【PayPay証券】評判・口コミ|手数料とキャンペーン情報を徹底解説

(公開日:
PayPay証券Webサイトより

スマートフォン専業のネット証券として知られる「PayPay証券(旧One Tap BUY)」(ペイペイ証券、旧ワンタップバイ)。2016年にネット証券事業をスタートさせて以来、1株からIPO(新規株式公開)に応募できるサービスを展開するなど、積極的に事業を拡大してきた。

2021年2月に「PayPay証券」に名称を変更したOne Tap BUYのサービス内容や手数料、評判とクチコミ、口座開設から取引開始までの流れ、キャンペーン内容などについて包括的に説明する。

PayPay証券(One Tap BUY)の概要は?──日本企業や米国企業の株を1,000円から購入可能

PayPay証券(旧One Tap BUY)は「資産運用を、より身近に。」というキャッチフレーズでサービスを展開している。サービス開始当時、スマートフォン専業のネット証券はほかになく、国内初のサービスとしてメディアなどでも大きく取り上げられた。

PayPay証券(旧One Tap BUY)では、スマホでタップするだけで日本企業や米国企業の株を1,000円から購入でき、そのシンプルさや手軽さなどが評判となり、ユーザーを増やし続けている。株を金額単位で購入できるという点もOne Tap BUYの大きな特徴であると言える。

同社は商品ごとにアプリを用意している。

  • 1000円から株式投資できる「日米株アプリ」
  • 1000円から自動で積み立てていける「つみたてロボ貯蓄」
  • 1株から申し込める「誰でもIPO!」
  • 証拠金1万円から、1万円単位でできる「10倍CFD」
  • 1万円から5倍で投資できる「日本株CFD」

PayPay証券(旧One Tap BUY)には、ソフトバンクやみずほ証券、ヤフーを傘下に持つZホールディングスなどが出資しており、こうした大手企業の出資による安心感もユーザー獲得に一役買っている。

グループのメリットとして、通常数百円かかる出金手数料が、ソフトバンクカードを持っていれば無料になるというメリットがある。

PayPay証券のサービス内容は?──1株から申し込み可能なIPO専用アプリも

PayPay証券(旧One Tap BUY)は5種類のサービスを展開しており、中でも主力サービスなのが「PayPay証券日米株」(旧One Tap BUY日米株)だ。このサービスでは日米の有名企業の銘柄を厳選して取り扱っており、株式投資の初心者でもあまり迷うことなく銘柄を選ぶことができる。

ちなみにほかのサービスとしては、積み立て投資が可能な「つみたてロボ貯蓄」や1株からIPOに申し込むことができる専用アプリ「誰でもIPO」などがある。

IPO投資はIPO株(新規上場株)に投資する勝率が高い投資手法とされ、「誰でもIPO」ではIPO株の購入を1株単位で申し込むことが可能となっている。IPO株の取扱実績はいまのところ少ないが、今後増えてくることも十分予想される。

CFDとは

CFDとは、差金決済取引のことで、FXのようにレバレッジをかけた取引ができるもの。日本株CFDと現物株との違いは次のとおりだ。

特徴日本株CFD日本株(現物)
必要資金約定代金の5分の1約定代金
レバレッジ5倍1倍
新規売建不可
配当金あり(権利調整額として受取)あり
株主優待なしあり(上場会社で条件が異なる)

日本株CFDは、取引手数料、口座開設・管理費用は無料。証拠金1万円から、1万円単位で証拠金を入れて投資できる。建玉金額(取引金額)の20%に相当する日本円(レバレッジ5倍)。なお取引時間終了後に維持率が100%未満である場合は追証が必要となる。両建てはできない。

取扱銘柄は38で、オリエンタルランド、花王、キーエンス、キヤノン、キリンホールディングス、サイバーエージェント、資生堂、信越化学興業、スクウェア・エニックス・ホールディングス、積水ハウス、セコム、Zホールディングス、セブン&アイホールディングス、ソニー、ソフトバンク、ソフトバンクグループ、武田薬品工業、東京エレクトロン、TOTO、トヨタ自動車、日産自動車、ニトリホールディングス、日本電産、任天堂、パナソニック、ファーストリテイリング、ファナック、ブリヂストン、本田技研工業、みずほフィナンシャルグループ、村田製作所、明治ホールディングス、ヤマトホールディングス、ユニ・チャーム、楽天、リクルートホールディングス、良品計画、ローム(2021年2月上旬現在)。

証券取引口座と日本株CFD口座間の振替は可能で、1000円以上1000円単位と決められている。

PayPay証券の手数料は?──手数料に相当する「スプレッド」が設けられている

PayPay証券(旧One Tap BUY)で株式を購入する際には、実質的な「手数料」に相当するスプレッドが設けられており、そのスプレッドが投資コストの1つとなる。スプレッドは、国内株式投資の場合は時間帯によって0.5〜1.0%、米国株式投資の場合は時間帯によって0.5〜0.7%と定められている。

米国株の場合、手数料が基準価格の0.5%になるのは、現地時間9:30 ~ 16:00(日本時間 23:30 ~ 6:00、夏時間:22:30 ~ 5:00)の場合。それ以外の時間帯におけるスプレッドは、「基準価格」に0.7%を乗じた価格となる。

ちなみに米国株式に投資する場合は円とドルとの交換が生じ、One Tap BUY側が決めた為替レートを基準に、買付けの場合は1ドルあたり35銭が加算、売付けの場合は1ドルあたり35銭が減算したレートが適用される。こちらも投資コストとなる。

