英FCA、暗号資産規制に関する意見を募集
  • イギリスの金融行動監視機構(FCA)は、暗号資産に関するさまざまな側面、特に仲介業者と分散型金融(DeFi)に関する意見募集を実施している。
  • このディスカッションペーパーは、英財務省による法律の草案に基づくもので、特定の暗号資産関連活動をFCAの規制対象に含むことを目的としている。
  • FCAは、市場の健全性と消費者保護を確保しつつ、イノベーションを促進する暗号資産規制枠組みの確立を目指している。

イギリスの金融行動監視機構(FCA)は、暗号資産(仮想通貨)の仲介業者、ステーキング、貸付、借入、および分散型金融(DeFi)に関する意見募集を、5月2日に発表したディスカッションペーパーを通じて行っている。

この文書は、4月29日に発表された英財務省の法律の草案に続くものだ。FCAはウェブサイトで、法案が成立すれば、特定の暗号資産関連活動がFCAの規制対象となる旨を表明している。

「暗号資産は成長産業だ。現在ほとんど規制されていないため、企業が必要とする明確さを提供し、安全にイノベーションを推進しつつ、適切な市場の健全性と消費者保護を実現する暗号資産規制枠組みを構築したいと考えている」と、FCAの決済およびデジタル金融担当エグゼクティブディレクターであるデビッド・ギール(David Geale)氏は述べた。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:CoinDesk Archives
|原文:UK’s FCA Seeks Public and Industry Views on Crypto Regulation