本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は1.5。前回「1か月単位での調整は免れない」「RSIもまだ下値余地があると示唆」と申し上げたが1週間で1割下落、底抜け状態。各指標とも前回より下向きサインが鮮明に出ている。
一方、RSIは20台、新値9手目で、売られ過ぎサインも出始めた。夜明け前が一番暗いという状況か。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析


前回、BTC相場は上昇局面でも3割強の調整をしており「2割では調整局面とは言えない」が「逆に言えばここからもう1割程度の調整があっても不思議ではない」と申し上げたところ、1週間でもう1割の調整をした格好。
ヘッドアンドショルダーのダマしが否定された結果、下げ足を早め、4月の安値との半値押し1485万円も、6月の安値1425万円も下抜けた。
次の目途は昨年8月の安値との反値押し1290万円、ヘッドアンドショルダーの倍返し1220万円、今年の4月の安値1070万円だ。
いわば底抜け状態だが、一方で酒田五法でいえば新値9手目で、そろそろセリングクライマックスを迎えても不思議はない。
評点:1
移動平均線

200日移動平均線に跳ね返され、両線とも下向き。25MAと200MAもデッドクロスしている。
評点:1
一目均衡表

3役逆転の売りサイン継続。
評点:1
ボリンジャーバンド

バンドウォーク発生中。
評点:1
MACD

デッドクロス、両線下向き。
評点:1
RSI

24と売られすぎゾーンに突入。
評点:4
評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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