HashPort(ハッシュポート)は9月24日、現在提供中の「EXPO2025デジタルウォレット」の後継サービス「HashPort Wallet」において、Circle社が発行する米ドル連動型ステーブルコイン「USDC」を主要通貨の一つとして採用することを発表した。
対応ネットワークはAptos、Ethereum、Polygonなど複数の主要ブロックチェーンをサポートするマルチチェーン仕様となり、利用者は単一のインターフェースから異なるネットワーク上のUSDCやその他のデジタル資産を管理できるようになる。
同社は8月26日、大阪・関西万博終了後のウォレットのリニューアルに関して詳細を発表していた。ネットワーク手数料が不要になる「ガスレス機能」の搭載などに加えて、ステーブルコインについては、USDCの他、日本円連動の「JPYC」への対応も検討していると明記。
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将来的には電子決済手段・暗号資産サービス仲介業へ登録し、日本円の直接的な入出金(オン・オフランプ)機能の提供も計画している。
同社は万博期間中に蓄積されたEXPOトークンの運用知見を基に、USDCを主要通貨の1つとした資産管理機能を提供するとしている。
|文:栃山直樹
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