ステーブルコインは中核的な決済インフラとして台頭しつつある:資産運用大手DWS
  • DWSは、ステーブルコインが中核的な決済インフラへと進化しており、取引量でビザやマスターカードを上回っていると述べた。
  • 規制の明確化と流動性の向上が機関投資家による採用を促進しており、特にユーロ建てステーブルコインで顕著だ。
  • DWSは新たなユースケースを見込む一方、準備金、発行者の信頼性、規制に関連するリスクを警告している。

資産運用大手DWSによると、ステーブルコインはニッチな商品から中核的な決済インフラへと急速に移行している。

DWSは先週のレポートで、ステーブルコインの時価総額の合計が2500億ドル(約38兆円、1ドル152円換算)を超え、取引量がビサ(Visa)やマスターカード(Mastercard)を上回っていることから、機関投資家に好まれる流動性が高く世界的に取引される資産となっていると述べた。

レポートによると、ユーロ建てステーブルコインは効率性と受容性において新たなベンチマークを打ち立てている。

ステーブルコインとは、米ドルや金などの他の資産に価値が連動する暗号資産(仮想通貨)。暗号資産市場において重要な役割を果たし、決済インフラを提供するだけでなく、国際送金にも利用されている。

ドイツの投資運用会社であるDWSは、欧州の暗号資産市場規制(MiCA)などの規制が採用を促進しており、流動性と相互運用性の向上により、ステーブルコインが銀行業務、財務管理、B2B決済システムに不可欠なものになりつつあるとみている。こうした統合により、大規模決済から自動決済まで、新たなユースケースが生まれる可能性がある。

DWSは、依然としてリスクは残っていると述べている。このリスクには、準備金の透明性、発行者の信頼性、規制の変更などが含まれる。

「ステーブルコインは、安定性と革新性、そして効率性と安全性を組み合わせることで、金融システムの変革を体現している」とDWSのデジタル戦略、製品、ソリューション担当グローバル責任者、アレクサンダー・ベクテル(Alexander Bechtel)氏はレポートの中で述べた。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:Pixabay, modified by CoinDesk
|原文:DWS Sees Stablecoins Emerging as Core Payments Infrastructure

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