ふくおかフィナンシャルグループ傘下の「みんなの銀行」は8月25日、フリマアプリ「メルカリ」における金融機能・サービス活用に向け、メルペイと業務提携契約を締結したと発表した。
同行は、BaaS(Banking as a Service)事業を通じ、消費や購買と金融をシームレスに結び付けた新しいサービス体験の提供を目指している。一方でメルペイは、メルカリにおける「モノ」の循環に、「お金」と「信用」の循環を加えることで、より自由度と柔軟性の高い「循環型金融」を推進しており、今回の提携は両者の方向性の一致によるものだという。
同行は、メルペイの各種サービスに金融機能・サービスを複数組み込むことを予定しており、リリースには、今冬のサービス開始に向け準備を進めていることと、「みんなの銀行『パートナー支店』の開設も予定していることが記載されている。
メルペイはメルカリ内で利用できるスマホ決済サービス。メルカリ子会社のメルコインを通じ、メルペイ残高を使ったビットコイン(BTC)取引など暗号資産サービスも展開されている。
リリースによると、メルペイは2025年5月26日付で銀行法の電子決済等代行業者(関東財務局長(電代)第139号)として登録を受けている。


