【徹底解説!】仮想通貨 テザーのメリットは? 購入方法についても解説!

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今回の記事では、暗号資産(仮想通貨)の中でも将来性が高いといわれているテザー(USDT)をご紹介する。テザーは安定した投資や初心者におすすめとされている銘柄である。

なお、海外取引所の仮想通貨取引には国内仮想通貨取引所も必要なため、Coincheckの開設をおすすめする。

テザー(USDT)の基本情報と仕組み

概要詳細
通貨名テザー(USDT)
発行日2015年2月
会社Tether社
発行上限枚数なし
公式サイトhttps://tether.to/en/

テザー(通称USDT)はTerher Limited社が運営するペッグ通貨、またはステーブルコインだ。ペッグ通貨とは、ドルや円などの通貨と仮想通貨を連動させるための通貨である。

テザーは米ドルと連動している。多くの仮想通貨は投資対象となっているが、こちらは仮想通貨市場の基盤通貨というものになっている。積極的にトレードをして利益を増やしていくというよりも、より安全な場所へ逃がすことを目的としている。

ドルペッグ通貨の価値が安定する理由

テザーは、1USDTがおおよそ1ドルの価値になるように設定することで、ドルに連動した価値を持っている。テザーとTerher Limited社が所有している米ドルが同量であれば、テザーの価値が保たれる仕組みだ。安定した価値を持つ法定通貨と連動していることが、テザーの価値を担保している。

テザーに関するニュース

スイスのルガーノでテザーが事実上の法定通貨に

スイスの都市ルガーノでテザーとビットコイン(BTC)が事実上の法定通貨となった。ルガーノは「ヨーロッパの暗号資産の中心地」を目指しており、2022年3月3日にテザーとの提携を発表した。同時にルガーノでは市の決済トークンであるLuga(LVGA)も市内の企業などに導入予定だ。

Terher Limited社は、1億スイスフラン(約1億900万ドル)の資金プールを設立し、ルガーノにおける海外スタートアップを支援することと、ビットコイン、テザー、Lugaの導入を促進するファンドの設立を発表した。

テザーがクサマネットワーク(KSM)上で発行される

ステーブルコインのテザーがポルカドット(DOT)の試験的ネットワークであるクサマネットワーク(Kusama Network)上で発行されることが2022年4月15日に明らかとなった。クサマネットワークは、異なるブロックチェーンの相互接続を目指すプロジェクトとなっている。

テザーの3つのメリット

テザーのメリットとして、以下の3つが挙げられる。

  • 価値の変動がほとんどない
  • 基軸通貨として取引所で採用
  • 市場全体が荒れても安定した利確先となる

価値の変動がほとんどない

冒頭でも述べたように、テザーは米ドルと連動している仮想通貨であるため価格が安定している。米ドルと連動しているため、価格の変動がほとんどない。

価格変動が大きくリスクが高いのが一般的である仮想通貨であるが、テザーならば安心して保有できるというメリットがある。

基軸通貨として取引所で採用

テザーはステーブルコインでもあるため、アメリカの取引所を中心として基礎通貨として扱っている取引所が多い。取引可能な通貨ペアが多いため、取引もしやすいのが特徴だ。

市場全体が荒れても安定した利確先となる

テザーは米ドルと価格連動しているため、他の仮想通貨よりも遥かに価格が安定している。

しかし、あくまでTether Limited社が中心となって価値を維持しているため、Tether Limited社が不正行為、または何らかの問題があった場合は価値がなくなる可能性があるため注意が必要だ。

テザーの2つのデメリット

テザーのデメリットは以下の2つだ。

  • 大きい利益を見込むことはできない
  • カウンターパーティーリスクがある

大きい利益を見込むことはできない

先述した通り、テザーはドルに変動しているため大きな価格変動がない通貨である。そのため、仮想通貨で多くの利益を得たいと思っている人には向かないと言ってもいいだろう。

カウンターパーティーリスクがある

テザーは安定した仮想通貨であるが、価格を安定させるためにTether Limited社の強い中央集権で管理されている。そのためTether Limited社が問題を起こせば一気に価値を失う可能性があるのだ。

