阪神タイガース、球団初のNFT「Tigers Gallery」を提供──NTTドコモとAI活用

プロ野球の阪神タイガースは6月3日から、選手カードや名場面シーンなどを扱うNFTサービス「Tigers Gallery」提供すると発表した。同球団のNFT事業は初めてだという。

NFT(ノン・ファンジブル・トークン=非代替性トークン):ブロックチェーン上で発行される代替不可能なデジタルトークンで、アートやイラスト、写真、アニメ、ゲーム、動画などのコンテンツの固有性を証明することができる。NFTを利用した事業は世界的に拡大している。

(NFTの提供イメージ/阪神タイガース発表文より)

「Tigers Gallery」では、AIを活用して試合終了後24時間以内を目安にNFTの提供を目指す。NTTドコモによると、AI 技術を活用し生成したデジタルアイテムを提供・販売するサービスは日本プロ野球で初めての取り組み。

サービス開始当初は、阪神タイガース公式サイト上でのみデジタルアイテムを販売する。将来的には、ブロックチェーンを応用したサービスの提供やユーザー同士でのデジタルアイテムを売買できる二次流通の機能追加も検討する。

開発基盤には、HashPalette(東京都港区)のNFT特化ブロックチェーン「Palette(パレット)」が採用された。異なるブロックチェーン同士をまたぐNFTのクロスチェーン技術を実装している。

|テキスト:菊池友信
|トップ画像:阪神タイガースの発表文より

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