GMOあおぞらネット銀行、来年夏にデジタル通貨「DCJPY」発行:報道

GMOあおぞらネット銀行が2024年夏頃にブロックチェーン技術を使ったデジタル通貨「DCJPY」を発行すると日経新聞が10月11日に伝えた。

DCJPYは、大手銀行など約100社の企業が参加する「デジタル通貨フォーラム」が手がけるデジタル通貨。民間銀行が預金を裏付けに発行するため、日本円と1対1で連動している。

我々が日常使っている日本円も、銀行口座に預けられている限りはデジタルデータになっており、紙幣や通貨を使う以外はデジタル化されているといえる。

DCJPYは、主に企業間決済を効率化しようとするもので、デジタルデータとなっている銀行預金を従来のシステム、いわゆる「全銀システム(全国銀行データ通信システム)」ではなく、ブロックチェーン基盤を使ってやり取りすることで、低コスト化を図ろうというものと考えればわかりやすい。

まったくの余談ではあるが、全銀システムの障害が報じられているなか、ブロックチェーン技術を使った銀行発行のデジタル通貨のニュースが伝えられるのは印象的だ。

|文:増田隆幸
|画像:ディーカレットのDCJPY説明ページ(キャプチャ)

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