<strong>ビットコインは7月もプラスで4ヶ月陽線を記録、8月も底堅い展開が示唆される</strong>【bitbankチャート分析】

7月も陽線となり4ヶ月連続陽線

[出典:bitbank]
  • 7月の月足は13.5%上昇し4ヶ月連続陽線をほぼ確定させています。4月には1100万円近辺まで下落する場面がありましたが、現在はこの価格帯から約65%上昇しています。今月は1800万円にタッチしており、過去最高値を更新しており買いが強い状況となっています。

週足は足元で小幅な値動きに

[出典:bitbank]
  • 週足も現在8週移動平均線(8EMA)を上回り強気なチャートが維持されています。ここ2週間は小幅な値動きとなり、上昇トレンドが小休止している状況です。1800万円到達後に利益確定売りが出ていたと見られ、短期では調整局面入りしています。7月3週目には1700万円近辺まで下落する動きもありましたが、押し目はしっかり買い戻されました。

6月の高値更新後に上昇が加速

[出典:bitbank]
  • 今月は1543万円から取引が始まりました。6月は上値が重い動きとなっていましたが、7月に入り6月の高値1600万円を更新すると上昇が加速しました。1800万円到達後は上値が重くなりますが、日足も移動平均線(14EMA)を上回り強気なチャートが維持されています。チャートは長期から短期まで強気な状態を示しており、8月も底堅い動きが期待されます。

3ヶ月先の先物乖離は高値圏へ

[出典:Glassnode]
  • 3ヶ月先の先物価格と現物価格の乖離率は現在9%程度まで上昇しています。6月には4%程度まで下落していましたが、足元では先物取引が買われ乖離率が拡大しています。ここ6ヶ月間でも高い水準となり、投機的な動きが見られます。昨年12月には16%まで上昇する場面があり、まだ買われる余地はあるでしょう。一方、相場に過熱感が出てきていることは警戒が必要でしょう。

取引所保有BTCは下落が再開

[出典:Glassnode]
  • 取引場保有BTCの数量は減少傾向が続き、売り圧力の減少傾向が見られます。1800万円到達後は上昇する動きもあり、短期の利確売り需要も確認されました。今月後半にかけて上値が重くなった一因となりました。一方、現在は再度減少傾向に転じており、まだ買い需要が強いことが示唆されています。取引所保有BTCの推移からも8月は底堅い相場が予想されます。

まとめ

  • 7月のビットコインチャートは長期から短期まで強気な状態が維持され、8月も強い展開が想定されます。足元では高値圏で調整する動きとなっていますが、短期の利確りが一巡した後は再度高値を試す動きとなるでしょう。取引所保有BTCの推移からも相場が崩れる動きは予想しづらいと言えます。一方、先物市場では徐々に相場の過熱感が出ており、今後相場が高値を大きく更新しさらに乖離が広がるようなら天井の可能性も出てくるでしょう。 昨年12月のような乖離率に到達した際は警戒感を強めましょう。

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