コインベース株、逆三尊パターンをブレイクアウトして上場時の価格水準に:テクニカル分析
  • コインベースの株価は最近380ドルまで急騰し、2021年4月のナスダック上場時以来の株価水準に達した。
  • 週足チャートで逆三尊のブレイクアウトが確認され、コインベースの株価に長期的な上昇トレンドが形成される可能性が示唆されている。
  • ほとんどのファンダメンタルズアナリストはコインベースに対して強気の見方を維持している。

TradingViewのデータによると、暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)の株価は最近380ドルまで上昇し、2021年4月15日のナスダック上場時の水準を回復した。

2022年の安値である31.55ドルからの回復を含むこの上昇は、週足チャートで逆三尊のブレイクアウトを引き起こし、600ドルを超える水準への長期的な上昇トレンドの可能性を示唆している。

逆三尊とは?

逆三尊のパターンには3つの谷があり、中央の谷が最も深く、弱気相場の底を示している。他の2つは比較的浅く、これらはほぼ等間隔だ。

浅い右肩は、買い手が再び力強さを取り戻そうとしている兆候であり、出来高が増加する傾向がある。しかし、強気トレンドへの転換は、価格がネックライン(谷間の回復点を結ぶ線)を上回って初めて確定する。出来高は通常、パターンが展開するにつれて減少し、パターンが完成に近づくにつれて増加する。

チャートアナリストは通常​​、ネックラインと逆三尊の最安値の間のギャップをブレイクアウトポイントに加算し、潜在的な上昇幅を測定する「測定移動(measured move)」と呼ばれる方法で、上昇の可能性を算出する。

コインベースの場合は?

[コインベース株の週足チャート。:TradingView/CoinDesk]

コインベースは最近、ネックラインの抵抗線を突破し、以降はその上方にベースを確立している。測定移動法によると、660ドルまでの上昇の可能性が示唆されている。

2022年から2023年にかけて最も深い調整局面(H)が形成される中で出来高が低迷していた点に注意してほしい。その後、右肩が完成に近づく4月に出来高が回復している。

この強気なテクニカルの動向は、ほとんどのファンダメンタルズアナリストが共有する前向きな見通しと一致している。最近、オッペンハイマー(Oppenheime)はコインベースの予想価格を293ドルから395ドルに引き上げ、「アウトパフォーム」の格付けを維持している。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Coinbase Recovers to Listing Day Valuation. What Next for COIN?

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