ニア、AIエンジニアを雇用する方針──AIロードマップの一環

レイヤー1ブロックチェーンのニア(NEAR)は、ユーザー所有型人工知能(AI)を構築するための3~6カ月のロードマップの一環として、AIエンジニアを雇用する方針だ。

CoinDeskが確認した資料によると、ニアは「近いうちに」AIエンジニアを雇用する予定で、製品チームは3~6カ月の移行段階でAIワークストリームの策定に取り組んでいるという。この資料は、ニアの共同創設者であるイリア・ポロスキン(Illia Polosukhin)氏と同社の主要従業員による10日のバーチャルタウンホールミーティングで発表された。

AIとブロックチェーンの融合は引き続き注目の話題であり、ニアはその最前線に立とうとしている。ポロスキン氏は先月、エヌビディア(NVIDIA)主催の会議「AIの変革(Transforming AI)」でパネルディスカッションに参加したが、ニアのトークンであるニアプロトコル(NEAR)の価格はこのイベントを見越してほぼ2倍になっていた。

ニアはAIの専門知識に関して十分な経験を積んでいる。ポロスキン氏は、ChatGPTのような生成AIシステムを強化するアーキテクチャ「Transformer」を共同構築したAIの研究者でありソフトウェアエンジニアだ。

スライドショーによると、ニアはAI情報を公開するのに「https://www.near.ai/」を使用し、5月に対外的な発表を行う予定だという。

ニアは自社について、その非営利かつ分散型の性質を考慮すると、AIをオープンソース化する唯一無二の立場にあると信じていると表明した。また、収益インセンティブの成長は営利企業では常に優先されるが、ニアではそのトークンエコノミーがオープンでパーミッションレスなエコシステムにおいて価値を生み出すだろうとも述べた。

ニアは、マルチチェーン環境に存在するハードルを簡素化することで暗号資産をめぐるユーザーエクスペリエンスに取り組むことを目的とした「チェーン抽象化」のナラティブ(物語)を過去数カ月間推進してきた。CoinDeskが確認した資料では、AIは開発と使いやすさを加速させることでニアの中核となるビジョンの実現に貢献するとされている。

|翻訳・編集:林理南
|画像:ニアの共同創設者イリア・ポロスキン氏(Stephen Lovekin/Shutterstock/CoinDesk)
|原文:NEAR to Hire Artificial-Intelligence Engineers as Part of AI Roadmap

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