マトリックス法によるテクニカル分析(2025/11/14)反発失敗、調整長期化【楽天ウォレット】

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

サマリー

総合評点は1.3。前回の1.5より悪化。重要なサポート1555万円を下抜け勝負ありだが、「数日の間に半値戻しとなる1660万円をクリア」ダマしとなる可能性が残るとしていた。実際に反発したものの、その1660万円に跳ね返され、失速。これでダマしではなかったことが確認された。

下降ウェッジの形は最終的な上抜けを示唆し、まだ大きなサイクルでのトレンド転換を示唆するものではないが、200日移動平均線もクリアに下抜け、1か月単位での調整は免れないか。RSIもまだ下値余地があると示唆している。

なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD  のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。

パターン分析

パターン分析
〈日足〉
パターン分析
〈週足〉

前回「ヘッドアンドショルダーが出現」「ダマしに終わる場合は、数日の間に半値戻し1660万円を抜ける必要がある」と申し上げたが、残念ながらその半値戻しに跳ね返されて再び安値トライ。勝負は決した感がある。

ただ、前回も紹介したように、これで大きなサイクルでの上昇トレンドが終わったのかと判断するのは時期尚早で、株は2割下げれば弱気相場入りとされるが、BTCの場合は4割で弱気相場入りになるイメージだ。

再度、底固めをやり直す形となったが、安値、高値ともに切り下げつつも、サポートラインよりレジスタンスラインの傾きが急な右側が鋭角に下がった三角形を下降ウェッジと呼ばれ、徐々に売り圧力が軽減、最終的に上抜けすることを示唆している。ただブレークするにしても1か月程度はかかりそうな形状だし、上昇フラッグや上昇トライアングルなどと比べると上抜けを示唆は低く、また下降トライアングルの様に下辺を下抜けると下げが加速する可能性もある。

また、上記で2割では調整局面とは言えないと申し上げたが、逆に言えばここからもう1割程度の調整があっても不思議ではない。まずは、下値を固める展開か。

評点:1

移動平均線

移動平均線

前回「ここ数日で反発しないと月単位の調整が入りそう」と申し上げたが、200日移動平均線に跳ね返された。

評点:1

一目均衡表

一目均衡表

3役逆転の売りサイン継続。前回「反発があるとすれば雲がねじれる来週11日前後」と申し上げたが、実際に反発したものの基準線手前で失速。

評点:1

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

バンドウォークは解消したが、エクスパンションで下向きのトレンド継続。

評点:1

MACD

MACD

デッドクロス、両線下向き。

評点:1

RSI

RSI

30手前で一度下げ渋ったが、まだ売られすぎゾーンには入っていない。

評点:3

評点

評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
※この記事では、投資判断の参考のための情報提供を行っておりますが、銘柄推奨や投資活動の勧誘を目的としておりません。また、楽天ウォレットとしても投資勧誘や断定的な予測をおこなうものではありません。
※発信された情報に将来の予想が含まれることがありますが、発信者個人の見解であり、またその正確性、信頼性を保証するものではありません。投資の最終判断は、ご自身で行っていただきますようお願い致します。

PR

ボーナスで始めるのにおすすめな国内暗号資産取引所3選

取引所名特徴

Coincheck
500円の少額投資から試せる!】
国内の暗号資産アプリダウンロード数.No1
銘柄数も最大級 、手数料も安い
無料で口座開設する

bitbank
【たくさんの銘柄で取引する人向け】
◆40種類以上の銘柄を用意
◆1万円以上の入金で現金1,000円獲得
無料で口座開設する

bitFlyer
初心者にもおすすめ】
◆国内最大級の取引量
◆トップレベルのセキュリティ意識を持つ
無料で口座開設する