マトリックス法によるテクニカル分析(2025/7/11)円建て最高値は通過点?上値の目途は?【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

サマリー

総合評点は4.5。前回は「ここで一気にブレークして史上最高値を目指すのか」、レンジの上限に「跳ね返されてレンジ内をもう一往復するのか」判断が難しいが「レンジよりブレーク」と申し上げた。相場は見事にブレークし1700万円に到達、史上最高値1735万円にあと一歩に迫っている。

前回指摘したボリンジャーバンドのバンドウォークも鮮明に発生、トレンド系はオール5だ。RSIは70台に入ったが、この勢いは70以上に1-2週間居座るパターンか。

まだ上値余地はありそうで、レンジの倍返し1790万円、4月からの上昇の倍返し1960万円が次のターゲットか。

なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD  のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。

パターン分析

パターン分析

1425万円~1610万円のレンジをブレークし勝負あり。上値の目途はレンジの倍返しの1790万円。更に4月の安値1075万円からレンジ上限の1610万円までの上昇幅535万円をレンジの下限1425万円に加えた1960万円がその次の目途となる。1735万円の円建て史上最高値は通過点か。

評点:5

移動平均線

移動平均線

ゴールデンクロス、両線上向きかつ傾きも急に。

評点:5

一目均衡表

一目均衡表

雲の上限から上放たれ、3役好転の買いサイン点灯。基準線も上向きで非常に強い。

評点:5

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

前回「エクスパンションおよびバンドウォークが始まりそう」と申し上げたが、見事にバンドウォーク発生。

評点:5

MACD

MACD

ゴールデンクロス、両線上向き。

評点:5

RSI

RSI

70台で買われすぎゾーン。但し、BTCの場合、70で跳ね返されなければ、しばらく70台に居座る傾向が見られ、すぐに反落するとは言い切れない。

評点:2

評点

評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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