【2025年最新】coinbook(コインブック)の評判は実際どう?口コミ・手数料・安全性を徹底検証|メリット・デメリットも解説

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coinbook(コインブック)という暗号資産(仮想通貨)取引所の名前を聞いたが本当に安全なのか不安、実際に使っている人の評判を知りたい、大手取引所と比べて手数料や使いやすさはどうなのかなど、口座開設の前に疑問を抱えていないだろうか。

マイナーな取引所だからこそ、実際の利用者の生の声や信頼性を確認してから判断したいと考えるのは当然である。

暗号資産取引所選びは、大切な資金を預ける重要な決断である。

特にcoinbookのような中堅取引所の場合、情報が少ないまま口座開設すると、手数料で損をしたり、取扱通貨の少なさに後悔したり、サポート対応で困る可能性もある。

金融庁登録や運営会社の実態、過去のトラブルの有無など、事前に確認すべきポイントは多い。

なお、coinbookは2025年4月にBACKSEATへリブランディングされた最新情報も反映している。

この記事を読めば、coinbookが自分に合った取引所なのか明確に判断でき、メリット・デメリットを理解した上で安心して口座開設の決断ができるようになる。

他の取引所と比較して本当に選ぶべきかの答えが見つかるはずである。

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coinbookの評判は実際どう?2025年最新の口コミを徹底調査

coinbook(コインブック)は、2025年4月21日にBACKSEAT暗号資産交換業株式会社へと社名変更を行った日本の暗号資産取引所である。

金融庁関東財務局に登録された正規の暗号資産交換業者として運営されており、エイダコイン/カルダノ(ADA)とニッポンアイドルトークン(NIDT)の2銘柄を取り扱っている点が特徴である。

2025年10月時点でのcoinbookの評判を調査したところ、サービス開始から数年が経過し、一定のユーザー層を獲得している状況が確認できた。

特にIEO(Initial Exchange Offering)を実施している数少ない国内取引所として注目を集めており、ニッポンアイドルトークンの取り扱いでは先行優位性を持っている。

同取引所の最大の特徴は「安心安全の管理体制」「誰でも、簡単取引」「いつでも、すぐに取引」の3つを掲げており、初心者でも使いやすい取引環境の提供を目指している。

公式サイトでは、セキュリティ対策として二段階認証やコールドウォレットによる資産管理を実施していることが明示されている。

coinbookの3つの特徴
  • 安心安全の管理体制(二段階認証・コールドウォレット対応)
  • 誰でも、簡単取引(初心者でも使いやすいインターフェース)
  • いつでも、すぐに取引(スムーズな取引環境)

しかし、取扱銘柄が極めて限定的である点は利用者から指摘されることが多く、メインの取引所として利用するには選択肢が少ないという声も存在する。

また、2025年の社名変更により、サービス名称がBACKSEATに変更されたことで、既存ユーザーの間で混乱が生じた時期もあった。

本記事では、実際の利用者による口コミやSNSでの評判を詳細に調査し、coinbook(現BACKSEAT)の実態を多角的に検証していく。

口座開設を検討している方が、メリットとデメリットを正確に理解した上で判断できるよう、客観的な情報を提供する。

実際に使った人の良い口コミ・高評価のポイント

coinbookを実際に利用しているユーザーからは、いくつかの明確な高評価ポイントが挙げられている。

最も多く評価されているのは、取引手数料の低さである。

NIDT/JPYの現物取引において、Maker手数料0.05%、Taker手数料0.20%という国内取引所の中でも低水準の手数料体系を実現している。

この手数料の安さは、頻繁に取引を行うアクティブトレーダーにとって大きなメリットとなっている。

使いやすいユーザーインターフェース

ユーザーインターフェースの使いやすさも高く評価されている。

取引画面がシンプルで直感的に操作できる設計となっており、初心者から経験者まで幅広い層が快適に利用できる環境が整っている。

特に、暗号資産取引が初めてのユーザーからは「わかりやすい」「迷わず取引できた」といった肯定的な意見が寄せられている。

IEOへの参加機会

IEOへの参加機会を提供している点も、利用者から評価されている要素である。

国内でIEOを実施している取引所は限られており、新規トークンの上場時に優先的に購入できる機会は投資家にとって魅力的である。

実際にニッポンアイドルトークンのIEOでは、多くのユーザーが参加し、一定の注目を集めた。

迅速で丁寧なカスタマーサポート

カスタマーサポートの対応についても、迅速で丁寧という評価が見られる。

問い合わせに対して適切な回答が得られるため、取引中にトラブルが発生した場合でも安心して相談できる体制が整っている。

特に初心者ユーザーにとって、サポートの質は取引所選びの重要な判断材料となっており、この点でcoinbookは一定の評価を得ている。

充実したセキュリティ対策

セキュリティ面での安全対策も利用者から支持されている。

主なセキュリティ対策
  • 二段階認証の導入
  • コールドウォレットによる資産管理
  • 金融庁に登録された正規の事業者としての運営

ユーザーの資産を守るための基本的な対策が講じられており、信頼性の高い運営が行われている点が評価されている。

お得な口座開設キャンペーン

口座開設キャンペーンとして、1000円以上の入金で1000円相当のエイダコイン(ADA)がもらえる特典を提供するなど、新規ユーザーの獲得に向けた取り組みも行われている。

このようなキャンペーンは、初めて暗号資産取引を始めるユーザーにとって参入のハードルを下げる効果があり、好意的に受け止められている。

悪い口コミ・低評価で目立つ意見

coinbookに対する低評価の中で最も目立つのは、取扱銘柄の少なさである。

2025年10月時点で一般ユーザーが通常取引できる銘柄は、エイダコイン(ADA)とニッポンアイドルトークン(NIDT)の2種類のみとなっている。

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といったメジャーな暗号資産の取り扱いがないため、メインの取引所として利用するには明らかに選択肢が不足している。

実際の利用者からの主な意見
  • 現物取引に対応している通貨が少なすぎる
  • IEO目的以外で口座を開設するメリットが見当たらない

多様な銘柄で分散投資を行いたいユーザーや、様々なアルトコインの取引を希望するユーザーにとって、この2銘柄という制約は大きなデメリットとなっている。

取引量の少なさも指摘されている問題点である。

取扱銘柄が限定的であることから、必然的に取引所全体の流動性も限られており、大口の取引を行う際には希望する価格で約定しにくいケースがある。

流動性の低さは価格の変動を大きくする要因にもなり、トレーダーにとってはリスク要因となる。

2025年4月の社名変更に関しても、一部のユーザーから混乱の声が上がっている。

coinbookからBACKSEATへのリブランディングにより、サービス名称やドメインが変更されたことで、既存ユーザーが一時的に戸惑う場面があった。

ブランド認知度の観点でも、新たに浸透させる必要が生じており、この変更が必要だったのかという疑問の声も存在する。

他の大手取引所と比較した際の機能面での不足も指摘されている。

  • レバレッジ取引への非対応
  • 取引ツールの選択肢の少なさ
  • チャート分析機能の限定性

上級者向けの機能が充実していない点は、経験豊富なトレーダーにとって物足りなさを感じる要因となっている。

スプレッド(売値と買値の価格差)についても、取引量が少ない銘柄では広がる傾向があるとの指摘がある。

スプレッドは実質的な取引コストとなるため、この点を懸念するユーザーも存在する。

特にニッポンアイドルトークン(NIDT)のような取引量が限定的な銘柄では、スプレッドの広さが取引の収益性に影響を与える可能性がある。

情報発信の少なさも低評価につながっている要素である。

大手取引所と比較すると、マーケット情報や分析記事、教育コンテンツなどの提供が限定的であり、ユーザーが取引判断を行う上での情報源としての機能が弱いという意見がある。

初心者ユーザーにとって、このような情報提供は学習の機会となるため、この点の改善を求める声が挙がっている。

SNSや掲示板での評判まとめ(X(旧Twitter)・5chなど)

X(旧Twitter)をはじめとするSNSでのcoinbookに関する言及を調査したところ、全体的な投稿数は大手取引所と比較して少ない傾向が見られた。

これは取扱銘柄の限定性やユーザー数の規模を反映していると考えられる。

ただし、ニッポンアイドルトークンのIEO実施時には一時的に話題となり、関連する投稿が増加した。

X(旧Twitter)上でのポジティブな反応としては、手数料の安さを評価する声や、IEOへの参加機会を歓迎する投稿が確認できた。

特にニッポンアイドルトークン(NIDT)に関心を持つユーザーからは「coinbookでしか取引できない」という希少性を理由に口座開設を行ったという報告が見られる。

また、初心者向けの使いやすさについても、実際に取引を始めたユーザーから肯定的なコメントが散見された。

一方で、ネガティブな意見も存在する。

最も多いのは「取扱銘柄が少なすぎる」という指摘であり、メジャーな暗号資産の取り扱いがないことへの不満が繰り返し表明されている。

また「知名度が低い」「情報が少ない」といった、取引所としての存在感の薄さを指摘する声もある。

5chなどの匿名掲示板では、coinbookに特化したスレッドは確認できず、暗号資産取引所全般を扱うスレッドの中で散発的に言及される程度である。

掲示板上での評判は賛否両論で、IEOへの参加を目的とした利用を推奨する意見がある一方、メインの取引所としては推奨しないという慎重な見方も示されている。

掲示板では、coinbookの将来性について議論されることもある。

新規銘柄の追加予定や機能拡充の可能性について情報を求める投稿があり、現状のサービス内容に対する期待と不安が混在している状況が読み取れる。

ただし、詐欺や重大なトラブルに関する報告は確認されておらず、暗号資産交換業者として登録された正規の事業者として一定の信頼性は維持されている。

社名変更後の混乱

BACKSEATへの社名変更後、SNS上では混乱を示す投稿も見られた。「coinbookはどうなったのか」「サービスは継続しているのか」といった疑問の声が一時的に増加している。

既存ユーザーへの周知が十分でなかった可能性が指摘されており、リブランディングの意図や今後の展開について、より積極的な情報発信を求める意見も存在する。

SNSでの評判を総合すると、coinbookは特定のニーズ(IEO参加、ADA取引など)を持つユーザーからは支持されているものの、広範なユーザー層に訴求できるだけの魅力や情報発信が不足しているという評価が主流である。

口コミの絶対数が少ないこと自体が、取引所としての存在感やユーザー基盤の課題を示唆している。

今後、取扱銘柄の拡充や機能強化が実現されれば、SNSや掲示板での評判も変化する可能性がある。

現時点では「ニッチな取引所」という位置付けが定着しており、メインストリームの取引所との差別化をどのように図っていくかが注目される。

利用者の満足度はどれくらい?

