米金融大手が暗号資産取引所開設へ──チャールズ・シュワブ、シタデル、フィデリティなど

チャールズ・シュワブ、シタデル・セキュリティーズ、フィデリティ・インベストメンツなどの金融大手は、暗号資産(仮想通貨)取引所EDX Marketsを開設すると発表、「暗号の冬」にもかかわらず、ウォール街が暗号資産分野で着実に前進していることを示した。

トレーディング会社のヴァーチェ・ファイナンシャル(Virtu Financial)、ベンチャーキャピタルのセコイア・キャピタル(Sequoia Capital)とパラダイム(Paradigm)も参加している。CEOはシタデル・セキュリティーズの元幹部ジャミル・ナザラリ(Jamil Nazarali)氏が務める予定という。

大手金融機関の動きとしては先月、世界最大の資産運用会社ブラックロックが暗号資産取引大手コインベースと提携、機関投資家向けに暗号資産取引を提供すると発表している。

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「暗号資産は3億人以上が投資する1兆ドルのグローバル資産クラスであり、さらに数百万を超える潜在需要がある。この需要を解き放つには、高いコンプライアンスとセキュリティ基準で個人投資家と機関投資家の双方のニーズを満たすことができるプラットフォームが必要だ」とEDX Marketsの取締役会は声明で述べた。

EDX Marketsは、前述の金融大手を含むコンソーシアムが出資する新興の米証券取引所メンバーズ・エクスチェンジ(MEMX)を基盤にサービスを提供していく。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
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|原文:Schwab, Citadel Securities, Fidelity, Other Wall Street Firms Start Crypto Exchange EDX Markets