【松井証券】評判・口コミ|手数料と口座開設方法を解説

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松井証券は、日本で初めて株式のオンライン取引をスタートさせた証券会社として知られる。その歴史と信頼感のほか、シンプルな定額手数料制度が好評なこともあり、現在も大手ネット証券の1社に数えられている。

本記事ではそんな松井証券の手数料やサービス内容、取引ツール、口座開設方法などについて説明する。

松井証券にはIPO株や投資信託、NISA、イデコの取り扱いはある?

松井証券では、株式の現物取引・信用取引や先物・オプション取引のほか、プロに運用を任せる「投資信託(投信)」や「IPO株(新規公開株)」、「NISA(少額投資非課税制度)」、「iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)」なども取り扱っている。

イデコは本数を大幅に拡充、12本から40本へ

松井証券は10月7日、iDeCo(イデコ)の取扱商品を拡充し、12本から40本にすると発表したばかり。同社によると、業界内でも最多の水準という。 40本に増えるのは10月18日から。代表的な新規採用銘柄は次の通り。

・国内株式

One DC 国内株式インデックスファンド(アセットマネジメントOne)
eMAXIS Slim国内株式 TOPIX(三菱UFJ国際投信)
ひふみ年金(レオス・キャピタルワークス)など

・先進国株式

iFree NYダウ・インデックス(大和アセットマネジメント)
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天投信)
eMAXIS Skim米国株式 S&P500(三菱UFJ国際投信)など

・国内債券

三菱UFJ国内債券インデックスファンド 確定拠出年金(三菱UFJ国際投信)
eMAXIS Slim 国内債券インデックス(三菱UFJ国際投信)

・先進国債券

iFree新興国債券インデックス(大和アセットマネジメント)
eMAXIS新興国債券インデックス(三菱UFK国際投信) など

松井証券の株式取引の手数料は?

松井証券の株式の現物取引手数料は、1日の約定代金の合計金額に応じた手数料がかかる「定額料金」となっている。そのため、1日における取引回数についてはあまり気にせず、気軽に株式の売買をすることが可能だ。

しかも合計金額50万円までは取引手数料が0円であり、この点が松井証券の人気の理由の1つとなっている。

株式の現物取引手数料(税込)

1日の約定代金合計金額手数料
〜50万円0円
〜100万円1,100円
〜200万円2,200円
以降100万円増加ごと1,100円ずつ加算

ちなみに、松井証券ではこの定額料金で「ETF(上場投資信託)」と「ETN(上場投資証券)」、「REIT(不動産投資信託)」も利用できる。

IPO株の購入時の手数料は0円だが、売却時には手数料の支払いが発生する。また、1単元(株式の最低売買単位)未満の「単元未満株」の場合は1約定ごとに手数料が発生し、その額は「約定代金×0.5%」と計算される。

松井証券の評判や人気度、口コミは?

2020年オリコン顧客満足度調査の「ネット証券ランキング」では、松井証券は対象47社のうち第4位に位置している。

SBI証券や岡三オンライン証券、楽天証券に続く形となっているが、「取引手数料」部門では第2位であるほか、「取引のしやすさ」と「システムの安定性」の両部門では堂々の第1位となっており、総合順位が上のほかのネット証券会社よりも高い評価を得ている。

具体的な口コミとしては、「10万円までの手数料無料は最高!」「手数料の安さが松井証券の強み」といった手数料に対する内容のほか、「アプリもサイトも使いやすい」「取引ツールが直感的に理解しやすいデザイン」といった声などがある。

松井証券の口座開設から取引開始までの流れは?