coinbook(現BACKSEAT)の利用者満足度を客観的に評価するため、複数の観点から分析を行った。

全体としては、特定の目的を持って利用するユーザーの満足度は比較的高い一方、汎用的な取引所としての満足度は限定的という二極化した傾向が見られる。

手数料面での満足度は高いと評価できる。

Maker手数料0.05%、Taker手数料0.20%という水準は、国内の主要取引所と比較しても競争力があり、コスト重視のユーザーからは肯定的に評価されている。

取引コストを抑えたいユーザーにとって、この手数料体系は大きな魅力となっている。

ユーザビリティについても、初心者層からの満足度は高い傾向にある。

シンプルで直感的な操作性は、暗号資産取引の入門者にとって使いやすく、「初めての取引がスムーズにできた」という声が複数確認できた。

複雑な機能が少ないことが、逆に初心者にとっては使いやすさにつながっている側面がある。

しかし、取扱銘柄の少なさは満足度を大きく低下させる要因となっている。

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といったメジャーな暗号資産の取引を希望するユーザーにとって、エイダコイン(ADA)とニッポンアイドルトークン(NIDT)のみという選択肢は明らかに不十分である。

この点での不満は、他の長所を相殺してしまうほど大きな影響を持っている。

セキュリティ対策の実施状況

金融庁に登録された正規の暗号資産交換業者として、基本的なセキュリティ対策が実施されている。

  • 二段階認証の導入
  • コールドウォレットでの資産管理
  • 大きな事故やトラブルの報告なし

セキュリティ面での満足度は一定の評価を得ており、安全性については信頼されている。

カスタマーサポートの満足度も比較的良好である。

問い合わせへの対応が迅速で丁寧という評価があり、トラブル時のサポート体制は整っていると判断できる。

小規模な取引所であることが、逆にきめ細かいサポートを可能にしている可能性がある。

総合的な満足度を数値化することは困難だが、明確な目的(IEO参加、ADA取引)を持って利用するユーザーの満足度は60~70%程度、汎用的な取引所としての利用を期待したユーザーの満足度は30~40%程度と推定される。

この差は、サービスの性質と利用者の期待値のギャップから生じている。

評価項目満足度特徴
手数料高いMaker0.05%、Taker0.20%と競争力あり
ユーザビリティ高い(初心者)シンプルで直感的な操作性
取扱銘柄低いエイダコイン(ADA)とニッポンアイドルトークン(NIDT)のみで選択肢が限定的
セキュリティ良好金融庁登録業者、基本対策を実施
サポート良好迅速で丁寧な対応

他の大手取引所と比較した場合、coinbookの総合満足度は中程度からやや低めの水準にあると評価できる。

取扱銘柄数、取引量、機能の豊富さ、情報提供など、多くの項目で大手に及ばない点が影響している。

ただし、手数料の安さや特定銘柄への特化という点では、独自の価値を提供できている。

今後の満足度向上には、取扱銘柄の拡充が最も重要な課題である。

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などのメジャー銘柄を追加できれば、利用者層の拡大と満足度の向上が期待できる。

また、取引ツールの充実や情報発信の強化なども、満足度を高める要素となるだろう。

coinbookは、特定のニーズに特化した取引所として一定の評価を得ているものの、総合的な満足度を高めるためには、サービスの拡充と差別化戦略の明確化が求められる状況にある。

利用を検討する際は、自身の取引目的とcoinbookの特性が合致しているかを慎重に判断することが重要である。

coinbookってどんな取引所?使う前に知っておきたい基本

coinbookは日本国内で運営されていた暗号資産取引所であり、2025年4月にBACKSEAT(バックシート)へとリブランディングされた。

現在はBACKSEAT暗号資産交換業株式会社として、金融庁の登録を受けた正規の暗号資産交換業者として事業を継続している。

暗号資産取引所を選ぶ際、最も重要なのは「本当に安全な取引所なのか」という判断である。

coinbook(現BACKSEAT)について評判を調べているユーザーの多くは、金融庁への登録状況やセキュリティ対策、運営会社の信頼性といった基本的な安全性を確認したいと考えているはずだ。

国内には数多くの暗号資産取引所が存在するが、金融庁への登録の有無は取引所選びの最も重要な判断基準となる。

登録を受けていない業者での取引は、資産保護の面で大きなリスクを伴うためである。

coinbook(現BACKSEAT)は金融庁の厳格な審査を通過した正規の暗号資産交換業者として登録されており、この点において一定の信頼性を有している。

また、取引所としての特徴やサービス内容を理解することも重要である。

coinbook(現BACKSEAT)は、大口投資家向けのOTC取引サービスを提供している点が特徴的であり、他の取引所とは異なるポジショニングを取っている。

リブランディング後も基本的なサービス体制は維持されており、既存ユーザーへの影響は限定的である。

本記事のポイント

本記事では、coinbook(現BACKSEAT)の運営実態、金融庁登録状況、セキュリティ対策、主要サービスの特徴について詳しく解説していく。

取引所としての信頼性を多角的に検証し、利用を検討する際の判断材料を提供する。

運営会社とサービス概要(※2025年4月よりBACKSEATにリブランディング)

coinbookを運営していたのは、当初は国内の暗号資産関連企業であったが、2025年2月20日にBACKSEAT株式会社が全株式を取得し、完全子会社化された。

その後、2025年4月に正式にBACKSEATへとリブランディングが実施され、現在はBACKSEAT暗号資産交換業株式会社として運営されている。

BACKSEAT暗号資産交換業株式会社の基本情報は以下の通りである。

会社名はBACKSEAT暗号資産交換業株式会社、本社所在地は東京都港区赤坂2-18-14赤坂STビル2階、資本金は14億5300万円(資本準備金含む)となっている。

親会社であるBACKSEAT株式会社は2024年4月に設立され、代表は林政泰氏が務めている。

資本金14億円超という規模は、国内の暗号資産取引所の中では中堅クラスに位置する。

大手取引所と比較すると規模は小さいが、金融庁の登録要件である最低純資産額の基準は十分に満たしており、財務面での安定性は確保されている。

リブランディングの背景には、暗号資産業界における新たなブランド再構築と経営刷新の意図がある。

BACKSEAT株式会社による完全子会社化により、新たな経営体制のもとでサービスの開発やマーケティング戦略が進められている。

ただし、リブランディングに伴うユーザーへの影響は限定的であり、既存の口座やサービスは継続して利用可能である。

ブランド移行に関する重要事項

coinbookからBACKSEATへの移行期においては、ウェブサイトのドメインやログイン方法などが変更されたが、顧客の資産や取引履歴はすべて引き継がれている。

ユーザーは新しいブランド名のもとで、従来通りのサービスを利用できる体制が整えられた。

BACKSEATは現在、エイダコイン(ADA)とニッポンアイドルトークン(NIDT)の2種類の暗号資産を取り扱っている。

取扱銘柄数は大手取引所と比較すると少ないが、特定の銘柄に特化したサービス提供という戦略を取っている点が特徴である。

特にニッポンアイドルトークン(NIDT)は国内の一部取引所でしか取り扱われていない銘柄であり、この点がBACKSEATの独自性となっている。

サービス提供の形態としては、現物取引を中心に展開しており、レバレッジ取引などのデリバティブ商品は提供していない。

これは初心者にとっては理解しやすく、リスク管理がしやすい取引環境であると言える。

一方で、積極的な取引を行いたい上級者にとっては物足りなさを感じる可能性もある。

運営体制については、商品サービスの提供、取引システム、ユーザーインターフェースの開発運用、カスタマーサポート、インシデント対応、顧客資産の管理など、資金決済法に基づく暗号資産交換業に必要な業務を一貫して行っている。

新経営体制のもとで、これらの業務品質の向上が図られている。

金融庁登録とセキュリティ対策は安全?

coinbook(現BACKSEAT)の安全性を評価する上で最も重要なのが、金融庁への登録状況とセキュリティ対策の内容である。

結論から述べると、BACKSEAT暗号資産交換業株式会社は関東財務局長第00026号として正式に登録された暗号資産交換業者である。

日本では2017年4月施行の資金決済に関する法律(e-Gov法令検索)の改正により、暗号資産交換業を営むには金融庁・財務局への登録が義務付けられている。

この登録制度は、利用者保護と市場の健全性を確保するために設けられたものである。

登録にあたっては、財産的基盤、業務運営体制、セキュリティ対策、顧客資産の分別管理など、厳格な審査基準をクリアする必要がある。

BACKSEATは、過去には近畿財務局長第00003号として登録されていたが(旧登録日:平成29年12月1日)、現在は関東財務局長第00026号に登録が移行している。

これは本社所在地の変更や組織再編に伴う通常の手続きであり、登録自体は継続されている。

金融庁の公式ウェブサイトの暗号資産交換業者登録一覧でも、BACKSEATの登録が確認できる。

さらに、BACKSEATは一般社団法人日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の正会員として加盟している。

JVCEAは金融庁認定の自主規制団体であり、会員には厳格な自主規制ルールの遵守が求められる。

正会員資格を維持することは、業界標準のコンプライアンス体制を整備している証拠となる。

BACKSEATの登録状況

関東財務局長第00026号として正式に登録された暗号資産交換業者であり、JVCEAの正会員として加盟している

セキュリティ対策の詳細

次に、セキュリティ対策について詳しく見ていこう。

暗号資産取引所のセキュリティは、顧客の資産を守る上で最も重要な要素である。

BACKSEATでは複数のセキュリティ対策が実施されている。

まず、顧客の暗号資産の大部分はコールドウォレットで管理されている。

コールドウォレットとは、インターネットから完全に切り離された環境で秘密鍵を保管する方法であり、外部からのハッキング攻撃を防ぐ最も効果的な手段である。

BACKSEATのコールドウォレットは多重の物理的セキュリティ対策により保護されており、24時間体制で監視されている。

ホットウォレット(インターネットに接続されたウォレット)についても、最新のセキュリティ技術が導入されている。

日常的な入出金に必要な最小限の資産のみをホットウォレットで管理し、リスクを最小化する運用が行われている。

ユーザー側のセキュリティ機能

ユーザー側のセキュリティ対策としては、二段階認証(2FA)の設定が可能である。

二段階認証は、パスワードに加えてスマートフォンのアプリなどで生成される認証コードを入力することで、不正ログインを防ぐ仕組みである。

BACKSEATでは全ユーザーに二段階認証の設定を推奨しており、アカウントのセキュリティを強化できる。

顧客資産の分別管理

顧客資産の分別管理も法令に基づいて実施されている。

暗号資産交換業者は、顧客から預かった金銭や暗号資産を自社の資産と明確に分別して管理することが資金決済に関する法律により義務付けられている。

これにより、万が一取引所が経営破綻した場合でも、顧客資産が保全される仕組みとなっている。

また、BACKSEATでは定期的に内部監査部門および外部監査による内部管理態勢の検証が行われている。

第三者による客観的な監査を受けることで、セキュリティ体制やコンプライアンス体制の継続的な改善が図られている。

主なセキュリティ対策
  • 大部分の暗号資産をコールドウォレットで管理
  • ホットウォレットは最小限の資産のみを保管
  • 二段階認証(2FA)の設定が可能
  • 顧客資産の分別管理を法令に基づき実施
  • 内部・外部監査による定期的な検証

