに、もっとも扱いやすい暗号資産か日本円で取引できるNFTマーケットプレイスを選ぶようにしよう。

NFTの取引方法:1.自分で作ったNFTを販売する場合

デジタルアートを作成する

自分で作ったNFTを販売する場合には、デジタルアートがおすすめできる。デジタルアートは昔から存在するが、これまではコピーや改ざんの恐れがあったため資産価値が認められていなかった。

しかしブロックチェーンによって唯一性が保証され、制作者や所有者の登録ができるようになったことで資産価値が高まってきている。紙で制作したアートでは、知名度がなくては販売は難しい。とくに美術商などを通さなければ、高額で売ることはさらに厳しいだろう。

しかし、NFTであればマーケットによっては無名でも作品を出品できるところもある。やり方さえ学べば、誰かに価値を認めてもらうことができるのが、大きな魅力。オリジナリティある求められるアートを作成できれば、販売することも容易だろう。

販売条件を設定する

NFTでアートを販売する場合、販売条件を設定する必要がある。オンラインを利用してだれにでも販売できるが、その販売方法は1つではない。シンプルでわかりやすさを求めるならば定額販売にしてみよう。

できるだけ高値を付けてほしいのであれば、価格を吊り上げていくタイプのイングリッシュオークション。価格を下げていくタイプがあっているのなら、ダッチオークションがいいだろう。

とくに自分のアートの価値を知りたい、必要としてくれる人がいるかを見たいというのであればイングリッシュオークションがおすすめできる。

作品をアップロードする

作品の準備ができたら、アップロードしよう。アップロードの方法がわからないというときには、ネットで検索をするか、サイトのヘルプをチェックしてみてほしい。

方法自体は難しくないため、1つ成功すればあとは簡単だ。販売条件を選択して作品をアップロードすることで、デジタルアート販売に参加できる。

NFTの取引方法:2.安値で購入したNFTを高値で売却する場合

仮想通貨でNFTを購入

NFTを購入するには、仮想通貨を使う必要がある。仮想通貨を活用するなら暗号資産取引所か暗号資産の取引が可能なNFTマーケットプレイスを探そう。

取り扱っている暗号資産は取引所によっても違ってくるため、どの暗号資産が必要なのかも事前にチェックしておく必要がある。取引所かNFTマーケットプレイスに口座を開設して、暗号資産の取引をしよう。

暗号資産を準備できたら、NFTを購入できる。安値で購入したものを高値で販売するのなら、作品や制作者に対する理解を深めることが重要。どのような作品に将来性があるのか、見極めるのがポイントだ。

値段が高騰した時にNFTを売却する

仮想通貨で購入するときは、できるだけ安く購入しなければならない。安いときに購入して高騰したときに売ることで、利益を得ることができる。

NFTは市場に活気があり成長を続けている分野であるため、価値が下がることは少ないが、中には買った時の料金よりも低く売却しなければならないほど価格が暴落することもあるため注意が必要だ。

NFTの取引方法:3.NFTに関連する暗号資産(仮想通貨)に投資する場合

取引所を選ぶ

NFTに関連する暗号資産の取引所を選ぶことは、重要だ。取引所はそれぞれ取り扱っている暗号資産に違いがあるため、購入したいと考えている暗号資産を取り扱っているかどうかを調べておく必要がある。

暗号資産取引所が提供しているサービス内容も、それぞれ特徴があるため、必要なサービスを受けられる取引所を選ぼう。

投資対象の銘柄を選んで購入する

暗号資産は数多くの種類があるため、投資対象に選んだ暗号資産を選んで購入しよう。銘柄を選ぶときは、将来価格が高くなる銘柄を選ぶことが重要だ。

事前に情報をしっかり集め、選んだ暗号資産に将来性があるかどうかも考えてみるといい。もちろん、現在の価格が適正なのか価値よりも低いのかそういった点にも注目する必要があるだろう。価格の推移を知りたければ、チャート機能を利用してみよう。

取引所の選び方

セキュリティ

取引所の選び方には、いくつかのポイントがある。どの点をもっとも重視するかは、人にもよるだろう。しかし、取引所の選び方で譲れないものがある。それが防犯機能だ。

口座を開設するときに個人情報を渡し、なおかつその後も大切な資金を入金するため、セキュリティのしっかりしたところを選ぼう。

とくに2段階の認証があるところは、おすすめできる。誰でも簡単に登録できるところは、不安が残るものだ。大切な資産と個人情報を守るためにも、強固なセキュリティの取引所を選ぶことをおすすめする。

