ゲンスラーSEC委員長、 暗号資産業界を批判する新たな動画公開

米証券取引委員会(SEC)のゲイリー・ゲンスラー委員長は4月27日、暗号資産企業は証券取引法に違反しているとする新たな動画を公開し、暗号資産業界に批判的なメッセージを再び発信している。

暗号資産業界はSECによる強制執行や法廷闘争に直面しており、26日からテキサス州オースティンで始まった「Consensus 2023」でも主要テーマとなっているが、ゲンスラー委員長は長年の立場を改めて表明した。

「これらの暗号資産プラットフォームによるコンプライアンスの欠如は、基本的な投資家保護が存在しないことを意味する」「投資家保護は、詐欺や市場操作を防止するためのルールブックや監視のようなもの。あるいは、顧客資産が誤用や悪用されたり、プラットフォームの所有物になったりしないように、適切な保管と分離を行うことだ。特に倒産した場合はより重要になる」とゲンスラー委員長は自身が出演する動画シリーズ「Office Hours」で述べている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Jesse Hamilton/CoinDesk screen grab from video
|原文:US SEC’s Gensler Releases Another Video Dig at Crypto Industry