ユーザー自身のセキュリティ対策も重要

ただし、どれほど堅牢なセキュリティ対策を講じていても、100%安全な取引所は存在しないという認識を持つことが重要である。

過去には大手取引所でもハッキング被害が発生した事例がある。

ユーザー自身も、強固なパスワードの設定、二段階認証の有効化、フィッシング詐欺への警戒など、自衛策を講じることが不可欠である。

総合的なセキュリティ評価

BACKSEATのセキュリティレベルは、金融庁登録業者として求められる基準を満たしており、業界標準のセキュリティ対策が実施されていると評価できる。

ただし、取扱銘柄数が少なく事業規模が中堅クラスであることから、大手取引所と比較すると、システム投資やセキュリティ投資の規模には差がある可能性がある。

OTC取引など主要サービスの特徴

coinbook(現BACKSEAT)の最大の特徴は、大口投資家向けのOTC取引サービスを提供している点である。

OTC取引とは「Over The Counter」の略称で、取引所や市場を介さずに売り手と買い手が直接取引を行う相対取引のことを指す。

通常の取引所取引では、注文板に表示された価格で不特定多数のユーザーと取引を行う。

しかし、大口の売買注文を出すと市場価格に大きな影響を与えてしまい、不利な価格で約定してしまう可能性がある。

これは「スリッページ」と呼ばれる現象であり、大口投資家にとっては大きな課題となる。

OTC取引の主なメリット

市場価格への影響を最小限に抑えながら、大口の取引を円滑に実行できる点が最大のメリットである。機関投資家や富裕層にとっては非常に有用なサービスと言える。

OTC取引では、取引所が相手方となって事前に価格を提示し、その価格で確実に売買を成立させることができる。

BACKSEATのOTC取引サービスは、500万円以上から取引が可能となっている。

この最低取引金額の設定は、大口取引に特化したサービスであることを明確に示している。

一般的な個人投資家にとっては利用しにくいが、まとまった資金で暗号資産を売買したい投資家にとっては魅力的な選択肢となる。

OTC取引を利用するには、通常の取引口座とは別に専用の口座開設が必要となる。

これは、OTC取引が通常の取引とは異なる契約形態であることに起因する。

専用口座の開設にあたっては、追加の審査や本人確認が行われる可能性がある。

OTC取引のプロセスは一般的に以下のような流れとなる。

STEP
取引内容の伝達

ユーザーが希望する取引内容(通貨ペア、数量、売買の別)を取引所に伝える。

STEP
価格の提示

取引所が市場の状況を踏まえて価格を提示する。

STEP
取引の成立

ユーザーがその価格に合意すれば、その価格で取引が成立する。

通常の取引所取引と異なり、約定価格が事前に確定している点が特徴である。

OTC取引の手数料体系は、通常の取引とは異なる場合が多い。

一般的には取引金額や取引頻度に応じて個別に設定されることが多く、大口取引ほど手数料率が優遇される傾向にある。

具体的な手数料については、BACKSEATに直接問い合わせて確認する必要がある。

OTC取引以外の主要サービスとしては、現物取引が挙げられる。

前述の通り、BACKSEATではエイダコイン(ADA)とニッポンアイドルトークン(NIDT)の2銘柄について現物取引が可能である。

取引手数料、入金手数料、出金手数料などの手数料体系は、公式ウェブサイトで確認できる。

スマートフォンアプリについては、現時点では提供されていない模様である。

取引はウェブブラウザを通じて行う形態となっており、この点は大手取引所と比較するとやや利便性に欠ける部分である。

ただし、OTC取引のような大口取引を主要ターゲットとする場合、高頻度の取引を前提としないため、スマートフォンアプリの必要性は相対的に低いとも言える。

取引ツールについても、高度なチャート分析機能やAPIを用いた自動売買機能などは、大手取引所と比較すると限定的である可能性がある。

BACKSEATのサービスは、頻繁に売買を繰り返すデイトレーダー向けというよりは、大口の資金を運用する投資家向けに特化していると考えられる。

日本円の入出金については、銀行振込による入金が可能である。

入金の反映時間は金融機関の営業時間に依存するが、一般的には数時間以内に反映される。

出金についても銀行振込で対応しており、申請から着金まで一定の時間を要する。

入出金手数料の詳細は公式ウェブサイトで確認する必要がある。

暗号資産の入出庫についても対応しており、他の取引所やウォレットからBACKSEATへ暗号資産を送金することも、BACKSEATから外部へ送金することも可能である。

ただし、セキュリティの観点から、出庫申請には一定の審査時間が設けられている場合がある。

カスタマーサポート体制については、問い合わせフォームやメールでの対応が基本となる。

大手取引所のように24時間365日の電話サポートなどは提供されていない可能性が高い。

ただし、大口取引を行うOTCユーザーに対しては、専任の担当者がつくなど、手厚いサポートが提供されている可能性がある。

BACKSEATの特徴まとめ
  • 大口投資家向けのOTC取引に特化
  • 500万円以上の大口取引が可能
  • 取扱銘柄は限定的(エイダコイン(ADA)、ニッポンアイドルトークン(NIDT))
  • 少額投資や多様な銘柄取引には不向き

BACKSEATのサービスは、大口投資家向けのOTC取引に特化しているという明確な特徴がある。

取扱銘柄数や取引ツールの面では大手取引所に劣るものの、500万円以上の大口取引を行いたい投資家にとっては、OTC取引というニッチなニーズに応える貴重な選択肢となっている。

一方で、少額から暗号資産投資を始めたい初心者や、多様な銘柄を取引したい投資家にとっては、他の取引所の方が適している可能性が高い。

暗号資産取引所を選ぶ際は、自身の投資スタイルや取引規模に合ったサービスを選ぶことが重要である。

BACKSEATは大口投資家向けという明確なポジショニングを取っており、そのターゲット層にとっては魅力的なサービスを提供していると評価できる。

coinbookの良いところ|選ばれている理由

coinbook(コインブック)は、2018年に設立された株式会社coinbookが運営する暗号資産取引所である。

2025年4月にはBACKSEAT暗号資産交換業株式会社へと社名を変更し、さらなるサービスの充実を図っている。

多くの暗号資産取引所が存在する中で、coinbookが投資家から選ばれている理由には明確な特徴がある。

coinbookの最大の魅力は、大口取引に対応したOTC取引サービス、競争力のある手数料体系、そして初心者でも迷わず使える直感的なユーザーインターフェースの3点に集約される。

これらの要素が組み合わさることで、初心者から経験豊富なトレーダーまで、幅広い層の投資家にとって使いやすい取引環境を提供している。

coinbookの3つの柱
  • 安心安全の管理体制
  • 誰でも、簡単取引
  • いつでも、すぐに取引

公式サイトでは「安心安全の管理体制」「誰でも、簡単取引」「いつでも、すぐに取引」という3つの柱を掲げている。

特にセキュリティ管理については顧客資産の保護を最優先事項としている点も、選ばれる理由の一つである。

取扱通貨はエイダコイン(ADA)とニッポンアイドルトークン(NIDT)の2種類を中心に展開しており、国内取引所でIEO(Initial Exchange Offering)を実施している数少ない取引所としても知られている。

こうした特徴を持つcoinbookは、単なる取引所としての機能だけでなく、投資家それぞれのニーズに応じた多様なサービスを提供することで、競合他社との差別化を図っている。

以下では、coinbookが選ばれる具体的な理由について、それぞれ詳しく見ていく。

OTC取引が使える(大口取引したい人向け)

OTC取引とは「Over The Counter」の略で、取引所や市場を介さずに売買当事者が直接取引を行う相対取引のことを指す。

coinbookでは、この大口投資家向けのOTC取引サービスを提供している点が大きな強みとなっている。

OTC取引の最大のメリットは、大量の暗号資産を一度に売買する際に市場価格への影響を最小限に抑えられることである。

通常の取引所での売買では、大口の注文を出すと市場の需給バランスが崩れ、価格が大きく変動してしまうリスクがある。

しかしOTC取引では、取引所の板を通さずに直接相手方と取引するため、このような価格変動リスクを回避できる。

coinbookのOTC取引の利用条件

coinbookのOTC取引は500万円以上から利用可能で、専用の口座開設が必要となる。

この最低取引額の設定は、本格的な大口取引を行う投資家や機関投資家を対象としたものであり、まとまった資金を運用する際の効率的な取引手段として機能している。

また、OTC取引では価格の透明性も重要なポイントである。

取引所を介さない分、適正な価格で取引できるかどうかが懸念されるが、coinbookでは市場価格を基準とした公正な価格設定を行っている。

これにより、大口取引を行う投資家も安心して取引を進めることができる。

さらに、OTC取引は取引の匿名性が高いという特徴もある。

通常の取引所での大口売買は、板情報として他の投資家にも見えてしまうため、取引戦略が露呈するリスクがあるが、OTC取引ではそのような心配がない。

これは特に、大量の暗号資産を計画的に購入または売却したい投資家にとって重要な要素である。

大口取引を検討している投資家にとって、coinbookのOTC取引サービスは市場への影響を抑えながら効率的に取引を実行できる有力な選択肢となっている。

500万円以上の取引を予定している場合は、通常の取引所形式よりもOTC取引を検討する価値が十分にあるといえる。

取引手数料が安くてコスパが良い

coinbookの大きな魅力の一つは、競争力のある手数料体系にある。

暗号資産取引において手数料は利益に直結する重要な要素であり、特に頻繁に取引を行うトレーダーにとっては、わずかな手数料の差が長期的に大きなコスト差となって現れる。

販売所形式の取引所では一般的にスプレッド(売値と買値の価格差)が広く設定されており、これが実質的な取引コストとなる。

スプレッドが広い取引所では、見かけ上の手数料が無料でも、実際には高いコストを支払っていることになる。

これに対してcoinbookでは、透明性の高い価格設定を行っており、投資家が実質的なコストを把握しやすい環境を整えている。

短期売買に特にメリット大

取引手数料の安さは、特にデイトレードやスキャルピングといった短期売買を行う投資家にとって大きなメリットとなる。

一日に何度も取引を繰り返す場合、一回あたりの手数料が低く抑えられていることで、トータルの取引コストを大幅に削減できる。

これは投資家の手元に残る利益を増やすことに直結する。

また、coinbookでは取引所形式での取引を提供しており、これも手数料面でのメリットにつながっている。

取引所形式では投資家同士が直接売買を行うため、販売所形式と比較してスプレッドが狭く、より有利な価格で取引できる可能性が高い。

市場の流動性が高い時間帯であれば、希望する価格で素早く取引を成立させることができる。

ただし、手数料体系については日本円の出金手数料が660円(税込)かかるなど、一部のコストについては他の取引所と比較検討する必要がある。

出金頻度が高い投資家の場合は、この点も考慮に入れて総合的なコストパフォーマンスを判断することが重要である。

それでも、取引そのものにかかるコストの低さは、coinbookを選ぶ大きな理由となっている。

特に取引回数が多い投資家や、取引所形式での売買を好む投資家にとって、coinbookのコストパフォーマンスの良さは魅力的な要素である。

取引手数料を抑えることで、より効率的な資産運用が可能になり、長期的な投資成績の向上にも寄与する。

画面が見やすくて使いやすい

coinbookが多くの投資家から支持を集めている理由の一つに、優れたユーザーインターフェース(UI)設計がある。

暗号資産取引では、タイミングを逃さず素早く取引を実行することが求められるため、直感的に操作できる画面設計は非常に重要な要素である。

coinbookのユーザーインターフェースは、「誰でも、簡単取引」というコンセプトのもと設計されており、暗号資産取引が初めての人でも迷わず操作できるよう配慮されている。

