SNSマーケティングのホットリンクは9月16日、同社グループ傘下のNonagon Capitalが、日本の上場企業を対象とする「暗号資産による企業財務戦略相談窓口」を新設したと発表した。
Nonagon Capitalは、米国サンフランシスコ・ベイエリアを拠点とするブロックチェーン専門のベンチャーキャピタルである。Web3分野における世界的なネットワークと投資・リサーチ実績を有しており、これまでにも国内外の上場企業に対してアドバイザー業務を提供した実績があるという。
今回の相談窓口設置には、国内外の上場企業で、企業財務の一部として暗号資産を保有・活用する動きが広がっている背景がある。国内では、メタプラネットやリミックスポイント、コンヴァノなどが代表事例として挙がる。
新設された相談窓口は、国内の上場企業およびその子会社を対象とし、暗号資産を活用した財務戦略の策定と推進を支援する。
提供されるサービスには、ヒアリングを通じた経営・財務上の課題の言語化、戦略オプションの提示(メリット・リスク・前提条件の整理)、具体的な検討体制や情報収集プロセスといったアクションの設計支援などが含まれるとのことだ。
国内の上場企業を対象とした暗号資産トレジャリー支援の動きは他にも見られる。アニモカブランズジャパン(香港Animoca Brandsの戦略的子会社)も、これに先立つ9月11日に同様の「デジタルアセット・トレジャリー・マネジメント支援事業」を開始したと発表している。
|文:栃山直樹
|画像:リリースから


