海外ETFを買うなら──10証券会社の商品や手数料は? SBI、DMM、楽天、auカブコムほか

海外ETFは外国の個別株を購入するよりもハードルが低い外国株への間接的な投資方法だ。個別株を購入するよりも分散投資がしやすく、通常の投資信託よりも手数料が安いので人気が高い。

証券会社ごとに取り扱っている海外ETFが異なるので、口座を開設した証券会社で投資したい海外ETFに投資ができない可能性もあるので証券会社選びは重要だ。

海外ETFに投資できる10の証券会社

ETFは上場投資信託とも呼ばれ、その名の通り上場しているので、注文してから売買までに時間がかかる投資信託とは異なり、いつでも市場で売買が可能だ。

NYダウやS&P500など特定の指数に連動するので、値動きが分かりやすいのも特徴である。海外ETFが投資できる証券会社は以下の10の証券会社だ。

・ SBI証券
・ 楽天証券
・ LINE証券
・ DMM.com証券
・ 松井証券
・ マネックス証券
・ auカブコム証券
・ SMBC日興証券
・ GMOクリック証券
・ 岡三オンライン証券

(※紹介する証券会社の情報は2020年10月時点での情報である)

 

SBI証券──口座開設数1位の総合力に優れた証券会社

SBI証券は2020年の「オリコン顧客満足度ランキング」のネット証券部門で総合1位となるなど、ネット証券の中でも際立って人気が高い。

SBI証券は337種類の海外ETFを取り扱っている証券会社で、口座開設数が530万と最も口座が開設されている証券会社である。

海外ETFの手数料は約定代金が2.02米ドル以下の取引の場合は無料だ。また2020年5月15日から米国ETFの買い付け手数料が対象となる9銘柄に限り無料。通常の手数料は約定代金の0.45%(税抜)、上限手数料が20ドル(税抜)となっている。

「米国株式・ETF定期買付サービス」は海外ETFを毎月好きな日に自動で買付するサービスで、少額投資かつ積立投資に適した海外ETFとは相性のいいサービスといえるだろう。また、米国ETFと米国株を貸株にできる「米国貸株サービス」保有している米国ETFを貸株に設定するだけで金利を得られるサービスであるため、長期投資に向いている海外ETFなら利用しやすい。

SBI証券は米国ETFに関するユニークなサービスを持ちながら、人気も高く海外ETFに限らず総合力に優れた証券会社だ。

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楽天証券──SBIやマネックスよりもETFの取扱数が多い

楽天証券は2020年9月18日時点で361銘柄のETFを取り扱っており、SBI証券やマネックス証券の取り扱いETFの数よりも多い。

他の大手証券会社と同じように買付手数料無料で対象となる米国ETFの購入が可能だ。手数料も最低0ドル、上限が20米ドル(税抜)、基本の手数料が約定代金の0.45%(税抜)となっている。

海外ETFにおいてSBI証券にも引けを取らない楽天証券だが、楽天証券の強みはポイント制度が充実していることにある。取引手数料の1% (大口優遇なら2%)の楽天スーパーポイントを貯められるポイントバック制度があり、貯まったポイントを投資に充てることも可能だ。500ポイント以上の楽天ポイントを投資すると普段利用している楽天市場のポイント倍率が上昇するメリットもあるので、普段から楽天のサービスを利用している人で海外ETFを購入したいなら総合的に考えると楽天証券が一番お得に利用できる。

分析ツールの評価も高い

また楽天証券は、利用者に無料提供している分析ツールに対する評価が高いことでも知られる。UI(ユーザーインターフェース)が使いやすいと評判だ。

投資信託購入時の手数料が0円となる「ノーロード」の商品が多いことも特徴の1つ。楽天銀行とも連携しているため、すでに楽天で口座を持っている人であれば検討したいネット証券会社だ。

日経新聞や日経産業新聞などを過去3日分閲覧可能な「日経テレコン(楽天証券版)」を無料で利用できることも投資家にとっては嬉しいだろう。

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LINE証券──500円以下から海外ETFに投資可能

通常、海外ETFを購入する場合は銘柄にもよるが1万円程度が最低投資金額となることが多い。LINE証券では500円以下から売買できる海外ETFを取り扱っている。

数百円から個別株が購入できるいちかぶ(単元未満株)など、スマートフォンから投資初心者が気軽に少額投資を始められる環境が整っている。

また、他の証券会社よりも投資初心者に親しみやすいデザインを心掛けており、大手証券会社の複雑な注文画面と比較して直感的な操作で取引を完了することができる。

ワンコインで海外ETFに投資をしたい人や、投資初心者の人は気軽にLINE証券の口座を開設してみてはいかがだろうか。

LINE証券──LINEアプリでサクサク取引が可能

コミュニケーションアプリ大手「LINE」の金融子会社と野村ホールディングスが出資するLINE証券は、2019年8月に営業を始めたばかりの新しいネット証券会社だ。取引専用アプリをインストールしなくても普段使っているLINEアプリで取引ができ、AIトレンド予想などもLINEで受け取れることが魅力。実際、そうしたクチコミの声も多く、急速に利用者が増えている。