このようなリスクをカウンターパーティー・リスクと呼ぶ。

テザーの今後の動き

テザーの今後の動きは以下の2つが考えられる。

  • マルチシグが実装の実装による安全性の向上
  • スマートコントラクトの実装による安全性の向上

それぞれの今後の動きについて詳しく見てみよう。

マルチシグが実装され安全性の向上

テザーのホワイトペーパーによると今後はマルチシグが実装される予定とのことだ。マルチシグとは仮想通貨を送金したりする際に必要な鍵を複数作り、分離管理することだ。複数の鍵があるためセキュリティが高まり、盗むことが難しくなる。

仮想通貨は常に攻撃されるリスクが有り、何度か盗まれたというニュースも度々目にしている方が多いと思う。しかしそんな中でマルチシグが実装されるというのは利用ユーザーにとって安心材料の1つになるはずだ。

仮想通貨は危ない、損をするといったイメージを抱いている方が多い中で、マルチシグが実装されている安心して取引できる通貨となれば、需要も高くなるだろう。

スマートコントラクトの実装による安全性の向上

テザーホワイトペーパーにはスマートコントラクトが実装されると書かれている。スマートコントラクトとは自動で契約できる技術のことで、ブロックチェーン上に取引内容を改ざんできないような状態になる。

さらに従来の取引では売り手と買い手の間に第三者の仲介が入るのが一般的だ。しかしスマートコントラクトが実装されれば、仲介者は不要になり仲介手数料は不要になる。さらに人の手での作業によるミスも起こらないため、安全かつコストがかからない簡単な取引を実現できるのだ。

テザーの取引におすすめな取引所

テザーの取引におすすめの取引所は以下の3つだ。

  • Binance(バイナンス)
  • Bittrex(ビットレックス)
  • Poloniex(ポロニエックス)

それぞれの取引所について詳しく見てみよう。なお、テザーは日本の取引所では扱っていないため、海外の取引所を利用しての購入となる。海外の取引所は取扱銘柄が豊富であったり、手数料が安かったりするが、リスクもあるため注意が必要だ。

Binance(バイナンス)

1つ目がBinanceだ。Binanceは海外の取引所、または大手の取引所といったら必ず名前のあがる取引所だ。そんなBinanceの特徴は以下のとおり。

  • 取扱通貨は350種類以上と豊富
  • ステーキングやレンディングがある

Binanceは世界最大の取引所というだけあって取扱通貨は350種類以上と他の取引所よりも種類が豊富だ。

ステーキングやレンディングといったサービスもあり、預け入れるだけで報酬として通貨がもらえるのは魅力的でかつ銀行などに比べると圧倒的に高い年利なのが魅力的

Bittrex(ビットレックス)

2つ目がBittrexだ。 Bittrexはアメリカのラスベガスに本社を置く、海外の大手取引所だ。

世界トップクラスの取引所ともいわれている。そんなBittrexの特徴は以下のとおり。

  • 取扱通貨は200種類を超えている
  • 2018年3月には取引高が世界6位にランクインしている
  • 本人確認を実施している

Bittrexは取扱種類は200種類を超えており、海外の取引所の中でも種類が豊富だ。大半はまだ認識度の低いアルトコインであるものの、将来性もあるアルトコイン。そのため、さまざまな銘柄に投資をしたい方に最適だ。2018年3月には取引高が世界6位にランクインしており、世界中の方が利用しているのが分かるだろう。

また海外の取引所はほとんどが本人確認を実施していない。その点、Bittrexは本人確認をしているため、ユーザーは安心して利用できるはずだ。日本語非対応、日本円の入出金は非対応というデメリットがあるものの、英語が分かる方ならば問題はないだろう。

Poloniex(ポロニエックス)

3つ目がPoloniexだ。 Poloniexはアメリカに拠点がある世界最大級の仮想通貨取引所だ。メジャーなアルトコインはもちろん、チャートの使い勝手も良い取引所となっている。そんなPoloniexの特徴は以下のとおり。

