デジタルガレージ創業者の伊藤穰一氏と、Paidy創業者ラッセル・カマー氏が共同で立ち上げ、レイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain（JSC）」を開発するAltX Researchは11月18日、GMOインターネットグループ傘下でステーブルコイン事業を展開する米現地法人のGMO Trustとビジョンパートナー契約を締結したと発表した。
本提携を通じて両社は、JSCを基盤とし、日本の法律に準拠したステーブルコインの発行・流通モデルの検討を開始するとしている。
GMO Trustは2020年の設立以来、米国の規制監督下で円建ておよび米ドル建てのステーブルコインを発行・運用してきた実績を持つ。
リリースによると、同社は日本市場向けのステーブルコイン発行を検討する中で、コンプライアンスを重視し、規制に準拠したデジタル資産サービスを提供するためのインフラとしてJSCを選定したという。
今後の計画として、JSC基盤上に構築されたオンチェーンID管理、コンプライアンス、リスク管理のためのモジュール型ツール「Mizuhiki（ミズヒキ）スイート」を活用する方針だ。このツールを利用し、本人確認やウォレット登録を前提とした適正な流通管理の枠組みを開発していくとしている。
｜文：栃山直樹
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