マトリックス法によるテクニカル分析(2025/6/13)一難去ってまた一難【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は2.0。前回は、200日移動平均線や一目均衡表の雲の上限にサポートされ、ヘッドアンドショルダーの「ネックラインの1495万円を上抜け」は何とかダマしに終わった。
しかし、5月22日の高値1600万円付近で上値を押さえられると失速、再び下値をトライしている。
今回の半値押しや一目の雲の上限といったサポートは下抜け、200日地頭平均線やボリンジャーバンドの下限で何とか下げ渋っている。1425万円を下抜けるとダブルトップが完成、4月からの半値押し1340万円が見えてくる。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析

前回、ヘッドアンドショルダーが出現し「調整入り濃厚」としつつも「今日明日中に1495万円を上回れば、ダマしに終わる」と申し上げたところ、見事に切り返しして1600万円近辺の前回高値付近に値を戻した。
足元では半値押しとなる1510万円を下抜け、何とか1495万円の以前のサポート付近で下げ止まれるかの瀬戸際にある。
6月5日の安値1425万円を下抜けるとダブルトップが完成、4月7日からの半値押しとなる1340万円が見えてくる。
評点:2
移動平均線

200日移動平均線でサポートされ反発。しかしゴールデンクロスには失敗している。
評点:2
一目均衡表

雲の上限にサポートされ反発するも3役好転には至らず、雲の中に入った形。ここで粘れるか正念場。
評点:2
ボリンジャーバンド

前回「エクスパンション気味で新たな下降トレンドやバンドウォークが始まりそうにも見える」と申し上げたが、バンドの下限で切り返した、しかし、バンドの上限で跳ね返され再び下限をトライしている。
評点:2
MACD

ゴールデンクロスはダマしに終わり、デッドクロス発生。
評点:1
RSI

ダイバージェンスは解消。40近辺で、売られすぎゾーンには至らず。
評点:3
評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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