  • 豊富な取引方法
  • 種類豊富な銘柄
  • 手数料が安い

Poloniexは豊富な取引方法が特徴で、現物取引、レバレッジ取引、レンディング、マージン取引、POLONI NDXというものがある。さまざまな取引方法があるため、初心者だけではなく上級者も楽しく利用できるだろう。

手数料は他の海外取引所と比較すると安い傾向にあるため、お得に取引ができる。何度も取引をしていると、1度はそれほどの金額ではない手数料も塵が積もって高くなってしまうのでできる限り、手数料を抑えておく必要がある。

英語表記になっているものの、UIが直感的で分かりやすいため、英語がわからない方でも安心して利用できるだろう。

テザーにおすすめのウォレット

テザーにおすすめのウォレットは以下の2つだ。

  • 公式ウォレット
  • 取引所ウォレット

公式ウォレット

1つ目が公式ウォレットだ。

Tetherにはウォレットの公式アプリがあり、Android、iOSどちらも存在している。

テザーを他の仮想通貨に簡単に交換できるため、テザーを購入して他の仮想通貨に交換したいと考えている方に最適である。セキュリティ機能もしっかりとしており、指紋認証、2段階認証、PINコードログイン、各トランザクションの確認メールなどがある。さらにコールドウォレットでもあるため、とにかく頑丈なセキュリティを求めている方に最適だ。

取引所ウォレット

2つ目が取引所ウォレットだ。

利確してすぐに他の仮想通貨に投資したい方の多くは、取引所のウォレットに預けているのではないだろうか。取引所への入出金は時間がかかるため、スムーズに取引をしたい方には向かない。しかし頻繁に取引をしない方であれば取引所に預けておいても問題はないだろう。

ただし、取引所がハッキングされれば、資産を失うということは頭に入れておいてほしい。

テザーの購入方法の流れ

テザーの購入方法の流れは以下の3ステップだ。

  1. 国内取引所に口座開設し、仮想通貨を購入
  2. 購入した仮想通貨を海外の仮想通貨取引所に送金
  3. 海外取引所でテザーを購入

購入方法を知って、実際にテザーを購入してみよう。

1. 国内取引所に口座開設し、仮想通貨を購入

テザーに限らず仮想通貨を購入する際は、口座を開設する必要がある。

口座開設には本人確認が必要だったり、手間がかかったりするものの、1度口座開設をしておけば、他の仮想通貨取引の際も役立つ。

なお、国内取引所はいくつもあるが、コインチェックをおすすめする。コインチェックは国内取引所で最も有名といってもいいほど利用者の多い取引所となっている。情報も多いため、わからないことがあったとしても調べて解決できるだろう。

2. 購入した仮想通貨を海外の仮想通貨取引所に送金

国内取引所で仮想通貨を購入したら、購入した仮想通貨を海外の仮想通貨取引所に送金しよう。

なお、海外取引所に送金する際は、送金ミスをしないように注意しよう。送金ミスは送付先のアドレスの打ち間違えによるものがほとんどだ。そのため、必ず送付先が間違っていないか確認するようにしよう。

海外の取引所は先程紹介した3つのBinance、Bittrex、Poloniexがある。中でも最もおすすめなのはBinanceだ。Binanceは日本人でも利用している人が多く、日本語にも対応している。Coincheckで仮想通貨を購入したら、Binanceへ送金をしよう。

3. 海外取引所でテザーを購入

海外取引所にテザーを送金した後は、実際に海外取引所でテザーを購入しよう。Binanceに送金をした方は、Binanceでテザーを購入する。

以上でテザーの購入は完了だ。

テザーに関する質問

ここではテザーでよくある質問をまとめてみた。これからテザーを利用しようと思っている方は参考にしてほしい。

Q. テザーで利益を得たら課税される?

A. 国税庁は仮想通貨に税金がかかるのかどうかの問い合わせに対して、以下のように答えている。

ビットコインは、物品の購入等に使用できるものですが、このビットコインを使用することで生じた利益は、所得税の課税対象となります。このビットコインを使用することにより生じる損益(邦貨又は外貨との相対的な関係により認識される損益)は、事業所得等の各種所得の基因となる行為に付随して生じる場合を除き、原則として、雑所得に区分されます。

国税庁タックスアンサー

このことからビットコインを含む仮想通貨取引全体に税金がかかるといえる。仮想通貨で脱税はできない。2022年02月20日には、仮想通貨取引の利益を申告漏れし、2億円の追徴金を請求されたケースがあった。

参考:https://toyokeizai.net/articles/-/513485

テザー疑惑とは?

