本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。
サマリー
総合評点は3.5。前回の3.2から一歩前進。前回同様、1465万円をトライ中。上髭では抜けているが、まだ完全には抜け切れていない印象。ゴールデンクロスしたり3役逆転の売りサインが消滅したり、改善傾向は見えるが、まだ明確は買いサインには至っていない。一目の雲の下限に跳ね返されるか、ゴールデンクロスがダマしに終わるか、MACDでダイバージェンスが現れないか、来週あたりには底入れの成否が明らかになりそうだ。
なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。
パターン分析


引き続き底打ちの第一関門「11月11日からの下落の半値戻し1465万円」をトライ中。4時間足で見ると、三角持ち合いを上抜け、上髭では何度か抜けているが、1480万円前後で小さなダブルトップを形成している。但し、1265万円のボトムから緩やかな上昇チャネルを形成。10月27日からの半値戻し1525万円、1555万円辺りでヘッドアンドショルダーのネックラインをクリアに抜けるまで油断はできないが、緩やかながら回復基調にはある。
評点:4
移動平均線

ゴールデンクロス。ただし、まだ心許なくダマしの可能性も。
評点:4
一目均衡表

転換線が基準線を上回り、遅行線もローソク足とクロス、3役逆転の売りサイン消滅。バイアスは解消した。来週は雲の下限に押し返されるか、すんなり中に入れるか、が焦点。
評点:3
ボリンジャーバンド

一時バンドウォーク開始かとも思われたが、スクィーズ継続。
評点:3
MACD

引き続きゴールデンクロス、両線上向きだが、その割に上昇が緩慢。このまま大きく上がらなければ、ダイバージェンスしそうにも見えなくはない。
評点:4
RSI

50近辺で方向感なし。
評点:3
評点

※この記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。
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