マトリックス法によるテクニカル分析(2023/7/14)ビットコイン、上昇フラッグ出現も上下どっちもあり得そう:楽天ウォレット

本稿ではビットコイン相場をパターン分析・移動平均線(9MA・25MA)・一目均衡表・ボリンジャーバンド・MACD・RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。

サマリー

総合評点は3と全くのニュートラル。ただ、中身はパターンと一目は強く、移動平均線とMACDは弱く、ボリンジャーはニュートラルとまちまち。こういう場合は、いずれかの指標が正しく、いずれかがダマしであることを意味しており、相場は横ばいというより、上下どちらにブレークしても不思議はない状況と解すべきか。

パターン分析

新たに形成した425~455万円のレンジを下抜けたもののすぐに反発。ブレークはダマしに終わった。一方、相場が上昇してきて下降チャネルを形成する「上昇フラッグ」が出現。これは上昇トレンド継続、将来的な上抜けを示唆する形。

評点:5

移動平均線

25MAが上向きでダマしの可能性もあるがデッドクロス形成直後で一段の下落を示唆。

評点:1

一目均衡表

遅行線がローソク足にかかりそうで、近日中にある程度上昇しないと解消しそうだが、一応、三役好転の買いサイン点灯中。

評点:5

ボリンジャーバンド

バンドがスクィーズ、バンドの下限から中心に戻されており、方向感ない。

評点:3

MACD

デッドクロス発生後、両線とも下向きで売りサイン点灯中。

評点:1

RSI

60台で買われ過ぎゾーンには達していない。

評点:3

評点

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|編集:coindesk JAPAN
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|転載元:Rakuten Wallet