アジアの取引所、暗号資産先物の9割以上を占める:VCレポート

アジアの取引所が、暗号資産(仮想通貨)先物の取引高の95%以上を占めている。スイスのブロックチェーン・バレー・ベンチャーズ(BVV:Blockchain Valley Ventures)がまとめたレポートで明らかになった。

フォビ(Huobi)、バイナンス(Binance)、オーケーエックス(OKEx)は、スポット市場とデリバティブ市場の主要取引所としてビットメックス(BitMEX)を抜いた。

2020年第1四半期から第2四半期にかけて、暗号資産デリバティブの総取引高は、600億ドル増え、2兆1600億ドルとなった。スポットの取引高は同期間に18%減少し、5兆4400億。

BVVは、取引所ごとにきわめて幅広いデリバティブ商品が存在することから、今後数カ月の間に暗号資産取引所では複数の買収が行われると予測している。

「デリバティブは機関投資家にとっての入口になっている。規制を受け、アメリカやヨーロッパの市場に参入できるプレイヤーは、機関投資家の多くの資本を獲得することになるだろう」とBVVのパートナー、セバスチャン・マルコウスキー氏はインタビューで語っている。

翻訳:CoinDesk Japan編集部
編集:増田隆幸、佐藤茂
画像:Shutterstock
原文:More Than 95% of Crypto Futures Volume Is in Asia: Report

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