手数料

暗号資産取引所では、取引や出入金をすることに手数料がかかる。手数料がどこにかかるのか、どの程度かかるのかは取引所によって違う。したがって、できるだけ手数料が安いところを選ぶようにしよう。中には特定の取引は手数料無料というところもあるため、口座開設の前に調べてからにするといいだろう。

サービス

暗号資産取引所は、ただ単に暗号資産の売買や送金だけができるわけではない。暗号資産取引所のサービスは、取引所ごとにそれぞれ違う。チャット機能やチャート機能、総資産がわかる機能など様々な機能がシステムには組み込まれている。

どの暗号資産取引所を選ぶにしても、ついている機能を一通り使いこなせるようにしよう。多機能を使いこなす自信がない場合は、機能がシンプルでわかりやすい取引所を選ぶのも、一つの手段だ。携帯のアプリで資産管理や取引ができる取引所もあるため、どのようなサービスが使えるのかをチェックしておこう。

海外の取引所もある

セキュリティに不安

暗号資産取引所は、海外が拠点のものも使うことができる。口座の開設自体はどこでも可能であり、中には日本語に対応している取引所もあるため、気になるところがあるなら試してみるのもいいだろう。

ただし、海外の取引所を利用する場合には、いくつかの注意点がある。もっとも大きな注意点は、セキュリティに不安があるという点だ。個人情報や資産情報が抜き取られるという危険もあるため、必ずセキュリティのしっかりした信用できる取引所に口座を開設しよう。

海外の暗号資産取引所は、日本語に対応していないところがある。したがって、取引所を選ぶなら日本語に対応しているところがいいだろう。日本語どころか、日本円が入金できない取引所もあるため注意が必要だ。

ほかの取引所に口座を開設していなければ、日本円が入金できないのでは取引自体出来なくなってしまうため、やめておくほうがいい。海外の取引所であるため、出金もスムーズとはいかない。たとえ訴えても、日本とは法律が違うこともありなかなか勝つのは難しいだろう。

暗号資産の選び方

海外の価格予想

暗号資産には多くの銘柄があるが、それぞれの暗号資産ごとに特徴がある。使われ方もそれぞれ違うため、どのように使われているのかを理解することで今後価格が上がるかどうかの予想ができる。

暗号資産を選ぶときには、いくつかポイントがあるため理解しておこう。1つ目は、海外の価格予想をチェックすることだ。もともと暗号資産は海外発のものが多く、そういった点からも海外の方が早く正確な情報が集まりやすい。

また、海外の方が日本よりも暗号資産に対する認知と理解が深く市場も活発だ。そのため、伝があるなら海外の価格予想を欠かさずチェックしておこう。

時価総額

暗号資産の価値は、日々変わっていく。価値が変動する理由もさまざまであるため、暗号資産の使われ方や今後活用できる幅によっても価格が変動する。したがって、定期的に時価総額をチェックしておくことが重要だ。

とくに暗号資産やNFTなどがニュースに取り入れられたときなどは、時価総額が変動することがあるから要注意。時価総額を常に確認することで、どの銘柄を選べばいいのかがわかってくるだろう。

過去の価値やどの程度変動しているのかも知りたいのなら、チャート機能を活用するのもおすすめだ。時価総額は、さまざまな情報源にもなるためかなり重要であるといえる。取引所の機能を利用することで正確な時価総額がわかるため、まずは取引所をチェックしてみるといいだろう。

将来性

暗号資産には、非常に多くの種類がある。中には、ゲームなどの特定の取引にだけ使われる暗号資産も存在する。海外の価格予想や時価総額、そのほかの情報を加味して将来性のある銘柄に投資しよう。

将来性があるということは、購入時に安くていずれ価格が上がる銘柄ということだ。価格が上がるにはいくつか理由があるが、主な理由は日本ではなく海外にあることが多い。今後活用の幅が広がる暗号資産であれば、価格が一気に上がることもあるだろう。どの程度正確な情報を早く集められるかで、将来性のある暗号資産を選べるかどうかが決まる。

まとめ

NFTの始め方や取引の方法は、難しくない。したがって、初心者でも簡単に口座の開設や取引ができるのが特徴だ。NFTで収益を得る方法も多くあり、今後も成長が期待できる市場である。

そのため、下調べをすることによって将来価格が上がることを期待できる作品を手に入れる機会も多くあるだろう。もちろん暗号資産についても、まだまだ価格が上がる余地はあり、今からでも十分参入できる。

大切なのは自分に合った取引所やNFTマーケットプレイスを見つけ、口座を開設することだ。NFTを検討しているなら、ぜひこの記事を参考に口座の開設をしてみてほしい。今後価格が高騰する可能性がある作品も多くあるため、ぜひ投資して収益を上げてみよう。

(画像:Shutterstock)

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