画面レイアウトはシンプルで見やすく、必要な情報が整理されて表示されるため、初心者でも取引の流れを理解しやすい構成となっている。

取引画面の特徴
  • 現在の価格、チャート、注文フォームが適切に配置
  • 一目で市場の状況を把握できる
  • 重要な情報は目立つように表示
  • 誤操作を防ぐ確認画面を適切に挿入

取引画面では、現在の価格、チャート、注文フォームなどが適切に配置されており、一目で市場の状況を把握できる。

特に重要な情報は目立つように表示され、誤操作を防ぐための確認画面も適切に挿入されている。

これにより、意図しない取引を実行してしまうリスクを最小限に抑えることができる。

また、スマートフォンでの操作性も考慮されており、外出先でも快適に取引を行える環境が整っている。

「いつでも、すぐに取引」というコンセプト通り、時間や場所を選ばずに市場の変動に対応できる点は、現代の投資家のライフスタイルに合致している。

画面の読み込み速度も速く、価格の急変動時でもスムーズに取引画面にアクセスできる。

初心者にとっては、複雑な機能が多すぎると混乱の原因となるが、coinbookでは基本的な取引に必要な機能がわかりやすく配置されている。

一方で、経験豊富なトレーダーが求める詳細なチャート分析機能や高度な注文方法も利用可能であり、ユーザーのスキルレベルに応じた使い方ができる柔軟性も備えている。

ユーザー層提供機能
初心者基本的な取引に必要な機能をわかりやすく配置
経験者詳細なチャート分析機能や高度な注文方法を利用可能

操作のしやすさは、取引の効率性だけでなく、投資家のストレス軽減にも貢献する。

複雑で使いにくいインターフェースでは、取引そのものがストレスとなり、冷静な判断を妨げる要因となる。

coinbookの直感的な操作性は、投資家が取引に集中できる環境を提供し、より良い投資判断をサポートしている。

このように、coinbookは初心者から経験者まで幅広い層に対応した使いやすいインターフェースを提供しており、これが同取引所が選ばれる重要な理由の一つとなっている。

取引所選びにおいて、画面の見やすさや操作性は見落とされがちだが、実際の取引では非常に重要な要素である。

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取引所名特徴

Coincheck
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銘柄数も最大級 、手数料も安い
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bitbank
【たくさんの銘柄で取引する人向け】
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coinbookの微妙なところ|使う前に知っておきたい弱点

coinbookは2023年にサービスを開始した比較的新しい暗号資産取引所である。

初心者向けのシンプルなインターフェースが特徴だが、口座開設を検討する際には、いくつかの弱点やデメリットを理解しておく必要がある。

取引所選びで後悔しないためには、良い面だけでなく使いづらい点も事前に把握することが重要である。

coinbookは2025年2月にBACKSEAT株式会社による買収が完了し、経営体制が変更されている。

そのため、サービス内容や運営方針が今後変化する可能性もある点に留意したい。

ここでは、現時点で確認できるcoinbookの主なデメリットについて詳しく解説する。

取り扱ってる通貨の種類が少なめ

coinbookの最大の弱点は、取り扱い通貨数の少なさである。

2024年時点でcoinbookが取り扱っているのは、エイダコイン(ADA)とニッポンアイドルトークン(NIDT)の2種類のみとなっている。

これは国内主要取引所と比較すると極めて限定的な品揃えである。

国内大手取引所では、Coincheckが30種類以上、bitFlyerが20種類以上、GMOコインが20種類以上の暗号資産を取り扱っている。

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった主要な暗号資産すら取引できないのは、多くのユーザーにとって大きなデメリットとなる。

取扱通貨が少ないことで生じる具体的な問題は以下の通りである。

まず、ポートフォリオの分散投資が困難になる。

暗号資産投資ではリスク分散のために複数の通貨に資産を分けることが推奨されるが、2種類しか選択肢がない状況では実質的に分散投資ができない。

次に、市場全体のトレンドを活かした取引ができない点も挙げられる。

ビットコイン(BTC)が上昇トレンドにある時期や、イーサリアム(ETH)ベースのDeFiプロジェクトが注目される局面でも、coinbookではそれらの通貨を取引することができない。

結果として、市場の大きな波に乗る機会を逃してしまう可能性が高い。

また、他の取引所との併用が必須になる点も不便である。

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など一般的な暗号資産を取引したい場合は、別の取引所で口座開設する必要があり、資金管理や税務処理が複雑になる。

複数の取引所を使い分けることは初心者にとって負担が大きい。

coinbookはエイダコイン(ADA)の国内取り扱い取引所として一定の存在意義はあるものの、メインの取引所として利用するには通貨の選択肢が圧倒的に不足している。

カルダノやニッポンアイドルトークンに特化した投資を行いたい場合を除き、他の取引所を優先的に検討することをおすすめする。

知名度が低く取引量が少ないリスク

coinbookは2023年にサービスを開始したばかりの新興取引所である。

Coincheck、bitFlyer、GMOコインなどの大手取引所と比較すると知名度が著しく低い。

知名度の低さは単なるブランドイメージの問題ではなく、実際の取引において具体的な不利益をもたらすリスク要因となる。

流動性の低さによる取引リスク

最も深刻な問題は流動性の低さである。

取引量が少ない取引所では、売買したいタイミングで希望する価格で注文が成立しない可能性が高まる。

特に大口の取引を行う場合、注文を出しても相手方の注文が不足しているため、約定までに時間がかかったり、不利な価格で約定してしまうリスクがある。

取引量の実態

BACKSEATとの統合前のcoinbookについて、過去24時間の出来高が数十万円程度という報告もあり、取引所としての流動性は極めて限定的な水準であることが確認されている。大手取引所では同じ期間に数十億円から数百億円規模の取引が行われることを考えると、その差は歴然である。

スプレッドの拡大によるコスト増加

スプレッド(買値と売値の差)が広がりやすい点も無視できない。

流動性が低い市場では、買い注文と売り注文の価格差が大きくなる傾向があり、実質的な取引コストが増加する。

表面上の手数料が低く設定されていても、広いスプレッドによって実際のコストは高くなる可能性がある。

価格変動と情報不足のリスク

価格変動が激しくなるリスクも存在する。

取引参加者が少ない市場では、一定規模の注文が入るだけで価格が大きく動いてしまうことがある。

これは短期トレーダーにとっては機会にもなり得るが、多くの場合は予期せぬ損失につながるリスク要因となる。

知名度の低さは情報の少なさにも直結する。

大手取引所であれば、ユーザーレビューや評判、トラブル事例などの情報がインターネット上に豊富に存在するが、マイナーな取引所ではそうした情報が限られる。

そのため、実際に使ってみるまでサービスの質が判断しづらく、口座開設後に「思っていたのと違った」という事態になりやすい。

総合的なリスク評価

これらのリスクを総合的に考えると、以下のようなユーザーにとって知名度と取引量が低い取引所の利用はリスクが高いと言える。

  • 取引経験が浅い初心者
  • 安定した取引環境を求めるユーザー
  • 大口取引を行う予定のあるユーザー

サポートの対応はどう?問い合わせ体制

暗号資産取引では、技術的なトラブルや不明点が生じた際に迅速かつ的確なサポートを受けられるかどうかが重要である。

しかし、coinbookのサポート体制については、大手取引所と比較すると不透明な部分が多い。

coinbookの問い合わせ方法は、公式サイトの問い合わせフォームが基本となっている。

電話サポートやチャットサポートなど、リアルタイムで対応を受けられる窓口については、公式サイト上で明確に案内されていない。

問い合わせフォームのみの対応となると、回答までに数日かかることも珍しくなく、急ぎの問題解決には不向きである。

大手取引所の多くは、平日の営業時間内に電話サポートを提供していたり、AIチャットボットによる24時間対応を行っていたりする。

こうした多様なサポートチャネルが用意されていることで、ユーザーは状況に応じて最適な方法で問い合わせができる。

coinbookではこうした選択肢が限られているため、サポート体制の充実度では劣ると言わざるを得ない。

サポートの対応品質や回答スピードについても、公開情報や口コミが少ないため評価が難しい。

大手取引所であれば、SNSやレビューサイトで多数のユーザーがサポート対応について言及しており、サービスレベルをある程度把握できる。

一方、coinbookについてはそうした情報が乏しく、実際に問い合わせてみるまで対応の質が分からないという不安が残る。

定期メンテナンス時間

毎日23時55分から24時00分、および毎週水曜日12時00分から13時00分に定期メンテナンスが実施される。

この時間帯はシステムが利用できなくなる可能性があり、取引のタイミングによっては不便を感じることもあるだろう。

2025年2月にBACKSEAT株式会社による買収が完了したことで、今後サポート体制が強化される可能性はある。

しかし、現時点では大手取引所のような充実したサポート環境は期待しにくい状況である。

暗号資産取引に不慣れで手厚いサポートを必要とするユーザーや、トラブル時に迅速な対応を重視するユーザーにとっては、サポート体制の弱さは大きなデメリットとなる。

特に、資産の入出金に関するトラブルや、不正アクセスの疑いがある場合など、緊急性の高い問題が発生した際に、迅速に連絡が取れる手段が限られていることはリスク要因として認識しておくべきである。

スマホアプリの機能が限られている

現代の暗号資産取引において、スマートフォンアプリの使い勝手は重要な要素である。

外出先でも相場を確認したり、タイミングを逃さず取引したりするためには、高機能なモバイルアプリが不可欠である。

しかし、coinbookのスマホアプリについては、機能面で制限がある可能性がある

まず、coinbookに関連するアプリとして確認できるのは、主に暗号資産のコミュニティ情報を共有するソーシャルアプリとしての側面である。

このアプリは各種コインに関する情報交換や投資に関する洞察を得ることを目的としたコミュニティ機能を提供している。

しかし、取引機能に特化した専用アプリの詳細な情報は限定的である。

大手取引所のアプリと比較すると、coinbookのモバイル環境での取引機能には以下のような制限がある可能性が高い。

まず、取引画面の機能性が限定的である点が挙げられる。

大手取引所のアプリでは、チャート分析ツール、テクニカル指標の表示、複数の注文方法(指値、成行、逆指値など)が充実しているが、新興取引所のアプリではこうした機能が省略されていることが多い。

