本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は2.0。
前回指摘した1660~1670万円のサポートを割り込みダブルトップが完成で勝負あり。その割に下げ渋っているが、このサポートがレジスタンスとして上値を押さえている。
一目の雲の中に戻しており、このレジスタンスをブレークできればダマしに終わる可能性も、僅かに残る。
逆に、早めに戻しきれなければ、ダブルトップの倍返し1500万円近辺までの下げが見えてくる。「鬼より怖い一文新値」の影響はまだ終わっていないか。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析


前回、強めのサポートと申し上げた1660~1670万円を下抜けダブルトップが完成、更に6月22日の安値からの半値押し1630万円も一時下抜け、勝負あり。
これで倍返しとなる1500万円や6月22日の安値1435万円程度まで一気に下がっても不思議の無い形となったが、4時間足で見る下降チャネルの中で意外と下げ渋っている。
但し、8月22日からの半値戻しと、ダブルトップのネックラインが重なる1660~1670万円がレジスタンスになっており、ここを早めに抜けられないと、1500万円を目指す展開が見えてくる。
評点:2
移動平均線

デッドクロス。1485万円近辺の200日移動平均線がサポート。
評点:1
一目均衡表

一時雲の下限を抜け3役逆転の売りサイン点灯しヒヤッとしたが、何とか雲の中に値を戻す。雲の下限1625万円辺りがサポート。
評点:3
ボリンジャーバンド

バンドは横ばいでレンジ内を往復しているが、じわじわと幅を広げ下向きのトレンドが発生し始めているように見える。
評点:2
MACD

デッドクロス、両線下向き。
評点:1
RSI

まだ売られすぎゾーンには至っていない。
評点:3
評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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