- 計画に詳しい2人の人物によると、ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)は、トークン化されたマネー・マーケット・ファンドをリリースする意向である。
- その目的は、伝統的な金融主導のトークン化されたファンドのラインナップを、より暗号資産(仮想通貨)ネイティブな商品で補完することである。
- アンカレッジ・デジタル(Anchorage Digital)が、今後数カ月でローンチされるこの新しいファンドのカストディアンとなる予定である。
マイク・ノボグラッツ(Mike Novogratz)氏が率いるデジタル資産投資会社であるギャラクシー・デジタルは、計画に詳しい2人の人物によると、トークン化されたマネー・マーケット・ファンドをリリースする予定である。
匿名で取材に応じたこれらの人物によると、ニューヨーク市に拠点を置く同社は、ブラックロック(BlackRock)のBUIDLやフランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)のBENJIトークンのような、伝統的な金融主導のトークン化ファンドの商品群に、より暗号資産特有のひねりを加えることを目指している。
今後数カ月のうちにデビューするこのギャラクシーのファンドは、最終的にイーサリアム、ソラナ、ステラのブロックチェーンで利用可能になる予定である。ただし、情報を提供した1人によると、初日から3つすべてのブロックチェーンに登場するわけではない。アンカレッジ・デジタルは、この新しいファンドのカストディアンとなる予定である。
「トークン化の力を活用して即時流動性を提供するという包括的な目標があり、それに関する多くの革新が起こるだろう」と、その人物は述べ、次のように続けた。
「ギャラクシーには、BUIDLや市場に出回っている他のいくつかのファンドを見て、どのような人たちがこれらのファンドに関与しているか、どのように関与しているか、そしてどうすれば改善できるかを見ることができたという強みがあった」。
ギャラクシー・デジタルの担当者は、このファンドについてコメントを控えた。アンカレッジ・デジタルは、コメントの求めにすぐには応じていない。
現在約22億ドル(約3200億円、1ドル=146円換算)の時価総額を持つブラックロックのBUIDLファンドは、イーサリアムでデビューした後、3月にソラナのブロックチェーンでもローンチされた。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:マイク・ノボグラッツ氏(CoinDesk)
|原文:Galaxy Digital Said to Plan Its Own Tokenized Money Market Fund