テクニカル分析への影響

テクニカル分析を重視するトレーダーにとっては、アプリ上で詳細なチャート分析ができないことは大きなデメリットとなる。

移動平均線、RSI、MACDなどの指標を表示できなかったり、複数の時間軸でチャートを比較できなかったりすると、モバイルでの取引判断が困難になる。

また、通知機能の充実度も重要なポイントである。

価格アラート、約定通知、入出金完了通知など、リアルタイムで状況を把握するための通知機能が不十分だと、重要なタイミングを逃してしまうリスクがある。

取引機会を最大限に活かすためには、カスタマイズ可能な通知機能が必要不可欠である

さらに、アプリの動作安定性やアップデート頻度も確認すべき点である。

ユーザー数が少ないアプリでは、バグ報告や改善要望が集まりにくく、開発優先度が下がる傾向がある。

結果として、不具合が長期間放置されたり、新機能の追加が遅れたりする可能性がある。

スマホアプリでの取引を中心に考えているユーザーにとって、アプリの機能制限は日常的な不便さに直結する。

特に、仕事の休憩時間や通勤時間を利用して取引を行いたい場合、アプリの使い勝手が悪いと取引効率が大幅に低下する。

利用前の確認ポイント

coinbookを利用する場合は、事前にアプリをダウンロードして操作性を確認したり、必要な機能が揃っているかをチェックしたりすることをおすすめする。

モバイル環境での取引を重視するのであれば、アプリの完成度が高い大手取引所を選択肢として検討する方が賢明である。

取扱通貨の少なさ、流動性の低さ、サポート体制の不透明さ、そしてアプリ機能の制限という4つの弱点を総合的に考慮すると、coinbookは万人におすすめできる取引所とは言い難い

エイダコイン(ADA)やニッポンアイドルトークン(NIDT)に特化した取引を行いたい、あるいは新興取引所を応援したいという明確な理由がある場合を除き、まずは大手取引所での口座開設を優先することが推奨される。

coinbookの手数料は高い?他の取引所と比べてみた

coinbookを利用する上で最も気になるのが手数料の問題である。

暗号資産取引では、表面的な手数料だけでなく、スプレッドや実質コストを含めた総合的なコスト把握が重要だ。

特にcoinbookは他の取引所と比較して手数料が高めという評判もあり、実際のところどうなのか徹底的に検証する必要がある。

本記事では、coinbookの手数料体系を詳細に分析し、ビットフライヤー、GMOコイン、コインチェック、bitbank、DMM Bitcoinといった主要5社と具体的な数値で比較していく。

隠れたコストまで含めて、本当にお得な取引所はどこなのかを明らかにする。

取引手数料・入出金手数料の詳細

coinbookの手数料体系は、他の国内取引所と比較すると独自の特徴を持っている。

まず基本となる各種手数料について具体的に見ていこう。

日本円の入金手数料

coinbookでは銀行振込による日本円入金の場合、入金手数料自体は無料である。

ただし、振込時に発生する銀行の振込手数料は利用者負担となる。

これは多くの国内取引所で採用されている標準的な方式だ。

日本円の出金手数料

coinbookの最大の特徴が出金手数料の高さである。

日本円の出金手数料は1回につき660円(税込)となっており、これは国内主要取引所の中でも高額な部類に入る。

頻繁に出金を行うトレーダーにとっては、この手数料が積み重なることで大きなコストになる可能性がある。

取引手数料

coinbookは販売所形式をメインとした取引を提供している。

販売所での取引手数料自体は無料とされているが、実際には後述するスプレッドが実質的な取引コストとなる。

この点は他の多くの国内取引所と同様の構造である。

口座維持手数料

coinbookでは口座維持手数料は無料であり、取引をしなくても費用が発生することはない。

ただし、1年以上ログインがない場合は、セキュリティの観点から口座が凍結される可能性があるため注意が必要だ。

暗号資産の送金手数料

暗号資産を外部ウォレットや他の取引所に送金する際にも手数料が発生する。

送金手数料は通貨の種類によって異なり、ネットワークの混雑状況によっても変動する場合がある。

頻繁に送金を行う予定がある場合は、事前に公式サイトで最新の手数料を確認することが推奨される。

スプレッドは広い?狭い?実際の数字

スプレッドとは、暗号資産の買値と売値の価格差のことである。

販売所形式の取引では実質的な取引コストとなる重要な指標である。

表面的には「取引手数料無料」と謳われていても、スプレッドが広ければ実質的なコストは高くなる

スプレッドの基本的な仕組み

例えば、ビットコイン(BTC)の買値が500万円、売値が490万円だった場合、スプレッドは10万円(約2%)となる。

つまり、購入した直後に売却すると10万円の損失が発生することになる。

このスプレッドが販売所の実質的な収益源であり、利用者にとっては隠れたコストとなる。

coinbookのスプレッドの実態

coinbookは販売所形式をメインとしているため、スプレッドの幅が取引コストを大きく左右する。

販売所形式を採用している国内取引所のスプレッドは、一般的に2%~5%程度で推移することが多い。

ただし、市場の変動が激しい時間帯や、取引量が少ないマイナーな通貨では、スプレッドがさらに広がる傾向にある。

coinbookのスプレッドは、時間帯や市場状況によって変動するため一概には言えない。

他の販売所形式と比較して特別に狭いという評判はあまり聞かれない。

むしろ、出金手数料の高さと合わせて考えると、トータルの取引コストは高めになる可能性が高い。

スプレッドの変動要因

スプレッドは以下のような要因で変動する。

  • 市場の流動性:取引量が少ない時間帯はスプレッドが広がる
  • 価格変動の激しさ:ボラティリティが高い時はリスクヘッジのためスプレッドが広がる
  • 通貨の種類:マイナー通貨ほどスプレッドが広い傾向
  • 取引所の方針:各取引所の収益構造によって異なる

取引所形式との違い

販売所形式に対して、取引所形式では利用者同士が直接売買を行うため、スプレッドは市場の需給によって決まる。

一般的に取引所形式の方がスプレッドは狭く、手数料も0.01%~0.2%程度と低い

大口取引や頻繁な取引を行う場合は、取引所形式を利用できる取引所の方が有利になることが多い。

coinbookでは取引所形式の提供もあるが、メインは販売所形式となっている。

コストを抑えたい場合は取引方法の選択が重要になる。

主要5社との手数料比較表(ビットフライヤー・GMOコイン・コインチェックなど)

実際の数値で各取引所の手数料を比較することで、coinbookのコストパフォーマンスが明確になる。

以下、主要5社との詳細な比較を行う。

日本円入出金手数料の比較

取引所入金手数料出金手数料
coinbook無料(振込手数料は自己負担)660円
GMOコイン即時入金:無料
振込入金:無料(振込手数料は自己負担)
無料(大口出金:400円)
bitbank無料(振込手数料は自己負担)3万円未満:550円
3万円以上:770円
Coincheck銀行振込:無料(振込手数料は自己負担)
コンビニ入金:770円~
クイック入金:770円~
407円
bitFlyer銀行振込:無料(振込手数料は自己負担)
クイック入金:330円
三井住友銀行:220円~440円
その他銀行:550円~770円
DMM Bitcoin振込入金:無料(振込手数料は自己負担)
クイック入金:無料
無料

この比較表から、coinbookの出金手数料660円は決して安くないことが分かる。

GMOコインとDMM Bitcoinが出金手数料無料である点と比較すると、頻繁に出金する利用者にとっては大きなコスト差となる。

一方、Coincheckの407円と比べると、1回あたり253円の差がある。

取引手数料の比較(取引所形式)

取引所Maker手数料Taker手数料
GMOコイン-0.01%(受け取り)0.05%
bitbank-0.02%0.12%
Coincheck無料無料
bitFlyer0.01%~0.15%0.01%~0.15%
coinbook取引所形式あり(詳細は公式サイト参照)取引所形式あり(詳細は公式サイト参照)

取引所形式での取引では、GMOコインとbitbankがMaker手数料でマイナス手数料を採用しており、指値注文を出すことで手数料を受け取ることができる。

Coincheckは取引所での取引手数料が無料であり、スプレッドのみが実質コストとなる。

販売所形式のスプレッド比較

販売所形式では、各社ともに「取引手数料無料」を謳っているが、実質的なコストはスプレッドで決まる。

スプレッドは時間帯や市場状況で変動するため、以下は一般的な傾向である。

  • GMOコイン:比較的スプレッドが狭いとの評判
  • bitFlyer:標準的なスプレッド
  • Coincheck:初心者向けで使いやすいが、スプレッドはやや広め
  • DMM Bitcoin:スプレッドは市況により変動
  • coinbook:スプレッドに関する情報は限定的

総合的なコスト評価

coinbookの手数料体系を総合的に評価すると、以下のような結論になる。

coinbookが不利な点
  • 出金手数料660円は主要取引所の中でも高額
  • GMOコインやDMM Bitcoinの出金無料と比べると明確に劣る
  • 頻繁に入出金する短期トレーダーにはコスト負担が大きい
coinbookの特徴
  • IEO(Initial Exchange Offering)を実施している数少ない国内取引所
  • 新規プロジェクトのトークンセールに参加できる機会がある
  • 口座維持手数料は無料

利用シーンによる使い分け

  • コストを最優先する場合:GMOコインやDMM Bitcoin(出金手数料無料)
  • 取引所形式で低コスト取引:bitbankやGMOコイン(Maker手数料マイナス)
  • 初心者の少額取引:Coincheck(販売所の使いやすさ重視)
  • IEO参加が目的:coinbook(独自の強み)
  • 頻繁な入出金が必要:GMOコインやDMM Bitcoin(入出金コストゼロ)

実際の取引コスト例

10万円のビットコイン(BTC)を購入して、すぐに日本円に戻す場合のコスト比較を示す。

  • coinbook:スプレッド約2%(2000円)+出金手数料660円=約2660円
  • GMOコイン:スプレッド約1.5%(1500円)+出金手数料0円=約1500円
  • Coincheck:スプレッド約2.5%(2500円)+出金手数料407円=約2907円

このシミュレーションからも、coinbookの手数料は決して安くないことが分かる。

ただし、IEOへの参加など、coinbook独自のサービスを利用する場合には、手数料の高さを考慮しても口座を持つ価値はある。

結論:coinbookの手数料は高いのか?

