【マネックス証券】評判・口コミ|口座開設方法と手数料を解説

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大手ネット証券の1社に数えられるマネックス証券は、無料の分析ツールやチャートの見やすさや取扱商品の豊富さなどに定評があり、人気ランキングでもネット証券会社の中で常に上位にいる存在だ。本記事では、マネックス証券の取引手数料などの基礎情報のほか、取扱商品や口座開設方法、提供しているツール・アプリなどを確認していく。

マネックス証券の取引手数料

マネックス証券における国内株式(現物取引)の手数料プランは、「取引毎手数料コース」と「一日定額手数料コース」の2つが用意されている。

「取引毎手数料コース」は、1回の注文の約定金額に応じて手数料が掛かる。一方で「一日定額手数料コース」は、1日の約定金額の合計金額に対して手数料が計算される。

取引毎手数料コース

1注文の約定金額手数料(税込)
〜10万円110円
〜20万円198円
〜30万円275円
〜40万円385円
〜50万円495円
〜100万円(成行注文)1,100円
(指値注文)1,650円
100万円〜(成行注文)約定金額の0.1%+税
(指値注文)約定金額の0.15%+税

一日定額手数料コース

1日の約定金額合計手数料(税込)
〜300万円2,750円
〜600万円5,500円
以降300万円増えるごと2,750円ずつ加算

マネックス証券はIPO株や米国株を取り扱っている?

マネックス証券では、国内株式や海外株式、投資信託・投信つみたて、IPO株(新規公開株)、ETF(上場投資信託)、債券などを取り扱っている。

海外株式としては米国株や中国株を取り扱っており、取引銘柄数は両方を合わせ5,000超と充実していることが特徴だ。外国株の取引手数料が低めであることも特徴で、米国株であれば約定金額の0〜20ドル、中国株であれば45〜450香港ドルとなっている。

大きな利益に結びつきやすいIPO株に関して言えば、ほかのネット証券に比べて実績が多いことが特徴として挙げられる。また、通常時の株式の取引では手数料が発生するが、IPO株の場合は購入手数料が無料であることが魅力の一つだ。

マネックス証券におけるiDeCoやNISAの取り扱い

税制面で優遇される「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「NISA(少額投資非課税制度)」にも対応しており、購入可能な株式や投資信託のラインナップも豊富だ。iDeCoは運営管理手数料が無料、NISAでは株式手数料が実質無料となっている。

マネックス証券の評判・口コミ

2020年オリコン顧客満足度ランキングにおける「ネット証券」部門で、マネックス証券は全47社中5位だった。上位4社との総合評価の差は僅かで、「提供情報」部門では第1位、「取扱商品」と「分析ツール」の両部門では第3位とそれぞれ評価が高い。

クチコミでは「無料の分析ツールが充実している」「商品の情報と取扱商品が豊富」「よくある質問や株自体の説明もわかりやすい」といった声が多い。

マネックス証券の口座開設方法や入金方法

マネックス証券で口座開設する際には申し込み方法として、最短で翌営業日に開設が完了する「オンライン」か、必要書類の返送から1週間程度で開設が完了する「郵送」のどちらかを選ぶ形となる。

オンラインの場合はウェブ上で必要事項を入力したあと、「マイナンバーカード」か「運転免許証と通知カード」の撮影と本人認証を経て、申し込みが完了する。郵送の場合は必要書類の郵送などが求められ、オンラインよりは手間も時間もかかる。

申し込みが完了して口座を開設したら、その口座に株式の購入資金を入金する必要がある。入金方法としては「即時入金サービス」や「銀行振込」などがある。即時入金サービスは振込手数料が無料である上、入金額がすぐ残高に反映されるので、おすすめの方法だ。

マネックス証券の取引・分析ツールやアプリ

マネックス証券における株取引ツールとしては「マネックストレーダー」があり、そのほかにも分析ツールである「マネックス銘柄スカウター」など、各種ツールが豊富に提供されている。

マネックストレーダー:取引ツールとしてPC向けとスマホ向けにそれぞれ提供

「マネックストレーダー」は、PC(パソコン)向けとスマートフォン向けにそれぞれ用意されている取引ツールで、スピード重視型の注文機能などが搭載されている。

PC向けでは、注目銘柄のチャートや気配をまとめて確認可能な「マルチチャートビューア」機能が使いやすい。スマホ向けアプリでは1画面に表示される情報量には限界があるが、直感的に使える操作性などが魅力だ。

マネックス銘柄スカウター:国内株式の分析ツール、決算情報や過去データも

「マネックス銘柄スカウター」は、国内株式の分析ツールだ。各社の売上高などの決算情報や公表されている事業計画などが分析されており、過去に遡って業績や配当利回りなども確認できる。

マネックス証券の口コミは?

銘柄スカウターが無料で使えるのは嬉しい

マネックス証券をメインに株式投資をしています。マネックス証券を利用していて気に入っているところは、チャートの見やすさ、注文や約定のスピードなどもあるのですが、一番は銘柄スカウターを利用できることです。これがあるおかげで会社四季報を買う必要がないくらいで、細かな企業分析が楽にできます。私はPERやPBRなどから企業価値を割り出しているので、この銘柄スカウターは非常に分析に便利です。これが無料で使えるのですから、それだけで利用価値のある証券会社だと思います。

★★★★★5点
(50代・女性)

コールセンターの対応も早かった

主に国内株式の取引に使っています。SBI証券、楽天証券とマネックス証券をもっておりますが、マネックス証券はツールの画面構成が見やすく初心者にも使いやすい印象です。現に私も最初はマネックス証券から取引を始めました。銘柄のスクリーニングも多くの銘柄があり、とても探しやすいと思います。あと、NISA口座と投信に尽きて詳細を確かめたいことがあったので、問い合わせ窓口、コールセンターへ連絡したのですが、コールセンターはつながるのが早く、対応も丁寧でした。メールの返信も次の日には回答をいただけたので、他の証券会社に比べて利用者を大切にする印象を受けました。

★★★★4点
(30代・女性)

サイトが見づらかった

ネット証券としては先駆けの様なマネックス証券ですし、が出来たころから継続していはます。以前ですと、ネット証券も数少なく、市中の証券会社と比較すると手数料も安価でしたし、インターネットで手続きできること自体も大きなメリットでした。 ただ、今では同じようなネット証券は数多く出ているにも関わらず、ここだけ、進化の無い世界を感じます。とにかくサイトの情報が整理されておらず、ごちゃごちゃの迷路みたいで分かりづらいのです。

★★★★★2点
(40代・男性)

マネックス証券はキャンペーンも多数実施

マネックス証券は過去に経営統合や合併などを度々行っている。事業基盤を固め、シェア拡大競争などを有利に進めることが狙いだ。そんな攻勢を続けるマネックス証券は、ほかの証券会社よりもキャンペーンなどを多く実施している印象だ。

新規口座開設でAmazonギフト券が当たるキャンペーンや取引手数料のキャッシュバックキャンペーンなどを行ってきた。期間限定で実施されているキャンペーンもあるので、最新情報を小まめにチェックするようにしよう。

暗号資産の相場/チャートを学んでビットコインがもらえるポイントアプリ

マネック証券と同じマネックスグループの「マネックスクリプトバンク」が、毎日投資情報を学びながらビットコインがポイント感覚で無料でもらえる、暗号資産(仮想通貨)初心者のためのアプリ「cheeese 」(チーズ)を公開している。

cheeese Webサイトより

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(画像:Shutterstock)

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