- ネビウスは、今後5年間で174億ドル規模のGPUインフラをマイクロソフトに供給する。契約額は194億ドルにまで拡大する可能性がある。
- AIマイニング銘柄のサイファー・マイニングとアイレンは、AIインフラ関連の取引がさらに進むとの憶測から、約9%上昇した。
ネビウス・グループ(Nebius Group)の株価は、同社がマイクロソフト(Microsoft)にGPUを供給する契約を締結したと発表したことを受け、市場前取引で47%急騰した。ロイターによると、この契約は5年間で174億ドル(約2兆5230億円)と評価されている。
この契約額は、アムステルダムに拠点を置く同社の時価総額(約152億9000万ドル、約2兆2170億円)を上回る。ロイターによると、マイクロソフトは追加サービスキャパシティを獲得することで、契約額を194億ドル(約2兆8130億円)に引き上げる可能性がある。

AI(人工知能)コンピューティングに携わる他の企業の株価も上昇した。サイファー・マイニング(Cipher Mining)とアイレン(IREN)は、AIインフラ分野でのさらなる提携への期待から、ともに9%上昇した。これは、今年初めにコアウィーブ(CoreWeave)とテラウルフ(TerraWulf)で見られた動きと重なる。
ネビウスは、自社開発のハードウェアとソフトウェアを基盤としたエヌビディア(Nvidia)製GPU、クラウドサービス、AI開発ツールを提供している。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:TradingView
|原文:Nebius-Microsoft $17.4B Deal Lifts AI Mining Stocks in Pre-Market Trading