結論として、coinbookの手数料は国内主要取引所と比較して高めであると言える。

特に660円の出金手数料は、無料の取引所が複数ある中で明確なデメリットとなる。

頻繁に取引や入出金を行うトレーダーには、GMOコインやDMM Bitcoinなど、より低コストな選択肢がある。

一方で、coinbookはIEOを実施している数少ない国内取引所であり、新規プロジェクトへの早期参加という独自の価値を提供している。

手数料の高さだけで判断するのではなく、自分の取引スタイルや目的に合わせて、取引所を使い分けることが賢明である。

コストを最優先する場合は他の取引所を選び、IEOなどcoinbook独自のサービスを利用したい場合にのみcoinbookを使うという使い分けが、最もコストパフォーマンスの高い戦略と言えるだろう。

ご注意

本記事の手数料情報は執筆時点のものであり、各取引所の最新の手数料は公式サイトでご確認いただきたい。

暗号資産交換業者は金融庁・財務局への登録が必要である。

利用する際は登録を受けた事業者か金融庁・財務局のホームページで確認していただきたい。

coinbookで取引できる通貨は?取扱銘柄一覧

coinbookは2024年5月にサービスを開始した比較的新しい暗号資産取引所である。

取扱銘柄数は他の大手取引所と比較すると限定的であるが、各通貨の手数料無料という特徴を持っている。

coinbookを利用する前に、自身が取引したい通貨が対応しているか確認することが重要である。

coinbookの主な特徴
  • 現物取引手数料が完全無料
  • 即時入金手数料が無料
  • 暗号資産の出金手数料が無料
  • 口座管理料が無料

coinbookの最大の特徴は、現物取引にかかる手数料がすべて無料であることに加え、即時入金手数料、暗号資産の出金手数料、口座管理料なども無料である点である。

コスト面での優位性を重視するユーザーにとって、取扱銘柄が限定的であっても検討の価値がある取引所といえる。

現物で買える通貨リスト

coinbookで現物取引が可能な暗号資産は、2024年5月時点で以下の2銘柄である。

  • エイダコイン(ADA):科学的アプローチに基づいて開発された第三世代のブロックチェーンプラットフォーム。スマートコントラクト機能を持ち、時価総額ランキングでも上位に位置する主要な暗号資産の一つである。環境への配慮とスケーラビリティの高さが特徴で、世界中の開発者コミュニティから支持を集めている
  • ニッポンアイドルトークン(NIDT):日本のアイドル業界に特化した暗号資産。エンターテインメント分野でのブロックチェーン活用を目指すプロジェクトであり、ファンとアイドルをつなぐ新しい経済圏の構築を目的としている。国内市場に焦点を当てた独自性の高い銘柄である

この2銘柄に絞った展開は、coinbookが特定の市場セグメントに注力する戦略を採用していることを示している。

エイダコイン(ADA)は国際的に認知度の高いメジャー通貨であり、ニッポンアイドルトークン(NIDT)は国内の特定コミュニティをターゲットとしたニッチな通貨である。

この組み合わせにより、幅広いニーズに対応しつつ、運営リソースを集中させることが可能になっている。

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった最も有名な暗号資産は現時点では取り扱っていないため、これらの通貨を取引したいユーザーは他の取引所を検討する必要がある。

一方で、カルダノに特化した取引を行いたいユーザーや、ニッポンアイドルトークン(NIDT】に興味があるユーザーにとっては、手数料無料という大きなメリットを享受できる取引所である。

他の取引所と比べて銘柄数は多い?少ない?

coinbookの取扱銘柄数2種類は、国内の主要暗号資産取引所と比較すると極めて少ない水準である。

客観的なデータをもとに、各取引所の取扱銘柄数を比較すると以下のようになる。

主要取引所の取扱銘柄数比較(2025年時点)
取引所名取扱銘柄数
Coincheck34〜35銘柄
GMOコイン22銘柄
bitFlyer約20銘柄以上
coinbook2銘柄

Coincheckは2025年5月時点で35種類の暗号資産を取り扱っており、国内最大級の銘柄数を誇る。

ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)といったメジャー通貨から、マイナーなアルトコインまで幅広くカバーしている。

GMOコインも22銘柄と豊富な選択肢を提供しており、レバレッジ取引にも対応している。

この比較から明らかなように、coinbookの2銘柄という取扱数は国内取引所の中で最も少ない部類に入る

一般的な投資家が求めるビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった基軸通貨が含まれていないことは、大きな制約となる可能性がある。

銘柄数の少なさによるデメリット

  • 分散投資の制限:暗号資産投資においてリスク分散は重要な戦略であるが、2銘柄のみでは十分なポートフォリオ構築が困難である
  • 市場機会の限定:新興通貨やトレンドとなっている通貨への投資機会を逃す可能性が高い
  • メイン取引所として不十分:ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)が取引できないため、メインの取引所としては機能しにくい

銘柄数の少なさによるメリット

一方で、取扱銘柄を絞ることには以下のようなメリットも存在する。

  • 低コスト構造の実現:取扱通貨を限定することで運営コストを抑制し、各種手数料無料というサービスを実現している
  • 選択肢の明確化:初心者にとって、多すぎる選択肢は混乱を招く。2銘柄に絞られていることで、意思決定がシンプルになる
  • 特定通貨への注力:エイダコイン(ADA)やニッポンアイドルトークン(NIDT)に特化した情報提供やサービス向上に注力できる

coinbookは、銘柄数では他社に大きく劣るものの、コスト面での優位性を武器にした差別化戦略を採用している

エイダコイン(ADA)を中心に取引したいユーザーや、ニッポンアイドルトークン(NIDT)に興味があるユーザーにとっては、手数料無料というメリットが銘柄数の少なさを上回る価値を提供する可能性がある。

ただし、暗号資産投資を本格的に行いたいユーザーにとっては、coinbook単独では不十分であり、他の取引所と併用する形での利用が現実的である。

メインの取引所でビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を取引しつつ、エイダコイン(ADA)の取引はcoinbookで行うという使い分けが合理的な選択肢となるであろう。

結論として、coinbookの取扱銘柄数は国内取引所の中で最少クラスである。

これは明確なデメリットであるが、手数料無料という強みを活かした特定用途での利用であれば、十分に検討に値する取引所である。

自身の投資スタイルと取引したい通貨を明確にした上で、coinbookが自分のニーズに合致するか判断することが重要である。

coinbookはどんな人におすすめ?向いてる人・向いてない人

coinbook(現:BACKSEAT暗号資産交換業株式会社)で暗号資産取引を始めるべきか迷っている方にとって、自分の取引スタイルや目的に合致しているかの判断は重要である。

この取引所には明確な強みと弱みがあり、利用者の属性によって向き不向きが大きく分かれる。

coinbookは2025年4月に社名変更を行い、サービスの進化を続けている国内の暗号資産取引所である。

IEO(Initial Exchange Offering)の実施実績を持ち、特定の銘柄に特化したサービスを提供している点が特徴である。

一方で、取扱銘柄数や手数料体系において他の大手取引所とは異なる特性を持っているため、自分のニーズとの相性を事前に確認することが口座開設の成否を分ける。

直感的なユーザーインターフェースと充実したカスタマーサポート体制を備えているものの、以下のような特徴も存在する。

  • 現物取引で対応している通貨が限られている
  • 日本円の出金手数料が660円(税込)と他の取引所と比較して高めに設定されている

これらの要素は、利用シーンによってはデメリットとなる場合もある。

以下では、coinbookが最適な選択となる人物像と、他の取引所を検討した方が良いケースについて、具体的な判断基準とともに詳しく解説していく。

coinbookが向いている人

coinbookでの取引が最適となるのは、特定の条件やニーズを持つ利用者である。

自分が以下のいずれかに該当する場合、coinbookは有力な選択肢となる。

IEO参加に興味がある投資家

coinbookの最大の強みは、IEOの実施実績がある点である。

IEOとは取引所が主導する新規トークンの販売イベントであり、上場前の段階でトークンを取得できる機会を提供している。

特にニッポンアイドルトークン(NIDT)などのエンターテインメント関連トークンに関心がある投資家にとって、coinbookは国内で数少ない選択肢となっている。

新規プロジェクトへの早期参入を検討している投資家や、IEOによる価格上昇の可能性に期待する戦略を持つ利用者には、coinbookのサービスが合致する。

大手取引所では取り扱っていない独自の銘柄にアクセスできる点は、分散投資やポートフォリオの多様化を図る上で価値がある。

特定銘柄に集中して取引したい人

coinbookは2024年12月時点でOTC取引における取扱通貨数が2種類と限定されている。

これは一見デメリットに思えるが、多数の銘柄から選ぶ必要がなく、特定の暗号資産に集中して取引したい投資家にとっては、かえってシンプルで使いやすい環境となる。

Nippon Idol Tokenなど、coinbookで取り扱う特定の銘柄に投資目的が明確な利用者であれば、他の取引所を併用する必要性は低く、coinbook単独での取引で十分な投資戦略を実現できる。

銘柄選択に迷う時間を削減し、集中的なリサーチと取引判断に時間を割きたい投資家には適している。

使いやすさとサポート体制を重視する初心者

coinbookのユーザーインターフェースは直感的で使いやすく設計されており、初心者から経験者まで幅広い層に対応している。

複雑な操作や設定が少ないため、暗号資産取引が初めての人でも戸惑うことなく取引を開始できる。

さらに、カスタマーサポートが充実しており、取引中に困った際には迅速な対応を受けられる体制が整っている。

暗号資産取引では技術的なトラブルや操作に関する疑問が生じることが多いため、安心して相談できる窓口の存在は初心者にとって大きな安心材料となる。

口座開設も最短即日で完了するスピード感があり、思い立ったタイミングですぐに取引を始めたい人にも向いている。

セキュリティを重視する投資家

coinbookは安全性に配慮した運営を行っており、二段階認証やコールドウォレットによる資産管理を実施している。

これにより、ユーザーの資産を守るための対策が講じられており、セキュリティ面での安心感を求める投資家のニーズに応えている。

暗号資産取引では取引所のハッキング被害が過去に発生しているため、セキュリティ対策が充実している取引所を選ぶことは資産保全の観点から重要である。

coinbookの堅牢なセキュリティ体制は、安全第一で取引したい保守的な投資家に適している。

他の取引所を検討した方がいい人

一方で、以下の条件に該当する利用者は、coinbook以外の取引所を選択した方が、自分の取引目的により合致したサービスを受けられる可能性が高い。

多様な銘柄で取引したい人

coinbookの最大の弱点は、取扱銘柄数の少なさである。

現状では現物取引に対応している通貨が限られており、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)など主要な暗号資産を含む幅広い選択肢を求める投資家には不向きである。

国内の主要取引所では10種類以上、多いところでは30種類以上の暗号資産を取り扱っており、市場の動向に応じて柔軟に投資対象を変更できる。

多様な銘柄に分散投資したい人や、相場状況に応じて機動的に売買する銘柄を切り替えたい人は、bitFlyer、Coincheck、GMOコインなど取扱銘柄数が豊富な大手取引所を選ぶべきである。

IEO以外での取引の選択肢が限られているため、長期的に暗号資産投資を続けていく予定がある人にとっては、coinbookだけでは取引ニーズを満たせない可能性が高い。

手数料を抑えて頻繁に取引したい人

coinbookの日本円出金手数料は660円(税込)と、他の取引所と比較して高めに設定されている。

頻繁に資金を出し入れする取引スタイルの人や、少額から取引を始めたい初心者にとって、この手数料水準は無視できないコスト負担となる。

他の主要取引所では出金手数料が無料、または数百円程度に設定されているケースが多く、取引回数が多いほど手数料の差が累積していく。

デイトレードやスイングトレードなど、短期売買を繰り返す投資スタイルの人は、取引手数料や出金手数料が低い取引所を選ぶことで、コストを大幅に削減できる。

取引所によってはMaker手数料がマイナス(取引するほど手数料を受け取れる)に設定されているところもあり、取引コストの最適化を重視する人は、手数料体系を詳細に比較検討した上で取引所を選択すべきである。