テザーはドルと価値が連動していることから安定した価値を持つが、2018年、Terher Limited社が実際にはUSDTと同等の米ドルを所有していないという疑惑が発生し、大きく価格を落とすこととなった。

Terher Limited社が米ドルを所有していなかった場合、テザーは無価値であり、所有している投資家は自身の資産を価値のない仮想通貨と交換していたことになる。テザーが仮想通貨市場でも大きな影響力を持つことから市場の根幹を揺るがす大暴落が懸念されるほどの問題である。

仮にTerher Limited社が米ドルを所持していなかった場合、価値のない所から価値があると偽って仮想通貨を生み出していたことになり、通貨偽造などの罪に問われる可能性が高い。テザー疑惑は暗号資産全体の信用を著しく損害し、その市場の暴落を招く可能性があり、USDTを所有する気がない人にも関わる大問題である。

テザーの発行とビットコイン価格の変動に相関性を認めるデータがある

疑惑の発端は、Terher Limited社がテザーにより、ビットコイン相場を操舵しているのではないかと指摘されたことだった。同社はテザーの管理・発行を独占的に行っており、自由に通貨を発行できる状態にある。通貨の発行や保有している米ドルなどの担保資産に関して不透明な部分が多かったことから、このような疑惑が発生する下地がもともと存在していたのである。

テザーのトレーダーは、新たな仮想通貨を購入するときテザーを売り、反対に売却する場合はテザーを買い戻す取引をしている場合が多い。テザーは仮想通貨市場の屋台骨を支える存在であるため、Terher Limited社が担保資産を無視してテザーを発行すれば、簡単に市場を操作できてしまう。

テザーがビットコイン価格の操作に使用されている根拠となりうる、テザーとビットコインの価格変動に相関性を認めるデータを示す匿名レポートが発表されると、この疑惑は仮想通貨市場全体に広がった。

投資家心理が悪化し仮想通貨市場全体が暴落

匿名レポートという根拠はあるものの、疑惑は疑惑でしかなく、Terher Limited社が不正を働いた明確な証拠があるわけではない。しかし、疑惑の段階であっても投資家心理が悪化し、ビットコイン・テザーの価格は大幅に下落し、仮想通貨市場全体に不安を招く結果となった。この暴落はテザーが仮想通貨市場に与える影響の大きさを浮き彫りにした事態であったといえるだろう。

疑惑に対する裏付けは進んでいない

テザー疑惑に関する調査は米司法省が行ったが、Terher Limited社が不正を働いた決定的な証拠は現時点では挙がっていない。疑惑後、テザー社が担保資産を開示する財務報告書を四半期ごとに公開することで落ち着いている。この問題の本質は、Terher Limited社が実際に不正を働いた事実に関係なく、投資家心理だけで仮想通貨全体の価値が下がることにある。特にテザーのように中央集権型の仮想通貨は、その発行元の動向にも価格が大きく左右されることを留意しておこう。

最後に

テザーはステーブルコイン、ペッグ通貨である。そのため、他の仮想通貨のように価値が不安定になることは考えにくい。とはいえ必ずしも安定しているというわけではなく、Tether Limited社が問題を起こせば一気に価値が暴落する可能性があることも理解しておこう。

現在、国内の取引所ではテザーの取扱がない。テザーを購入するために海外の取引所を利用する際は、ハッキングのリスクを避けるためにも自分で定期的にパスワードを変えるように工夫をしよう。

最後に改めてにはなるが、海外取引所の仮想通貨取引には国内仮想通貨取引所も必要なためCoincheckの開設をおすすめする

(画像:Shutterstock)

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