セブン銀行とSUSHI TOP MARKETINGは9月29日、NFTを活用した企業向けマーケティングソリューションの共同開発・推進を目的とした業務提携を発表した。提携の第一弾として、東急電鉄と連携し、同日よりNFT配布キャンペーンを開始した。
この提携は、両社が2023年に実施した「セブン銀行ATMでのNFT募金キャンペーン」の実績を踏まえたもので、Web3領域における新たなマーケティングソリューションの普及を目指す。
本提携を通じて提供されるサービスは、NFTが記録されたブロックチェーン上のアカウントを顧客識別の手段として利用する。これにより、企業はメールアドレスやIDといった個人情報を取得・管理することなく、顧客の行動履歴を可視化・分析することが可能になる。
活用事例の第一弾となる東急電鉄の「ATMでチャージして東急線でお出かけしよう!デジタルラリー」は、12月26日まで実施される。
参加者は、対象エリアのセブン銀行ATMで交通系電子マネーをチャージし、ATM画面などに表示されるQRコードを読み取ることでNFTを取得する。
さらに、東急電鉄の対象駅や沿線の商業施設でもNFTを入手できるスタンプラリー形式のキャンペーンとなっている。
全てのNFTを収集すると、特典として限定の「3D車両NFT」が進呈されるほか、抽選で「東急線ワンデーパスクーポン」などが提供される。
|文:栃山直樹
|画像:リリースから