レバレッジ取引や先物取引をしたい人

coinbookは現物取引とOTC取引を中心としたサービス展開をしており、レバレッジ取引や先物取引などの派生商品取引には対応していない

資金効率を高めて大きなリターンを狙いたい人や、価格下落局面でも利益を出せるショート戦略を活用したい人には、coinbookは選択肢とならない。

レバレッジ取引を提供している国内取引所としては、GMOコイン、bitFlyer、DMM Bitcoinなどがあり、最大2倍のレバレッジをかけた取引が可能である。

リスク管理を徹底した上でレバレッジを活用したい経験豊富な投資家は、これらの取引所を検討すべきである。

取引の流動性を重視する人

取扱銘柄が限られているcoinbookは、大手取引所と比較すると取引量や流動性の面で劣る可能性がある。

流動性が低い市場では、希望する価格で約定しにくい、売買価格の差(スプレッド)が広くなるなどの問題が生じやすい。

大口の取引を行う投資家や、確実に希望価格で約定させたい人は、取引量が多く流動性の高い大手取引所を利用した方が、有利な条件で取引できる。

特にビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など主要通貨の取引では、国内最大級の取引所を選ぶことでスリッページ(注文価格と約定価格の差)を最小限に抑えられる。

結論

coinbookは特定の銘柄やIEOに特化した取引をしたい人、使いやすさとサポート体制を重視する人には適している。

しかし、多様な銘柄での取引、低コストでの頻繁な売買、レバレッジ取引などを求める人は、自分のニーズに合った他の取引所を選択することで、より満足度の高い取引環境を得られるだろう。

coinbookの始め方|口座開設から取引開始まで

coinbookは国内の暗号資産交換業者として金融庁・財務局に登録されている取引所である。

IEO(Initial Exchange Offering)を積極的に実施していることが特徴で、新規トークンの上場に参加したい投資家から注目を集めている。

口座開設から取引開始までの流れは、必要書類の準備、オンラインでの登録手続き、本人確認審査、入金、そして取引開始という段階を踏む。

スマートフォンやパソコンから手続きが可能で、eKYC(電子本人確認)システムを導入しているため、オンライン完結で口座開設ができる。

初めて暗号資産取引所の口座を開設する場合でも、事前に必要なものと手順を把握しておけば、スムーズに取引開始まで進めることができる。

以下では、coinbookの口座開設に必要な準備から実際の取引開始までを詳しく解説する。

口座開設に必要なものと審査にかかる時間

coinbookで口座開設を行うには、事前にいくつかの準備が必要である。

まず年齢条件として、満18歳以上であることが求められる。

未成年者は口座開設ができないため注意が必要である。

必要なもの

本人確認書類として、以下のいずれかを準備する必要がある。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • 在留カード(外国籍の場合)
  • パスポート
  • 住民基本台帳カード

これらの書類は有効期限内のものである必要があり、記載内容が鮮明に読み取れる状態でなければならない。

eKYCでの本人確認では、スマートフォンのカメラを使用して書類の撮影と顔写真の撮影を行うため、スマートフォンまたはカメラ付きパソコンが必要となる。

また、メールアドレスと携帯電話番号も登録に必須である。

二段階認証の設定にも使用されるため、確実に受信できるものを用意しておく。

審査にかかる時間

eKYCサービスを利用した本人確認の場合、審査は最短で即日完了する

書類提出後、システムによる自動審査が行われ、問題がなければ数時間から1営業日程度で審査完了のメールが届く。

ただし、申込みが集中している時期や、提出書類に不備がある場合は審査に時間がかかることがある。

書類の画像が不鮮明であったり、現住所と本人確認書類の住所が一致していなかったりする場合は、再提出が求められ、その分審査完了が遅れる。

審査状況は登録したメールアドレスに通知が届くため、メールを定期的に確認することが重要である。

審査が完了すると、口座開設完了の通知とともに、ログイン情報や取引開始に関する案内が送られてくる。

スムーズに審査を進めるためには、提出する本人確認書類の画像が明瞭であること、入力した個人情報と書類の記載内容が完全に一致していることを事前に確認しておくことが大切である。

登録手順を5ステップで解説

coinbookの口座開設は、オンラインで完結する手続きである。

以下の5つのステップに従って進めることで、初心者でも迷わず登録を完了できる。

STEP
公式サイトへアクセスして新規登録を開始

coinbookの公式サイトにアクセスし、トップページにある「口座開設」または「新規登録」ボタンをクリックする。

このとき、必ず公式サイトであることを確認する。

暗号資産取引所を装った偽サイトも存在するため、URLが正しいか確認することが重要である。

金融庁の暗号資産交換業者登録一覧でcoinbookが登録されていることも確認できる。

STEP
メールアドレスとパスワードの設定

登録フォームに、使用するメールアドレスを入力する。

このメールアドレスは、今後のログインや重要な通知を受け取るために使用されるため、確実に受信できるものを登録する。

次に、ログインに使用するパスワードを設定する。

パスワードは第三者に推測されにくい、英数字と記号を組み合わせた複雑なものにすることが推奨される

一般的に8文字以上で、大文字・小文字・数字を含むパスワードの設定が求められる。

入力後、登録したメールアドレスに認証メールが送信される。

メール内のリンクをクリックして、メールアドレスの認証を完了させる。

STEP
基本情報の入力

メールアドレス認証後、個人情報の入力画面に進む。

ここでは以下の情報を正確に入力する必要がある。

  • 氏名(本人確認書類と完全に一致する表記)
  • 生年月日
  • 性別
  • 住所(本人確認書類に記載されている現住所)
  • 電話番号
  • 職業
  • 投資経験の有無

特に氏名と住所は、この後提出する本人確認書類の記載と完全に一致している必要がある。一文字でも異なると審査に通らない可能性があるため、慎重に入力する。

STEP
本人確認書類の提出(eKYC)

基本情報入力後、本人確認書類の提出に進む。

coinbookではeKYCシステムを採用しているため、スマートフォンのカメラを使用してその場で本人確認を完了できる。

画面の指示に従い、以下の撮影を行う。

  1. 本人確認書類(運転免許証など)の表面を撮影
  2. 本人確認書類の厚みを撮影(ICチップの確認など)
  3. 本人確認書類の裏面を撮影
  4. 自分の顔を正面から撮影
  5. 指示に従って顔を動かしながら撮影(なりすまし防止のため)

撮影時は、書類の文字がはっきりと読み取れるよう、明るい場所で行うことが重要である。

反射や影で文字が読めない場合は、再撮影が必要になる。

すべての撮影が完了すると、「本人確認書類を提出いただきありがとうございます」というメッセージが表示され、申請完了となる。

STEP
審査完了の通知を待つ

本人確認書類の提出後、coinbook側で審査が行われる。

審査が完了すると、登録したメールアドレスに「口座開設完了」の通知が届く。

この通知が届いた時点で、口座開設の手続きはすべて完了となる。

ログイン後、入金や取引などのすべての機能が利用可能になる。

審査完了までの間は、マイページにログインして審査状況を確認することもできる。

万が一、書類に不備があった場合は、再提出を求めるメールが届くため、指示に従って対応する。

入金してから取引するまでの流れ

口座開設が完了したら、実際に取引を始めるために日本円を入金し、暗号資産の購入手続きを行う。

以下、入金から取引開始までの具体的な流れを解説する。

日本円の入金方法

coinbookでは、銀行振込による入金に対応している。

マイページにログインし、「入金」メニューを選択すると、専用の振込先口座情報が表示される。

この口座情報を確認し、自分の銀行口座から振込を行う。

振込の際は、指定された振込人名義で送金する必要がある。

通常、「ユーザーID+氏名」など、特定の形式が指定されているため、必ず確認してから振込を行う。

名義が異なると入金が反映されない、または反映が遅れる原因となる

銀行振込の場合、振込手数料は利用者負担となることが一般的である。

また、営業時間外や金融機関の休業日に振込を行った場合、入金の反映は翌営業日以降となる。

入金方法の違い

取引所によってはクレジットカード入金に対応しているところもあるが、手数料や入金限度額などの条件が異なるため、各取引所の入金方法を事前に確認することが重要である。

入金の反映確認

振込完了後、coinbookのシステムに入金が反映されるまで待つ。

銀行営業時間内の振込であれば、通常は数分から数十分程度で反映される。

マイページの「資産状況」や「ウォレット」画面で、日本円残高を確認する。

入金額が正しく反映されていることを確認したら、取引の準備は完了である。

万が一、振込から1営業日以上経過しても入金が反映されない場合は、振込人名義が正しかったか、振込先口座情報が正確だったかを確認し、問題があればcoinbookのサポートに問い合わせる。

暗号資産の購入方法

入金が反映されたら、いよいよ暗号資産の購入が可能になる。

coinbookでは、取引画面から希望する暗号資産を選択し、購入手続きを行う。

取引方法には主に「販売所取引」と「取引所取引」の2種類がある。

取引方法特徴メリットデメリット
販売所取引coinbookから直接購入操作が簡単で初心者向き、即座に購入可能スプレッドが広く実質的な手数料が高い
取引所取引他のユーザーと直接取引有利な価格で取引できる可能性、指値注文が可能注文成立まで時間がかかる場合がある

販売所取引は、coinbookから直接暗号資産を購入する方法である。

価格はあらかじめ提示されており、その価格で即座に購入できる。

操作が簡単で初心者向きだが、スプレッド(売値と買値の差)が広く、実質的な手数料が高くなる傾向がある。

取引所取引は、他のユーザーと直接取引する形式である。

指値注文で希望する価格を指定して注文を出すことができ、販売所取引よりも有利な価格で取引できる可能性がある。

ただし、注文が成立するまで時間がかかる場合や、希望価格で取引が成立しない可能性もある。

STEP
購入する暗号資産を選択

取引画面から購入したい暗号資産を選択する

STEP
購入数量または購入金額を入力

希望する購入数量または購入金額を入力する

STEP
購入内容の確認

「購入」ボタンをクリックし、確認画面で内容を確認する

STEP
取引を確定

問題がなければ取引を確定する

初めて取引を行う場合は、操作がシンプルな販売所取引から始めることをおすすめする。

取引開始後の注意点

取引を開始した後は、資産管理とセキュリティ対策が重要になる。

二段階認証の設定は必ず行い、ログインパスワードも定期的に変更することが推奨される。

また、暗号資産は価格変動が大きいため、投資する際は余裕資金の範囲内で行うことが基本である。

一度に大きな金額を投資するのではなく、少額から始めて取引に慣れていくことが安全である。

投資機会を逃さないために

coinbookではIEOが実施されることがあるため、新規トークンの上場情報や参加条件などを公式サイトやメールで定期的に確認することで、投資機会を逃さずに活用できる。

取引履歴や資産状況もマイページから随時確認できるため、定期的にチェックして自分の投資状況を把握しておくことが大切である。

coinbook評判のよくある質問

coinbook(現:BACKSEAT暗号資産交換業株式会社)の口座開設を検討している際には、さまざまな疑問や不安が生じるものである。

特に暗号資産取引が初めての方や、他の取引所からの乗り換えを検討している方にとって、実際の使用感や細かな条件を事前に把握しておくことは重要である。

ここでは、coinbookの評判を調べる際に多くのユーザーが気にするポイントについて、公式情報や信頼できる情報源を基に詳しく解説する。

口座開設前の最終チェックとして、これらの疑問を一つずつ確認していこう。

初心者でも使える?

