グーグル、コインベースと提携しAIアプリにステーブルコイン決済を導入
  • グーグル(Google)の更新されたオープンソースプロトコルは、AIアプリケーションが支払いを送受することを可能にする。これには、米ドルのような法定通貨にペッグされたステーブルコインへの対応も含まれている。
  • コインベース(Coinbase)、イーサリアム財団(Ethereum Foundation)、セールスフォース(Salesforce)、アメリカン・エキスプレス(American Express)、エッツィ(Etsy)などが協力し、このシステムが暗号資産(仮想通貨)と伝統的な金融の両方を確実に網羅できるようにする。
  • このイニシアチブは、ステーブルコイン普及の拡大と時を同じくしており、流通しているステーブルコインの価値は、年初の2050億ドルから2890億ドルに増加している。

プレスリリースによると、グーグルは人工知能(AI)とデジタルマネーの融合に向けて一歩を踏み出し、AIアプリケーションが支払いを送受できるようにする新しいオープンソースプロトコルを展開した。これには、米ドルのような法定通貨にペッグされたデジタルトークンであるステーブルコインへの対応も含まれている。

ステーブルコインを組み込むために、グーグルは、独自のAI統合決済インフラを開発してきた米国拠点の暗号資産取引所コインベースと提携した。

グーグルはまた、イーサリアム財団とも協力している。さらに、伝統的な金融のユースケースを網羅するために、セールスフォース、アメリカン・エキスプレス、エッツィを含む60以上の他の組織とも連携した。

この動きは、「AIエージェント」の標準を確立するためのグーグルの以前の取り組みに基づいている。これらのデジタルエージェントは、最終的に人間の直接的な介入なしに、住宅ローンの交渉や衣類の買い物といった複雑なタスクを処理する可能性がある。

グーグルは4月、エージェント間の通信を標準化するためのプロトコルを展開した。今回の最新のアップデートは、そのフレームワークを金融取引に拡張し、支払いが安全で相互運用可能であり、人間のユーザーの意図を念頭に置いて実行されるよう保証することを目指している。

グーグルの実験は、ステーブルコイン市場全体での活動の増加傾向を浮き彫りにしている。今年初めにUSDコイン(USDC)発行元であるサークル(Circle)のIPO(新規株式公開)が需要を上回ったことは、投資家の意欲を示唆しており、一部の人々はステーブルコインが「進行中の金融革命」であると述べた。

DefiLlamaのデータによると、流通しているステーブルコインの総額は2890億ドル(約42兆円、1ドル=146円換算)相当に達し、年初の2050億ドルから急増している。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Bumble Dee / Shutterstock.com
|原文:Google Teams Up With Coinbase to Bring Stablecoin Payments to AI Apps

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