- アメリカのビットコイン現物ETFは11月13日、現物価格が10万ドルを下回ったことを受け、大量の資金流出に見舞われた。
- これらのファンドからの資金流出は、3週間で総額26億ドルに上る。
SoSoValueのデータによると、アメリカに上場しているの11のビットコイン現物ETF(上場投資信託)は11月13日、総額8億6986万ドル(約1348億2830万円、1ドル=155円換算)の資金流出があり、過去2番目に高い流出額を記録した。
投資家は3週間で26億4000万ドル(約4092億円)を引き出しており、市場における警戒感の高まりとセンチメントの変化を示している。
この日の資金流出は、ビットコインが重要なサポートラインである10万ドルを下回り、ウォール街でリスク回避姿勢が強まった時期と一致している。イーサリアム現物ETFも2億5972万ドル(約402億5660万円)の資金流出を記録し、これは10月13日以来の最高額だ。
CoinDeskのデータによると、記事執筆時点でビットコインは9万7000ドル付近で取引されており、24時間で5%以上、月間では14%以上下落している。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Spot ETFs See $869M Outflow, Second-Largest on Record