coinbookは暗号資産取引の初心者でも利用可能な取引所である。

同社のユーザーインターフェースは直感的に設計されており、初めて暗号資産取引を行う方でも迷わず操作できる構造になっている。

口座開設手続きは3つのステップで完了する。

STEP
メールアドレスとパスワードを登録

まずメールアドレスとパスワードを登録する。

STEP
個人情報を入力

ログイン後に個人情報を入力する。

STEP
本人確認書類を提出

最後に本人確認書類を提出する。

この一連のプロセスはウェブサイト上で完結するため、複雑な手続きを踏む必要がない。

coinbookは関東財務局長第00026号として正式に暗号資産交換業者として登録されており、金融庁の監督下で運営されている。

このため法令遵守の体制が整っており、初心者が安心して取引を始められる環境が整備されている。

取り扱い通貨に注意

2024年5月時点での取り扱い通貨はエイダコイン(ADA)とニッポンアイドルトークン(NIDT)に限定されている点には注意が必要である。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など主要な暗号資産の取引を希望する場合は、取り扱い銘柄を事前に確認しておくことが重要である。

また、2023年5月時点では専用のスマートフォンアプリはリリースされていないものの、スマートフォンのブラウザ機能を使えばパソコンと同様に取引を行うことができる。

レスポンシブデザインに対応しているため、スマートフォンからでも比較的使いやすい環境が提供されている。

サポート体制についても、FAQ(よくある質問)ページが充実しており、基本的な疑問は自己解決できるようになっている。

さらに問い合わせフォームも用意されているため、不明点があれば直接カスタマーサポートに質問することも可能である。

口座を持ってるだけで手数料はかかる?

coinbookでは口座維持手数料は完全無料である。

口座を開設しただけで費用が発生することはなく、取引を行わない期間があったとしても一切の固定コストはかからない。

この点は他の多くの暗号資産取引所と同様であり、ユーザーにとって安心できるポイントである。

株式取引などの証券口座とは異なり、暗号資産取引所では口座維持費や年会費といった概念は一般的に存在しない。

長期間利用しない場合の注意点

1年以上ログインがない場合は、セキュリティの観点から口座が制限される可能性がある点には注意が必要である。長期間利用しない予定がある場合でも、定期的にログインして口座の状態を確認しておくことが推奨される。

coinbookの手数料体系

取引に関連する手数料としては、以下のような体系になっている。

項目手数料
日本円の入金各銀行所定額
暗号資産の入金無料
日本円の出金1回につき660円(税込)
メイカー注文(指値注文)0.05%
テイカー注文(成行注文)0.10%~0.20%

日本円の入金手数料は各銀行所定額となっており、銀行振込を利用する際は振込元の銀行が定める振込手数料が発生する。

一方、暗号資産の入金手数料は無料である。

日本円の出金手数料は1回につき660円(税込)が必要となる。

頻繁に出金を行う予定がある場合は、この費用も考慮に入れて取引計画を立てることが賢明である。

取引手数料については、メイカー注文(指値注文で取引板に流動性を提供する注文)が0.05%、テイカー注文(成行注文で取引板の流動性を消費する注文)が0.10%~0.20%に設定されている。

これらの手数料は取引を実行した際にのみ発生するものであり、口座を保有しているだけでは一切かからない。

つまり、coinbookの口座を複数の取引所のサブとして開設しておき、必要な時だけ利用するという使い方も十分に可能である。

固定費がかからないため、様子見で口座だけ持っておくという選択肢も合理的である。

OTC取引は誰でも使えるの?最低金額は?

coinbookが提供するOTC取引は、すべてのユーザーが利用できるわけではない。

OTC(Over The Counter)取引とは、取引所や市場を介さずに直接相対で行う取引のことを指し、大口の取引に適した方式である。

coinbookのOTC取引を利用するには、最低取引金額として500万円以上が必要となる。

この金額設定からも分かるように、OTC取引は機関投資家や資産規模の大きい個人投資家を対象としたサービスである。

OTC取引の口座開設について

OTC取引を行うには、通常の取引口座とは別に専用の口座開設手続きが必要である。

この専用口座の開設には追加の審査プロセスが含まれる場合があり、通常の口座開設よりも時間がかかる可能性がある。

OTC取引のメリット

OTC取引のメリットは、大口の注文でも市場価格に影響を与えずに取引できる点にある。

通常の取引所での売買では、大量の注文を出すと自分の注文によって価格が動いてしまい、不利な価格で約定してしまう「スリッページ」が発生しやすい。

OTC取引ではあらかじめ価格を確定させてから取引するため、このリスクを回避できる。

OTC取引の主なメリット
  • 市場価格に影響を与えずに大口取引が可能
  • スリッページのリスクを回避できる
  • 取引意図を市場に知られずに取引できる

また、OTC取引では取引所の取引板に注文が表示されないため、大口の取引意図を市場に知られることなく取引できるというメリットもある。

市場への影響を最小限に抑えながら、計画的に資産の売買を行いたい投資家にとって有用なサービスである。

初心者や少額投資家はどうすべきか

ただし、個人投資家で暗号資産取引を始めたばかりの方や、少額から取引を始めたい方にとっては、OTC取引は現実的な選択肢ではない。

通常の現物取引では、例えばエイダコイン(ADA)の場合、最小注文数量は1ADAから取引可能であり、少額からでも気軽に始められる。

OTC取引を利用できるかどうかは資金力次第であり、500万円以上の資金を暗号資産取引に投じられる方のみが対象となる。

初心者や少額投資家は、まず通常の現物取引で経験を積むことが推奨される。

入出金の反映にどれくらい時間がかかる?

coinbookにおける入出金の反映時間は、入金方法や申請タイミングによって異なる。

実際に取引を行う際には、この処理スピードが重要な要素となるため、事前に把握しておくことが大切である。

日本円の入金については、銀行振込を利用する場合、coinbookの指定銀行口座への着金が確認され次第、順次反映される仕組みとなっている。

24時間即時反映に対応している銀行口座から振り込んだ場合は、即座に入金が反映されるため非常に便利である。

多くのネット銀行やメガバンクのインターネットバンキングでは、24時間365日リアルタイム振込に対応しているため、これらを利用すればほぼ即時にcoinbookの口座に資金が反映される。

ただし、銀行の営業時間外や土日祝日に従来型の銀行振込を利用した場合は、銀行の営業時間内に処理されるまで待つ必要がある。

入金が完了すると、coinbookのアカウント画面の日本円残高欄で履歴が表示され、すぐに取引に使用できる状態となる。

急いで取引したい場合は、即時振込に対応した銀行口座を準備しておくことが推奨される。

日本円の出金タイミング

銀行営業日の午前9時より前に出金申請を行った場合、通常は申請日当日、遅くとも翌銀行営業日以内に手続きが完了する。午前9時以降の申請の場合は、通常は申請日の翌銀行営業日に処理される。

このため、急ぎで資金が必要な場合は、午前9時より前に出金申請を行うことで、その日のうちに銀行口座に振り込まれる可能性が高まる。

ただし、銀行側の処理時間も加味する必要があるため、確実に即日出金が必要な場合は、余裕を持って前日までに申請しておくことが安全である。

暗号資産の入金については、ブロックチェーンのネットワーク承認が完了次第、口座に反映される。

入金にかかる時間は各暗号資産のブロックチェーンの仕様によって異なるが、一般的には数分から数十分程度で完了する

ネットワークが混雑している場合は、それ以上の時間がかかることもある。

暗号資産の出金についても同様に、申請後にブロックチェーンネットワークを通じて送金が実行されるため、完了までには一定の時間が必要である。

セキュリティ確認のため、出金申請後に社内審査が行われる場合もあり、その場合はさらに時間がかかる可能性がある。

全体として、coinbookの入出金処理スピードは業界標準的なレベルであり、特別に早いわけでも遅いわけでもない。

急ぎの取引や出金が必要な場合は、時間に余裕を持って手続きを行うことが重要である。

過去にハッキングされたことはある?安全性は大丈夫?

coinbook(現:BACKSEAT暗号資産交換業株式会社)について、2025年10月時点で公開されている情報を調査した結果、同社が過去にハッキング被害を受けたという報道や公式発表は確認されていない。

日本国内の暗号資産取引所では、2018年1月のコインチェック事件において約580億円相当のNEM(ネム)が流出するという大規模なハッキング事件が発生した歴史がある。

この事件を契機として、暗号資産交換業者に対する規制が強化され、金融庁による監督体制も厳格化された。

coinbookは2018年5月18日に設立され、関東財務局長第00026号として正式に暗号資産交換業者登録を受けている。

金融庁の監督下で運営されているため、法令で定められたセキュリティ基準を満たす体制を整備することが義務付けられている。

同社のセキュリティ対策としては、まず二段階認証(SMS認証)の導入が挙げられる。

ログイン時や重要な操作を行う際に、パスワードに加えて携帯電話のSMSで受け取る認証コードの入力を求めることで、不正アクセスのリスクを大幅に低減している。

ユーザーは右上のメニューボタンから「SMS認証」を選択し、登録した携帯電話番号で認証コードを取得して設定を完了させることができる。

さらに重要なのが、コールドウォレットによる資産管理の実施である。

コールドウォレットとは、インターネットから物理的に切り離された環境で暗号資産の秘密鍵を保管する方法であり、オンライン上のハッキングから資産を守るための最も有効な手段の一つである。

coinbookでは顧客の暗号資産の大部分をコールドウォレットで保管することで、万が一システムが攻撃を受けた場合でも被害を最小限に抑える体制を取っている。

暗号資産交換業者は金融庁への登録が必要であり、利用する際は必ず登録を受けた事業者であることを金融庁や財務局のホームページで確認することが推奨されている。

coinbookは正規の登録業者であり、この点では信頼性が担保されている。

ユーザー側で実施すべき自衛策

どれほどセキュリティ対策が施されていても、絶対に安全だと断言することはできない。暗号資産取引では常にリスクが存在するため、以下の対策を講じることが重要である。

  • 二段階認証を必ず設定する
  • パスワードを複雑なものにする
  • フィッシングサイトに注意する

また、大きな金額を取引所に預けたままにせず、自分自身でハードウェアウォレットなどを利用して管理することも、リスク分散の観点から有効な方法である。

特に長期保有を目的とした資産については、取引所ではなく個人のウォレットで保管することが推奨される。

coinbookは2025年4月にBACKSEAT暗号資産交換業株式会社へと社名変更を行っており、組織体制の刷新も図られている。

セキュリティ面での実績としては、これまで大きな問題が報告されていない点は評価できるが、今後も継続的に安全性が維持されるよう、ユーザー自身も常に最新情報をチェックし、慎重に取引を行う姿勢が求められる。

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