松井証券では、「オンラインでの口座開設」と「郵送での口座開設」という2つの選択肢がある。郵送で口座開設する場合でも、早ければ1週間程度で取引の開始が可能だ。

オンラインでの口座開設では、ウェブ上で氏名や生年月日などの必要事項を入力したあと、運転免許証や健康保険証などの「本人確認書類」と「マイナンバー確認書類」をアップロードし、申し込みが完了する。その後、郵送で口座開設完了のお知らせが届き、ログインIDやパスワードについても通知される流れとなる。

郵送での口座開設の場合も、最初の段階ではウェブ上での必要事項の入力が必要となる。必要事項を入力して送信が完了すると、申込書が自宅に届く。その後、その署名した申込書とともに本人確認書類とマイナンバー確認書類を郵送すると、後日、口座開設完了のお知らせとともにログインIDやパスワードが郵送で通知される。

松井証券が提供しているツールは?

松井証券が提供している取引ツールとしては、PC(パソコン)向けの「ネットストック・ハイスピード」とスマートフォン向けの「株touch」などがあり、情報ツールとしては「チャートフォリオ」や「ネットストックトレーダー」などがある。

「ネットストック・ハイスピード」──最短1クリックで注文可

松井証券Webåサイトより

「ネットストック・ハイスピード」は高機能な取引ツールで、無料で利用することができる。「スピード注文」という機能では最短1クリックで発注が完結するため、デイトレードとの相性が良い。注目されている銘柄の確認に役立つ「ランキング情報」機能もありがたい。

ネットストック・ハイスピードの特徴

  1. 最短1クリックで発注できる「スピード注文」
  2. 発注・保有状況が一覧で分かる「各種照会画面」
  3. 初心者も使いやすい「株式Trading Center」
  4. チャートを分かりやすく表示する「チャート画面」
  5. 複数銘柄を一括管理「マルチチャートボード」、「マルチ気配ボード」
  6. 注目銘柄の値動きを一覧で確認できる「株価ボード」
  7. 注目の銘柄を逃さない「ランキング情報」
  8. 情報検索もツールだけで完結できる
  9. 便利な機能はほかにも──SDI機能/株式近接率分析

「株touch」──リアルタイム更新の株価ボードがありがたい

松井証券Webåサイトより

「株touch」はスマホ向け取引ツールで、無料で使用できる。ネットストック・ハイスピードと同様、「スピード注文」機能が搭載されていることが強みの1つ。リアルタイム更新される「株価ボード」なども、攻めの売買をするなら欲しい機能と言える。株式取引、先物・オプション取引に対応しているほか、NISA口座での取引も可能だ。

株touchの特徴

  1. 最短0秒で自動更新「株価ボード」「先物ボード」「オプションボード(OPボード)」
  2. タップするだけで即発注できる「スピード注文」
  3. 多彩な分析ができる「テクニカルチャート」
  4. 初心者からアクティブトレーダーまで使える「投資情報」
  5. リアルタイムの「約定Push通知機能」

「チャートフォリオ」──25種に分類されたチャートの形に近い銘柄がわかる

「チャートフォリオ」はチャートに特化したツールだ。株式チャートを25通りに分類し、各形状に該当する銘柄を確認することができる。別会社で開発されているツールだが、松井証券の会員であれば無料で利用することが可能だ。

「ネットストックトレーダー」──株価やニュース、市況が一覧表示できる有料サービス

これまで紹介したツールと異なり、「ネットストックトレーダー」は有料サービスとなっている。株価のリアルタイム情報やニュース情報、市況情報などを一覧表示できる。PC向けのツールとなっている。

松井証券のログインページ・ログイン方法は?

松井証券で取引をする場合は基本的に、「ログイン画面」(https://www.matsui.co.jp/login/)からログインするか、スマホアプリをインストールしている場合はアプリから直接ログインする方式となる。

実施中のキャンペーンも要チェック

この記事では松井証券について説明してきた。ネット証券においては老舗中の老舗であり、株式投資が初めての人でも安心して利用することができる。

松井証券では、投資信託などを購入可能なポイントが貯まる新規口座開設キャンペーンや投資信託の積み立てキャンペーンなども実施している。ほかのネット証券よりもキャンペーンに力を入れている時期もあるため、定期的なチェックを。

松井証券のCM動画

(画像:Shutterstock)

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