マージ、中国マイナーの影響力を明らかに:VC

Merge(マージ)は、中国のマイナーが暗号資産業界にまだ影響力を持っているかどうかを明らかにすると、北京に拠点を置く暗号資産投資会社Sino Global Capitalのマシュー・グラハム(Matthew Graham)CEOは考えている。

グラハムCEOは9月14日、CoinDesk TVに出演し、「中国の大規模マイナーがまだどれほどの市場パワーを持っているかがわかるだろう」と述べた。

同氏はまた、中国のマイナーの大部分は海外に拠点を置いているか、中国国内に置いているかにかかわらず、マイニングに「まだ大きく関与している」と付け加えた。

2021年5月、中国当局はビットコイン(BTC)マイニングを禁止したが、中国のマイニング業界はまだ活気に溢れている。

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グラハムCEOはまた、Mergeも「(中国のマイナーが)この業界にどれほどの影響力をまだ持っているかを知るためにきわめて有益」と述べた。

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一部のマイナーはMerge後にハードフォークを行い、現行のプルーフ・オブ・ワーク(PoW)ベースのチェーンを引き続きサポートすると予想されているが、グラハムCEOによると「(PoWの)プロジェクトが存在すべき論理的根拠はない」。

グラハムCEOはMergeを「我々の業界の歴史における決定的瞬間」であり、業界内には激しい競争があるものの評価されるべきものと呼んだ。

「ヴィタリック(イーサリアムの共同創設者)とすべての開発者、そして、イーサリアムコミュニティの全員に対する大きな信頼の証だ」

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:CoinDesk TV(キャプチャ)
|原文:Ethereum Merge Could Shine Light on Chinese Mining Influence, Says VC