国内株の場合は、東京証券取引所の立会時間内:基準価格の0.5%、それ以外の時間帯は1.0%が適用される。

つみたてロボ貯蓄の場合は、PayPay証券が決めた「取引価格」(0.5%のスプレッド)のみかかる。買付けの場合はこれを足し、売付けの場合は引くことになる。なお、この取引価格に手数料相当額が含まれており、別途手数料はかからないが、為替手数料として、米国株と同じ35銭が適用される(買付けの場合は足し、売付けの場合は引く)。

出金手数料は? ソフトバンクカードがあれば出金無料

出金時の振込手数料(PayPay証券から利用者への振込は次の通り(すべて税込み)、

3万円未満:(みずほ銀行宛)110円、(みずほ銀行以外宛)275円
3万円以上:(みずほ銀行宛)220円、(みずほ銀行以外宛)385円

ただし、ソフトバンクカードおよびドコモ口座へ出金(チャージ)する際の手数料は無料となっている。

PayPay証券(One Tap BUY)の口座開設の流れは?──1〜2週間程度で開設手続きが完了

PayPay証券(旧One Tap BUY)で株式投資をするためには、口座開設をすることが第一歩となる。自身のスマホにインストールしたサービス用アプリや公式サイトなどから口座開設の申し込みができ、1〜2週間程度で開設手続きが完了する。

口座開設の際には「本人確認書類」を提出する必要がある。ここでいう本人確認書類とは、個人番号カード(マイナンバーカード)や運転免許証、健康保険証などのことだ。顔写真がついている書類の場合は1種類、そうでない場合は2種類の書類を提出する。

PayPay証券(One Tap BUY)での入金方法は?──銀行振込のほか「おいたまま買付」という仕組みも

口座開設ができたとしても、取引のための資金が口座に入金されていなければ、株式投資をスタートすることはできない。One Tap BUYで開設した口座に入金する方法としては銀行振込があり、1〜2時間で証券口座に入金が反映される。

そのほか、PayPay証券(旧One Tap BUY)では、「おいたまま買付」という入金サービスも提供している。このサービスは、株式を購入する際に証券口座に必要資金がなかったとしても、あらかじめ証券口座と自身の預貯金口座を紐付けておくことで、自動的に買付代金を自動振替で決済できるというものだ。

このサービスを利用するためには、指定の金融機関で口座を持っているなどの条件がある。

PayPay証券(One Tap BUY)の評判やクチコミは?──操作性や銘柄の選びやすさに高い評価

PayPay証券(旧One Tap BUY)の評判としては、スマホ専用のネット証券であることから、「初心者でもわかりやすい操作性」「とにかく簡単」といった声が多い。取扱銘柄数は少ないものの、逆に厳選されていることで「あれこれ迷わずに購入できて良い」と評価する人も。

銘柄の選択肢が絞ってあって多すぎないのがいい

ある程度の種類に厳選して売買できるようになっているので、選択肢が多すぎなくていいと思います。選択肢が多すぎると結局どの株を購入したらいいのかわからなくなってしまい優柔不断のまま終わってしまうということが少なくなかったので、わたしにはこちらのアプリケーションはぴったりでした。私の周りにも利用している人が多いですが、誰でもIPOに挑戦できるところが素晴らしいと言っています。

★★★★★5点
(20代・女性)

コカ・コーラやインテルなどが1000円から買えるのがいい

良い理由は、コカコーラやキャタピラー、フェイスブックやインテルなどのアメリカの優良株を1000円から購入できることです。外国株は、日本株とは異なる値動きを示すため、はじめは1000円から投資を開始し、値動きに慣れるまで様子見をできる点がこの会社を評価できるポイントです。また、毎月の積み立て投資をすること可能であり、アメリカの有名企業10社に対して、毎月それぞれ2000円ずつ投資することも可能な点も評価できます。さらには、議決権を持っていなくても、配当収入を得ることができる点も良いです。

★★★★★5点
(40代・男性)

手数料は高く感じるかもしれないが、長期投資するなら気にならない

メリットとして一番大きなものはやはり少額で始められる点。1000円から購入可能なので、もらった配当を再配当もしやすく、ゲーム感覚がある。扱っている銘柄に限りはあるが、むしろ初心者には分かりや仕様だと思う。また資産額などがグラフ化されていて、増減などがわかりやすく、若いユーザーは馴染みやすいと思う。
デメリットとしては、厳密にいうと株を保有しているわけではないので、株の移管などができない。長期保有して資産が大きくなると少し不安かもしれない。また手数料も高いという声もあるが、一回買って長期保有する場合であればあまり気にならないと思う。

★★★★4点
(30代・男性)

PayPay証券(One Tap BUY)のキャンペーンは?

本記事ではPayPay証券(旧One Tap BUY)についてさまざまな視点から解説してきた。今後、PayPayとの連携でさらなるサービスの拡充を予定しているようだ。

PayPay証券(旧One Tap BUY)のキャンペーンにも注目だ。2020年10月30日まで実施していた「株主デビューGoGoキャンペーン」は、新規口座開設者の中から抽選で500人に5,000円をプレゼントするという内容だった。この後も、10月28日から11月30日まで、「大統領選挙前後!25銘柄追加!米国株投資キャンペーン」として、購入資金1万円があたるキャンペーンも行われていた。また、2021年2月にOne Tap BUYからPayPay証券になったことを記念して、新たに口座開設した人を対象に、抽選で1000人に5000円をキャッシュバックするキャンペーンも開催した実績がある。(すべて終了)。

投資資金5,000円分がもらえるキャンペーンを開催中

PayPay証券(旧One Tap BUY)は上記の他にもキャンペーンの豊富な実施実績があるので、最新情報を定期的にチェックするようにしたい。

(画像:Shutterstock)

この記事をシェアする