VanEckのビットコイン先物ETF、取引開始へ──先週末にはSECがビットコインETF申請を却下

米資産運用会社VanEckのビットコイン先物ETF(上場投資信託)は10月下旬にSECの承認を得ていたが、ようやく今週、米シカゴ・オプション取引所(CBOE)で取引が開始される。

CBOEは「VanEck Bitcoin Strategy Fund」が11月16日9時30分(米東部時間)頃、ティッカー「XBTF」で取引開始となるとWebサイトで告知した。先週末、米証券取引委員会(SEC)はVanEckのビットコインETFの申請を却下している。

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ビットコインの現物に連動するビットコインETFは、数年前から数社が申請を試みているが、SECは依然として承認していない。

一方で10月、SECはアメリカ初のビットコイン先物ETFとして、ProShares Bitcoin Strategy ETF(BITO)を承認。BITOはニューヨーク証券取引所で取引が開始された後、短期間で10億ドル以上を集め、ETFとして史上最速を記録した。BITOに続き、Valkyrie Investmentsのビットコイン先物ETFも数週間前にナスダックで取引を開始した。

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だが業界関係者は、ビットコイン先物ETFよりもビットコインETFの方がビットコイン価格により近いものになると指摘する。

VanEckのビットコイン先物ETFは、10月下旬にSECの承認を得た。その際、提出書類では取引開始は10月25日予定となっていた。同社はビットコイン先物ETFの販売開始が遅れている理由について、コメントを控えていた。

CBOEが取引開始を通知したことについて、VanEckにコメントを求めているが、まだ返答はない。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:VanEck to Launch Bitcoin Futures ETF ‘XBTF’ Next Week After SEC Rejects Spot Offering