2020年10月30日まで、取引手数料が0円になるキャンペーンを実施している。

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DMM.com証券の魅力──米国ETF・米国株に強み

DMM.com証券は米国株取引に力を入れており、扱っている海外ETFは米国ETFのみであり88銘柄を取り扱っている。

米国ETFの手数料は米国株式同様に常に0円、口座開設から1ヵ月間はすべての株式の取引手数料が0円となる。米国ETFと米国株を中心に取引をするなら非常に優秀だ。

米国株は毎月追加されているが、米国ETFに関しても追加は積極的であり、2020年5月19日にも2つの米国ETFが追加されている。

米国ETFはもちろん、米国株への投資に特化しており、DMM.comは「DMMビットコイン」という仮想通貨の取引所を開設しているので、すでに仮想通貨の取引をDMMビットコインでしている人にはなじみのある証券会社ではないだろうか。

アメリカ株の取引手数料もお得

DMM.com証券は取引手数料が安いことで知られているが、特に注目なのがアメリカ株取引の手数料が0円であることと言えるだろう。国内株の取引手数料についても、その1%が「DMM株ポイント」として貯まり、1ポイント=1円で証券口座に貯まったポイントを入金できること魅力だ。

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松井証券──日本株の取引がメイン

松井証券は2007年11月19日から海外ETFの取り扱いを始めた海外ETFの取り扱い期間が長い証券会社だが、外国株は取り扱っておらず日本株の取引がメインとなる。

しかし、米国や中国だけでなく、ブラジルなどの新興国のETFにも投資ができるので投資対象は広い。

国内株式の取引手数料が安く、利用できるサービスも充実しているので日本株の取引と同時に海外ETFにも投資をするなら松井証券は最適といえるだろう。

50万円までなら手数料が0円

松井証券の一番の魅力は、1回の約定代金の50万円までなら取引手数料が0円であるという点だ。松井証券はこうした「無料」を強みに掲げているネット証券で、口座開設費や口座維持費、入出金手数料もいずれも0円となっている。

また、システムの安定性や取引のしやすさにおいては、評価がトップクラスのネット証券の1つに数えられる。

2020年オリコン顧客満足度調査の「ネット証券ランキング」では、松井証券は対象47社のうち第4位だが、「取引のしやすさ」と「システムの安定性」の両部門では堂々の第1位となっており、総合順位が上のほかのネット証券会社よりも高い評価を得ている。

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マネックス証券──取り扱っている外国株の数が多い

マネックス証券は外国株の取り扱い数1位で取引銘柄数は米国株中国株を合わせて5,000銘柄を超える。米国ETFの取扱数は305銘柄、中国ETFや新興国ETFも29銘柄あるので、扱っている海外ETFは全部で334銘柄だ。

米国株取引デビュー応援キャンペーンでは米国の個別株だけではなく米国ETFを取引した場合でも最大で3万円の手数料のキャッシュバックが受けられる。海外ETFの手数料に関するキャンペーンを定期的に開催しており、外国株の取扱数も多いので外国株と海外ETFの両方を幅広く取引するならマネックス証券がいいだろう。

対象となる米国ETFであれば買付手数料(税抜)を全額キャッシュバックする「USAプログラム」は米国ETFを購入するなら利用したい制度だ。対象ETFの売却手数料を無料にする「ゼロETFプログラム」は2019年12月31日をもって終了した。

情報提供面で高い評価、チャートの操作性も評判

投資に役立つ情報提供の面で評価が特に良いのがマネックス証券の魅力だ。チャートの操作性や見やすさも評判で、スムーズな取引に役立つだろう。

取引手数料は業界最安水準というほどではないが、ほかのネット証券と比べてかなり安めの水準となっている。なお1回の注文の約定金額に応じて手数料が掛かる「取引毎手数料コース」と、1日の約定金額の合計金額に対して手数料が計算される「一日定額手数料コース」の2つがある。

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auカブコム証券──フリーETFの対象なら売買手数料が無料

auカブコム証券はフリーETF(手数料無料上場投信)サービスをおこなっており、指定したETFの売買手数料が無料になる。

対象となる海外ETFの種類は30銘柄あり、SBI証券、楽天証券などの大手証券会社のキャンペーンと比較すると買付手数料だけでなく売却手数料が無料になる点、対象となる銘柄数が多く優れているといえる。

また、様々な注文方式の自動売買に対応しており、海外ETFも自動売買の対象だ。auカブコム証券は自動売買に関する特許も多数取得している。

対象銘柄を確認する必要があるが、投資したい海外ETFがフリーETFの対象であれば売買手数料の観点ではauカブコム証券が優れているだろう。

少額取引の手数料が安め

現物株の取引手数料を無料にするという構想も掲げているauカブコム証券。三菱UFJフィナンシャル・グループに属するネット証券会社だ。現在は少額取引の手数料が安くなる料金体系をとっており、約定金額10万円以下の手数料は税込99円だ。商品ラインアップを評価する声も多い。

auカブコム証券が強みとして掲げているのは「おトクな手数料」「高機能アプリ&ツール」「リスク管理追求型」「豊富な商品ラインアップ」「豊富な投資情報」「充実したお客様サポート」の6点だ。

