堤幸彦監督がトークン型クラファンを活用、映画制作に新たな資金調達【更新】

堤幸彦監督がトークン型クラファンを活用、映画制作に新たな資金調達【更新】

テレビドラマ「トリック」や映画「金田一少年の事件簿」で監督を務めた堤幸彦氏などの著名映画監督が、ブロックチェーンを活用したトークン発行型クラウドファンディングを始める。サービスは國光宏尚氏が代表を務めるフィナンシェ(本社・東京都渋谷区)が提供する。

プロジェクト名は「SUPER SAPIENSS(スーパーサピエンス)」で、今日から特設ページをオープンしている。堤監督に加えて、「踊る大捜査線」で知られる本広克行監督や「ストロベリーナイト」の佐藤祐市監督と共同で制作指揮を取る。

トークン発行による資金調達によって、原作作りから映像制作、コミカライズやグッズ制作までの実現を目指す。プロジェクト第1弾で集まった資金は、漫画「WEBTOON」の制作に活用する。同社によると「エンタメDAOプロジェクトは日本で初めて」という。

DAO(Decentralized Autonomous Organization=自立分散型組織):ブロックチェーンベースの組織や企業を指す。従来の組織構造の代わりにスマートコントラクトを使用して、共通の目的を達成するための仕組みを持つ。

トークンの購入者は、監督たちの会議を視聴したり、制作に関わる決定事項で投票したりしてプロジェクトに参加できる。保有数に応じて、投票権や抽選特典が受けられる。同社はプロジェクトの特徴を「トークンを保有するサポーターの意見を取り入れたコンテンツ制作」だと説明している。

トークン発行型ファンディングのイメージ(フィナンシェのプレスリリースから)

5,000円相当から100万円相当までの7種類の支援コースを用意する。いずれの支援コースでも、限定ムービーの公開やWEBTOON第1話を先行で閲覧できる権利などを付与する。募集期間は、1月19日から3月2日まで。

フィナンシェは、ブロックチェーン技術を活用したNFT事業やクラウドファンディング2.0サービス「FiNANCiE」を展開している。すでに100以上のトークン発行・販売、企画・運用の実績を有しており、野球やサッカー、バスケットボールなどのプロチームと連携している。最高経営責任者(CEO)は、起業家・ベンチャーキャピタリストで知られる國光宏尚氏が務めている。

発表会では、國光氏がフィナンシェの事業を紹介。「日本発の世界で大ヒットする作品を、ファンを巻き込みながら作っていきたい」と意気込んだ。

堤監督ら発表会の登壇者

タレントの”みちょぱ”こと池田美優氏もゲストとして参加し、「色々な方の意見が入ってくる。楽しみしかない」と期待した。堤監督は「一方通行ではなく、観る方にも参加していただく。楽しみにしていただきたい」と話した。

|取材、テキスト:菊池友信
|編集:佐藤茂
|トップ画像:フィナンシェのプレスリリースより
|編集部より:発表会の様子を加え、記事を更新しました。

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