マトリックス法によるテクニカル分析(2023/12/22)ビットコイン、調整一服、上昇トレンド復帰:楽天ウォレット

本稿ではビットコイン相場を①パターン分析 ②移動平均線(9MA・25MA) ③一目均衡表 ④ボリンジャーバンド ⑤MACD ⑥RSIの代表的な6種類のテクニカル分析で5段階(5→1:強→弱)で評価し、その平均で相場の強弱を評価する。
テクニカル分析において定点観測と客観性が重要と考える。代表的な分析手法を複数組み合わせることで、恣意性を排除し、精度を高める狙い。

サマリー

総合評点は3.8。前回はニュートラルに近い2.8でどちらにブレークするか見極めたいとしたが、それで上下両サイドにブレークしてしまうのが値動きの荒いBTC市場。三角持ち合いおよび平行チャネル下抜けはダマしに終わり、調整は一服、上昇トレンドに復帰した格好。

なお、こちらでは楽天ウォレットの証拠金取引所のBTCJPYのチャートを使用しております。BTCUSD  のチャートはこちらご参照ください(リンク先はTradingView社のサイトです)。

パターン分析

小さな三角持ち合いを下抜け、上昇トレンド終了かと思われたが、以前上抜けした三角持ち合いのレジスタンスがサポートとなり、元の平行チャネルの中へ。結局、チャネル下抜けがダマしとなり、上昇トレンド継続となった。また上昇相場で下降チャネルが出現する上昇フラッグの強い形となっている。

評点:5

移動平均線

デッドクロス寸前で9MAが切り返し両線とも上向きに転じた。まだ両線とも接近しており予断は許さないが、強い形に戻ってきた。

評点:4

一目均衡表

3役好転継続。転換線と基準線が接近、予断は許さないが買いサイン点灯中。

評点4

ボリンジャーバンド

バンドはスクィーズ、上昇トレンドの一服を示唆。バンドの中央線付近で方向感が薄れている。

評点:3

MACD

デッドクロス後、MACDが上向きに転じゴールデンクロス寸前。

評点:4

RSI

ダイバージェンスからの調整一服、60付近で方向感なし。

評点:3

※本記事は「楽天ウォレット」のテクニカルレポートを転載したものです。

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