仮想通貨OMGとBOBAとは? チャートと価格推移・将来性を徹底解説

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OMG(オーエムジー)は大手企業との提携などで注目を集めた暗号資産(仮想通貨)で、国内取引所の上場銘柄であるため知名度も高い。しかし、仮想通貨の発行元であるOMG Networkは事実上サービスが終了し、現在では移行先のBOBA Networkで発行されるBOBAトークンが注目されている。

本記事では、OMGとBOBAについて解説した上で、これまでの価格推移と将来性について解説した上で、OMGとは異なり、現在の時点では購入しにくいBOBAの購入方法についても紹介する。

仮想通貨OMG(オーエムジー)とBOBAトークンとは?

OMG(オーエムジー)はOMG Foundation が発行し、OMG Networkにおいて利用される仮想通貨だ。このネットワークは、仮想通貨によるオンライン決済を容易にすることを目的としており、イーサリアムのセカンドレイヤーとして構築されている。しかし、OMG Networkは事実上サービスが終了しており、仮想通貨のOMGも資産としての保有や取引所での売買以外の利用用途が存在しない。

OMGとBOBAの関係

BOBAトークンはOMGの保有を条件にエアドロップされた通貨である。エアドロップとは仮想通貨ごとに指定された条件を満たすことで、リリース直後の仮想通貨が無料で受け取れるイベントのことだ。

2021年、エアドロップを機にOMG NetworkはBOBA Networkへサービスを移行している。現在、BOBA Networkで使用できるのはBOBAであり、OMG は使用できない。OMGは過去のOMG Networkで使用できた古い通貨、BOBAは新たなBOBA Networkで使用できる新しい通貨という新旧の関係にある。

ただし、OMG Networkはサービス終了を正式に発表していない。公式サイトではBOBA Networkのリンクが張られ、一切のサービスを停止したことから事実上のサービス終了と認識されている。

OMGとBOBAのチャートと価格推移

2017年~2020年のOMGの価格推移

Coinmarketcapより引用

2017年~2020年のOMGの上場から、OMG Networkのサービスが終了する前年までのチャートは上記の通りだ。上場の年である2017年は仮想通貨バブルの発生によりOMGの価格も大きく上昇した。史上最高値の2,861円を記録したのも2018年の1月のことだ。

仮想通貨バブルの終了とともに2018年頃から他の仮想通貨と同様に値を下げ、その後は価格の低迷が続いた。2020年6月には、これまでOmiseGoであったサービス名をOMG Networkに改称しており、リブランド後に知名度が向上したことのより9月まで価格を伸ばすこととなった。

2021年~2022年のOMGの価格推移

Coinmarketcapより引用

仮想通貨市場全体が上昇基調となったことから、サービスが停止した年になる2021年もOMGは大きく価格を伸ばした。2021年11月には年来最高値の2,180円を記録。サービス終了と仮想通貨市場全体が低迷したことから、2021年末頃から価格は大きく下落し、2022年9月まで下落が続いている。

2021年~2022年のBOBAの価格推移

Coinmarketcapより引用

2021年11月に上場したBOBAは、上場してしばらくは大きく価格を伸ばし、886円の最高値を記録。しかし、最高値を記録してから価格は大きく下落し、2022年9月までOMGとともに下落を続けている。BOBAが下落を続けている理由は、仮想通貨市場全体の価格の低迷が影響しているので、上記のチャートからBOBAの将来性がないとは判断できない。

OMGとBOBAの将来性について

OMGとBOBAの将来性に関わるポイントを3つまとめた。

  • OMG Networkのサービス終了
  • 企業との提携
  • イーサリアムの課題を解決できるか

OMG Networkのサービス終了

OMG NetworkはBOBA Networkに移行し、すでにサービスが終了している。使用できるネットワークがすでにないことから、OMGに需要はなく将来性もない。将来性が期待できるのは新しいネットワークの仮想通貨であるBOBAであり、OMG Networkの目的を引き継ぎ、サービスを継続することで今後も上昇材料が期待できるBOBA Networkの動向が注目される。

OMG Networkはオンライン決済に特化したネットワークであったが、BOBA NetworkはDapps開発にも取り組んでいることから、これまでとは異なる材料による上昇も期待できる。

企業との提携

OMGは多くの企業と提携を続けてきた歴史があり、BOBAになっても企業との提携関係は失われていない。OMGの親会社であるフィンテック企業のSYNQAはトヨタファイナンシャルサービスや、三井住友銀行などの日本の金融企業を中心に8,000万ドル(約85.8億円)の出資を受けている。

近年では、大企業も仮想通貨に将来性があると判断して出資や提携を行う事例が多くある。トヨタ自動車株式会社は「トヨタ・ブロックチェーン・ラボ」を立ち上げており、いち早くブロックチェーン技術の有用性に気づき行動を起こした大企業だ。企業の提携数の増加や、大きく注目を集められる企業との提携があれば価格が上昇する可能性がある。

イーサリアムの課題を解決できるか

OMG Networkはイーサリアムのセカンドレイヤーであり、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題の解決を目的としていた。スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーン上の取引が増加することで発生する問題のことであり、処理速度の遅延やガス代と呼ばれる手数料の増加が懸念される。

OMG Networkのセカンドレイヤーは、イーサリアムのブロックチェーンの負荷を軽減するために、オフチェーンと呼ばれるメインのブロックチェーンの外で取引を処理する仕組みである。

よって、プロジェクトを引き継いだBOBA Networkがイーサリアムの課題を解決できるかどうかが注目される。BOBA Networkは新たにOptimistic Rollupを採用しており、より高速で安価な取引を実現している。

OMGとBOBAを購入する方法について

OMGは複数の代表的な国内取引所で取り扱われているが、BOBAは現在の時点でbitbankでしか取引できない。Coincheck(コインチェック)ではOMGの取り扱いがあり、保有者に対してBOBAのエアドロップを実施しているので、Coincheckも含めて他のOMGを取り扱っている国内取引所でもBOBAが正式に取り扱われる可能性もあるだろう。

BOBAは海外取引所でも購入できるが、海外取引所を利用する場合は日本円の入金ができないため、国内取引所で日本円を仮想通貨に換えてから入金する必要がある。海外取引所を利用する場合も国内取引所の口座開設が必要になるので、OMGの取り扱いはあるCoincheck(コインチェック)や、GMOコインなどの代表的な国内取引所の口座を開設するといいだろう。

(画像:Shutterstock)

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