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SMBC日興証券──株式も金額で取引できる独自のサービスがある

SMBC日興証券の海外ETFはオンライントレードで現在は3銘柄しか扱っておらず、海外ETFを取引する場合は対面で取引することになる。

株の購入価格はETFや投資信託と異なり、株価に依存して購入価格が定められるが、SMBC日興証券の「キンカブサービス」は100円以上の区切りのいい数字で株を購入できるサービスだ。

「100株で〇〇万円」といった1単元の購入ではないので、ETFを購入するように1万円や10万円と区切りのいい数字で株に投資することも可能である。 海外ETFはオンライントレード以外の銘柄も含めても少ないが、独自のキンカブサービスが特徴の証券会社だ。

SMBC日興証券──会社、高セキュリティへの信頼性

SMBC日興証券に対しては、会社に対する信頼性やセキュリティの高さなどが利用者の声として上がることが多い。電話対応に対する評価も高く、取引の安心度はネット証券屈指であると言える。

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GMOクリック証券──通常の海外ETFとCFDの両方の取り扱いがある

GMOクリック証券も海外ETFを取り扱っているが、通常の海外ETFとCFDによる海外ETFの2種類を取り扱っていることが特徴だ。

CFDの仕組みはFXと同じ差金決済取引で、証拠金を担保に投資をする。現物取引と異なり元手以上の損失を被るリスクはあるが、少ない元手大きな利益が狙える。

GMO証券のCFDのレバレッジは最大で20倍で、ETFの種類によってかけられるレバレッジの倍率が決まっている。株価指数に連動するETFなら10倍だ。

最大で10倍のレバレッジがかけられるCFDで海外ETFを取引する場合は通常のETFのリスクを大きく上回り、市況によっては元本以上の損失を被る可能性もある。取引する場合はリスクを承知した上で取引するようにしよう。

スマホ対応の取引ツールの充実度高し

取引手数料は業界で最安値の水準。スマホ対応の取引ツールの充実度も高く、株価や財務諸表、経営状況などに関する分析ツールも直感的に理解しやすいデザインが魅力で評判がいい。利益率シミュレータなども展開している。

その名から推察できるとおり、IT大手GMOインターネットの孫会社。2005年に会社が設立され、2006年に証券業登録を済ませて取引サービスの提供を開始したばかりだが、取引コストの安さと取引ツールの充実度の2つが特徴。特に取引手数料は業界で最安値水準となっており、クチコミなどでも高評価の声が多いようだ。

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岡三オンライン証券──取引ツールが優秀、レバレッジありのETFも

岡三オンライン証券は2020年オリコン顧客満足度ランキングで1位に選ばれた証券会社だ。満足度1位の理由は取引ツールが非常に優秀であることだ。

海外ETFは信用口座を利用せずハイリターンが狙えるレバレッジをかけられるETFを多く取り扱っているのが特徴だ。例えば、ダブル・ブルと表記されたETFは変動率が2倍になるので、3%価格の変動があった場合は6%の変動になる。

取引ツールには発注から分析まで可能な「岡三ネットトレーダープレミアム」やスマートフォンやタブレットでも操作できる「岡三ネットトレーダーWEB2」が存在し、パソコン・スマートフォンどちらで取引をしても使いやすい。

海外ETFに関しては独自のサービスを展開していないが、個別株の取引に優秀なトレードツールが充実しているのでアクティブな取引をしたい人に合った証券会社といえるだろう。

投資信託はすべてノーロード(購入手数料ゼロ)

無料で提供される分析ツールに対する評価が業界トップクラスの岡三オンライン証券。問い合わせ対応に対する評判もよい。

話題になったのが、2020年1月には投資信託の購入時手数料を完全無料化したこと。つまり取り扱っている投資信託のすべてが、購入時の手数料が0円となる「ノーロード」なのだ。

ユーザーからの要望を受けてツールの改善も積極的に行っており、多くのトレーダーから支持を集めている。

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海外ETFに特化した証券会社は少ない

海外ETFは基本的にどの証券会社でも取り扱っている人気の高い商品だ。しかし、海外ETFに特別に力を入れている証券会社は少ない。

それぞれの証券会社で力を入れている商品と合わせて、投資の選択肢としてもらう方針の証券会社が多いだろう。

そのため、海外ETFだけに投資するのであればSBI証券、楽天証券、マネックス証券といった海外ETFの取扱数が多い大手の証券会社に軍配が上がりやすい。

手数料で大手証券会社より優れているのは、米国ETFに投資をするなら手数料が無料のDMM.com証券、フリーETFの対象となる海外ETFに投資をするなら手数料が無料のauカブコム証券だ。

もちろん、証券会社選びに海外ETF以外も重視するなら、サービスや力を入れている商品を確認して自分に合った証券会社を選ぶのがよいだろう。

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