SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)の取引手数料は?評判やクチコミ、キャンペーンは?

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SBIネオトレード証券

SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)はネット証券会社の中では中堅と位置付けられているが、大手ネット証券に負けない人気を誇っている。その理由の1つが、取引手数料が業界最低水準の安さであることだ。

この記事ではSBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)の取引手数料や評判、キャンペーンなどについて解説する。

オリコン顧客満足度の「取引手数料」で7年連続7度目の第1位

SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)は、2021年1月4日に発表された「2021年 オリコン顧客満足度ランキング ネット証券」の「取引手数料」において、7年連続7度目の1位を受賞したという。

ネット証券ランキングでは、「取引手数料」のほか、「取扱商品」、「分析ツール」、「取引のしやすさ」、「システムの安定性」など8つの評価項目を設定し、ランキングが作成されている。

なお部門別ではなく、全体ではSBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)は4位だった。なお2020年は調査対象となった47社のうち6位という結果だった。

SBIネオトレード証券(ライブスター証券)の取扱商品は? IPO株の取り扱いは?

SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)では、国内株(現物取引・信用取引)や先物取引、投資信託などを扱っている。一方、米国株や中国株などの海外株の取り扱いはない。

大きな利益が期待できる日本国内のIPO株(新規公開株)も取り扱っている。SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)の公式サイトから抽選の参加が可能で、抽選に申し込む際の「前受金」が不要であることや、購入する際に手数料が掛からないことが特徴だ。

SBIネオトレード証券(ライブスター証券)で買える投信は「ひふみプラス」と「ひふみワールド+」

SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)で買える投信は2つあり、いずれもSBIグループのレオス・キャピタルワークスが運用する「ひふみプラス」と「ひふみワールド+」だ。

「ひふみプラス」は、「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに、主に日本の成長企業に投資をする投資信託。投資対象は、国内外の金融商品取引所上場株式および店頭登録株式(上場予定および店頭登録予定を含む)に投資するマザーファンドの受益証券。

組入銘柄上位は次の通り(2020年12月30日付けレポートより)。

  1. 東京センチュリー <8439> その他金融業 2.12%
  2. ソニー <6758> 電気機器 1.61%
  3. ショーボンドホールディングス <1414> 建設業 1.55%
  4. JTOWER <4485> 情報・通信業  1.54%
  5. ビリビリ ADR (NASDAQ, BILI) その他海外株 1.47%
  6. 村田製作所 <6981> 電気機器 1.42%
  7. SHIFT <3697> 情報・通信業 1.33%
  8. 東京応化興業 <4186> 化学 1.29%
  9. あい ホールディングス <3076> 卸売業 1.28%
  10. ミライト・ホールディングス <1417> 建設業 1.28%
2020年12月度月次運用レポートより(2020年12月30日付)

購入時手数料はゼロ(ノーロード)。定時定額購入(積み立て購入)もできる。

もう一方の「ひふみワールド+」は、日本を除く世界の成長企業に投資をする投資信託(ひふみワールドシリーズ)。「世界にあふれるビックリ!をみつけにいこう」をコンセプトとし、今まで知られていなかった斬新なモノやサービスなど、新しい「!」(ビックリ)をお届けすると紹介されている。

組入上位10ヵ国と比率

  1. アメリカ 62.51%
  2. 中国 10.04%
  3. フランス 4.16%
  4. スウェーデン 2.92%
  5. イギリス 2.18%
  6. ドイル 2.00%
  7. アイルランド 1.97%
  8. カナダ 1.64%
  9. 台湾 1.06%

組入銘柄上位5社は次の通り(2020年12月30日付けレポートより)。

  1. ACCENTURE PLC-CL A(アイルランド、ソフトウェア・サービス)1.97%
  2. XILINX,INC. (米国、半導体・半導体製造装置) 1.67%
  3. TEXAS INSTRUMENTS INCORPORATED(米国、半導体・半導体製造装置) 1.64%
  4. QUALCOMM INCORPORATED (米国、半導体・半導体製造装置) 1.62%
  5. SITEONE LANDSCAPE SUPPLY,INC.(米国、資本財) 1.59%
2020年12月度月次運用レポートより(2020年12月30日付)

こちらも購入手数料は無料(ノーロード)だ。

SBIネオトレード証券(ライブスター証券)の国内株の取引手数料は?

SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)の国内株(現物取引)の手数料体系は、1注文ごとに手数料がかかる「一律プラン」と、1日の約定代金の合計額に対して手数料がかかる「定額プラン」の2種類だ。

一律プラン

1注文ごとの約定代金手数料(税込)
〜5万円50円
〜10万円88円
〜20万円100円
〜50万円198円
〜100万円374円
〜150万円440円
〜300万円660円
300万円〜880円

定額プラン

1日の約定代金合計額手数料(税込)
〜50万円0円
〜100万円0円
〜150万円880円
〜200万円1,100円
〜300万円1,540円
以降100万円ごと295円ずつ加算

特に一律プランにおける手数料はいずれも業界最安水準となっている。

この手数料の安さが決め手となり、SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)で取引をしている人は多い。

SBIネオトレード証券(ライブスター証券)の口座開設方法は?

SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)で口座を開設する場合は、まずはウェブサイトの「口座開設フォーム」で必要事項を記入することが第一歩だ。

そのあと「マイナンバー確認書類」と「本人確認書類」を提出し、1週間程度で口座開設が完了する。書類の提出方法としては、サイト上でのアップロード、メール、郵送、FAXという4つの方法がある。

口座開設が完了すると簡易書留で「ログインID等のご案内」が届き、同封されている案内に従ってログインパスワードを設定する。あとは株式の購入に必要な資金を口座に入金すれば、いよいよ取引が実際に開始できるようになる。

SBIネオトレード証券(ライブスター証券)の入金方法は?

株式の購入に必要な資金をSBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)の口座に入金する際には、「一般入金」か「クイック入金」のどちらかの方法で行う。

クイック入金は、振込手数料が無料である点とリアルタイムに入金が残高に反映される点がメリットだ。SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)が提携している金融機関でインターネットバンキングの契約をしていれば、クリック入金を利用することができる。

SBIネオトレード証券(ライブスター証券)の取引ツールやアプリは?

SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)が顧客に無料提供している取引ツールが「NEOTRADE」シリーズだ。PC(パソコン)向けには、ダウンロード版の「NEOTRADE R」とブラウザ版の「NEOTRADE W」、スマートフォン向けにはアプリ版の「NEOTRADE S」を提供している。

NEOTRADE R──ブラウザ版よりもはるかに高機能

PCにダウンロードして使う取引ツールが「NEOTRADE R」で、後述のブラウザ版よりも高機能であることが特徴だ。各銘柄のメイン画面はさまざまな情報を一度に把握しやすい構成となっているほか、チャート機能は初心者でも操作しやすいシンプルさが魅力だ。

NEOTRADE W──ブラウザからアクセスするだけで利用可能

「NEOTRADE W」はインターネット環境さえあれば、ブラウザからアクセスするだけで利用できる。前述のNEOTRADEのようにPCにわざわざツールをダウンロードする必要がない。手軽に利用できることがメリットだが、機能はNEOTRADE Rには劣る。

NEOTRADE S──トップ画面を自分好みにカスタマイズ可能

スマホアプリ版の「NEOTRADE S」は、iOS向けにもAndroid向けにも提供されている。板画面からタップ操作で簡単発注できるほか、メイン画面やフッター機能もカスタマイズ可能。PC向けのRとお気に入り銘柄などの情報が連動できることも魅力の1つ。

SBIネオトレード証券(ライブスター証券)のログイン画面とログイン方法は?

ライブスター証券(SBIネオトレード証券)の各種取引ツールを使用する際には、IDとパスワードを入力してログインする必要がある。NEOTRADE Wの場合はブラウザ上からログイン、NEOTRADE RとNEOTRADE Sではツールとアプリをそれぞれ起動させてログインする。

SBIネオトレード証券(ライブスター証券)のクチコミ(口コミ)・評価は?

スイングトレードをするので手数料が安いのはありがたい

自分みたいなサラリーマン投資家は投資資金が少ないため、少しでも取引コストがかからない方が良く、売買手数料が安いライブスター証券で口座開設しました。 基本的にスイングトレードをしているので、売買手数料が安いのはとてもありがたいです。しかも、ライブスター証券は口座開設後、2ヵ月以内は「売買手数料が無料」のサービスをしているので、お得に取引できます。専用ツールも使いやすく、分析チャートなども見やすいので、気に入って使用しています。

★★★★★5点
(30代・男性)

IPO投資のために口座開設、ただ案件が少ないのが残念

IPO抽選を出すために開設しました。ライブスター証券とライブスターIPOという2つのサービスに分かれていて、少し面倒と感じる部分はあります。ただ、IPO抽選は保証金の入金をせずに出せるので、口座を開設しておいて損はないと思います。過去に1度だけ当選したことはありますが、そもそもIPO案件を扱ってくれる機会は少ないので、その点は減点すべきかな、と思います。以上のメリット、デメリットを総合的に勘案して、評価は普通としました。

★★★★★3点
(30代・男性)

7年の使用歴。使って損はなく利用しやすい

さまざまな証券会社を比較しましたが、短期の売買が主なので手数料でライブスターを選びました。1回ごとに手数料を差し引かれるプランを利用していますが、そんなに大きな負担にならないのが助かります。比較的少額の取引額だと数十円とか100円ちょっとで済みます。
もう7年くらいは利用していますが、その間にも手数料の値下げの見直しなどもあって、改悪ではなく改良に取り組んでいる姿勢もイメージが良いです。正直、コラムや情報は驚きや知識を付けるには物足りなさもあります。でも、逆に大きく外すこともないし、ある程度自分で情報を集めたい方や他で知識を得ている方なら、純粋に手数料の安さと約定力の安定性でライブスターを活用してもいいと思います。使っていて損はなく、堅苦しさもないので利用しやすいです。

★★★★★3点
(40代・女性)

この記事では、中堅のネット証券会社でありながらも取引手数料が業界最低水準のSBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)について解説してきた。ライブスター証券(SBIネオトレード証券)は、取引手数料が一定期間無料になる新規口座開設キャンペーンなども定期的に実施しているので、うまく利用したい。

(画像:Shutterstock)

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