VanEck、新たにビットコインETFを申請

米資産運用大手VanEckは、米証券取引委員会(SEC)にビットコインETF(上場投資信託)「VanEck Bitcoin Trust」の新たな申請を行った。

8カ月前にはSECが前回の申請を却下している。また昨日はGrayscale InvestmentsとBitwiseの申請が却下されている。

SECは複数のビットコイン先物ETFを承認しているものの、ビットコインETFについては、申請者の市場操作防止と投資家保護に関する能力について繰り返し懸念を示してきた。

「スポットETPが承認されたコモディティ市場は一般的には規制されておらず、委員会は、ゴールド、シルバー、プラチナ、パラジウム、銅などのコモディティ信託を承認するための基礎を形成する重要なサイズの規制市場として、先物市場に依存している」ことをVanEckは申請で指摘した。

ビットコインETFは、ビットコインまたはビットコイン価格に関連する資産で構成される。ビットコインETF推進派は、ビットコインETFは個人や機関投資家にビットコインに投資するための低コストで簡単な方法を提供できると主張してきた。

Grayscale Investmentsは申請が却下されたわずか1時間後に申請の見直しも求めて、SECを提訴した。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk archives
|原文:VanEck Files New Application for Spot Bitcoin ETF