コロプラグループのBrilliantcrypto、南米でのトークン上場へ──スペイン語圏最大級の取引所と契約

コロプラグループのBrilliantcryptoは、コインチェックでの国内IEOに続く海外取引所への上場第1弾として、スペイン語圏最大級の取引所「Bit2Me」とトークン上場に向けた契約を締結した。同社が1月23日、発表した。

現在開発中の「宝石をマイニング」するブロックチェーンゲーム「Brilliantcrypto」を通じて、新しいゲーム体験とGameFi市場の創出に向けての取り組みを進めるという。また既にパートナーシップを締結済みの南米最大級のゲームギルド「OLA GG」「T2LATAM」とも連携しつつ、南米地域での拡大を進めていく。

リリースによると、南米は、Play to Earn(P2E)ゲームのプレイ経験のある人口割合がブラジルで17.6%、アルゼンチンで12.1%にのぼるなど、アジアに次ぐ規模の、非常に有力な市場になりつつあるという。

コロプラ創業者で、Brilliantcrypto代表取締役社長の馬場功淳氏はリリースで「南米は元々、宝石の産出が多く、宝石の採掘に馴染み深い地域だと思っています。日本発のデジタル空間の宝石を生み出すプロジェクトである『Brilliantcrypto』と、スペイン語圏最大級の取引所で、南米地域で影響力をもつ取引所であるBit2Meがタッグを組むことで、南米のWeb3業界に大きなインパクトを生み出していけると考えています」と述べた。

なお、馬場氏はBrilliantcryptoを発想した経緯、「Proof of Gaming」という新しいコンセプトに込めた思いなどについて、昨年7月、CoinDesk JAPANの独占インタビューで詳細に語っている。

また海外展開としては、昨年、世界的な人気を誇るサッカークラブ「パリ・サン=ジェルマン(PSG)」と提携。その背景や狙いについては、Brilliantcrypto取締役の原井義昭氏が「btokyo club」の2023年12月のラウンドテーブルで語った。

今年は、日本からさまざまなブロックチェーンゲームが登場すると予想され、Web3のマスアダプションに向けて、大きな役割を担うと期待されている。

|文・編集:増田隆幸
|画像:リリースより